エブリデイえーゆー譚!〜恋姫達とのドタバタ生活!〜 二十九話 |
キーンコーンカーンコーン…
桔梗「…よし、今日はここまで。来週は試験じゃからの、しっかり勉強するように」
チャイムが鳴り、午前の授業が終了する。
今まで桔梗の古典の授業だったらしい。
昼休みに入り、教室から生徒が移動する…あれ、なんかデジャブ。
それは置いといて、苦手教科がまさに古典のリトはと言うと。
リト「ΟДΟ」←プシュー
美花「ご主人様、大丈夫ですか?」←団扇ぱたぱた
コン「きゅー…」←尻尾でぱたぱた
ミミ「ピチュッ」←上に同じく
翠「ΟДΟ」←プシュー
愛紗「翠…あっちでは漢文を読めただろうに…」
桃香「愛紗ちゃん、あっちとこっちは違うんだよ?」
恋「……………大変」
神崎「…なんだかこうしてみると平沢と稲葉はけっこう気が合うんだな(教科的な意味で)」
七乃「何いってるんですか?」←ドス黒い笑み
神崎「……悪い、忘れてくれ」
柳琳「それよりも一緒に食堂で昼食はいかがですか?」
栄華「そこの男二人を除いてですけど」
リト「…酷くね?」
見ての通り撃沈していたリトは力なく席を立つ。。
テストまであと一週間、それだと言うのにリトは古典が全く身に付いてない。
それは翠も同じようで…一緒に煙を出していた始末だ。
で、二人がある程度回復したところで全員で食堂に向かう…
ガヤガヤガヤガヤ…
…と物凄く混んでいた。
蓮華「す、すごい人数ね」
七乃「やっぱり混んでますよね。確か今日は日替わりランチが安かったですし…」
リト「………おい、あれ…」
全「「「?」」」
リトはある場所を指差す。
いや、正確には二ヶ所だ……奇跡的に近くだったため普通に指が差せたのだが。
まず一ヶ所目は…
華琳「orz」
桂花「お気を確かに!」
春蘭「華琳様ぁああああ!!」
秋蘭「落ち着け姉者!」←羽交い締め
目の前の南蛮定食の前でorzしてる華琳とそのお供。
もう一ヶ所は…
朱里「orz」
雛里「orz」
包「ちょ、しっかりしてくださいよ二人共!今のままでも小さいのにまた小さく見えちゃいますよ!?それ以上小さくなったら消えちゃいますよ!?ミジンコ以下ですよ!?」
涙「あうあうあう…!(オロオロ」
餡掛けチャーハンの前でorzしてる朱里と雛里とそれを見ている包と涙。
…なんだこれ?いやマジで。
栄華「お姉様あああああ!!?」
柳琳「…え…えっと…?」
愛紗「朱里に雛里も、一体誰に…」
桃香「愛紗ちゃん、この反応私達もやったことあるよ」
恋「………」←食券買った
思春「平沢、まさかと思うが…」
リト「うん、アイツだな…」
リト達は丁度空いた席に座り、メニューを注文する事五分、頼んだものが運ばれてきた。
デネブ「お待ちどうさま、日替わりランチです」←割烹着
全「「「!?」」」
リト「……似合ってるな、割烹着」
翠「そこじゃないだろ!?」
七乃「て言うか、デネブさんその格好どうしたんですか?」
デネブ「え…あ、その、バイトのおばちゃんに、勧められて…」
リト「ああ、そう言うこと」
神崎「平沢…この人は?」
リト「俺のアパートに住んでる桜井デネブ。一応三年」
恋「…………ご飯、美味しい」
美花「はい。私も見習わなければなりません」
神崎(…女子力高そうだな…)
神崎の心の声は核心をついていた。
何せこの桜井デネブは並の女子より女子力が高い。
掃除洗濯は常人以上、裁縫はそこそこだが、それを上回るほど料理に長けているので総合的には高い部類だ。
タケシ「おーい、デネブー。次の注文だぞー」←割烹着
デネブ「あ、うん!すぐ行く!」
リト「タケシまでいるし…オカンコンビできそうだな」
神崎「それよりもあそこの人達はどうしたんだ?心辺りがあるようだが」
桃香「それは…そのぉ〜…」
愛紗「…おそらく、心を折られたのだ。デネブ先輩の料理で」
神崎「は?」
リト「思い返せば…俺がアパートに来たときからだったな…」
翠「そこまで前なのかよ!?」
回想
祭『ん?桜井兄。お主料理ができるのか?』
デネブ『え?あ、はい…一応…』
祭『どれ、味を見てやるから何か作って見せい』
デネブ『じゃぁ、台所借りますね…』
リト『腹減ったー、デネブー。何か作っ…』
祭『orz』
リト『祭さん!?ちょ、デネブ何したんだ!?』
デネブ『に、肉じゃが食べさせただけだぞ…!?』
蓮華達が来た夜…
蓮華『orz』
冥琳『orz』
思春『蓮華様、お気をたしかに!』
炎連『おい、冥琳………ダメだ、死んでるぜ(目が)』
雪蓮『うわ、凄く美味しいんだけど』
梨晏『うんうん!三ツ星シェフ顔負けだよ!』
小蓮『むむむ〜…』
雷火『…女としての自身無くすな』
粋怜『オデブちゃん、おつまみおかわりー』
デネブ『あの、俺デネブですけど…』
家出組が来た夜…
黄『………すみません、空丹様。私しばらく料理作れません…』
空丹『…理由は言わなくてもいいわ』
白湯『モグモグ……お兄ちゃん、あーん』
リト『ん?あーん』
妹×3が来た夜…
流琉『ごめんなさい、兄様…私、兄様の妹失格です…』←佃煮食って泣いた
リト『ヴェヴェブウウウウウウウ!!』
デネブ『え、ちょ、お、俺なにもしてないけど!?』
季衣『おいしー!』
香風『うまうま〜』
教師陣が来た夜…
紫苑『………』←黙って食べてる
桔梗『む…これは…』
楼杏『何で男の子がこんなに美味しい料理作れるの…orz』
燈(後でレシピ聞こうかしら…)
美花が来た夜…
美花『…すみません、弟子にしてください』
デネブ『えええ!?で、弟子って一体…』
美花『ご主人様のメイドたる者…料理を極めなければなりません!そして最終的に精のつく料理で熱い夜を…』
リト『ナニイテンダアンタイッタイ!?』
引っ越し組が来た夜…
白蓮『…どうせ私は料理も普通orz』
桃香『orz』
愛紗『ぐ…なんと言う味…!私よりも美味しい…!』
鈴々『ムグムグ…そんなの当たり前なのだ!』
愛紗『orz』
リト『止めろ鈴々、愛紗が暗黒面に堕ちる!』
続き…
蓬『……母ちゃん…!』←死んだ母を思い出した
翠『ちょ、なに泣いてんだよ!?』
蒲公英『…今度から真面目にお料理しよ…orz』
月『へう…orz』
詠『…世界って広いのね』←蓮根とにらめっこ
恋『もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ(ry』
華雄『………うまいな』
音々音『リト兄ィ、お料理できない娘は嫌いなのですか…?』←涙目
蒼『ハァハァ…このバナナ…リトさんの【ピー!】と同じかなぁ…?』
鶸『アウトォォオオオオオ!!』
回想終了
リト「こうしてデネブはアパートの食事係になったとさ」
神崎「壮絶だな…」
七乃「しかも食堂とクスクシエもありますしね」
一体デネブは一日にどのくらい厨房に立っているのだろう。
てか心折る回数多すぎだろおい。
そんなこんなで昼食を食べ終えた頃…華琳が復活した。
華琳「ふ、ふふ…そう言うこと…」
リト「あ、生き返った」
華琳「桜井 デネブ…覚えたわ。次にこの料理を食べるときは必ず越えてみせる!」
桂花「ああ、流石です華琳様!」
春蘭「素敵です、華琳様!」←カレー食いながら
秋蘭「姉者、こぼしているぞ」
ミミ「ピッチュ!(おいしかった!)」
コン「きゅん(ごちそーさまでした)」
リト「…なんかいつの間にかデネブ、ライバルにされてるな」←二匹の口フキフキ
めんどくさい奴に絡まれたのかな、と思いながらもリトはソースで汚れたミミとコンの口の周りを拭いていた。
そして話を聞いている中で栄華と柳琳、神崎はそれぞれ注文したメニューを一口食べると……
栄華「……ッッ!に、肉汁が!口の中に広がって私に新しい味を刻み込んできますわ!!!」
柳琳「…………。Ο△Ο。」←感涙中
神崎「これは……まさしく味の((王の財宝|ゲートオブバビロン))や〜」
リト「おい神崎、キャラがぶれてるぞ」
桃香「他は!?他にも言うことあるよね!?」
愛紗「と言うより、三人が食べたのはデネブ先輩の料理だったのか……」
思春「…反応を見ればわかってしまうな」
恋「もきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅもきゅ(ry」
全「「「ハァ〜〜〜♪♪♪」」」
恋の食事風景に周囲の生徒達はほんわかしている。
………あれ?誰か忘れてるような…
朱里「なんかもう…胸以外に女の子としての自身無くなっちゃった…」
雛里「朱里ちゃぁん…」
包「orz」←デネブの焼きそば食べた
涙「グスン……誰か助けてぇ…T△T」
説明 | ||
XXX「なんか久しぶりに投稿する気がする…」 一刀「そりゃ三週間みっちり働いてたからな」 XXX「言うな馬鹿。そういうわけで『二十九話:デネブの料理事情』!あ、キャラ設定完成したんで来週投稿します」 一刀「期待できねぇ」 |
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コメント | ||
刃さん リト「デネブ…お前何人女泣かせてきたんだよ」デネブ「誤解招く事言わないでくれ!?」(XXX) デネブ……恐ろしい子!(黒鉄 刃) |
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