幻想卿に男が降り立ったようです5(前編中篇まとめ
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「ふ、、、くぁああー、、」

 

眠い目を擦ってオレはおきる。

 

コレが神社で育った定め。というやつだ。

 

神社では早起きしてしなければならない物があるのだ。

 

 

殆どが掃除。そして炊事などが殆どだが、、

 

そして、今日オレは早起きする必要が無いのに5時起きしてしまった。

 

今は神社は神社でも違う神社なのだから、、

 

 

自分でも分けが判らない。

 

まだ頭が冴えてないが冴えないなりの頭で今までを思い出すと、、、

 

じいちゃんのお使いに行って寄り道したら巫女の体当たりで、次は風呂で、次はルーミアという女の子に襲われて、、

 

と言う感じだが、、まあ現実味のない話。

 

巫女がいきなりタックル?賽銭にお金を入れただけでか?

 

訳判んないよ、、

 

 

オレはとなりを見る。

 

そこには足をおっぴろげに広げ布団を蹴り上げて俺の上に布団が、

 

そして寝巻きから肌が見えている状態の女の子がいた。

 

 

(、、うぉ、)

 

ゆっくり目が冴え始め脳みそも活性化し始めた。

 

ソレは女の子の寝巻きから見えるお腹に自分は見てはいけないものを見てしまった。

 

という感じを掴み取りソレをそむける為にさっさといつもの自分に戻らせる為だ。

 

 

ソレのおかげで目を一瞬で背け顔の汗をハンカチで拭うのだった。

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「ふ、、くゎぁ、、、、ふぅ、」

 

口の変な味を感じながら顔を上げる。

 

そこは居間

 

私がいっつも寝てる部屋。

 

頭を掻こうとすると寝癖が立っているのに気づく。

 

そして時計に手を伸ばすと時間は8時。

 

こんな早起きするのは珍しい。

 

というか、、起された、?

 

 

「霊夢ー。起きたー?」

 

どこどこと木の廊下を走る音がする。

 

ソレは近づいてくると私の部屋のふすまを開ける。

 

そこに居たのは奉屋と名乗る男だった。

 

 

手になぜかおたまを握り

 

頭にハンカチを巻きこちらを覗いてる。

 

 

「霊夢何回揺すっても起きないんだよ、だから置いといたけど、、巫女としてどうだソレ、、?」

 

「うるさいわね、私の自由でしょー、、」

 

「あぁ、そうですか。巫女の一言でございませんねこりゃ」

 

なんだか呆れられた。ムカっと来たが眠いので許してやろう。

 

 

「あ、そうそう。勝手に今日の朝ごはん作らせてもらったぞ。後掃除も全部なー」

 

「、、、え?」

 

霊夢は驚愕の一言を聞いた。そして奉屋神雅のスーパー生活スキルに驚かされるのだった、、。

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「、、、、、、、」

 

言葉がでない。あまりに見事すぎるためだ。

 

ソレは自分の今まで生活していた所の狛犬ではない。

 

新品で出来て何年も経たない様な狛犬。

 

そして鳥居。

 

鳥居の周りが輝き光を弾き返している。

 

そしてご飯。これまた驚いた。

 

今日の私のご飯の予定はただの玉子焼きとご飯のはずだったが、

 

ソレは

 

厚焼き玉子と煮魚、そして綺麗な白米になめことわかめ、そして豆腐の味噌汁とランクアップしていた

 

「あ、、ゴメン。なんか勝手にいろいろしすぎたよな、、」

 

「あ、、いや、別にいいんだけど、、あんた、凄いわね、、」

 

私は唯この光景が自分の家とは思えなかった訳です。

 

そしてソレが自分の朝ごはんだと思うと、、、

 

ヨダレが止まらないわけで、、!!!!!!!!!

 

「さ、、さっさと食べちゃうわよ!!」

 

「うぇ?、あああ、早ッ!煮魚が一瞬で消えた!米も一瞬でただの茶碗に!厚焼き玉子俺の分も取るなー?!!!」

 

だが奉屋の抵抗もむなしく、おかわりごと自分の分の朝ごはんを平らげられてしまうのだった。

 

 

 

「さあ、ついに帰るときね。」

 

「ああ、、」

 

オレは此処に来るまでの道。つまり昨日の寄り道したところを歩いてきた。

 

霊夢をとなりに、まりさもとなりにだ。

 

まりさは腕を後ろに組んで足取り軽くピョンピョン行く。

 

ほんとに男の子っぽいやつだな、と心の中で思っていると話しかけられる。

 

「なあ、ほんとにここにそんな道があったのか」

 

「え?あ、、っと、ああ。確かにここにあるよ。ここの奥」

 

と言ってそこを早足で曲がる

 

「こんなとこに道なんてあったか?霊夢、、」「、、、イヤ。ないはずだけど、、」

 

「え?なんか言ったか?」「、、んにゃwなんでもないぜwww」

 

そして曲がったところを見ると、、

 

「、、、、、あれ?」

 

道が、、、

 

「どうしたー?、、ってありゃ?これって、、、」

 

「行き止まり、ね」

 

その通り。霊夢の言った通りだ。行き止まり、、

 

行き止まり?!

 

「そんな、、ほんとなんだ!ここについ昨日まで道が、!!!」

 

「、、でもないわよ、、道なんて」

 

「、、だな」

 

「で、、でも!あったんだ!つい昨日まで!!」

 

必死に訴えるがそこには確かに道がないのだ。

 

それに驚く、と言うより恐怖しながらその道のあったはずの行き止まりを呆然と見続けるのだった。

 

 

 

 

 

 

「んー、、ラチが開かないわねー、、」

 

霊夢が頭を抱えてそう言った。

 

俺の必死な思いを受止めての一言が重い。

 

「まあそう言うなって霊夢。、、んじゃ、霊夢の後ろからが一番だな。あそこからは確実に帰れるw」

 

「、え?」

 

「ん。あ、そうよね。うん」

 

霊夢は思い出すように言って自分の手を受け皿に拳を縦にしポンと叩く。

 

巫女として覚えてなきゃ問題だろ、、 ボソッ

 

魔理沙が呟く。

 

ピクッ

 

霊夢の眉間に浮き出た血管。

 

 

「うぇ?どうしたれい、、な、、なんでそんな怖い顔をしてるんだ、、?、、うぉ?!やめ、、ギャー!アブォ!?ぐ、、グビが、!じまっで、、まで!あぜるな!はやばるなー!?!!!」

 

 

 

「れ、、霊夢!?やめ!マジ!リアルで首絞まってる!死ぬ!てか両手使ってるからって首だけ持って人一人持ち上げるってどんな筋力な女の子?!たくましすぎるだろ!、、ってヤメロ!口から泡吹いてるってー!?!!!?!」

 

 

やっと離すとボトリと木の実が落ちる様な音を立ててまりさだった物を落とす。もうソレは人の痙攣の仕方ではなかった、、

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

「、、、、あら?」

 

霊夢が言った後回りを見る。

 

場所は博麗神社の真裏だ。

 

場所はただの木が生えまくった場所。

 

ソレはうちの神社も一緒だがなぜかうちとは違い、凄くすがすがしいものを感じた。

 

心なしか蒸し暑い太陽の光を防ぐ力が家の森よりもあるっぽい。

 

 

「ゲホゲフ、どしたんだー、、霊、、、ぶぇ、夢ー」

 

霊夢に首を絞められ五分前に意識を取り戻した魔理沙がまだ顔を蒼くしながら首を抑えて目を硬く固めだけ瞑って神社に片手で持たれかかって質問した。

 

「、、ない」

 

霊夢は後ろを向いたまま呆然と言う。

 

なにが?

 

 

 

「、、、道、、隙間が、、ない」

 

「、、、え?」

 

「はぁ?そんな訳、、、ありゃ?ないっぽい、、ってないぞ?!ん〜?!」

 

魔理沙は訳がわからんと言うが如く頭を抱えてそう言った。

 

 

 

 

確かに。霊夢の前にあるのはただの森でしかない、木の隙間隙間にも木があり奥がよく見えない程茂った木々がある。それだけだった。

 

此処に道があったと言うのだったら笑いものだが、、

 

霊夢の驚愕の顔がそれをさせなかった。

 

 

「、、、どういうこと、、、?」

 

霊夢は顎に手を置き悩んでいる。

 

「れ、、霊夢、?オレって、、どうなるの?」

 

オレはこの空気の中で言ってはならないだろう一言を聞いた。

 

だがそれでもオレには一番気になる事だった。

 

ソレで霊夢は

 

「・・・・・・・・・」

 

無言。

 

ソレを割るって入って

 

「帰れなくなった、、って事だな」

 

魔理沙は顔色を戻した状態でまだ首を押さえながらオレに近づきながらそう言った。

 

「、、ま、、まさかぁ!行きはなんの問題もなかったんだぞ!帰りができないなんてそんな事、!!!」

 

「・・・・・・・・・・」「・・・・・・・」

 

二人とも押し黙った。

 

その空気を読み俺の体から血の気が引いていく

 

 

 

「、、、そんな、、」

 

「、、よく判らないわね、、なんでいきなり閉じたりするのよ、、、」

 

「、、さぁ?わかんないぞ、そう言うのは専門家の霊夢が一番だろ?」

 

 

 

「専門家って言っても。唯迷い込んだ人を帰り道に誘導する程度でしょ?そんなのは専門とは言わ

 

ないのよ」

 

 

 

「、、じゃあコレはどう読むべきだ、、?」

 

「、、さぁ?」

 

 

 

 

 

二人が意見を言い合いながら今の状況を読もうとしてる。

 

オレからしたら何がなんだか。

 

だって。普通行った道は戻ったら帰れる物だ。

 

だが、、帰り道が、、無くなるなんて有り得ない。閉じ込められるなんて、、有り得ない。

 

「あ、、、あぁ、、」

 

 

 

 

気が抜けた様な声を出す。

 

それに気づき霊夢は早足で近づいてきて

 

「大丈夫?、、こんなのはすぐ済むわ。だからもうちょっとここに居なさい。」

 

そう言って俺の肩を叩く。

 

ちょっと?

 

直ぐ済む?

 

下手なうそだ。

 

あんな表情と言動を見てアレをオカシイと思わないほうがどうかしてるぞ

 

 

「、、とりあえず、私は理由を追求してくるよ」

 

魔理沙はそう言って箒に跨りかけると

 

「!・・・・・」

 

思い立った様に跨いだ箒から降りると俺の方向に歩いてくる。

 

「なあ、きみ、、てのもあれだな、、神雅だっけ?ちょっと来て。」

 

そう言って魔理沙は手招きする。アレ?なんでだかイヤな予感が、、

 

魔理沙の方向に歩いていくと

 

 

 

霊夢もなぜか付いてくる。

 

なぜかイヤな予感を感じ取った様な顔だが、、

 

「な、、なんだよ魔理沙、」

 

下がり気味に質問する。

 

「私は今から神雅が帰れる方法を探しに行く所だったんだけど。そこで手伝って欲しいの」

 

「て、、手伝いって言われても」

 

オレはこっちに来て24時間経ってない。まともな事など出来るはず無いのだが、、

 

「私が地図を描くからきみはそこの奴から本を借りてきてくれないか?」

 

「、、なんでこの子に頼んでんのよ」

 

霊夢の眉間にもう少しで血管が浮かぶ所だ。

 

見るだけで怖い。

 

 

 

「、、だって霊夢。考えても見ろ」

 

魔理沙が冷静にそう言った。凄く真剣な顔だった。

 

霊夢もめんどくさそうにソレを見て話を聞こうと姿勢を整えた

 

「、、、なによ」

 

「こんなの前例なかっただろ?こんな状態じゃどれ位ここにいなきゃなんないか判んないじゃないか?」

 

「・・・・・」

 

霊夢は押し黙って聞いてる

 

「だったらこの場所の状態も知って貰わないといろいろと不便だろ?だから手伝ってもらうついでに道を知って貰おうと思ってさ」

 

 

 

「、、それなら私が付いて行っても」

 

「それじゃ霊夢の働く分帰る日日がずれるだろ?それで困るのは神雅だ」

 

「・・・・・」

 

「だから、私は神雅一人で行ってもらう事に意味があるよ思って言っているの」

 

 

 

 

魔理沙はそう言った

 

「で、、でもまた昨日みたいのが居たりしないか、、?」

 

昨日の会ったあの少女みたいなの

 

アレが妖精と言う生き物だと言うならまだ大量にいたりしないか?

 

そう思ったら一気に行きたくなくなった。

 

 

 

「だいじょーぶw昨日みたいなのはいないからwww」

 

「ほ、、ほんとか?」

 

(うそだけどね、、)

 

「え?なんか言った、、?」

 

「ん?wなんにも言ってないぜーwww」

 

「そ、、そっか、、」

 

 

「んで!早速仕事内容だが、、、」

 

そう言って手早く帽子の中に手を突っ込んで引き抜くと手帳とペンが出てきた。

 

なに?そこは異次元にでも繋がってたりするのかな?

 

そして手早くささっと絵を描いていく。とてもわかりやすく書いていく

 

「いって欲しいのはここだよ」

 

そう言って書いた地図に指をさす。そこには大きな城みたいな絵が。

 

「ここは紅魔館と言ってそこの中にある図書館から本を拝借してきてくれ」

 

笑顔で言ったその顔をみてイヤな予感をオレは感じ取ったのだった。

 

 

 

すいません許してください。今日は寝かせてください。

 

というか。勝手に書いてるのは私なんですがねw

 

今回も中途半端です。ほんとなら後半分以上書くはずだったんですが、、

 

修学旅行の疲れが溜まってるんです。

 

またゆっくり書きますんで。おねがいします(>A;)ゴメンネー

 

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