真・恋姫†無双〜舞龍伝〜 第零章
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 20XX年

 

世界は絶えず争いを繰り返していた。

 

だが、敵は人間ではなく数年毎にどこか違う世界から攻めてくる影の軍団であった。

 

それまでは、人間同士で争っていたが共通の敵が出てきたので、みな協力して闘っている。

 

そのおかげと言ってはいけないが、影の軍団が攻めてこない時は平和な日常を過ごしている。

 

 

 東京・浅草

 

すっかり日は昇り、空は春らしく、気温も徐々に暖かくなってきたそんなある日。

 

少年(年は17歳、身長は175cmくらいだろう)と少女(こちらも少年と同じくらいの年で、女

 

性としては長身で170cmと思われる。)は旅をしていた。

 

「そういえば、俺たちって何しに行くんだっけ?」

 

「はぁ?アンタ何言ってるの?もしかして何も考えずに歩いてきたっていうの?」

 

一瞬戸惑った顔をしたが、次の瞬間には怒りをあらわにして言った。

 

「信じらんない。アンタはいつも「ちょ、ちょっと落ち着けって。」・・・何?」

 

「俺だってどこに何をしに行くのかは知ってるけど、細かいところを忘れちゃって。」

 

こんな事でいちいち怒るかと思いつつなだめる

 

あきれたのか、怒るのをあきらめたのか少女はため息をひとつついて

 

「はあ、わかったわよ。説明するわ。今度こそちゃんと覚えてよね。」

 

「おうよ」

 

「私たちが向かっているのは聖フランチェスカ学園、何をしに行くかというとあなたの親友の

 

北郷一刀と共に学園に忍び込んでいる影の軍団の指導者のひとりを見つけ出し、拘束すること。

 

話によるとそいつはこの世界と影の世界を自由に行き来できる鏡のようなものを持っている

 

らしいわ。だからできれば無傷の状態でそれも確保したいってわけ。分かったわよね・・・」

 

そう言ってふと隣を歩いてる少年を見ると、少年はすれ違った女性のほうを見ていた。

 

少年は視線を戻すと、自分の隣で怒りに肩を震わせる少女を見た。

 

「ちゃ、ちゃんと話は聞いてる・・・「こんのバカー!!」グボァッ」

(しっ、しまった。めっちゃ怒ってる)

 

少女のローキックがクリーンヒット!

 

少年は数メートル先まで吹っ飛んでいった。

 

「もう知らない!」

 

倒れた少年を置いて先に行ってしまった。

 

「(どうしていつも他の女の人に気がいくわけ)」

 

そう考えているといつの間にか隣を少年が歩いている。

 

「はあ、なんでアンタってそう丈夫なわけ?」

 

「そりゃ、事あるごとにアリサにやられてたら嫌でも丈夫になるって。」

 

「バカ」

 

「なんでそうなるんだよ」

 

「アンタが鈍感だからよ」

 

「???」

 

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そんなやりとりをしてる間に目的地の聖フランチェスカ学園まで来ていた。

 

「おーい!頌明!」

 

校門の前には親友の北郷一刀がいて二人を出迎えてくれた。

 

「一刀!ひっさしぶりー!元気だったか?」

 

「おまえこそよくアリサと一緒にいて生きてたな(笑」

 

「なによそれ、アンタ久しぶりに会っていきなり死にたいの?」

 

「げっ!聞こえてた」

 

「そりゃ聞こえるわよ!私自分の悪口ならどこにいても聞こえるから」

 

一刀の肩に頌明は手をおいて

 

「さらば友よ」

 

「おまえ、親友を見捨てる気か!」

 

「嘘だよ」

 

「はあ、おまえってやつは」

 

「あれっ、なあ頌明今日なんかアリサの機嫌わるくないか?」

 

「そうなんだよ。俺がすれ違った女の人を見てたらいきなり蹴られたし」

 

「おまえなあ、アリサは妬いてんだよ。」

 

「そうかなぁ」

 

「そうだよ。ん?まてよ、それか…」

 

「それか?」

 

「おいっ!アリサ!」

 

「何よ(怒)」

 

「おまえってもしかして今日生理?」

 

プッツーン

 

「あれ?何かが切れた音がした?」

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・

 

「うっううううううううう〜」

 

「???」 ←注:一刀

 

「か〜ず〜と〜! アンタ死ねぇぇぇぇぇ!」

 

「ひっひぃぃぃ!グハッ」

 

「かっ、一刀〜」

 

この日初めて頌明は人があんなにも遠くへ飛ぶことを知った。

 

・・・数分後

 

「一刀、アンタはなんで公衆の面前でそう堂々とあんなこと言えるわけ?第一……」

 

気絶から目覚めた一刀に容赦なくアリサの長〜い説教が始まった。

 

・・・それから30分後

 

一刀とアリサが気がつくと頌明の姿がなく探していると

 

「お〜い!二人とも」

 

学園の中からのんきに出てきた

 

「どこに行ってたの?心配したじゃない」

「おまえ、飛び火しないうちに逃げたな」

 

と二人からいろいろ言われたあと

 

「偵察だよ。て・い・さ・つ」

 

「それで何かわかったの?」

 

「いや〜それがさぁ、相手相当のやり手だよ。みごとに気配も痕跡も消してるし」

 

「それで?おまえ(アンタ)何か掴んだんだろ(でしょ)」

 

「えっなんでわかったの?」

 

「アンタはわかりやすすぎるのよ。そのニヤリとしたときは、いつも何か企んでいるもの」

 

「そうか〜、まあいっか。それで、一刀が教えてくれたとおり敵は二人いて」

 

「えっ二人いるの?私たちが聞いた情報と違う」

 

「たぶん敵はそれが狙いで、俺たちを油断または動揺させようとしている。なんで情報がひとり

 

だったかと言うと、あいつら行動はひとりずつしていた。けれど微かにとても冷静な気とすぐに

 

熱くなる気が残ってた。」

 

「さすが頌明、気配の読みのすごさは健在だったんだな」

 

「それで?敵の狙いは?」

 

「それは一刀に聞くといいよ。俺もたったこれだけしか調べる時間がなかったから、絶対とは言い

 

きれないし」

 

「でも、仮定はできたんだろ? まあいっか。おそらくやつらの狙いは宝具だ。だけど心配するな

 

奴らが感じてる宝具の気は、俺が持ってる宝具のものだ」

 

「「え、ええっ!」」

 

「なんだ、二人ともなんでそんなに驚いてるんだ?」

 

「だって、あなたが宝具を持ってたなんて、ねぇ?」

 

「うん、まさか一刀も宝具を手に入れたなんて」

 

「お前らひどっ!俺だって強くなってんだよ!でもまだ使いこなせてないけど・・・」

 

「俺もまだ少ししか使えないよ」

 

「うん、アタシも」

 

「そうなん?」

 

「そうそう」

 

「それじゃどんな作戦にする?」

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・・・数時間後

 

一刀たちは体育館にいた

 

作戦は、一刀が宝具を具現化した状態で敵をおびき寄せて、ひとりで来たら戦って倒す。

 

もし、押されたり、二人で来たら隠れてた頌明とアリサが出て援護する。

 

作戦と言えるのかは置いておいて、人数が多いのなら正攻法でいくのがいいと考えたからである。

 

 

 

さて、この選択はうまくいくのか?

うまくいくかどうかは、運命のみぞ知る。     −第零章完−

 

 

 

 

 

 

 

     登場人物

 

    名前:金子 頌明 (かねこ のぶあき)

   

    身長:175cm  髪:茶色がかった黒 職業:高校生(でも、普通ではありません)

 

    宝具:秘密です(でもすぐに出ます)

    

      :アリサ・クレイン・フェミルナ ハーフで目の色は碧色

      

      :165cm   :金髪で腰よりも長く上で縛っている :高校生

 

      :こちらも秘密

 

      :北郷 一刀 (ほんごう かずと)

 

      :170cm

 

      :二刀一対の刀のようなもの

 

 

キャラ設定としては

 

頌明はいまのところ:気配探知 目をつぶったまま戦えるほど

          観察眼 最高レベル

          明るく気ままな性格 自分の恋愛に関してはかなり鈍感

          アリサとは幼馴染というよりいいなずけ

アリサ:冷静に振舞うが時として感情に流されることも

    武術に優れている ツンデレ

一刀:原作におちょうしもの度+ 強さ+  自分の恋愛に関してはかなり鈍感

 

などと、現段階ではこんなものですがまだまだあります。

 

男二人は恋愛以外だとものすごく鋭いが・・・

 

すみません。まだキャラで書きたいことはたくさんあるんで、後々ということで

キャラの名前も友達の名前ととあるゲームのキャラです。ツッコミは勘弁してください。

こんな感じで書いていきます。

 

みなさんに楽しんでいただけるよう精進したいとおもいます。

 

末長くよろしくお願いします。

説明
初めての作品です。
意味がわからないところや誤字脱字などありましたら、教えてください。
零章なのでまだ恋姫の世界ではありませんが、次回からは入ると思います。
ちなみに、一刀は主人公の親友役です。
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コメント
アリサ・クレイン・フェミルナwww(yunn)
宝具の正体が気になります。(ブックマン)
是からどうなっていくのか楽しみです。BETA? 次作期待(クォーツ)
次回楽しみにしています。(いずむ)
タグ
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