また一人 |
人は死ぬ。
人が死ぬ。
人は死んだ。
人が死んだ。
どれも、何か、中二病的な匂いがする。
人が死ぬことは現実であって、現実じゃない。
私にはその人の顔がわからない。
画面の中の、その人の描いた絵でしか会ったことがないからだ。
後はその人のサイトを見に行った程度。
その人の描いた絵は、私に何を語る。
レーゾンデートル。
存在意義さえも絵や文字に込めて、ディスプレイの中で生きる。
どこの誰だかわからないし、名前はおろか、性別すらわからない。
その中の一人。
私は生きていていいのかな?
いつも思うんだ。
絵の中の人は笑っている。
いつも、うれしそうに笑っている。
笑ってしまおう。
涙は風がさらってくれるから。
それが望みなんだ。
私は生きるために生きているのだから。
追悼。
私は笑います。
だから、
ありがとうございました。
説明 | ||
こんなにどんどん死んでいくと、さすがに鬱になります。 一カ月おきに描くことになるなんて。 五分小説です。 読んでくれたらうれしいです。 残したいものがあります。 |
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朝末 二次創作 一語によって私は人 | ||
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