もてもて男子。 第十四巻
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    もてもて男子   第十四巻

「私は誰とも付き合わない。だってわたしは一人のものじゃない。みんなのものなの。わたしはみんなのものなんだ!だからわたしはいんなと付き合う。いいでしょ?」

「もう、お前には負けたよ。」

「え」

「そうだよな。お前は一人のものじゃないんだよな、わかった。」

「ありがとう。」ドキッ

「そうそうわたしつきあえない理由があるから。」

「その理由ってなんだ?」

「ひ・み・つ。またの機会にわたしの心をつかんだら教えてあ・げ・る」

「絶対だな」

「うん。さ、わたしは寝るね。」

「ああおやすみ。」

「おやすみ。」

「すーすー」

「うわ、かわいい寝顔。」

「さっおれたちも寝るよ。」

「んじゃおれはゆうきにもたれかかって寝るよ。」

「そんじゃあおれもゆうきにもたれかかって寝よ。」

そして朝になると、

「なんかわたしの体が重い。何でだろ?うーんってわかったし。何で全員私によりかかっての?諒君、たかお、ひ山、レオン、レイン起きて。」

「ん、何ゆうき」

「起きて。外がすごいことになってる。」

「な、何だ。タイムスリップしてる。うわ、昔の日本ってこうなっていたんだ。」

「ひ山感心してる場合じゃないでしょ。」

「ってお前も感心しとるだろうが。」

「たかお、諒君、レオン、レイン起きて」

「ん、何だ」

「ねえ見てみんな。」

「えっどういうことだ」

「昔の世界に変わってる。」

「ね、タイムスリップしてるでしょ。」

「うわー昔の世界に変わってる。昔の世界ってこんなだったんだ。ってゆうかここどこ?」

「えー山にいんの?」

「そ、それじゃあ私達がいた病院は山にたてられたっていうこと」

「そうみたいだな」

「とりあえず山を下ってみようぜ。」

「うんよーしいっくぞー」

つるっ

「え」

「ぎゃー」

「ゆうきが落ちたぞー!」

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