つまり大人しくて女らしい感じがするのですが、何故かヘアスタイルはボーイッシュが好きだったようでした。

自分の性格や言動にあまり合っていないそういうスタイルが好みのようでした。

おじいさんはもしかしたら、そのようなタイプこそ実は最も危険だという事を何かの方法で子供の脳裏に焼き付けようとしていたのかもしれません。

また田舎に遊びに行った帰りは必ずおばあさんがハンカチを手で持ち、頭の上の方で振っていつまでもこちらの方をずっと見て見送ってくれました。

いつの日か忘れましたが、田舎に遊びに行った時に、まだ幼い私に向かって「この世は生きるも地獄、死ぬも地獄一寸先は闇」・・・などという暗い話も聞いた事がありました。あの話はとても大人が子供に聞かせて良いような内容ではないと今でも思っています。何故あの時、おばあさんが幼い私にあのような怖い言葉を発したの真相については未だに謎です。実はあの時のおばあさんの謎の言葉は、おばあさんの結婚生活の深い闇と真相を物語っていたのではないでしょうか？

その他にもおばあさんの名言として「口が悪い人ほどお腹に何もなくて良い人が多い」「口がうますぎる人は信じてはいけない」といつも言っていました。この言葉は今思い出してもとても信じられないような言葉ですが、多分おばあさんは生前口が悪い人にすごくよくしてもらっていたんじゃないかと想像します。ちょっと考え方が一風変わっていてとても不思議なおばあさんでした。

そして、思うのですがうちの親族は大スターの素質があるのでしょうか？時々そう思ってしまいます。大勢の人が自分の親族や似ている人に夢中になって人生を突然灰にしたり、昔からすぐ身近で死刑的な天災や事件が勃発していたように感じます。

考えていると夜も眠れないみたいな、ずっと何処にいるか分からなくなると、過去知り合いだった人全員をネットバーチャルに閉じ込めてでも居場所を追及したり調査するような異常な関心を抱かせる何かがそこにあるような気がしています。

●デザイナーのおじさんとおばさんの仲について