Aufrecht Vol.8 「南の月」 |
「沖田くん。目が覚めたんだってね。邪魔するよ?」
私の噂を聞きつけたのか、山南さんがひょっこりと姿を現わした。
相手がどうあれ律儀な人だから、こちらが返事をするまでは勝手に桟を開けたりはしない。誰かさんとは正反対だ。
横目でちらりと土方さんを見ると、タイミングの悪さをなじるように苛立ちを濃くした瞳とぶつかる。
露骨な反応にがっかりしたのだけど、かと言って土方さんを追いかえすわけにもいかず、とりあえず山南さんを招き入れることにした。
「はい。どうぞ。」
部屋に入ろうとした山南さんは、そこに土方さんがいるとは思わなかったのか、にっこりとした笑みを途端にしまいこんでしまった。お互いに視線で居抜き合ったかと思えば、すぐに熱が冷めたように白けた顔をしている。
(ものすごく気まずい…)
両者の関係は、以前とは比べものにならないほど悪化していた。ややもすると、相手の姿を視界の端に置くことも拒否しているかのように見える。いっそのこと、目の前で喧嘩してくれた方がまだマシだ。
(喧嘩の時期はとっくに過ぎてしまったんだろうな…)
新選組の将来を憂いていた山南さんは、根気よく説得を繰り返していたけれど、話し合いはいつだって平行線のままだった。時折声を荒げることはあったけど、口論にまで発展するようなことはなかったと思う。
最初のうちは土方さんも耳を傾けていたようだけど、そのうち突っぱねるようになり、二人は口を利くこともなくなってしまったのだ。
そうは言っても、便宜上言葉を交わさなければならない場面も出てくるはずだ。そういうときにどうしているのかというと、必ず伝えなければならない要件があるときは、近藤さんが間に立って伝言の役割をしたり、片方の言い分を代弁したりする。信じられないかもしれないけど、事実そうだった。局長が二人の仲を取り持ち、その都度顔色を窺っているなんて格好つかない話だと思うかもしれない。
でも、そうしなければ均衡を保てないほど、両者の亀裂は深いものになってしまったのだ。険悪な空気を察知していたにもかかわらず、ここまで放って置いた周りの人間にも、ある程度の責任はあると思う。
(こうなってしまったのは、少なからず私にも責任はある)
土方さんとは兄弟のようなものだし、山南さんだって私の大事な人だ。学問を嫌がる私に、飽きさせないような工夫を凝らして、おもしろおかしく教えてくれたのは山南さんだった。どちらもかけがえのない家族なのだ。いがみ合って傷ついてほしくない。
(試衛館の頃の関係に戻ってほしいな)
上洛して一年半。たったそれだけの月日で、人間関係がガラリと変わってしまった。
試衛館で竹刀を振るっていた頃が、まるで遠い昔のことのように思えてくる。
あの頃の二人は、主義主張こそ異なるけれど、短所もひっくるめて互いを認め合っていたというのに。
「俺ァ戻る。この話は、また今度な。」
土方さんはそっけなく言って、私の顔も見ないで出て行ってしまった。山南さんも挨拶をしようという気がなく、むしろせいせいしたという顔になっている。
そういう二人の冷えきった態度が、私の心に焦りをもたらしていたのを彼らは知らないだろう。
(なんとかしたいけど…でもどうやって?)
熟考の末にこうと決めたら、土方さんは梃子でも動かない。消去法で残った決断に、絶対の自信があるからだ。自分自身に引け目を感じない性格だし、他人にどう思われようと己を騙したりしない人だから、その性格からして口説き落とすのは至難の技だと言える。
その点、山南さんは話がわかる人だ。上下に関係なく人の話を聞き、柔軟な頭で適切なアドバイスをくれたりする。しかし、山南さんにも盲点があった。
頑固なのだ。これは、私たち試衛館の人間にしか分からない側面かもしれない。知り合って日の浅い人間には、意外と知られていないことだったりする。
「邪魔したかな?」
笑顔を取り戻した山南さんは、こちらの心中を察したらしく、穏やかな調子で語りかけてきた。土方さんに対しても、そういう穏やかさで接してくれたら…と思ってしまう自分がいる。
「いいえ。元々たいした話はしていなかったんです。それより、わざわざ訪ねてくださってありがとうございます。」
「肝が冷えたよ。なにしろ、突然倒れたと聞いたものだからね。体はもう大丈夫なのかい?」
本来の山南さんは、こんなにも他人を思いやれる人だ。土方さんにだけ向ける棘は、きっと精一杯の防御なんだろう。
「ええ。自分でも、どうしてあんなことになったか不思議なくらいですよ。今はこの通り、元気です。」
さっき土方さんにもそうしたように、袖をまくりあげてペチペチと力こぶを叩いて見せた。見せられた方の山南さんは、噴き出したように短く笑った後、余韻を下げつつも憂いのにじむ声で言った。
「それならばいいんだが。気を張って、無茶をしないでくれよ? 君に何かある度に、近藤さんや私は命が縮む思いがするよ。彼女もさぞ心配しただろう?」
彼女が訪ねてきたことは、山南さんの耳にも届いていたらしい。私の恋人であることは、今や周知の事実となっていた。だからといって、周りの冷やかしに便乗する様子もなく、山南さんは彼女の気持ちにも配慮してくれるのだから優しいなと思う。
「ええ。星さんの目の前で、みっともない様を見せてしまいました。ずいぶん心配をかけた。」
気心知れているとはいえ、どう反応したらいいのかと恥らいが生まれた。交際は順調なのかと暗に尋ねられたような気がして、なんだかむず痒い気持ちがする。少しはにかみながら答えると、推し量ったように山南さんはにっこりと微笑んだ。
「近々太夫になるそうじゃないか。めでたいね。しかし、沖田くんの立場としては、手放しで喜べないところではあるか。」
いたずらっぽく笑う山南さんを見ていて、ふと明里さんの存在が思い浮かんだ。山南さんもまた、遊里の人といい仲になっている。
「そんなことはありませんよ。星さんが太夫になるのは、私としても喜ばしいことなんです。日々努力を惜しまずに頑張ってきたのを知っているから。彼女は見目も愛らしいですけどね、心がとても清らかなんです。今までに出会ったどの女性でも、星さんに敵う人はいないんじゃないかなぁ。知り合えてよかった…そう思わせてくれる方です。だから、多くの人に評価されるべきだと私は思いますよ。」
優しい眼差しで見つめてくる山南さんは、私の言葉に耳を傾けながら感嘆の頷きを何度か挟んだ。遊女を恋人に持つもの同士、共通の感情があるのではないかという期待のようなものを感じる。だけど、職業がどうとかの認識が私にはなかった。近々太夫になったとしても、彼女に対する接し方は変わらないと思うから。
「ずいぶんと寛容なんだね。相手は自分だけじゃないだろう? 不安に思ったりはしない?」
山南さんにしては、ずいぶんと踏み込んだことを聞くものだなと思った。言葉自体はやわらかいんだけど、なんとなく切羽詰まった物言いに感じられる。
(明里さんとの間に、何かあったんだろうか?)
そうは思ったけど、今は自分が答える番だから、ひとまず脇に寄せておくことにした。
「そうですねぇ…確かに、目の前でそれを見せつけられたら、私だって頭に血がのぼってしまうと思いますよ。でも、彼女はそれが仕事だから。」
「割り切れるということだね?」
「う〜ん…そうなりますかねぇ。ただ、私はこう考えてるんです。命を危険にさらすことはしないでほしいと言われても、私たちは戦うのをやめないでしょう? 他の男の人といるのは嫌だから、彼女に太夫を辞めてとは言えないんです。お互い様と言ったら語弊があるかもしれないけれど、認めるべきところは認めてあげなけりゃ窮屈ですからね。それに、本人が一生懸命がんばっていることに口を挟むのは、恋人として失格である気がします。」
彼女に対する思いを口にしたのは、これが初めてかもしれない。しかも、第三者に向けてここまではっきりと断言できたのは、自分としても驚きだった。知らないうちに気持ちの整理ができていたのは、やっぱり一度経験したことが深く胸に刻み込まれているからだろうか。
「確かに。いやはや、君に助けられたよ。」
ひどく気落ちした声になり、山南さんは意味深なことを呟いた。言葉のニュアンスとはまるでかけ離れた顔つきが、胸の内でくすぶっているものの正体を抽象的に表しているかのように。どちらにしても、私には解釈のしようがなかった。
「助けられた、とはどういうことです?」
訳が分からずにそう尋ねると、幾分ためらった後で、彼は言いにくそうに額をかいた。
「いやね、こう見えて私は嫉妬深いんだ。そのせいで、危うく彼女を傷つけてしまうところだったよ。」
すでに傷つけてしまった後なのか、山南さんの目はうっすらと水の幕を帯びていた。こんなにも弱った彼を見るのは初めてのことだ。驚きと同時に、胸の奥が締めつけられるような思いになった。
「山南さんが嫉妬…」
半ば信じられないというように呟くと、彼は自嘲するように苦い笑いを浮かべた。
「するさ。そりゃ男だからね。みっともないとは分かっているんだけど、どうもいかんな…」
みっともないなんて、そんなことあるはずない。そう言ってあげたかったけど、さっき言った自分の言葉が慰めようとしている言葉の威力を奪ってしまったことに気づく。つまり、山南さんを追い詰める発言を私がしてしまったということだ。
(しまった…)
言ってしまった手前、取り消そうにも取りつく島がない。それに、自分の正直な気持ちなのだからごまかしようがなかった。
しかし、皮肉にもここではっきりとしたことがある。
(山南さんはきっと、明里さんと一緒に生きていきたいんだ)
(彼女を鳥かごから出してあげたいんだ)
芸を売り、春を売る女性たちは、よく籠の中の鳥に例えられる。心と躰をすり減らし、囲いの中で自分を切り売りしていく。籠から出たければ、出してくれる相手を探さなければならない。それが身請けだ。でも、莫大な費用がかかる。位が上がればそれだけの値打ちがつき、商品として売買されるわけだ。
明里さんの場合は、太夫の次の位についているので、それはそれでまた大金が必要になる。山南さんは身請けの意思があるのかもしれないけど、お金を工面しなければならないことに葛藤を覚えているのだろう。
(なぜ私たちに声をかけてくれないんだろう?)
お金ということに関して言えば、山南さんから見た私は頼りないのかもしれない。それ以外でもたいして役には立てないかもしれないけど、何か力になれることがあるかもしれない。
「身請けしようとは思わないんですか?」
思いきってそう尋ねると、山南さんは仰天したように目を丸くする。
「とんでもない! そんな大金、私にはとても用意できそうもないよ。」
「お金を貸してくれそうな人も?」
「私用にお金を用意してくれる人は、まずいないと考えるべきだろう。…かといって、潔く諦めろと言われても難しいけどね…」
現実に打ちのめされたみたいに、悲しみを映しながら山南さんは笑っていた。つらい気持ちを内側へと押し潰すように、握り込めた拳が膝の上に張りついている。見ているこちらも切ない気持ちがした。
「沖田くんも、彼女に本気なら今のうちだ。太夫になってしまったら、隊の給金ではとても工面できないからね。余計なことかもしれないけれど…」
好きになった人を金銭によって解決しなければならない苦痛は、当事者にしかわからないことだ。「好き」という気持ちだけで結ばれる男女は、それだけで運がいい。
自分の二の舞になってほしくないと、山南さんはそうなふうに考えているのだろうか。明里さんとのことをすでに諦めてしまっているような言い方だった。
「余計だなんて、そんなことありませんよ。心配してくださってありがとうございます。でも、自分の一方的なわがままで彼女の夢を潰したくないんです。だから、彼女を応援してあげようと思います。」
理解のある態を装いながらも、その実私は罪悪感を押し殺していた。将来、彼女は私の元へやってくる。何のしがらみもなく、新婚夫婦のように心穏やかな暮らしが待っているのだ。それを山南さんは知る由もない。
「後悔は、しないんだね?」
一生に一度の大事な決断を迫るように、山南さんの瞳は一切のためらいを許さなかった。
――出会いは大切にしなければならないよ
まだ私が未熟だった頃に、山南さんは出会いの大切さを説いてくれた。繋ぐのも、絶つのも、自分の心持ち次第なのだと。その言葉が、脳裏を鮮烈によぎっていった。
「はい。」
決まりきった返事をするのは、そう難しいことではない。
なのに、透き通るような自分の声に、重苦しい矛盾を感じるのはなぜなんだろう。
肯定することがこんなにも易いと思えるのは、頭の中に計算しつくされた未来があるからだろうか。
「わかった。それなら、もうこの話はよそう。さっき、近藤さんと話をしたんだ。」
強引に話題を切り変えるようにして、山南さんはまったく別のことを話したがった。さっきのような厳しさは、とっくに消え失せている。明里さんとのことが気がかりだったけれど、ひとまず私は話を合わせることにした。
「そうですか。近藤さんもお忙しいみたいだから、私のことなど忘れているみたいですね。」
「いやいや、そんなことはないだろう。沖田くんはまだ聞いていないかもしれないが、近々江戸へ下ることにしたそうだよ。征長に向けて隊士を募るらしい。」
武力行使に対して異論を持っているはずの山南さんが、なぜかすらすらとそう話すのを私は怪訝な面持ちで聞いていた。
「へえ。そいつは初耳です。そんな話になっているんですか。」
「なんでも、藤堂くんの推薦で隊に加えたい人がいるらしい。伊東さんといって、文武に秀でた御仁のようだよ。江戸深川に道場を持っているとかでね。北辰を遣うみたいだけれど、神道無念流の免許も持っているとかで、期待していい人物のようだ。」
(なんだ…伊東さんのことか)
今回東下することを決めたのは近藤さんだけど、その名目は次なる長州征伐へ向けての下準備だ。武力行使を批判している山南さんが、このことを快く思うはずがない。
むしろ、表立って抗議しないのが不思議だった。伊東さんを隊に加えることが、そんなにもうれしいのだろうか。
「はあ…。そんなすごい人を迎え入れるんですか。」
言われるまでとんと思い出さなかったけど、伊東さんと言えば、土方さんにとって最大の宿敵だ。近藤さんの首級を上げて、薩摩に取り入ろうと画策した張本人である。「心の臓を貫いてこの世から葬り去ってやる」と、土方さんが息巻いて殺意を抱いたほどの人物だ。
(この人を隊に引き入れれば、とんでもないことになる)
結末を知っている私としては、下手な芝居を打ってでも回避しなければならないと思った。
だが、相手はあの伊東さんだ。弟もいる。ついでに言えば、剣の腕は一流との呼び声も高い服部さん、伊東さんの右腕とされる篠原さんもついてくるだろう。伊東一派は優秀な人たちが集まっているから、油断は禁物だ。
(だったら、こちらから願い下げすればいいじゃないか)
藤堂さんには申し訳ないけれど、土方さんに言い含めて加盟を取り下げてもらうしかないなと思った。
「でも、相手が乗ってこなかったら、この件は白紙になるんですよね?」
「近藤さんは会う前から決まったようなものだと言っているみたいだけど、実際に話してみなければ分からないこともあるからね。それに、向こうが承諾するとも限らない。うまくいけば、隊に加わるかもしれないという話さ。それよりも、ずっと重大なことがある。」
一度そこで区切ってから、山南さんはもったいつけるように咳払いをした。
「隊士の増強に伴って、屯所を移転するという話も持ち上がっているんだよ。どこか候補になる所はないか、意見を聞かせてほしいと近藤さんに言われてね。」
近藤さんの相談役として務めてきた山南さんだから、新選組の過渡期に大役を回されたことがうれしいのかもしれない。
池田屋の事件があってからというもの、めっきりなりを潜めてしまったから、久々にはりきっている彼を見るのは私もうれしかった。だけど、うかうかと喜んではいられない深刻な問題がある。
(西本願寺という意見は、もう挙がってるんだろうか?)
土方さんと山南さんが公の場で対立するのは、この移転問題が関わっている。どちらとも妥協を見せず、譲歩もなく、一歩も退かない。周りがうまく取り成そうとしても、すでに手遅れだった。
「そうなんですか。候補は上がっているんですか?」
初めて聞いたふりをするのは、案外難しいものだなと思う。過去のことを思い出して動揺するのを、知らない顔をして隠し通すのは心情的に耐え難いものがあった。
伊東さんのことも放っておくわけにはいかないし、それよりもさらに慎重にならざるをえないのが、前に挙げた屯所移転問題だ。
西本願寺に移転することが決まってしまうと、山南さんは切腹しなければならなくなる。
(山南さんを助けたい…!)
(でも、どうやって?)
過去とは違う行動をとって、結末がどう変わったのかを未だ確認できていない。
どんどん焼けのあの日。
労咳に冒されている自分を再認識し、星さんを探し求めてさまよううち、そこにいるはずのない人間に遭遇した。消えなくてもいい命が、目の前で散った。
剣の道を捨てようとした私に、主義主張を貫けと敵ながら道理を説いた長州の男。
二心は抱かぬように、と釘を差した尾形さん。
二度目の選択と新たな意思決定に、歴史は暴雨のごとき荒々しさで私に襲いかかってくる。自分を目がけて迫りくるものを、ひとつひとつ受け止めながら対処していかなければならない。手落ちがあれば、歴史は二度巡るだろう。
「これから視察をして回ろうかと思っているんだ。それくらいなら、この私にも務まるしね。土方くんは西本願寺だと言っているみたいだけど、我々のような二本差しの者が我が物顔をして接収する場所ではない。もっと他に相応しい場所があるはずなんだ。」
(やっぱり…土方さんはやることが早い)
土方さんが頻繁に会津屋敷へ詰めていたのは、おそらく移転に関する斡旋を戴くためだろう。仲間たちから反感を買わないために、一応は話し合いの場が持たれることになるだろうけど、移転先は決まったも同然だ。監視という目論見が会津側にあるのだし、彼らの手間が省けるという点では合理的なのだ。
こういう内情があるだけに、計画を潰すとしたら正攻法では無理があるなと思った。
(阻止する方法がとんと思いつかないや…)
私は所詮、ただの雇われ剣士だ。会津は徳川家と深い結びつきがあり、藩主の下した決定は広義の意味で幕府の意向とも言える。会津の指示に従わないことは、幕府に異論を唱えるようなものだ。何か別の方法を考えなければと思った。
「みんなが納得する所が見つかるといいですね。体調が落ち着いたら、私も探してみましょう。」
体のいいふりをして微笑みながら、引きつりそうになるこめかみをさする私であった。
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沖田と山南の会話中心です。 | ||
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