ショート小説練習1 |
ショート小説練習1を書きます。
最近過去にあれほど騒がしく忙しく周囲を徘徊して動き回って人の顔を始終ジロジロとまるで舐めるような目つきで眺め回していたある奇態な修正を発揮していた集団ストーカーオヤジ集団の姿がいっせいにあるエリアから姿を消していた。
その親父達のストーカーグループに名前をつけるとしたら『オレンジおやじ別れさせ工作隊グルーピー』と名付けるのがふさわしいだろう。
あれほど毎日のように日本国内のある一部のエリアをお騒がせし、ある特定のタイプや人物を苦しめ続けていたエロおばおやじ軍団は、とうとう憩いの場所を他エリアに移行して行ったらしいのだった。
そして私の勘と予想に狂いが無かったらあいつはら多分裏で魔術も趣味でやっていてそれも絶対に黒魔術だと思うのだ。そして若い時に結構働いて頑張って来たけど、まだ自分らの若い時はそれほど流行って入なかったせいもあって整形をしていないことなどを現在においても結構悔やんでいて、そういった面で発展している現在の整形美女とか美男子に引け目を感じている面が強いらしく、それでもしも自分が整形をしていたらああいう顔だろうなと思うようなタイプを発見するとその人物を自分の理想のタイプ、その人物がとっくに忘れていてもう過去の記憶になっていても、自分が欲しいと「忘れたり別れるなら、わしらに紹介したりおすそ分けしてからにしろや!」と言った感じでどこまでもまとわりつき、いまいには同じタイプの仲間の金持が代表して自分が整形したらああいう顔かもという人物にプロに頼んで妖術をかけてもらって、自分が理想の相手と体験してみたかったことを体験させるような恐ろしくおぞましい悪趣味を持っていると思う。
つまり、間接的疑似体験が好きで魔術趣味の実験台に断った人達をすることによって断られた憂さを晴らし続けている状況だと思う。
また、既に奥さんがいてもちろん子供もいるので、自分の好みの相手は、必ず他に相手がいる人が好きでいて欲しいという願いが強く、そういう演出や促しを日常の中で頻繁に繰り返すことが大好きで日課だった。ネットの中ではもう毎日朝から晩までそういう演出や作品を流し続けていると思う。
自分が好みで一度は遊んでみたい相手にはどんな場合においても相手がいないフリーのタイプは絶対に紹介しようとしないのだと思う。あくまで裏で色々仕組んだり最悪雇ってまで相手が既にいるタイプとしか関わらせたがっていないと思う。
したがって好みの相手には不倫しかさせる気が毛頭なく、不倫関係だけを求めるように仕向けるために黒魔術で関係を持たせる相手も決まって他に既に相手がいる人なのだろう。
もちろん狙われている本人は常にハッキリと口頭で断っていて毅然とした態度なのだが、この黒魔術に平気で依頼をしている連中は、ハッキリと断られれば断られるほど余計にムキになって、執拗に阿漕な手段を使ってまで相手を欲しがるようなのだ。
常に最初に疑似で関わらせる相手に散々ネット内でぼやいたりしつこくさげすましたり、最終的にぼろ糞に貶しあげてから―それはサラサラ相手にされないからだと思う―終いにはそれでも気が済まないらしくて、プロの黒魔術師に裏で依頼をして既に相手が他にいる相手であっても惚れてしつこくなるように術をかけさせているような気がするのだ。それもかなりの大金をかけていると思う。
悪口を言いながらなのは、最初は黙ってやっていたけど中々思うように術もかかならくてお金の無駄な出費が増えて来ているので、多分そのための逆怨みのせいもあると思う。
あまりにハッキリと断って来るから―そりゃ当たり前です、奥さんがいたり相手がいるのが明らかだったり、既にとっくのとうに終わっていて何の接点もなくもう忘れていたりの相手だったから―そのためにとても悔しい気持ちになり頭に来て、ムキになって何度も黒魔術に依頼をしている気がする。そういう風にしかもう考えられない状況なのだ。
したがってその分のお金は家庭には一銭も入れておらず何らかの形で儲かっているんだろうけど、その割には少しも家庭の生活は豊かになって行っていなくて、既に家庭があり相手がいて子供もいるのに他の人の気持ちばかり追いかけているそんな毎日に違いないと思う。
あの“エロおばおやじ軍団”は、過去の徘徊エリアからはいつの間にか一掃されて、現在は都内周辺をブンブンちょこまかとうろたえるように狼狽しながら歩き回っているという。
また、そういう状況の最中、ある日誰かの自宅に御呼ばれして―そういう仲になるまでには色々と会ったと思う、が、何かの壁を破ったりハードルを越えることに成功してそうなったのだろう―部屋に上がる時も、周囲を何度も見回して一目がないことを確認してからそれはそれは用心深く人目を避けながら巧みに侵入して行っているのだった。
そして、部屋の中に入ったらエロおばおやじ軍団達は、しきりにあることないこと褒めちぎったり、お世辞を言いまくった挙句、常に腰を低くてして、あちこち清掃しまくったり、片付けを始め整理整頓に励んでいるに違いないのだった。
作業態度は実に細かいとこまでよく気づいて丁寧で、研磨剤やワックスを使用することも多かった。
特にオレンジおやじはそんな時しょっちゅう心の奥底で「いつかは、一度は・・・いづれは・・・」と念仏のように唱えているのに違いなかった。
その願望を一日も早く叶えたいためかどうかは分からないけど、当たり前のようにそこに訪問するたび、雑用や何かのお手伝い作業が終わるたび、日課のようにあちこちのアルバイト組織媒体やお問い合わせセンターに―意味もなくこれをするのが好きで、そのために行っているようなものでもあるだろう―日記のように訪問した時に起こった出来事や会話した内容の一部始終を当然の権利かのごとく報告しているのだった。
だからこそ『オレンジおやじ別れさせ工作隊グルーピー』と異名をとってしまうのだろう。それ以外にいつの日かそれらの美形コンビのどちらかか両方が自分らに巡ってくることは一生ないからだと思う。何とか何かの荒を見つけて報告内容をつくり上げるために意味もなく年中暇さえあれば家宅侵入を試みては無料奉仕を続けているのだった。
「わしは趣味で小説をやっていてねぇ・・・クックック・・」あるふしだらさが満ち溢れたオレンジオヤジ風の男がそうあの部屋の中でそう嘯いていた。「プロ並みの腕だと言われているよ・・でも最近は話のモデルがいなくてね・・・それで困っているんじゃよ・・・そうだ、どうだい、ちょうどあともう一人がいないうちに聞いておくよ、あんたわしの専属の小説のモデルにならんかい?」と言った具合に片割れが見ていない隙や部屋に不在な時は平気で口説きと受け取られても仕方がない表現を平気でしていたりすることもあったのだった。
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