20話「新たなる旅立ち」 |
悪魔に一時支配されていたドゥル帝国。しかしそれはガイ達の手により再度人の手に戻す事ができた。その夜は宴となり町中の殆どの建物が半壊しているものの比較的被害の少なかった酒場や民家にはその家の者以外の人間が自由に出入りしては酒や食事を楽しんでいる。
城内もまた悪魔達に荒らされていたが被害の少なかったいくつかの場所で兵達が祭りさわぎを起こしている。各国の要人達は皇族の食卓で会食していた。
そしてガイ達5人とユーリスはとある客室に集まっていた。魔力を使い切り睡眠を余儀なくされたジェリーダのためにこの場所を選んだのだった。
「皆様…それは本当なのですか…?」
ユーリスがふかふかなベッドの上で静かな寝息を立てるジェリーダの手を握りながらガイ達を振り返る。
「ああ、アレがなきゃ俺ら今頃どうなってた事やら…」
「おそらく『リーラ神の加護』ですわ。王家の人間でも使いこなせる方は希だとモーリス陛下から聞いた事があるのです。実際陛下も使いこなせなかったそうですわ」
ユーリスの言葉にその場の全員が驚きの表情を見せる。リーラ王家でも中々使えないような切り札とも言える魔法をジェリーダはあの土壇場で発動させたという事なのだ。
「必要に迫られなかった…という事も考えられるな」
クルティスがそう発言するとユーリスは彼をキッと睨みつけたが特に言葉は発しなかった。
「確かに…戦いを必要としなければ使うような魔法でもないかもしれないわね」
レイナが続くとユーリスは今度は彼女を睨みつけた。
「ガイさん…あの子、一体何があったんでしょうか?」
ケインがガイにそっと耳打ちする。
「まぁ…その…話せば長くなるって言うか…?」
ガイは笑顔を引きつらせながらこの旅が始まる前の事を思い出した。互いの親同士によりレイナとジェリーダが結婚させられるという話を。これはまさに修羅場なのだろう。しかし2人には互いにそんな感情などない事は見て取れそうなものだが。と考えを張り巡らせる。
「この際だからはっきり申し上げますわ」
ユーリスはそっと立ち上がりまずクルティスの方に向き直った。
「ジェリーダ様が貴方を許さない限りわたくしも貴方を一生許しません。例えどんな償いをして頂いたとしてもですわ」
「…構わん」
そして次にレイナの方を向く。
「そして貴女を次期のリーラ王妃とは認めません」
「えええええ〜ッ!!!?そうなんですか!!?」
その場の空気を読まずに大声を上げて派手に驚くのはケインだったが、ユーリスはそれを放置して話を続けた。
「ジェリーダ様が愛した人ならわたくしも認めしょう。でも…ジェリーダ様は貴女を愛してはいません。愛してもいない人との結婚なんて辛いだけですもの!」
「ふふ…ふふふッ…!」
必死なユーリスを見て、レイナは可笑しそうに笑い出した。
「よく考えてご覧なさい。あの結婚はドゥルからリーラを守る目的によるもの。でも今はもうそんな必要はないでしょう?それに貴女の言う通り、ジェリーダにも私にもそういう感情はないわ」
「なッ…呼び捨てなんて図々しいにも程があります!!!やっぱりわたくし、貴女は大嫌いですわ…!!」
互いににらみ合い火花を散らせるレイナとユーリス。さすがにやばいと踏んだガイが2人の間に恐る恐る入り込む。
「まぁまぁお嬢ちゃん…それなんだけどさ、ジェリーダが俺達にそうしてくれって頼んだんだよ。だからレイナだけじゃねえ、俺もそうしてるんだ」
「す…すみません…俺も…」
ケインもおずおずと挙手した。
「そッ…そんなの嘘に……!!」
「ユーリス…本当だ……」
いつのまにか目を覚ましていたジェリーダが身体を起こしユーリスの手を掴む。それを冷静に見ていたクルティスは無言で部屋を出て行った。
「そんじゃ、俺らもお暇しよーかね。そんじゃ、あとは若いもんに任せて年寄りは退散しまーす」
ガイはしらじらしく言うとレイナとケインの腕を引っ張りながら部屋を出て行き、この部屋はジェリーダとユーリスの2人だけとなった。
「お前にも色々心配かけたな…」
「そんなッ…!!ジェリーダ様…わたくしは貴方様がご無事でいて下さるだけで…!!」
紫色の瞳に涙を湛えるユーリス。
「もー泣くなよ〜!ま、俺も人の事言えなかったけどな」
ユーリスを宥めているうちにジェリーダも過去に泣いてばかりいた事を思い出し顔が赤くなった。
「あのクローチェという男は逃げてしまったと聞いております」
「そっか…じゃあガイ達はまだ旅を続けるんだな。俺も行かないと」
「じゃあわたくしも一緒に!!」
「ダメだ」
ジェリーダは目を伏せながらユーリスを制止した。
「お前には…リーラを守っていて欲しいんだ。きっと今頃ドゥルから解放されてるとは思うけど城の奴らもサウスリーラの人も不安になってると思う。俺も国が心配だけど…あいつら治癒魔法持ってねぇから俺が一緒にいてやらないとな!」
「わ…わかりましたわ。そ、その代わりに……」
ユーリスは俯きながら自分のスカートのポケットを弄り出し、そこから取り出したブレスレットをジェリーダの右手首に取り付けた。乳白のムーンストーンに黄色く透き通るシトリンと淡いブルーのアクアマリンのアクセント、そしてシルバーの十字架のチャームがついたブレスレットだった。
「ジェリーダ様をイメージして作りました。本当はずっと前からお渡ししたかったのですが…色々あったじゃないですか…」
「あったな」
これまでの事を思い出し、2人共どんより暗い表情となるがジェリーダはすぐに立ち直り右手首にはめられているブレスレットを見つめた。
「ユーリス、ありがとな。必ず帰って来るから…待っててくれよな」
「はい!」
ジェリーダがユーリスの頭を優しく撫で、2人は無邪気に笑い合うのだった。
客室から出て行ったガイ達4人はジェリーダとユーリスを2人きりにしてやろうという考えしかなかったため次の行き先を特には考えていなかった。
「ガイラルディア…」
先頭を歩いていたクルティスがガイを振り返る。
「長ったらしいなぁ…『ガイ』でいいっての」
「ならばガイ、貴様のいた部屋でも見るか?メイドが定期的に世話はしているが貴様が出て行った時のままになっている」
「俺の部屋ねぇ…イマイチピンとは来ねぇが他にする事もねぇし、見てやるとするか」
4人は上階へ上がり謁見の間を奥に進んだ先の階段を上がった。
「うう…皇族の寝室なんてドキドキします…!!」
緊張でガチガチになるケイン。クローナ王ランスロットと姉を通して交流があったとはいえ寝室に入る機会など流石になかったため初めての事だった。廊下は十字路になっていて南西の大浴場を除けば全てが皇族の寝室となっている。
「貴様の部屋はここだ」
クルティスが南東の部屋のドアを開けるとそこにはルーヴル家のガイの自室の3倍はある豪華な部屋があった。ベッドもデスクも1人で使うには大きすぎるばかりか到底読みきれないような数の本までもが棚にしまってある。
「記憶はないだろうが貴様の部屋だ。そこを勝手に使えばいい、俺はもう休ませてもらう」
クルティスはそう言い残すと部屋を出て北東、つまりすぐ向かえにある自室へと戻って行った。
「お…俺も、なんか落ち着かないし今日は用意して頂いたお部屋に戻りますね!」
ケインも慌てながら部屋を出てその階を下りて行った。今この場にはガイとレイナのみが取り残されている。
「じゃ、じゃあ私も…」
と、レイナまで出ていこうとした時、ガイは無言でその手を掴んで引き止めた。
「な…!?」
戸惑うレイナに構う事なくガイは部屋のドアを閉め手を掴んだままベッドの前まで歩きレイナを座らせた。
「な…何考えてるの?変な事したら燃やすわよ?」
「おッ…お前こそ何考えてんだよ!そういうつもりなら押し倒してるっつーの!!」
互いに赤面をする2人、ガイはそのまま同じベッドの、だがレイナとは少し離れた位置に座った。暫くはお互いに言葉は発しない状態が続く。先に沈黙を破るのはレイナの方だった。
「でも…驚いたわ。貴方がこの国の第二皇子だったと聞いた時にはね」
「バーカ。今の俺は第二皇子『ガイラルディア』じゃねえ、ルーヴル家のお抱え剣士の『ガイ』だよ。それ以外の事は何も知らねぇんだからな」
「そう…なのかもね。今は」
「…レイナ?」
俯きながら意味深に呟くレイナの顔をガイはその離れた位置のまま覗き込む。
「でも記憶が戻った時…貴方はドゥルの第二皇子『ガイラルディア』に戻ってしまうのかもしれないわね。そこに私の知ってるガイはいなくなってしまうの…?」
レイナはワインレッドの瞳に不安の色を宿しながらガイとの距離を縮めて来る。
「我儘だってわかってるわ。ラインホルト陛下は貴方を必要としている…でも私は……」
そ、その気にさせるなーッ!!ガイは心の中で叫びながらレイナの肩に手を回そうとしているがその手は寸での所で止まっている。理性と本能が激しい戦いを繰り広げているのだ。しかし本能が勝ったと確信するや
「あークソッ、こーなりゃ旦那様に殺される覚悟だ!」
ガイはレイナの肩に手を回し、ゆっくりと顔を近づけた。レイナも最初は驚いたがすぐに受け入れ瞳を閉じた。2人の唇が重なるまであと1センチもなくなった時―
「ああ、忘れていたが」
ガチャ。という音と共にドアが半開きになりそこから自室に戻った筈のクルティスが顔を出した。
「!!!!」
顔中真っ赤になったガイとレイナは咄嗟にベッドの端まで離れた。
「なッ…なんだよいきなり!!!!」
顔を真っ赤にしたままのガイがクルティスに向かって怒鳴りつける。
「これを貴様に渡すよう父上に頼まれていた」
クルティスは半開きのドアから顔を出したままガイに向かって一本の鍵を投げ渡した。
「この部屋の鍵だ。どうするかは貴様が勝手に決めろ。父上は貴様の帰りをお喜びになっているが俺は認めたわけではない。それを忘れるなよ」
「別にいいけど?お前こそ、ちゃんと仕事しろよな」
互いに憎まれ口を叩くとクルティスはドアを閉めその場を去った。
「何か…気分が削がれちゃったわね。私も戻るわ」
「ああ…お休みな」
そそくさと部屋を出て行くレイナを見送り、ガイは自分のやろうとした事に少々自己嫌悪を覚えた。しかしそれと同時に彼女が自分の事をそういう風に思ってくれていた事への嬉しさもあったのだ。これでレイナの不安が少しでも軽減されればいいのだが…と思いながら。
皇室の階には更に上階があり、そこは皇族しか入れないバルコニーとなっている。クルティスはその塀に身体を預けぼんやりと満天の星空を見上げていた。
「その場凌ぎの無駄な抵抗でしかないな…」
クローチェに責任転嫁と言われ何も言い返す事ができなかった自分を庇い逆にクローチェを挑発し返したレイナ。彼女の言葉が今思えば己が罪を自覚していながら僅かに救われた気がした。だがそれと同時に―
「らしくもない…あんな小娘に……」
レイナの事を過剰に気にしている自分に気づいた。先程ガイの部屋に入って2人を邪魔したのも『わざと』やった事だった。ガイに鍵を渡す事を忘れていた事以外は。
「ガイラルディア…やはり俺は貴様が憎い……!!」
自分から全てを奪う悪魔…クルティスには弟がそんな存在にしか見る事はできなかった。
翌日、帝都では大規模な復興が始まった。資材を分け合い被害の大きい場所は互いに助け合う。
「わぁ…おうちボロボロだね」
先日の親子が荒らされた自分達の家を整理し始めると
「奥さん!女性だけじゃ大変だろ、手伝いに来たぜ!」
数人の大工の男性が入ってきて協力を申し出た。
「まぁ、助かります」
ドゥルの民は一丸となって復興に励む事となる。
城内会議室には各国の要人達が集まっていた。中心の席には皇帝ラインホルトとその傍らにクルティスが居る。マルク、ルピア、クローナ、グルデ・クルセイド、そしてリーラの席も用意されていた。
「全ての元凶クローチェはドゥルから脱出しどこかで傷を癒している事でしょう。彼を倒さない限りこの世界は悪魔によって支配されてしまう恐れがあります」
ラインホルトが説明すると各国の要人達は同時に頷いた。
「しかし皆様にはそれぞれ自国を守る義務がある事と思われます」
「確かに…これ以上王が不在では国民に不安を与えますからな」とエド。
「わらわの美を拝めないなどルピアの民にとってこれ以上の苦痛はないな」とイザベラ。
「アレクサンダーだけでは心許ないだろうな」とランスロット。
「グルデも俺らがいないと人手不足だしなぁ…」とデューマ。それぞれ自国に残らなければならない事情があった。
「では、誰がクローチェの討伐を…?」
リズが尋ねると挙手する人間が5人いた。
ガイ、レイナ、クルティス、ジェリーダ、ケインの5人だ。
「俺らなら一度戦ってるから多少は手の内もわかるしな」
「まだまだ大きな切り札を持っているかもしれませんが、一度戦っている者の方が少しは有利ですわ」
ガイとレイナが口々に言うがそれに反対する者はいなかった。
その数日後、各国の要人達は自国を守るため国へと帰って行った。今ドゥルに残っているのは皇帝ラインホルト以外にはクローチェの討伐を買って出た5人とユーリスである。
場所は皇室―皇帝ラインホルトの部屋。そこにクルティスは呼び出されていた。
「まぁかけなさい。大事な話だ、少し長くなるからな」
「はい」
大きな白いクロスがかけられているテーブルに高価な椅子が2つ。そのうちの片方に座るラインホルトは息子にもう片方の椅子を勧めた。
「今回の事で私は考えたのだ。皇位をお前に継承する事も選択に入れるべきかとな」
「!!?」
クルティスが驚きに目を丸くする。あれだけ頑なに拒否されていた皇位を手に入れられるかもしれない、そんな話を聞いたためだった。ラインホルトは自ら淹れた茶に口をつけると話を続けた。
「しかし今回の件でお前は多くの民の信頼を失った」
「存じております」
確かに半数以上の民がクルティスを赦したが、裏を返せば残りの半数近くの者には赦されなかったという事になるのだ。それだけの信頼を失った者が皇帝として支持される事はない、それはクルティスにもわかっている事だった。
「10年の猶予を与えたいと思う。もしそれまでにお前が失った信頼を完全にとはいかなくても皇帝として支持されるまでに回復する事ができれば…その時はお前に皇位を譲り戴冠式を行うとしよう」
「父上……」
「それともう1つ…他国の侵略で世界を結ぼうなどとは考えぬ事。守れるか?」
「必ずご期待に添えるよう尽力致します」
クルティスは席を立ち、父の前に跪いた。
「うおーい!!クソ陰険皇子〜!!どこだ〜!!」
部屋の外からガイの呼び声。
「全くガイラルディアときたら…さぁ、行きなさい」
「はい」
ラインホルトに一礼して部屋を出るクルティス。その廊下にはやはりガイがうろついていた。
「何だ下品悪人面」
「テメ…!!ああ、用件だったな。何でもジェリーダの奴がいい事考えたとか言って全員を集めようとしてんだ。集合場所は2階の書斎だってよ。まぁどっちかっていうとあのユーリスって子の案のような気がするんだよな」
「御託はどうでもいい。行くぞ」
「ってちょっと待てやコラ!俺が呼んだのに何でテメエが仕切ってんだ!!!」
2人が書斎にたどり着いた時には既に全員集まっていた。
「遅ぇよお前ら…」
ため息混じりに吐き捨てるジェリーダとそんな彼を宥めるケインの姿あり。
「どうせ無駄な兄弟喧嘩でもしてたんでしょう?」
レイナが突っ込むとガイもクルティスも押し黙る事しかできなかった。
「あの…そろそろお話したいのですが、あまりジェリーダ様のお手を煩わせないで下さい」
ユーリスが不機嫌そうに本題に入ろうとすると全員席に着いた。
「いいよ俺は別に…」
ジェリーダがユーリスを宥め、話は始まる。
「リーラ王家ってただの僧侶の血筋じゃねぇんだ。王家の人間には使命があって…世界に災いをもたらす時、聖なる力を正しく導く…だったっけ?」
曖昧な説明と共にユーリスに意見を求めるジェリーダ。当時はあまり真面目に王家の話を聞いていなかった事がここで祟ってしまったのだ。
「聖なる力を正しく使う者を導く、ですわ。リーラ王家の者は他者を傷つける手段を持ってはならないという規律があるのです」
代わって説明するユーリスに対し、ガイが挙手する。
「でも僧侶って皆そうじゃねーのかい?」
「確かにその通りですわ。正確には聖職者たる者は刃物を持つ事は許されないというだけで実際は打撃武器を持って戦う僧侶もいますわ。ですがリーラ王家に至ってはそれすら許されないのです」
「それと今後の作戦には一体どういう関係が…」
ケインが尋ねると、ジェリーダがよしきたといわんばかりに得意げに頷く。
「俺、お前らならその『聖なる力』を正しく使えると思うんだ。だから…お前らを俺が導く」
「導くって…一体どこへ?」
訝しげな表情でレイナが聞き返す。
「リーラ神殿って場所があるんだけどさ、そこに『聖なる力』ってのがあるんだ。俺も実際どんなものかは知らねぇけどな」
「それはどこに?」
ガイが尋ねるとジェリーダは額に汗をたらしながら目を泳がせた。
「えっと…わかんねぇ」
その場にずっこける一同。
「あのな!!わかんねぇのにどうやって導くんだよ!?」とガイ。
「全然作戦になってないわね」とレイナ。
「まさか世界中を探すのか?それならクローチェを探した方が数倍早そうだな」とクルティス。
口々に突っ込まれジェリーダは縮こまってしまう。
「皆様失礼ですわ!!場所はリーラに行けばわかるのです!!!ジェリーダ様に謝って下さい!!!」
落ち込むジェリーダのフォローに入るユーリスはこの3人の態度に烈火の如く怒る。
「リーラに行けばわかるという事は…その場所を記したものがリーラにあるという事ですか?」
ケインが尋ねるとユーリスはまともな人もいてよかった…と心の中で胸をなで下ろしながら頷いた。
「ええ。そもそもこれはリーラ王家に伝わる書物に載っていた伝承なのです」
「まぁ…父上から何度か話は聞いてたんだけどさ…まさか世界の危機なんて俺が生きているうちに起こるなんて思ってもみなかったから……」
苦し紛れの言い訳を言うジェリーダの目はまだ泳いでいた。
「だったらやる事は一つじゃねえか。まずはリーラに行ってからだな」
ガイが話をまとめ、6人は船でリーラへ出発する事となった。
船はすぐに用意され、6人を皇帝ラインホルトと兵達が港まで見送る事となる。
「それではクルティス、ガイラルディア、気をつけて行くのだぞ。そして皆さん…息子達をお願い致します」
6人は見送るラインホルト達に一礼すると用意された黒い軍艦に乗り込んだ。目指すはリーラ城。
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