模型戦士ガンプラビルダーズI・B 第43話 |
その頃別のフィールドでは。
「ぬぅおぉ!!」
グフカスタムに乗ったブスジマの叫びが砂漠のフィールドに響く。彼はダブルオーライザーが振り下ろしたGNソードVをヒートソードで受け止めた。今のダブルオーライザーはブースト状態。トランザムだ。全体的に強化されたブスジマのグフカスタムだが、トランザムのパワーには少々部が悪いらしい。
しかしすぐさまダブルオーライザーの背中に銃弾が撃ち込まれ、ダブルーオーライザーは倒れこみ爆散。ブスジマが見たのは彼の味方。ツクイ・クニヒコのシャア専用ザク、ヤナギ・ユウジのジムキャノンUが火器を向けていた事だった。銃口から火が出ており二体で撃ったのだろう。
「クニヒコ!ユウジ!おめぇ!」
「シンジ!トランザム状態のダブルオーライザーと正面からぶつかり合う奴があるかこのバカ!!」
「なんだとこの野郎!!」
「まぁまぁシンジもクニも落ち着きなよ」
身構えるシンジ、煽るツクイにヤナギは二人をなだめる。二人とも放っておくとすぐ喧嘩になるからヤナギはいつも止める立場だ。といっても『喧嘩するほど仲がいい』を地でいってる二人なのはヤナギも知っていたが。
「チッ!……まぁ俺らはこの調子なら予選通過は余裕だな。アイちゃん達はどうだろうよ」
そしてまた別のフィールドでは……
「チッ!まいったな!部長達とはぐれた!」
『ガンダムAGE』に登場した敵ポジションのガンダム『ガンダムレギルス』に搭乗したノドカが宇宙フィールドで戦っていた。僚機とははぐれてしまい今は一機だ。それを狙って何機ものガンプラが襲ってくる。
「あ?!群れを成しやがって!こんなところで止まれるかよ!!アイとまた戦うまではぁぁ!!」
ノドカは自分を鼓舞しながら敵の群れに突っ込んでいった。
そしてアイのフィールド、スコールの降り続くジャングルでは、目の前に違法ビルダーの機体が現れる。四本腕の巨体、『マステマガンダム』、肥大化した右腕の機体、ネフィリムガンダム、それらが30機以上の群れを成してアイ達へ襲ってくる。今のアイのチームは皆分散していた。
「こっちが一人になる所をねらって!」
アイが叫ぶや否や、アイのAGE−3Eに撃ってくる違法ビルダー達、アイはかわすとすかさずバスターライフルを構え撃ち返す。放たれたエネルギーの濁流は数機の違法ビルダーの機体を飲み込み。そこから狙われなかった、もしくはうまくかわした違法ビルダー達はかまわず突っ込んでくる。
「チッ!」
「アイ!ここは逃げる?!」
サブパイロットとして乗ったナナが提案する。が、
「まさか!」
自信を持った声でアイは返答、
「そう言うと思った!やって頂戴!」
両手にGNソードU(ソードモード)を構える。そして二刀流のまま違法ビルダー達の群れに突っ込んだ。違法ビルダーの機体もまた迎撃しようと突っ込みながら撃ってくる。しかしAGE−3Eはかわしながら高速で距離を縮める。
「つぁぁっ!!」
アイは叫びながらSNソードUを振り下ろす。目の前にいたネフィリムは右手から防御フィールドを張ろうとするも、その前にGNソードUで真っ二つにされ破壊。
左右からマステマガンダムが一機ずつクローで潰そうと襲ってくるが、アイは両手のGNソードUをライフルモードに変形、AGE−3Eの手を左右に大きく広げ、マステマのクローにGNソードUに深々と突き刺さる。すかさずアイはライフルモードのトリガーを弾いた。放たれたビームが両方のマステマの腕を破壊、そしてマステマ2機が怯んだ所を、アイは瞬く間にマステマの胴体を切り裂き破壊する。墜落し爆発するマステマ、
今までと同じ強さだ。もっと強い違法ビルダーが出てくるかと思ったがこれではアイも拍子抜けだ。
「やれやれ!またこんな展開?!いい加減ワンパターンなのって飽きるんだけどね!」
「そうでもねぇぜ!!」
「?」
そういうとマステマガンダムが二体、前に出てくる。
「久しぶりだなぁ!AGEの女!」
マステマからの通信が入る。スコールで聞き取り辛いが聞き覚えのある声だ。
「その声!ケン君とチトセちゃんに因縁つけてたヤスって違法ビルダー!(35&36話登場)」
「俺もいるんだよ女!硬派な俺様もな!」
「あなたは……コウタ君をだまし討ちにしたフーリガン」
「一流の兵士、テツ様だ!(39話登場)」
アイにとって苦い思い出の対戦相手だ。実力はアイが圧倒する物の、突っかかり方に問題があり気分よく対戦する事が出来ない相手だ。
「性懲りもなしにこんな数で押す戦法取るってわけ?」
と、そこへヒロのウイングガンダムノヴァが戻ってきた。
「アイちゃん!無事かい!」
「ヒロさん!」
「違法ビルダー達が来るのが見えたからね。戻ってきたよ」
「助かります!さぁどうする!強気に出てきたはいいけど、私達に勝てるとは到底思えないけど?」
「そうでもねぇさ!今回はスゲェ助っ人を用意してきたからな!!」
「助っ人?」
「そうともさ!さぁ先生!出番ですぜ!!」
ヤスはその切り札の力でアイを倒そうとする。……が、
「……」
「誰も来ないじゃん」
ナナが訝しげに突っ込みを入れる。
「ど!どうしたんだ!先生はぁ!」
テツが慌てた声で周囲の違法ビルダーに確認しようとする。
「た!大変です!先生がツチヤのアッシマーと戦ってます!」
「な!なにぃぃ!!」
「なんかよくわからないけど、じゃあこのまま倒しちゃっていいわけ?」
「待ってよアイ。ツチヤさんは助けに行かなくていいの?さっきの助っ人って奴はツチヤさんと戦ってるんでしょ?」
そうだ。奴らがあれ程自信満々な態度でいられるのだから、性能か操縦技術か、少なくともどちらかが秀でてるのは目に見えていた。
「まずは目の前の障害を排除すべきだよナナちゃん。どの道僕達は彼らを倒さなくちゃいけないわけだし」
「そういう事だよ!行くよ!」
そう言うと二機はテツとヤスのマステマガンダムに襲い掛かる。
「くっ!!お前ら俺達を守れ!!」
テツが号令をかけるとテツのマステマガンダムを庇う様に、仲間や無人機のネフィリムガンダムが前に出る。が、アイはすかさず目の前のネフィリムに思いっきり膝蹴りをかます。そして怯んだ所をGNソードUで容赦なく切り裂く。ヒロのノヴァも同様、シールドを前面に突き出し、メリクリウスと同じ要領でネフィリムの防御フィールドに突っ込ませた。シールドはネフィリムのフィールドを張った右腕を貫通、直後に守りを失ったネフィリムにバスターライフルを撃ちこんだ。
「こ!この!!」
テツとヤスは後方から援護をしようとするがその前に前衛の機体はやられていく。瞬く間に仲間の数は減っているのだ。
「お!おい!先生が来るまで時間を稼げ!なんかあの女の弱点はねぇのか!!」
再びヤスの慌てた声が響く。彼とテツは以前、ガンダム作品への暴言を言いながら戦っていた。そして怒らせたアイに容赦なくフルボッコにされた。ヤスもテツも彼女を怒らせるのはよそうと考えていた。恐れていたのだ。故に作品への批判は無しでいこうと決めたのだが、これでは意味がない。
「じゃ!弱点!あっ!」
ふと一体のネフィリムガンダムのビルダーが叫ぶ。高校生らしい。
「ありました!あの女の中学時代の同級生が俺の友達だったんです!ちょっと耳貸して!」
「な!何!」
ネフィリムガンダムに耳を貸すヤスとテツのマステマガンダム二機、接触通信なので音はこの三機しか聞こえない。しかしその隙をアイは逃さなかった。
「何をしてるの?!三機まとめてもらう!!」
アイはGNソードUを二本とも横に構え、違法ビルダー三機ごと破壊しようとする。もうすぐその刃は三機に届く。だが……。
「おい女!いやヤタテ・アイ!お前中学校時代クラスでバストアップ体操流行った時、自分だけ尻だけが大きくなったらしいな!!」
テツの叫びが大音響で周りに響いた。それを聞いたアイは
「っ!!!!な!!」
GNソードUを横に構えたまま固まった。
「しめた!!」
マステマガンダムは固まったAGE−3Eをクローで握りつぶそうと襲い掛かる。
「ちょっとアイ!動いて!!」
「な……なんでその事……」
悶絶しながら言葉をひり出すアイ、これはマズイとナナは判断。すぐさまコントロールを切り替えクローをかわす。今のメイン操作はナナだ。
「へ!聞いた通りだ!お前は体型のコンプレックスが強いらしいな!それを突けば倒せるぜ!」
そういうや否や残った違法ビルダーの機体がAGE−3Eに一斉に撃ってくる。悪口つきで、
「やーいバスト74!」
「でも尻は86!!」
「洋梨体型!」
「アイちゃんペッチャンコ!イェイ!!」
「ちょ!ちょっとアイ!しっかりして!」
ナナはそんな暴言を耳にしながら必死に違法ビルダーの射撃をかわしていく。
「ぅおい!女の人にそんな事言っちゃダメだろ!!」
ヒロはビームサーベルを構え、テツとヤスのマステマガンダムに突っ込んでいく。そして二体のマステマと切り結ぶ、マステマはクローで対応しようとするもウイングノヴァの動きは非常に素早い。しかし残った機体はなおもアイのAGE−3Eを襲ってる。
「何言ってんだ!大きい胸は包容力の証よ!85p以上の胸じゃなけりゃ俺は認めねぇ!!」byヤス
「貧乳はステータスなんて言ってるけどありゃ嘘だな!無い物に価値なんかなんかねぇんだ!!」byテツ
『アイちゃんペッチャンコ!イェイ!!アイちゃんペッチャンコ!イェイ!!アイちゃんペッチャンコ!イェイ!!』
アイの悪口を歌にするという小学生の様なやり方を交えて攻撃していた。しかも楽しそうに歌いながら、だ。
「あぁぁアンタラねぇぇぇ!!」とかわしながらナナは叫んだ。
「」ぶちっ
と、アイが「何がそんなに楽しいの……?」と、ボソッと呟いた。
「え?アイ?」
アイの言葉にナナが反応するも、コントロールは再びアイの方に移っていた。
「何がそんなに…楽しいんだぁぁっっ!!!!」
固まっていたアイが血走った眼で絶叫、そして二刀流のGNソードUからは機体全長を遥かに超える長さの長大なビームサーベルが発生する。最大出力、ライザーソードだ。スコールに濡れる大型ビームソードはいつもと違った光を放っていた。
「何がっ!!」
AGE−3EがGNソードUを一振りするごとに遠くにいたネフィリムガンダム他数機を巻き込んで真っ二つにし撃墜、「嘘だ!!」「俺悪口言ってないのにぃぃ!!」と悲鳴を上げる違法ビルダー達、
「何がっ!!!」
もう一振りすると別の場所にいたマステマガンダム達を同じ要領で撃墜。
「何がぁぁっっ!!!!!!」
そして最後にヒロが戦ってるマステマガンダム二機目がけて飛び込みながら剣を振り上げる。
「えぇっ?!アイちゃん!?」
「ヒ!ヒロさんよけて!!じゃなくてじっとしてて!!アイがキレたぁぁ!!」とナナが叫ぶ。キレたアイが振り下ろしたライザーソードはノヴァの左右前方にいたマステマ二機に命中。クローの先端部にフィールドを張り防御しようとしたテツとヤスだった。が、
「ひぃぃっ!!なんだこの出力!!」
ライザーソードの出力が高すぎる。ガクガクとライザーソードを受けたクローが揺れる。そして二体は防いだものの、そのまま地面に叩きつけられた。
そしてこちらは観戦席、ソウイチ達は茫然とアイの怒りを見ていた。
「わーお、過激ね」
「あ、アイさん……怖いです」
アサダ・カナコとブスジマ・ミドリがアイの豹変を見ながらつぶやく。この二人はアイがキレるのを見るのは初めてだった。
「まぁあんな風に言われたら頭に来るのもわかるんですけどね……」とムツミ
「でも大丈夫スかねヤタテさん、ライザーソードはエネルギーを大食いするッス。AGE−3はエネルギーに余裕があるスけどあそこで一気に使っていいものか」
と、その時だった。アイ達のフィールドの観戦モニターがちらつき始める。
「あれ〜?なんだろう。モニターが……」
タカコが不審がるもどんどんちらつきは強くなっていき、モニターは砂嵐状態となった。
……
そしてアイ達のフィールド、モニターは見えなくなったが、フィールド上は変わりはない。今アイ達は墜落したマステマ達に追い打ちをかけていた。アイは鬼の様な形相で、だ。
「だからさぁ、別に不満があったら文句いっていいんだってば。ただしそれにはマナーが必要だって分からないの?」
両手でGNソードUを突き付けながらアイが淡々と詰め寄る。マステマは完全に達磨にされていた。
「いや、アイ……こんな時に言うのもあれだけど、こんな事やってる場合じゃ……」
「ねぇナナちゃん、なんで女の人のスリーサイズって女のコンプレックスにひっかかる事ばっかり書いてあるんだろうね。男の人にだってそういうの書くべきだと思うんだよね」マステマのコクピットを剣先でぐりぐりしながらぼやくアイ、妙にアンニュイ雰囲気があった。
「な、何を書くってのよ……」
「そりゃオチンt「やめて!!」
「うぅ……ず、ずいばぜん……」
「やっぱり怖い……この人……」二人にとってトラウマになりそうだった。と、その時だった。アイのGポッドの警告音が走る。右からだ。
「?!」
とっさにバックステップで回避するアイ、大型のビームがマステマ二機を飲み込む。
「こ!このビームは!先生のぉぉ!!」
「な!何故俺達をぉぉ!!」
テツとヤスはビームに飲み込まれ機体と共に消滅。ビームは地面ごと抉り、土からは煙が上がる。直後、ドシャッと音を立てて一体のガンプラが落ちてくる。ツチヤのアッシマー・デコレーションだ。
「つ!ツチヤさん!!」
駆け寄るアイ達、泥で汚れたボディには全身に亀裂と弾痕、そして数本馬上槍の様な物体が突き刺さってるのが見えた。相当なダメージを受けてるというのは簡単に予測できた。
「ツチヤさん?!何が起きたの?!」
「しっかりしてください!ツチヤさん!」
――この武器……アルケーのファングだ。でもこのサイズは……――ツチヤを案じながら、刺さった武器に違和感を持つ。アルケーの『ファング』はビーム刃で遠隔操作で相手に突き刺す小型の武器だ。しかし大きすぎる。アッシマーに突き刺さったのはゆうに5倍はある。
「ぅ……アイツが……セリト……」
力なく答えるツチヤ、AGE−3Eとウイングノヴァの周りが暗くなる。何かが上の光を遮った。アイは上空を見上げる。アッシマーを痛めつけたであろう一体の巨大なガンプラが確認できた。
「何よ……。あの大きさ……!」
同じく見上げたナナが呆気にとられた声を上げた。大きさはアイ達の機体の5倍はある。ジャスティスガンダムの上半身にズサの肩部ミサイルポッドと腕と足、右腕にアルケーガンダムのバスターソードと肩部外側に遠隔操作武器『ファング』を装備、頭部は『バクゥケルベロスハウンド』という犬型の頭部が取り付けられており、怪物然とした気味の悪さを持った機体だった。
「ifsユニットがついてる?!まさかあの機体!」とヒロ。
「新世代ビルダー最新型!『ラグナロクプラン・ガンダムブリュンヒルデ』よ!」と叫ぶ巨大ガンプラ。そしてその声にアイは聞き覚えがあった。
「その声!!カモザワ・セリト!!」
アイが叫ぶ。セリトは以前ツチヤと幼馴染だったビルダーだ。周囲の態度が悪すぎた為、ツチヤと所属していたチームを追い出され。違法ビルダーに身をやつした男だ。
「しばらくぶりだな女、こんなに早く他の新世代ビルダーを倒すたぁやるじゃねぇか」
「仲間がやられたのに随分と他人事ですね」
「仲間ぁ?あいつらの自己責任だろう?俺は俺の優先事項をやっただけだぜ」ツチヤのアッシマーを見ながらセリトは満足げに言った。
「次はお前らだ!!予選敗退で惨めに散りやがれ!!」
そしてセリトは叫びながら両肩と脚部からミサイルを一斉発射、アイは舌打ちをしながら両腕のバルカンを発射、バルカンの命中したミサイルは爆発、一つのミサイルを爆発させれば後はほとんどのミサイルが誘爆していく。ミサイルは大型化してる為当然爆発も大きい。
「くっ!皆がこの日の為に腕を磨いてきたんですよ!あなたの様な人間が出ていい場じゃない!!」
アイが叫ぶ。ミサイルの爆炎をカモフラージュに、ファングが炎の中から突っ切って襲ってきた。しかしアイはGNソードUでファングを切り払う。
「このっ!!」
アイはAGE-3Eを飛び上がらせ切りかかる。
「フンッ!」
ブリュンヒルデは右腕のバスターソードで難なくGNソードUを受け止める。
「くっ!パワーが上がらない!」
「さすがにライザーソード使った後じゃ疲弊してるだろぉ!ん?」
と、ブリュンヒルデの左右から大型ビームが撃ち込まれる。ヒロとツチヤだ。しかしブリュンヒルデは機体の周りに球状のバリアを張り。ビームを無効化。
「防いだ?!」と驚くヒロ。撃ったのはこの二人の機体だった。
「馬鹿だなお前ら。この機体のifsユニットが見えねぇか」
「くっ!なめるな!!」アイは叫びながら残ったエネルギーでAGE-3Eのパワーを上げる。『ぐぐぐ……』と音を立ててブリュンヒルデの腕を押し返し始めた。
「何?!」
「ぅおおっ!!」アイの叫びと共にAGE-3Eは剣を大きく振るう。斬られたブリュンヒルデの右腕が宙に舞った。
「よしっ!勝てない相手じゃない!」
「この!アマァァっっ!!!」
セリトの絶叫と共にブリュンヒルデの頭部が大きく開かれる。そして口の中に確認できる光。
「アイ!あれって撃とうとしてるんじゃ!」
「だろうね!下がらなきゃ!!」
後退しようとするアイ。ヒロとツチヤも何とか阻止しようとブリュンヒルデに斬りかかった。しかしAGE-3Eの隙を逃さずブリュンヒルデの口から大型のビームが放たれる。土砂降りの雨の中でそれは雷が鳴った様な閃光だった。
「っ!!」
アイは当たるまいと回避行動を取る。ビームは左腕を掠め左腕を吹き飛ばす。その反動でアイは吹っ飛ばされた。
「うぁあっ!!」「きゃぁぁっ!!」
悲鳴を上げてぬかるみの地面に落ちるアイとナナ。とどめとばかりに火器を向けるブリュンヒルデだが、直後ブリュンヒルデ背中のリフター、左右のエンジンが爆発。
「なんだ!?」
セリトが後ろを確認、ツチヤのアッシマーとヒロのウイングノヴァが深々と、盾と斧を突き刺していた。
「俺達に気づかなかったとはな。やはり機体の性能に頼っただけの強さか!カモザワとやら!」
「チッ!あめぇんだよ!こいつはifsユニットで飛んでいる!リフターはただの補助だ!!」
そう叫ぶセリト、再びファングを射出。本来ファングの搭載数は8個、だがブリュンヒルデのファングは明らかに10個以上搭載していた。数が多すぎるとヒロとツチヤは一度下がる。逃がすかとセリトはリフターのビーム砲と右腕のバスターソード(ライフルモード)で撃ち落とそうとする。
「右腕が治ってる!さっきアイちゃんが破壊したのに!」
「見るんだ!さっき俺達が破壊したリフターの部分を!」
ツチヤの指摘にヒロは「あっ!」と声を上げた。破壊した部位が再生している。これは以前アイ達が違法ビルダーと戦った際に違法ビルダーの機体に搭載されていたシステムだった。
「その再生システム!大会でまで使うつもりか!!セリト!!」
「勝てばいいんだよ!勝てばなぁ!ならついでにこういうのもどうだ!?」そういうとセリトはブリュンヒルデにあるコードを入力する。突如ブリュンヒルデが赤く輝きだす。
「なんだ!光が!」
次の瞬間、ブリュンヒルデが『吠えた』
ヴォォオオオオオオーーーンンンンンンッッッ!!!!
生物とも機械音声ともつかない不気味な遠吠え。それと共に『カッ!!』と赤い光は一瞬凄まじい光量となる。強い光にヒロは思わず目を覆う。
「ん?!なっ!倒したはずの違法ビルダーの機体が!」
ツチヤは周囲を見て絶句した。さっきアイが破壊したはずのマステマガンダムやネフィリムガンダムが再生しているのだ。
「これが再生機構『アインヘルヤルシステム』だ。これさえあれば俺達は絶対負けねぇ!」得意げに言うセリト。
――アインヘルヤル、確かマスミが言っていた。北欧神話で死んでヴァルキリーに導かれ、戦う事を強制された勇者達の事って。その際に再び死んでも夕方に生き返らされ、また戦うという……。ブリュンヒルデって名前もまさにヴァルキリー――そうヒロは思いながら「格好つけて!!」と叫んだ。
「貴様という奴は!こんな事をして大会側が黙ってるはずがないだろうが!」
「知ったことか!俺はな!お前に復讐さえできれば!結果さえ残せればそれでいい!」
そうこうしてるうちにマステマとネフィリムの再生は完了。ブリュンヒルデの周りに違法ビルダーの機体は集まっていく。
「おぉ、先生のおかげで蘇る事ができました」
「来てくれない時はどうなるかと思いましたよ」
ヤスとテツがセリトに話しかける。さっき撃たれた事は水に流したのか、それとも機嫌を取りたいのか。どっちにしても情けないと見ていたアイ達は考える。
「ふん、俺達の勝利は確定したも同然だな!ガリア大陸ナンバーワンの名誉も!ガンプラバトルの最先端も!すべて俺達の物だ!!」
そして一斉に襲い掛かってくる違法ビルダー達、だがそれにアイ達は絶望していなかった。なおも武器を構え、戦おうとする。
「誰がやられるか!お前らの様な魂なしにやられる程!俺達は情けなくはない!!」
「そうだ!こんな所でやられてたまるか!レムさんを救うまでは!!」
「そうだよ!アタシだってこの大会!全身全霊かけたんだから!あんたらに負けたんじゃ普通に負けるよりずっと恥ずかしいわ!!」
「そうだよ!私達はあきらめない!!」
その姿勢に違法ビルダー達はただのハッタリと高を括っていた。しかしそれは意外な形で覆される事となる。
『へ!よく言ったぜ!!』
「?!」
突如聞こえる通信、直後、違法ビルダー達のいる場所に弾丸やミサイルが次々と撃ち込まれていく。その攻撃にさらされたマステマやネフィリムは次々と破壊されていく。
「な!なんだ!何が起きた!!」
「お前ら違法ビルダーだな?」
慌てるテツのマステマに巨大な翼を広げた機体が翼で切りかかった。ジャイオーンという『Gのレコンギスタ』に登場した機体だ。翼の様な背中のユニット『ビッグアーム』先端部からビームサーベルやソードビットといった武装が特徴の機体だ。
「テツさん!」
「普通のビルダーには容赦なくても違法同士には優しいのかい?」
叫ぶヤスに別の機体がビームサーベルで斬りかかる。
「な?!」
こちらの機体は肩部と体躯の大きい異形のガンダム『GP02サイサリス』『0083』に登場したガンダムで核攻撃を目的とした禁忌の機体。それ専用のバズーカと弾頭を装備してるが通常のパワーも優れており、ビームサーベルでマステマのパワーを圧倒していた。
「なんだ!なんなんだこれはぁ!!」
テツとヤスも、自分の状況を飲み込めないまま機体を切り裂かれ爆散した。
「大したことはないな……」
「それよりサイトウさん、あのAGE−3に乗ってるのがコンドウさんの言ってたヤタテ・アイちゃんなんだろ?可愛いかなぁ?声かけよっかなぁ」
「さぁな、だがコンドウさんがあれだけ楽しそうに話してた子だ。強いのは確かだろう。だがいきなりナンパはやめろよシンパチ」
別の場所では『ガンダムUC』に登場した『クシャトリア』がファンネルを展開し複数の違法ビルダーを相手にする。そのクシャトリアに連携を取りながらドイツ軍兵士の様な恰好をした機体『ギラ・ズール』の改造機が二機、違法ビルダーを次々と落としていった。
「二人とも、さっさと片付けるよ……。この程度の相手に遅れを取ったらお姉さまの顔に泥を塗るもの」
「了解!」
リーダーらしき紫のギラ・ズールから聞こえた声は女の物だった。
それ以外にも何機もの機体が違法ビルダー達に襲い掛かる。全員が通常のビルダーだ。アイ達もこの状況には唖然としていた。
「何が起こったの?!これは」
「おやおやおや〜?わからないんですかァ。残った普通のビルダーさん達ですよ〜」
急に気の抜ける女の声が聞こえた。ナナとツチヤはその声に聞き覚えがあった。
「ドムトルーパー・スノーマン?そしてその気持ち悪い声……ユキ?!」
アイ達が振り返ると白く塗った『ガンダムSEED DESTINY』に登場した『ドムトルーパー』がいた。乗っていたのは以前ナナが戦ったビルダー『ゴウセツ・ユキ(豪説由紀)』(第22話登場)だ。他にオーカー系で塗られたドムトルーパーと緑で塗られたドムトルーパーがいた。そしてそれぞれ背中の換装式装備『ウィザード』はそれぞれ違っていた。
「気持ち悪いってなんだオイ!!……じゃなかった……気持ち悪いなんてひどいですぅ〜」
「あー悪かったわよ。それで普通のビルダーって、あいつら皆違法ビルダーを許せないとか?」
「そりゃ皆激おこぷんぷん丸ですよぉ☆」
「ユキ、お前ちょっと黙ってろ。そのしゃべり気持ち悪いって言ってるだろう」と緑のドムトルーパーが前に出てきた。ユキは「う……」とつぶやきながら下がる。どうやら彼女の頭の上がらない相手らしい。
「とにかく俺達は君達の味方だ。俺達だって違法ビルダーには鬱憤が溜まっている。故に協力させて欲しい」
と、6機の周りにマステマガンダムとネフィリムガンダムが集まってくる。せめてアイを倒そうという見積もりなのだろう。
「ここは俺達に任せて君達はボスらしきあの新型を倒してくれ!」
「有難うございます!行こう皆!」
そしてアイとツチヤとヒロは三機ともブリュンヒルデに飛び立った。なおもさっきのマステマ達はアイを追おうとするが、ユキ達は逃がそうとしない。
「あは☆逃がしませんよぉ」
「そういう事だ!やるぞお前ら!ゴウセツ三兄妹!ジェットストリームアタックだ!」
「くそっ!あいつら数が増えた途端元気になりやがって!!」
ブリュンヒルデに乗ったセリトは現状が理解出来ないでいた。そしてアイ達はブリュンヒルデに立ち向かう。
「もう違法ビルダー達の再生はさせない!!」
アイのAGE−3Eは左腕を失ってなお、右腕でGNソードを振りかぶり切りつける。ヒロとツチヤの二機も同様に斬りかかる。
「くっ!お前ら!」
バスターソードで剣を受け止めながらも、セリトに焦りが出始める。
「終わりだ!セリト!観念しな!」
「サブロウタァァ!!テメェ!これで終われるわきゃねぇだろうが!!あの女から預かったブリュンヒルデだ!たかが三機位!」
「残念だったな!3機じゃねぇ!6機だ!!」
いきなり乱入する声、そして遠くからブリュンヒルデ目がけて二条のビームが放たれてくる。ifsユニットのバリアはそれを防ぐ。
「な!なんだ!」
遠くからメテオホッパーに乗ったダハックがこちらに突っ込んでくるのが見えた。前編で戦ったライタのダハックだ。
「あのメテオホッパーは!?まさか!」
「ニワカの物を拝借したぜ!まだこっちはそれほどボロボロじゃないしな!!」
「くっ!サブロウタ達にやられたってんなら!何故俺達を狙う!憎いのはサブロウタ達じゃねぇのか!」
リフターのビーム砲をダハックに撃つブリュンヒルデ。しかしダハックは両掌からのビームシールドでそれを防ぐ。ライタはさっきアイにやられた時も、これでバスターライフルを防御したのだ。
「くっそぉ!!ファング!!」
アイ達の斬撃をしのぎながらもダハックを止めるべくファングを撃ち出す。ダハックはまっすぐ高速でこっちに向かってきている。特攻をかけるかもしれないとセリトは焦っていた。いくつものファングが様々な方向からダハックに向かう。両掌のフィールドでは防ぎきれないだろう!
「危ない!ライタ君!」
ダハックを突き刺すべく襲うファング。しかしファングは突如飛んできたシールドビットに防がれる(それもトランザムがかけてある状態だった)。ファングとシールドビットはぶつかり合うごとに相殺し砕け散る。
「ミゾレ君のシールドビット?!」
「ンーフッフッフ!聞こえるかい新型機の違法ビルダーさん」
ミゾレの声だ。ミゾレの機体は胴体を撃ち抜かれてなお、まだ薄皮一枚で首が繋がっていた。地面でボロボロの状態でシールドビットを操作していたのだ。
「確かに僕らはヤタテさん達は憎いよ。でもね、君たちの方はもっと嫌いで憎いのさ!」
そういうとミゾレのケルディムから小規模の爆発が起こる。もう機体が限界なのにトランザムを使った所為だ。
「それじゃあライタ。あいつらに僕らの意地を見せたまえ。僕は先に逝くから。じゃあな!」
そして地面のある地点でGN粒子をまき散らしながらの爆発が見えた。
「ミゾレ!任せろ!!」
そしてメテオホッパーで突っ込もうとするライタ。ぶつけられてたまるかと、セリトは再びブリュンヒルデの口を開けてダハックを撃ち抜こうとする。
「やらせるかよ!!」
ヒロのウイングノヴァがマシンキャノンをブリュンヒルデの開いた口に撃ち込む。爆発と共にブリュンヒルデの頭部が吹き飛ぶ。
「お前ら!離れな!!」
ライタの声と共にアイ達は後退、直後、ダハックはジャンプ、ブリュンヒルデのどてっ腹にメテオホッパーが衝突。その際発生した大爆発にブリュンヒルデは巻き込まれる。
「やった!」叫ぶナナ、
あれだけの爆発なら倒せた。そう確信し安堵するライタ。しかし次の瞬間……爆炎を突き破りビームがダハックの腹部を貫通した。
「なっ……!?」
状況を受け入れられないまま、ライタのダハックは爆発。そして爆炎の中からブリュンヒルデの背中のリフターが現れた。
「リフターだけ?!」
「以前戦った違法ビルダーの機体は再生コアがあった!リフターがコアか!」ヒロが叫んだ。
「しつこすぎるんだよテメェら!!だが俺はまだやれる!一度時間をかければ俺は再生するんだ!このグラーネ(リフターの名前)で俺さえ生き残れば!!」
そういいながらブリュンヒルデのリフターはアイ達から反転、高速でその場から逃げようとする。
「大人しくやられちゃいなよ……」
そう言うとアイはAGE−3Eをやり投げの体勢でGNソードUを構えた。アイの怒りが、ガンプラ魂が、AGE−3Eにブーストをかける。
「同意見よアイ。女のアタシにゃ解んないけどさ。男の意地って奴に……」
淡々とナナもアイに同意する。彼女もアイ同様、怒りと魂がAGE−3Eに力を与えていた。
『そんなセコイ手で答えようとするなぁぁっっ!!』
アイとナナは叫びながら一気に投擲する。まっすぐGNソードUはリフターを超える速度で追いすがる。怒りとガンプラ魂のブーストがかかったその速度は、音速を簡単に超えていた。そしてリフターのど真ん中を貫通。真っ二つにリフターは裂けた。
「お!俺が!俺が死んだらぁぁっ!!!サブロウタァァッッ!!!」
そしてリフターは完全に爆散。そのままGNソードUは上空の雨雲を突き破り、土砂降りのフィールドを一瞬で青空に変えた。光に照らされる勝利したビルダー達。同時にこれで規定数に機体の数が減ったのだろう。これでバトルは終了した。
「カモザワ・セリトさんは参加してなかったですって?!!」
アイの声がエントランスに響いた。サバイバル戦が終わった後、ツチヤはセリトに文句の一つでも言おうとしたが、見つからない、参加名簿を確認したがどこにも『カモザワ・セリト』という名前は存在しなかった。
「私達も見てる時、途中からアイちゃん達のフィールド見れなくなっちゃったのよ。まさかそんな激戦になっていたなんて」とカナコ。
「一応、大会側にはかけあっておいたから、何かしら対策はやってくれるはずですよ」とミドリが続く、
「そういうこったぜ。アイちゃんがそんな事になってるたぁ、外部から乱入してくるたぁ、ワシだって経験した事はねぇぜ」
「こんな大規模な事になるなんて、どうなっちゃうんだろう。この大会……」
違法ビルダー、もしかしたら自分が思ってるよりずっと大規模な連中なのかもしれないと不安になるアイ、だがそんなアイに一人の男が話しかける。
「関係ねぇだろ。ヤタテさんよ。立ちふさがる連中は皆ぶっ飛ばせばいい」
「え?」
そこにいたのは三人の男達、チーム『キマイラ』のライタ達だった。否、それ以上の多くのビルダーがライタ達の後ろに並んでいた。彼らはさっきのバトルでアイ達を助けたビルダー達だ。
「俺達は自分のガンプラが一番だって証明の為に戦ってる。弱かろうが強かろうが、それは皆おんなじ気持ちだぜ」
「それを横から出てきた初心者が、ガンプラの醍醐味も知らないで知り尽くした気でいるなんて頭にこないかい?」
「そんなデータだけ使ってる連中が、苦労もなしに勝ちまくるって事は俺達の楽しんできた気持ちも踏みにじってるって事だ。それを見てるだけなんて出来るわけないんだよなぁ」
「ま、なんにせよ相手にしたら違法ビルダーだろうと普通のビルダーだろうと全力で答えるしかねぇんだ。だから全力でぶっ飛ばせばいいんだよ。こっちから変に深入りしたって碌な事ねぇからな」
「そっか。そうだよね……ありがとう」
そしてある別の場所では
「クソッ!!してやられたぜ!あの女ぁぁ!!」
薄暗い部屋、一つだけ置かれていたGポッドから出てきたセリトは怒りを抑えられずにいた。
「残念でしたね。カモザワさん」
「あんたか……リンネ」
妙に髪の長い少女がセリトに話しかける。部屋が薄暗い所為か目が隠れており、表情をうかがう事が出来ない。以前アイが戦った違法ビルダーにしてブローカー、そしてアイを一方的に憎んでる女『リンネ』だ。
「折角新型機をもらったのに情けない所を見せちまったな」
「いえいえ、あなたのおかげで貴重なデータを得られました。……それよりあなたはこれからどうするおつもりですか?」
「さぁな、負けちまったし、指を加えてツチヤ達の負けるのを待つか」
「もしよろしければ私と一緒にブローカーをしませんか?」
「何?」
「あのチーム『I・B』に復讐をしたい人物がいるのは私も同じですから……フフフ」
不敵に口元に笑みを見せるリンネ、それを遠巻きにヒロのかつての仲間『フジミヤ・レム』は無言で見ていた。
「……お前らに協力すればサブロウタ達に復讐出来るんだな?」
「えぇ、当然です」
「いいだろう。手を貸してやる。そして今度こそサブロウタたちを!!」
……
そうこうしてる内にトーナメント票が出来上がり、エントランスに貼られた。複数のフィールドでサバイバルを行った所為か、ふるいにかけたとはいえかなりの数のビルダーのチームが残った。
「いやー随分規模の大きいトーナメントだねぇー」
「この中で一位だけが全国か……頑張ってね皆……」
「任せてよムツミちゃん、それで私たちのチームはと……」
「あ、あったよアイ、初戦の相手は……チーム『ストレイキャッツ』?聞いた事ないチームだわ」
「それは俺達のチームだ。ヤタテ、ハジメ……」
人ごみをかき分けながら三人の男がアイ達に相対する。似た顔の三人の青年。皆揃って眼が細く首が太い、なんだか太った猫を思わせる外見が特徴。その男達をアイは見覚えがあった。
「あなた達は…ケイ三兄弟(第1話・3話・4話登場)」
お待たせしました。コマネチです。違法ビルダーのボス機体、もっと早く投稿出来る様に合わせ目消しとか簡略したんですけど結構時間かかっちゃいました。しかもこいつ可動はからっきし駄目で…とはいえビジュアルはうまくいったと思ってます。それではまた、
説明 | ||
第43話「開幕!!ガンプラバトル選手権!!(後編)」 ガンプラバトル県内予選、トーナメントに上がるには参加チーム全員のサバイバル戦に生き残らなければならなかった。アイ達は今まで育んできた力でサバイバルを有利に進めるが、違法ビルダー達が大挙して押し寄せてくるのであった。 |
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コメント | ||
W-ネームレスさん 読んで頂き有難うございます!違法ビルダーの新型は今後は戦乙女系の名前の機体に乗せようと思います。元々名前とのミスマッチ狙いなんですね。通常ビルダーと違法ビルダー交えての大会、もっと盛り上げる予定です。今後も見て頂けたら嬉しいです。(コマネチ) お待ちしてました! ラグナロクプラン…ブリュンヒルデ…北欧神話好き(にわか)な私にはご褒美物の機体ですね! 違法ビルダーなのが残念(´・ω・` ) しかしきな臭くなってきましたね…次回も楽しみにしてますよ!(W-ネームレス) mokiti1976-2010さん 読んで頂きありがとうございます!違法ビルダーの問題は大会と並行して進ませるつもりです。三兄弟は…まだ言えません。(コマネチ) ブローカーですか…本当に違法ビルダーは根が深そうですね。そして…久々に登場の三兄弟は一応普通のビルダーって事で良いんですよね?(mokiti1976-2010) |
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