強さ
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(はじめに)

 

初めての投稿なので、様々なミスが出てくると思いますが、どうかスルーでお願いします。

 

この作品では、主人公を宮本剣刀としています。

本編の主人公とは、結構違うので世界観を壊すことのないようにと名前を変えています。

 

あと真名とかややこしいので今回はナシで。

すいません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピピピピピピピッ!!!!

 

「ん、ん、ん〜〜〜〜、もう朝かぁ〜」

 

・・・。

 

・・・・・。

 

・・・・・・・zzz。

 

就寝。

 

 

「剣刀!!!いつまで寝てんの!早くしたくしなさい!!!」

 

 

起床。

 

 

朝は嫌いです。

 

・・・・zzz。

 

「剣刀!!!!」

「ふぁーーーい」

 

 

眠たい目をこすってリビングのほうへ。

 

ガラガラッ

 

「はよ」

「はよじゃないわよ!!サッサとご飯食べて学校行きなさい!!」

「はいはい」

 

用意された朝ごはんに手をつける。

 

「また遅刻かの?剣刀?」

「じーちゃん。おはよ」

 

おれのじーちゃんは、年をとっているにもかかわらずすごい体つきをしている。

 

「また朝からトレーニングしてたのじーちゃん?」

「あぁ、男は体を鍛えて大切なものを守る義務があるからな」

得意げに言う。

 

「あんたもすこしはおじぃちゃんをみならいなさい。いっつもグータラして毎日毎日・・・」

「いってきまーす」

「こら剣刀まちなさ・・行っちゃった。ふぅ」

「まぁまぁ、剣刀が元気ならそれでいいじゃないか」

「もう、おじぃちゃんは剣刀にあまいんだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キーンーコーンーカーンーコーン。

 

「終わった〜。さて帰るか」

 

「おーーい剣刀遊びいかね?」

 

「ん〜、今日はパス。わりぃ」

「そっか、じゃあな」

 

(遊ぶのは嫌いじゃないけど今日は、ゆっくりしたいんだよなぁ)

 

 

小高い山の頂上

「やっぱり空はいいなぁ〜。ん〜〜〜」

 

どこまでも広がる大空。

今日は、雲ひとつない青空だ。

地面に寝そべり体を伸ばす。

 

幸せ〜。

・・・・・zzz。

 

 

 

 

 

数時間後。

 

 

「ん〜〜〜、ねちゃったのかぁ〜」

 

ふと時計に目をやる。

 

 

 

ヤバい!!

 

ダッシュ!!!

 

 

ガラガラッ  

 

 

「たっ、ただいま」

 

「剣刀!!いま何時だとおもってるの!!」

「ごめん。ついウトウトしちゃって」

「はあぁ?あんたいいかげんにしなさいよ!まったく、何を考えて・・・」

 

 

 

「ハッハッハッ。剣刀またか」

 

「おじぃちゃん、剣刀こんな時間まで外にいたのよ」

「まぁまぁ、男はみんなそんなもんじゃて。もう、せんようにわしが言っとくから許してあげてくれぃ」

「じーちゃん・・・」

「まぁ、おじぃちゃんに免じて今回は許すけど気をつけなさいよ」

「はい、気を付けます」

 

 

イライラしながらリビングへ帰っていく。

 

「じーちゃん、ありがとう!!」

「いいんじゃよ。でもあんまり心配ばかりかけるんじゃないぞぃ」

「うん!!」

 

 

 

おれは、じーちゃんが大好きだ。

別にかばってくれるからじゃない。小さい時からずっと大好きだ。

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次の日

 

 

「ん〜〜〜、いま何時だ」

 

時計を見る。

まだ早朝だ。

外も少し明るい程度だ。

 

「トイレ行くか」

 

トイレに行くために廊下を歩いていると、庭で座禅を組んでいるじーちゃんをみつけた。

 

「じーちゃん。はよ」

「・・・・・」

 

返事無し。

 

すごい集中しているようだ。

 

「まぁいっか」

 

おれは、そのままトイレに行った。

 

 

 

トイレから出るとじーちゃんは座禅を終え休憩していた。

 

「はよ」

「おぉー剣刀かぁ、今日は珍しく早いのぉ」

「ん〜、まあね」

 

そして自然にじーちゃんの隣に座った。

 

「毎日トレーニングしてきつくない?」

「いや、こういうのは毎日続けてこそ意味があるんじゃよ」

「ふ〜〜ん」

「しかもじゃ鍛錬は、いやなことを忘れさしてくれる」

少し遠くを見て言う。

 

・・・・・・。

 

(少し前に死んだばーちゃんのこと言ってんのかなぁ)

 

ばーちゃんは、少し前に病気で死んだ。

ばーちゃんとじーちゃんは、毎日喧嘩ばかりしていた。

言い争いからはじまりモノを投げ、もうてんやわんやだった。

 

病気がわかった時は、もう手遅れだったらしい。

入院してからじーちゃんは、毎日毎日わしのせいだと言っていた。

そしてトレーニングもやめ、日に日にやつれていき同じ病人みたいになっていった。

 

 

おれは、耐えきれなくてばーちゃんに言った。

すると、

「毎日鍛錬してても本当は弱い人だからねぇ〜あの人は」

 

そして、小さくほほ笑んだ。

 

おれは、その笑顔の意味がわからなかった。

 

 

そして病院から危篤の知らせが入った。

もう限界らしい。

覚悟しておくようにとのことだった。

 

 

息絶え絶えのばーちゃんにじーちゃんは、

「わしのせいで、わしが、わしが・・・わしは、おまえを幸せにしてやれんかった・・・」

ばーちゃんに寄り添ってずっと大粒の涙をながした。

 

それを見てばーちゃんは、そっとじーちゃんの手を握り

 

「あなたのせいじゃな・・・いですよ。いつか・・・は人は死ぬんです。喧嘩した・・・りもしたけど、わたしは、あなたと・・おなじ時を過ごすこ・・とができて本当・・に幸せでした」

「おまえ」

 

 

「剣刀おいで」

おれは、ばーちゃんによっていく。

「剣刀、強く・・・なるん・・・だよ」

「おれわかんないよ」

 

 

ばーちゃんは、ニコッと笑いそのまま他界した。

 

 

 

「じーちゃん、強さって何?」

「大切なものができたらわかるんじゃないかのぉ」

「大切なものねぇ〜、実感わかないなぁ」

「大切なものは、失ってからわかることもある。もう手遅れじゃがのぉ」

「もっとわかんないよ」

「いつかわかるさぁ」

「おれもう一回寝てくるわ」

「寝坊すんじゃないぞ」

「わかってるよ」

 

 

そして、その日遅刻回数が二桁に達した。

 

 

END

 

 

 

 

 

あとがき

なんか書いてたらドンドン書きたいことが出てきて・・・・すいません。

過去に行けませんでした。次回は、頑張って行きたいと思います。

 

説明
初めての投稿です。
誤字、脱字、内容の不一致等々は見逃してください(笑)。
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コメント
面白いです。それにしても主人公よく寝ますね。(ブックマン)
続きがとても気になります。(キラ・リョウ)
ものすっごい現代っ子ですね。次回を楽しみに待ってます。(もっさん)
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