外史を駆ける鬼・春恋*乙女編 第03話 |
外史を駆ける鬼・春恋*乙女編 第03話「ひと時」
「あら重田さん。ごきげんよう」
「あ、あぁ、ごきげん、よう」
入学式を終えて放課後になった頃。愛紗は廊下で出くわしたクラスメイトの返事をぎこちなく返し、下駄箱にて革靴に履き替え帰ろうとしていた。一刀は生徒会の仕事にて校舎に残り、同じクラスとなった結衣佳は料理部に向かった為である。
一刀と過ごしたい思いを振り払いながら愛紗は現在の住まいである学園の女子寮に向かうところである。
彼女は昌人ととある約束を交わしていた。生徒会役員となれば、風紀館に彼女の一室を作ってくれることを。
風紀館は決まった生徒しかそこに居を構えることが出来なく、何個かある条件の一つでもクリアできれば居を構えられる。その条件の一つが生徒会役員であることである。もちろんそれは強制ではない。事実、現生徒会会長である不動は女子寮住まいである。
しかし生徒会に入るにはそれなりの実績が必要である。一刀は剣道の全国大会優勝と昌人の推薦の為に庶務に選ばれたが、愛紗にはフランチェスカ学園での実績は何もない。そこで彼女は成績優良枠にて獲得できる副会長の席を狙うことにした。この学園の生徒会には副会長枠が二つ存在しており、一つが選挙にて選ばれる一般枠であり、もう一つが先程述べた枠である。
成績枠を手にする為には最低学年5位以内に入ることであった。現在の愛紗の成績は20位である為に、いくら上位であろうとも成績が足りないことには変わりはなかった。
なので、愛しの恋人である一刀や友人である結衣佳などが用事の場合はさっさと帰り勉学に励んでいるのだ。
莉流に関しては勉強が出来るわけではないので省き、実際前に共に勉強した際は太ももに手を置いてくるなど集中出来なかった。
及川に関しては、勉強は出来るらしいが、何故か除外。
昌人は多忙にて夕食を終えた頃しか尋ねることが出来ない。
結果、一人で勉学に励んだ方が、効率がよいことが判明したのだ。
そんな愛紗が校舎を出た所に、誰かを探すように周りを見渡している赤髪の少女の背中が見えた。
「そこの君、一体どうしたのだ?」
声に反応し、振り向いた少女は羽の形をしたヘアピンで髪を短いツインテールにしており頭頂部には一本のアホ毛があった。
「……え?あ、あ、あの」
「む?どうした?私の顔に何か付いているのか?」
愛紗は真面目な顔でそう答えたが、そこで彼女は前に昌人に言われた言葉を思い出した。
『顔が固い。真面目なのは悪いことではないが、時には笑顔を見せたほうが、相手は和みやすい。特にそれが年下や後輩であればなおのこと』
今までは武将として生きてきた愛紗であるが、今は一介の学生である。そんな自分がどんな行動を取ればいいか今一度心の中で見つめなおし……
「あぁ、すまない。別に怒っているわけではないんだ。何か迷われてそうだったから声をかけただけだ」
少女に微笑を見せながらそう語りかけた。それを見た少女は少し頬を赤らめて愛紗の顔に釘付けになっていた。愛紗はどうしたものかと思い少し腰を屈み少女の額に手を置いた。
「どうしたのだ?そんなに頬を赤らめて。熱でもあるのか?」
そう言いながら話す愛紗の行動に、少女の気が瞬時に戻り、彼女は狼狽しながら、慌てて二、三歩下がってしまう。
「え、へ、は、いやいやいや。そ、その………先輩が、き、綺麗で見とれていまして」
少女がそういうと、今度は愛紗が顔を赤らめてしまった。普段同じ学び友に容姿を褒められることはあったが、今まで武人として生きていた為か、どうもそういうことに関しては顔には出さないが嫌悪感を抱いてしまい、こういった目の前の少女や一刀の様に素直な本当に気持ちで言われれば、どうも背中が難痒くなってしまう。だが彼女が気を払ったのは、容姿を褒められた他にもう一つあった。
「ん?先輩?……そうか。おぬし、新入生か」
良く見ると、その少女は去年卒業した先人と同じデザインの制服を着ている。フランチェスカ学園の女制服は1年2年3年で色が分かれており、それぞれスカートと首もとのネクタイ、指定のシャツの手首の色、羽織タイプのブレザーのような物が違うのだ。
大まかな違いの一つはブレザーの首元、シャツの手首とスカートは赤色で、リボンは黄色。それに対比して紺色でエメラルドグリーン。そしてもう一つはオリーブグリーンでカーネーション・ピンクであり、その三種類を新入生が入るたびにまわす形である。
「は、はい。その、実は……」
愛紗は少女の話を聞くと、彼女には既にこの学校に通っている兄がいるらしく、その兄が今日学校を案内してくれる予定であったらしいが、いつまでたっても来ないらしく、それで途方に暮れていたらしい。
「なるほど。ちなみにそなたの兄君の名前はなんというのだ?」
「は、はい。早坂章仁っていいます」
「なんと。君が早坂殿の妹君であったか」
「え?お兄ちゃん……いえ、兄をご存知なのですか」
「あぁ、去年同じクラスであった者で、その友人共々良くしてもらった」
愛紗は1年時、一刀とは別のクラスに配分されてしまったのだ。一刀の世界に来てから、頼れる人物は一刀と昌人のみであったため、気苦労が絶えず、特に勉学おいては常に精神が参りそうであった。だがそんな時に助けとなってくれたのが、結衣佳と莉流、そして章仁であった。
始めに結衣佳が話しかけてくれたことにより続いて莉流、章仁と輪を広げていき、一月も経たないうちにクラスに馴染むことが出来た。そう考えれば結衣佳達には感謝しきれないでいた。
そんな愛紗を早坂妹がマジマジと見つめているが、愛紗はとあることに気付いた。
「そういえば、自己紹介がまだであったな。私は重田((愛|めご))。 2年Y組(リリス)に在籍している」
「こ、これは先輩の方から失礼しました。私は早坂羽未っていいます。1年V組(リオン)に在籍しています」
愛紗の畏まった言い方につい便乗して早坂妹、羽未と名乗る少女は頭を下げる。
「いやいや、そこまで畏まる事はない。しかし困ったな。確か早坂殿は先程職員室に呼ばれていたが……」
「え?お兄ちゃん、いったい何があったんだろう!?」
あわあわと慌てながら兄の心配をする羽未に、愛紗はクスリと笑い話す。
「そういえば、今日彼は慌てて来ていたからな。その時に髪がだいぶ乱れていたから、大方それに付いて注意を受けることになったんだろう。フランチェスカはお嬢様学校だから身嗜みには一際厳しい」
「………も、もう。お兄ちゃんったら、恥ずかしい」
羽未は頬を膨らませてプリプリと怒り出した。愛紗はそんな彼女を見て、かつての自身の妹、鈴々を思い出した。性格は目の前の少女とは全く違えど、その兄を慕う姿は、同じ自分の主である一刀を慕う姿に酷似していた。
「……あ、あの、愛さん。大丈夫ですか?」
「………え?」
「……そ、その……」
羽未が自らの目の下を拭うようにする仕草を見たとき、愛紗は自らの目から涙が溢れていることを悟ったのだ。
「あ、あぁ〜、なんでもない。目にゴミが入っただけだ。どうも先程から難痒いと思っていたんだ」
愛紗はそう言い訳しなが鼻と目の間を捏ねくり誤魔化した。
「それより羽未殿、早坂殿であるが、まだ暫く来ないと思うぞ」
「え?」
「職員室にて話が終わっても、風紀委員から呼び出しを受けるはずだ。なんといっても新入生を向かえる大事な日にヘマをやらかしてしまったからな」
「そ、そうですか……どうしよ」
羽未がそう迷っていると、愛紗が一つの提案を彼女に持ちかけた。
「それならば、私が学園を案内しようか?」
「え、そ、そんな。悪いですよ」
「いや、いいんだ。どうせ寮に帰っても勉学か鍛錬をするだけだ。たまの息抜きよいだろう」
「そ、そんな」
「まぁこれも何かの縁だ。案内させてくれ……」
こうして羽未は、愛紗に連れられて学校中を案内されることになった。愛紗は学園の敷地内を一通り回った後に室内温水プールへとやってきた。
「めっごさーーーん!!やっぱり来てくれたのね」
彼女がプールの施設の案内をしていると、タオルを首にかけスクール水着の上からパーカーを着た莉流が抱きついてきた。
「おい離れろ莉流。私は今日お前に会いに来たわけではない。ただ後輩に施設を案内しにきただけだ」
「後輩?」
愛紗に抱きつく莉流が首を愛紗のいう後輩・羽未に向けると、莉流の目は野獣の様にキラリと光り、羽未はそれに少し後ずさった。
「なにかしらこの無垢な生物はーーー!!」
標的を変えた莉流は次に羽未に抱きつこうとしたが、それを愛紗が彼女の首根っこを捕まえて制止しさせ、そのまま流れでチョークスリーパに持ち込んで押さえ付ける。
「い・い・か・ら・お・ち・つ・け!!」
莉流はタップを宣言するように愛紗の腕を叩いてもがき、羽未はそんな二人の行動を見てオロオロとしていた。
「へぇ……まさか章仁君にこんな可愛い妹がいたなんてね」
現在、三人は黎明館にて放課後ティータイムを過ごしていた。
「い、いえ。織戸先輩の方が綺麗だと思いますが……」
「いや〜ん。本当に素直で可愛い子。私の妹に欲しいくらいだわ」
莉流は羽未に抱きつき、自分の頬を彼女に擦り合わせる。
「しかし莉流、お前部活はよかったのか?」
「いいのいいの。今日は早めに切り上げる予定だったし、それにこうして可愛い子とティータイム出来るのだったらいくらでもきりあげちゃうわ」
「……羽未殿、学校を案内する予定がこんなことになってしまって申し訳ない」
「い、いえ。とても楽しくさせていただいています」
羽未はギコチナイ笑顔ながらも、本当に嫌悪しているわけではないので、愛紗は安心しながらコーヒーを啜る。
「それにしても、先輩。……凄い量の参考書ですね?」
羽未が気を向けたのは、愛紗の目の前に置かれた参考書であり、高さだけでも20センチは越えていた。
「そうなのよ。愛さんは学年でも20位に入るほど頭がいいの」
「え、す、凄い!!先輩って頭がいいんですね」
「いや、それほどでもない。普段から出された課題をしっかり行なっていれば、誰でもこれぐらいは出来る」
愛紗は特に気取らずにそう答えるが、その姿が羽未には輝いて見え、彼女は尊敬の念を彼女に向ける。
「あ〜、ウミちゃん久しぶり」
愛紗は後方より聞こえてくる間の伸びた声に気付き振り向くと、そこには結衣佳がいた。
「ゆい姉」
羽未は結衣佳を目視するなり、席から立ち上がり彼女の胸に飛びつき抱きついた。
「ウミちゃん、すっかり大きくなって〜」
「そういうゆい姉こそ、また胸が大きくなったんじゃないの?」
「そ、そ、そんなことないよぉ」
羽未の発言が予想外だったのか、普段ののほほんとした表情とは一転して、結衣佳は頬を赤らめて否定する。
「結衣佳殿、おぬしも今日は早引きか?」
「うん。さっき莉流さんからメールがあってね、放課後黎明館にいるから時間が空けばどうかってね。あ、これさっき作ったクッキーだよ。食べる?」
「食べる食べる。結衣佳さんのお菓子って本当に美味しいんだもん」
やがて、先輩3人による新入生早坂羽未のささやかな歓迎会が開かれることになった。
そして夕方の日が沈みだし、黎明館が閉店に近づいたときに4人は店を出た。
「お、愛紗、いまから帰るところかい?」
「一刀様……と早坂殿」
「やあ重田さん」
女子寮に戻る帰り道にて、愛紗達は部活を終えた一刀と早坂兄である章仁と会う。
「う、羽未。女子寮にもいないと思ったら、結衣佳達と一緒にいたのか?」
「そうだよ!お兄ちゃんが今日学校を案内してくれるって言ってたのに、先生に呼び出しをかけられるんだもん。ホント恥ずかしいよ」
頬を膨らませ小さく唸る羽未に、章仁は必死に謝っていた。
「そうだぞ早坂。こんな可愛い妹を待たせるなんて、兄としての尊厳は無いのか?」
悪友である一刀にそう言われ何か言い返したい衝動に駆られそうになるが、今回の一件は章仁が招いたことであるので、彼はぐうの音も出ずになる。
「それはそうと一刀様、本日の部活はどうでしたか?ちゃんと水分は取りましたか?キチンと準備運動はしましたか?オーバーワークは行なっていませんか?」
愛紗は一刀に詰め寄り、次々と質問を投げかける。
「だ、大丈夫だよ愛紗。ちゃんと怠らずにやったから」
「信用なりません。以前もそう言いながら無茶なトレーニングで腰を痛めたじゃないですか」
愛紗の問いかけに一刀はタジタジになりながら答えていき、やがて二人の空気を察知した他の者達はそっと離れていく。
「ねぇねぇお兄ちゃん。一刀さん重田先輩を違う名前で呼んでいたけど、あれってどういう意味?」
「羽未、どういう意味も何も、あの二人付き合っているんだよ」
一刀達から離れた章仁達の中で羽未だけが理解出来ずにいたが、やがて章仁から言われたことを頭の中で整理した後に驚くように叫んだ。
「え、えぇ!!一刀さんと重田先輩って付き合っているの!?」
「ほんと良いカップルだよねぇ。しかも二人とも文武両道なんだもん。学園で知らない人はいないよぉ」
結衣佳がそうのほほんと答えるが、実はこの二人が付き合ってるという事実が学園に流れた瞬間に、多くの学園生徒が涙を飲んだという。
実を言うと、一刀も最近になって気付いたことであるが、彼には結構な数の隠れファンがいたらしい。剣道部にて竹刀を振るうその姿が堪らないとのことであり、外史より戻ってきた後はそれに拍車がかかり、強く逞しいとのことでファンが鰻登りに増えていったという。当時全くモテないと悲観していたことが馬鹿らしくなったが、それでも黄色い声援をもらえることは嬉しいことである為に、その度に顔が綻んでは愛紗にどやされる毎日である。
それに対し、愛紗の容姿の良さは、このお嬢様学園の中でもやはり群を抜いており、彼女の出現と共に彼女のファンクラブが密かに設立され、数少ないフランチェスカの男子生徒もその魅力に捕らわれて彼女にアタックしたが見事に粉砕し、さらに彼女が女性であるにも関わらず、学園の先輩同級生は果敢にもアタックしそれも見事に粉砕した。
そして二人が付き合っている事実が直ぐに学園中に駆け回り、それにより多くの生徒が涙を流したという。
「むぅ〜、それでもいつか愛さんを私に……」
「……え、織戸先輩ってやっぱり――」
やがて3人が完全に去っていったのを一刀が気付くと、愛紗もそれに続いて気付いた。そんななんとも言えない空気が二人を包み込んだ。
「………とりあえず、そこのベンチに座ろうか」
「………はい――」
二人は近くのベンチに腰掛けると、舞い落ちる桜を見ていた。
「どうだい愛紗。前にも聞いたけど、学校はもう慣れた?」
「はい。一刀様や義兄上、結衣佳殿や莉流にも助けられ、不自由なく過ごせています」
「……そうか――」
それから一刀達は今日の出来事を語り明かした。生徒会であったこと。羽未を連れて学校中を案内したこと。章仁がやらかしたヘマについてのこと。黎明館で羽未の歓迎会をやったことなど色々と語った。
「一刀様、今度の定期試験こそ必ず1位を取り、生徒会に入りかつてのように共に仕事をしたいと思います」
笑顔で答える愛紗に対し、一刀は少し苦い顔になった。
「……ねぇ愛紗、無理してない?」
「……え?」
「いや、愛紗が無理に俺に付き合ってくれているのかな、と。勿論愛紗が俺の隣に来てくれることはとても嬉しいことだ。でも、愛紗はこの世界に来てまだ一年も経っていない。まだまだ不安なことだらけにも関わらずそれでも俺を支えようとしてくれている。………あの時、始めてあった時から俺は君に助けられてばかりだ。だから、今度こそは俺が愛紗を助ける番だと思っている」
愛紗の目を見据えて答える一刀であるが、急に自虐的に笑い出した。
「………いや、何を言っているんだろうな。俺は。愛紗が臨んで俺に尽くしてくれている事はわかっている筈なのに――」
うな垂れる一刀を愛紗は優しく抱き寄せると、一刀の頭は力なく彼女の胸に埋まる。
「………不安なんだよ、愛紗。今のこの幸せが壊れてしまわないかと。……多くの犠牲を払って生き延びた俺達は、本当に罰せられるべきことはなにもないのかと。ただ、幸せが続けば続くほど、君を失うことがどうしても恐いんだ」
愛紗が思い返す中で、一刀が弱気を見せるのはこれで二度目だ。一度は外史にて、彼自らが多くのものを抱え始めた時であった。だが愛紗は、不謹慎だと思いながらも物凄く安心もしていた。一刀が抱える悩みを、自らも持っていたからだ。新しい土地での文化、風習、生活。そして今こうして一刀と共にある幸せ。彼女も一刀と同じ悩みを共有出来たと少し嬉しく思った。
「……一刀様。私はなんの不安もありません」
愛紗は一刀の頬を両手で添えるように触れながら、自らの顔の前に持っていく。
「確かにこの世界に来てからの私は不安だらけでした。しかし今は貴方が隣にいる。貴方と共に生きたい。一分一秒でも良い。最期の瞬間を迎えるまで、貴方の隣に居続けたい。そう思えるからこそ私は懸命になれる。ですから今行なっていることを無理だとは決して思っていません。ですからそこまで気に病まないで下さい。貴方は貴方の思うようになさって下さい。私も私の思うようにやっているのですから」
「………愛紗――」
すると突然、愛紗の方から一刀目掛けて口付けを交わして来た。普段こういうことは奥手の愛紗にしては大胆過ぎる行動だった為に、一刀もしばし思考が回らずに目を開けっ放しであったが、やがて彼も彼女を優しく、やがて強く抱きしめて、目を閉じて長い口付けを交わす。そして二人は名残惜しい様に顔を離すと、互いの口より唾液の糸が垂れる。
一刀は愛紗に向き直ると、彼女に改めて告げる。
「……愛紗、愛してる。例えどんなことがあろうとも、俺が君を守ってみせる」
「私もです一刀様。どんなことがあろうとも、私は貴方のそばを離れません。私の身も心も貴方の物なのだから――」
やがて夕日が完全に落ちる前の並木道のベンチにて、二人はもう一度熱く長い口づけを交わした。
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もう一本書いてみました。ついでなので投稿です。 まじかるー |
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