英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 戦争回避成功ルート
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〜ジュライロッジ〜

 

「……………………えっと……その…………一応、お礼を言っておかないとね。――――ありがとう。リィン君のお蔭で九死に一生を得る事ができたわ。ただ、”あんな方法”で助かるとは夢にも思わなかったけど…………」

性魔術を終えた後、正気に戻ったエーデルは下着や制服を着た後リィンにお礼の言葉を述べ、そして顔を真っ赤にしてリィンから視線を逸らした。

「その……すみませんでした!幾らエーデル先輩を助ける為とは言え、エーデル先輩にあんな事をしてしまって……!」

リィンは頭を深く下げて謝罪した。

「う、ううん。どんな内容か知らなかったとはいえ、私が先にその方法を受け入れるって言ったのだし。それにリィン君は純粋に私を助ける為に私を……その…………お、犯したのよね?」

「は、はい。」

(ふふふ、その割には彼女が自我を取り戻してもなお、続けていたのですが?)

(しかも正気に戻った彼女が”もうやめて”って何度も言ったにも関わらず何度も犯して中に出していたものね……)

(うふふ、仕方ないわよ♪絶倫で性欲旺盛なご主人様は一度スイッチが入ったら、満足するまで止まらないし♪)

(そうですね。実際私の時も私が”止めてください”と嘆願したにも関わらず、御自分が満足するまで私に不埒な事をし続けましたものね。)

(すみません、リィン様……全く反論が見つかりませんわ……)

顔を真っ赤にしたエーデルの問いかけにリィンが大量の冷や汗をかきながら答えている中、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アイドスは苦笑し、ベルフェゴールはからかいの表情になり、アルティナはジト目になり、メサイアは疲れた表情でそれぞれ呟いていた。

 

「だったらいいわ。それに二人の話を聞いていたけど、私を助ける方法はさっきやった方法しか無かったとの事なのだから、私はリィン君に感謝はしても、恨んだり怒ったりするのは筋違いだわ。」

「で、でも……幾らエーデル先輩を助ける為とは言え、エーデル先輩の大切な操を…………」

「それに関しては気にしないで。そのお蔭で私はこうして生きていられるのだから。でも…………その……もし……それでも責任を感じているのだったら、私をリィン君のお嫁さんの一人にしてもらってくれてもいいかな………?”今の私”を受け入れる事ができる男性は、リィン君しかいないと思うし…………」

「え……それはどういう事でしょうか?」

エーデルの言葉が気になったリィンは不思議そうな表情で尋ねた。

 

「その………リィン君も知っているだろうけど、私はあのヨアヒムって司祭に色んな薬を投与されて、その結果”人間を捨てさせられた”でしょう?そんな私と結婚したい男性なんて、いないと思うの……私は”ブルーメ伯爵家”の一人娘だから、実家を継いで子孫を残す為にいつかは結婚しないといけないだろうしね。」

「あ………」

エーデルの話を聞いたリィンは辛そうな表情をし

「それにベルフェゴールさんの話だと、私が大人になったら、セレーネちゃんみたいに若い姿で長生きする事になるのでしょう?だから私の事情を知っている上異種族の人達を受け入れているリィン君しか、私を受け入れてくれる人はいないと思うの。」

「エーデル先輩……」

「それとね?…………できれば、私の”初めて”を奪った人に私を貰って欲しいの…………男の子のリィン君にはわからないかもしれないけど、女の子にとって”初めて”はとても大切なものなの。しかもリィン君にはファーストキスや後ろの初めても全部奪われちゃったし。」

話を終えたエーデルは顔を真っ赤にして俯かせた。

「う”っ……………その、エーデル先輩。本当に俺でいいんでしょうか?園芸部の部員であるセレーネと親しいのですから、俺の事も聞いていると思うのですが……」

エーデルの言葉を聞いたリィンは表情を引き攣らせて唸り声をあげた後疲れた表情でエーデルを見つめ

「ア、アハハ……うん、聞いているわ。リィン君は将来、アリサちゃんやセレーネちゃんを含めた多くの女の子達と結婚するのよね?だから、リィン君にとっては今更一人増えても問題ないでしょう?」

リィンの問いかけに苦笑しながら答えたエーデルはリィンに問いかけた。

 

「その…………実は色々と事情があって、アルフィン殿下とも結婚する事になったのです。」

「ええっ!?ア、アルフィン皇女殿下と……!?一体何があってそんな事になったの??」

そしてリィンは一通りの事情をエーデルに教えた。

「そっか…………―――でも、それならむしろリィン君が私とも結婚してくれたら、私にとってはありがたいかな。」

「え……どうしてですか?」

事情を聞き終えた後意外な言葉を口にしたエーデルの答えが気になったリィンはエーデルに問いかけた。

 

「リィン君も知っているとは思うけど、お父さん達も貴族連合に加担しちゃったからね…………普通に考えたら内戦を引き起こして皇家に歯向かった貴族連合に加担した貴族達は厳罰を降される事になるでしょう?でも私がアルフィン殿下と結婚するリィン君と結婚したら、”ブルーメ伯爵家”がエレボニア皇家と縁を結ぶ事になるからお父さん達に対する処罰も少しは軽くしてもらえるかもしれないと思ったの。」

「それは…………でも、それは先輩が貴族連合に誘拐されたから、仕方なく貴族連合に加担したのですから、情状酌量の余地はあるのではないでしょうか?」

「ううん……私の実家―――”ブルーメ伯爵家”は帝国西部―――サザーラント州に所属していてね……それでパトリック君の実家―――”ハイアームズ侯爵家”に貴族連合に加盟する事を要請されてね。相手は”四大名門”の上”ブルーメ伯爵家”が治めている地方の周囲の地方を治めている貴族達も貴族連合に加盟していたから、状況的に考えて逆らう訳にはいかないと思ったお父さん達は”内戦が勃発する前から貴族連合に加担していたそうだから”、元から貴族連合に加担していた他の貴族の人達と同罪だと思うわ。」

「あ………………―――わかりました。本当に俺でよければ、エーデル先輩の事も責任を取ります。」

エーデルの説明を聞いたリィンは複雑そうな表情で黙り込んだ後決意の表情になってエーデルを見つめた。

 

「ありがとう。でもセレーネちゃん達、驚くでしょうね。セレーネちゃん達と違って、リィン君とあまり接点の無かった私がいきなりセレーネちゃん達と”同じ状況”になったもの。」

「う”っ……!え、えっと……何はともあれ、エーデル先輩が正気を戻したのですからみんなの所に戻りましょうか。」

苦笑しながら答えたエーデルの言葉を聞いた瞬間、エリゼ達の反応を推測したリィンは大量の冷や汗をかいて表情を引き攣らせた後すぐに気を取り直して提案した。

「ええ、そうね。」

「――――ベルフェゴール!みんなの所に転移してもらってもいいか?」

「それはいいけど、ご主人様。その前にその娘の事について肝心な事を言い忘れているわよ?」

「え…………」

「”肝心な事”……?一体何の事だ?」

召喚したベルフェゴールの話を聞いたエーデルは呆け、リィンは不思議そうな表情で尋ねた。

 

「うふふ、その娘と似たような状況だったお蔭で”仕方なく”性魔術を施して、その最中で”ついでに使い魔にしたアルティナと同じ状況”になったと言えばわかるでしょう♪」

(つ、”ついで”って……)

(ふふふ、まあ間違ってはいませんね。)

(え、えっと……あまり気にしない方がいいと思うわよ?)

(……もう、終わった事ですから別に気にしていません。それにマスターに拾われていなかったら、私はこの世をさまよって、最悪ブルブラン達のようになっていたかもしれませんし。)

ベルフェゴールのリィンに向けて言った話を聞いたメサイアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、リザイラは静かな笑みを浮かべ、アイドスに慰めの言葉を送られたアルティナはジト目で答えた後静かな表情で答えた。

「へ…………―――――!!??ま、まさか……!嘘だろう!?」

一方ベルフェゴールの言葉の意味―――”エーデルが自分の使い魔になってしまった事”を理解したリィンは表情を引き攣らせ

「嘘だと思うのなら、試してみればいいじゃない♪」

「…………一端俺の中に戻って下さい、エーデル先輩。」

「え?キャッ……!?」

そしてベルフェゴールに促されたリィンは恐る恐ると言った様子で呟くと何とエーデルはベルフェゴール達のように光の玉になった後リィンの身体の中に入った!

 

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え〜……今回の話の最後に驚いたかと思いますが、以前予告していた戦争回避成功ルート限定の新たなるリィンの使い魔とはエーデルです!!エーデルがリィンの使い魔になるとほのめかすようなヒントはあとがきにも話の中にもほとんど無かったはずなので、さすがに予想できた人はいないかと思います………多分(冷や汗)後今日更新した18禁話を読んだらわかるかと思いますが、リィンが途中からになりますが神気合一状態でヤっているある意味レアな18禁話です(遠い目)

説明
第104話
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2024 1786 3
コメント
完全ROM専様 そういえばそうですねw(sorano)
碧編後日譚のエリゼのときと違って、暴走していないのが、すごく新鮮な感じが・・(完全ROM専)
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