キョウヤが地下の牢獄に閉じ込められていると知ったタダオとタマモはパパスを探す為に先を急いだ。

暫く進むと数体の魔物と闘っているパパスを見つけ、加勢しようとしたが駆けつけた時には既に勝負は付いていた。

「どうしたタダオ、王子は見つかったのか？」

「ううん、まだや。けどキョウヤをさらった連中が酒飲みながらしゃべっとたんやけど地下の牢屋に捕まってるらしいんや」

「そうか、でかしたぞ！その賊共は後回しだ、キョウヤ王子を助けに行こう」

「おうっ！」

地下水路の先の牢獄にキョウヤは捕まっている。

タダオが探り出したその情報を頼りにパパスは地下に通じる階段を探して行く。

先に進んで行くと階段を見つけ、降りた先には水路が広がっていてちょうど筏もあった。

さっそく筏に乗り込んで水路を進むとその先に幾つかの牢獄があり、その中の一つにキョウヤが閉じ込められていた。

「キョウヤ、助けに来たで！」

「タダオ？」

「くそ〜〜、アカン。鍵が掛かってて牢屋が開かん」

タダオはこっそりと鍵の技法を使ってみたのだが牢屋の鍵には通じなかったらしい。

「退いておれタダオ」

「お、おう」

「くううう…、はああぁぁぁぁっ！」

パパスは牢の扉の部分を掴むと力任せにこじ開けた。

「さあキョウヤ王子、城へと帰りましょう」

「何しに来たんだよ……？」

「王子？」

「ほっといてくれたら良かったんだ。どうせ俺なんかが居たところで城の連中の迷惑にしかならないんだ。今回の事で嫌になる位それが解った。そうさ、いっその事このまま死んでしまえば父さんの所に行けるし、あの王妃だって…」

「王子…、そなたは…「こんのアホがーーーーっ！」…タダオ？」

パパスはキョウヤを叩こうと手を振り上げるが一瞬早くタダオがキョウヤを殴り飛ばした。

「くっ、痛ってぇ〜〜。何しやがる！」

「やっかましいわ、この弱虫が！」

「弱虫だと？」

「そうや！ワイらが何の為にここまで来たと思っとるんや、お前を助ける為やないかい！なのにかんたんに死ぬやなんて言いおって！」

「其処までだタダオ」

「父ちゃん…」

パパスは怒りで頭に血が上っているタダオを撫でながら宥める。

「王子…、いやキョウヤよ。タダオの言う通りだ、私達はお前を助けに来たのだ。なのにお前がそんな悲しい事を言ってどうする？」

「だけど俺には…、もうあの城に居場所なんて」

「お前の居場所ならあるぞ。私達の家がな」

「…えっ？」

「そもそも私が呼ばれたのはお前を預かる為なのだからな。お前もそう聞かされていた筈だが？」

「でも、俺が行くとタダオやパパス殿に迷惑が…痛てっ！」

俯きながらそう呟くキョウヤをパパスは拳骨で殴る。

「子供がそんな事を心配するものじゃない！それと預かる以上お前はもう一人の私の息子だ、王子として特別扱いなどしないからな。其処の所をよく覚えておけ」

「父ちゃん、わからんちんな奴にはお尻ペンペンがええんやないか？」

「ふむ、それもそうだな」

「な、なんだってぇーーーっ！じょ、冗談じゃない。分かったよ、パパスど…さん」

「はっはっは、それで良い」

「ちっ！」

結局キョウヤが折れて、パパスは笑いながらキョウヤの頭を撫でるがタダオはキョウヤがお尻ペンペンされなかった事に舌打ちをして剥れていた。

「さて、そろそろ戻るとするか。賊共の討伐はまた後にしよう。今は無事に戻るのが先決だからな」

三人と一匹は筏に乗って進み、遺跡の一階へと続く階段を上っていたが突如背後から魔物の雄叫びが聞こえて来た。

何事かと振り向いてみれば瞳を真っ赤に光らせた魔物の群れが襲い掛かって来る。

「くっ！タダオ、此処は私が食い止める。お前はキョウヤと一緒に逃げるのだ！」

「そんな、ワイも一緒に闘うで！」

「俺も呪文の一つや二つくらい唱えられる！」

「コンコンコーーンッ！」（私だって居るわ。私も闘う！）

「ならぬっ！言う事を聞け！」

「わ、分かった。キョウヤ、行くで」

「あ、ああ」

「コーーン」（気を付けてね義父様）

滅多に聞かない怒鳴り声にタダオは渋々ながら言われた通りに逃げる事にした。

走り続け、ようやく出口が近付いて来た時、その声は何処からとも無く聞こえて来た。

『ほっほっほっほっほ、生憎ですが此処から先には行かせませんよ。さて、逃げ出そうとする悪い子にはお仕置きが必要ですね』

タダオ達の目の前には突如黒い霧の様な物から不気味なローブを纏った薄気味の悪い男が現れた。

「な、何やお前は？」

『これは自己紹介が遅れましたね。私の名はゲマ、どうぞお見知りおきを』

「お断りや！お前みたいな気味の悪い奴、覚えときたくないわいっ！」

「ガウゥゥゥゥゥゥッ！」（タダオに手を出すんなら容赦はしないわよっ！）

「くそっ！出口はもう目の前だって言うのに」

『さあ、いい子ですから牢屋に戻りましょう。お友達も一緒にね、ほっほっほっほっ』

「キョウヤ、タマモ、全員で一斉攻撃や！」

「おうっ！」

「コンッ！」（了解っ！）

タダオの合図で一斉攻撃をかけるがゲマの背後に先程と同じ黒い霧が湧き出たと思うとその中から飛び出して来た二体の魔物、ジャミとゴンズがタダオ達を殴り飛ばす。

「ぐわっ！」

「がはっ！」

「ギャンッ！」

タダオ達はその衝撃で吹き飛び、地面を何度かバウンドして倒れ付す。

その際にタダオの髪を纏めていたスカーフは外れて地面に落ちた。

そして其処に、魔物の群れを倒したパパスが駆け付けて来る。

「こ、これは…。タダオ！キョウヤ！タマモ！」

パパスは傷付き、倒れ付しているタダオ達を見据えると薄ら笑いを浮かべているゲマをきつく睨み付ける。

「き、貴様は…、貴様はあの時の！」

『ほっほっほっほっほ。どうやら覚えていていただけたようですね。光栄ですよ、デュムパポス陛下。いえ、今は"ただの"パパスでしたね、ほっほっほっ』

「マーサを攫っただけでは無く、よくもタダオ達を……、許さぬ！」

『許さない？許さなかったら如何するつもりなんだ？』

『ちょうどいい。此処で皆殺しにしてその魂をあのお方への生贄に捧げてくれる！地獄の闇の中で永遠に苦しみ続けるがいいわっ！』

剣で斬りかかって来るパパスにジャミとゴンズは薄ら笑いを浮かべながら迎え撃とうとするが、怒りに燃えるパパスの剣はそんな二体の魔物をいとも簡単に切り捨てる。

『がはあっ！』

『ば、馬鹿な!? 我等が脆弱な人間などにこうも容易く…』

パパスは倒れ付したジャミとゴンズに止めを刺そうとするがゲマの笑い声にその手を止める。

『ほほほほほほほほほ。流石はパパス殿、その程度の輩ではやはり相手にもならなかった様ですね。しかしこうすれば……、どうなるのでしょうね？』

ゲマは鎌の刃をタダオの首筋に宛がいながら怖気のする様な笑顔でパパスに語りかける。

「きっ！貴様ぁ！」

『ほほほほほ、では続きを始めましょうか。悩む事は無いでしょう、世界を救う為には如何すべきか貴方には解っている筈。さあ見事私達を倒して世界をお救いなさい、愛する息子の命と引き換えに』

「ぐっ、ぐぐぐぐぐ！」

『ジャミ、ゴンズ、何時まで寝ているつもりですか。パパスさんがお待ちかねですよ』

『ははっ！おのれ、よくもゲマ様の前で恥をかかせてくれたな』

『さあ、かかって来るがいい。正義とやらの為にな』

「お……、おのれぇ……」

近付いて来るジャミとゴンズを目の前にしながらもパパスは何も出来ないでいた。

『おりゃあぁぁっ！』

「ぐわぁっ！」

『そりゃあぁぁっ！』

「ぐうぅっ！」

ジャミとゴンズの容赦の無い攻撃はパパスを絶え間なく襲い続け、パパスは反撃する事無くその攻撃を耐え続けている。

その責め苦が数十分続いた時、タダオとキョウヤは目を覚ます。

『くそっ、なんて頑丈な奴だ。まだくたばりやがらねえ！』

「く…くうぅ、タ…タダオ……」

「と、とうちゃ……、父ちゃん…」

「パパ…スさん…」

『おや、どうやら子供達の目が覚めた様ですね。ではそろそろ止めを刺させてもらいましょうか』

ゲマはそう言うとその手の中に紅く燃える火球を作り出しながらパパスへと近付いて行く。

『苦しいでしょう、今止めを刺して楽にしてあげますからね』

「ま、待ってくれ。せ…めて最後に、我が子にわ…別れを言わせて……くれ」

『まあ、いいでしょう。でも子供達の心配でしたら無用ですよ？彼等はこれから奴隷としての幸せな毎日が待っているのですからね。ほっほっほっほっほっ』

「聞こえるか、タダオよ」

「父ちゃん…」

「今まで黙ってきたがお前の母親は生きている」

「か、母ちゃんが？」

「お前には…、お前達にはこれから苦しい試練が待っている事だろう。だが、その試練に、運命に打ち勝ち、母さんを…マーサを救い出してくれ」

「父ちゃん…、父ちゃんは？」

「私は……どうやらこれ以上お前の傍に居てやる事が出来ぬ様だ」

「い、嫌や、そんなん嫌や。と、父ちゃん」

タダオは涙を流しながらパパスへと手を伸ばすが、傷付いた体は思うように動かず近付く事すら出来ない。

「キョウヤよ、約束を守れずにすまない。出来る事ならばタダオを…、がはっ！」

「パ、パスさん。分かった、分かったから、死なないで…」

体中傷だらけで息も絶え絶えに、それでも笑いながら自分に語り掛けて来るパパスにキョウヤは泣きながらもそう言う事しか出来ない。

『もういいでしょう？それではお別れの時間です』

「そうだな……、これで…最後だ！」

そしてパパスは最後の力を振り絞り、ゲマへと飛び掛る。

『な、何を!? 離しなさい！』

『貴様！ゲマ様から離れろ！』

『この死にぞこないがっ！』

ジャミとゴンズはゲマに組み付いたパパスを引き離そうとするがパパスは組み付いて離れない。

「父ちゃん、父ちゃあぁぁぁん！」

「パパスさん！」

「息子よ……いや、息子達よ。私は何時までもお前達を見守っている、何時までも……愛しているぞ。………さらばだ！」

『この魔力の波動。貴方…まさかっ!?』

「貴様等には地獄まで…付き合ってもらうぞ！」

『や、止めなさい！』

そしてパパスはその禁断の呪文を唱えた。

「メガンテ!!」

その瞬間、辺りを眩い閃光と衝撃が唸りを上げる。

『ぐおおおおーーーーーーーーっ！』

『『ぎゃあああーーーーーーーーっ！』』

《自己犠牲呪文・メガンテ》

それは大気中の魔力を体内に取り込み、己の命を起爆剤にして敵を道連れに自爆をするまさに最強の呪文の一つである。

「「うわああーーーーーっ！」」

タダオにキョウヤ、タマモは爆風で吹き飛ばされて再び意識を失う。

爆発が収まり、辺りに静寂さが戻って来た時、倒れているタダオ達の下に一つの人影が歩み寄って来た。

『ほっほっほっほっほっ。流石は人間界最強の剣士と呼ばれた男、やはり一筋縄では行きませんでしたね。もしやと思い、人形を用意しておいて正解でした』

なんと、その人影こそが本物のゲマであった。

先程までのゲマは偽りの体を暗黒魔力で操っていただけの人形に過ぎなかったのだ。

『まあ、おかげさまでこの子供達もそう簡単には死ねなくなりました。まさに最上の奴隷となって働いてくれる事でしょう。おや、この子が持っているこれはまさか…』

ゲマはタダオの持つ袋の中から淡い光が漏れている事に気付き、中身を取り出す。

『これはゴールドオーブ。何故この子がこの様な物を？ほほほ、まあいいでしょう。これさえ壊してしまえばもはや天空城の復活はありえません』

ゲマのゴールドオーブを掴むその手に黒い光が集まって行く。

その黒い光が黄金色の光を打ち消すと皹が入り、そしてゴールドオーブは粉々に砕け散ってしまった。

『ではしっかりと働いて来て下さいね。《バシルーラ》』

ゲマの放ったバシルーラによって、タダオとキョウヤは光となって飛び去って行った。

『後はあの魔物ですが……、まあ捨て置けば何れは魔性を取り戻すでしょう。さて、邪魔者であったパパスが死んだ事をあのお方にご報告に行くとしますか。さぞ、お喜びになる事でしょう。ほっほっほっほっほっ』

高笑いを残したまま、ゲマの体は黒い霧の中へと消えて行った。

その頃……

「はあ、はあ、はあ。何なんだこの例え様も無い胸騒ぎは？待っていて下さい、パパス様、坊ちゃま！今このバークがお傍に参ります！」

留守を任されていたバークはラインハットへとひた走り。

〜アルカパ〜

「どうしたのリアス？」

「ママ、タダオは大丈夫かな？」

「何よいきなり」

「何だか急に心配になって。胸がドキドキして止まらないの」

「大丈夫よ、何たってあのパパスさんがついているんだからね」

「うん、そうよね。（無事だよね、タダオ）」

タダオと共にレヌール城を冒険したリアスの胸にも胸騒ぎがざわめいていた。

〜岬の修道院〜

「ネリネ、どうしたのですかネリネ!?」

「うっうっうっ…シ、シスター・ラルカ。うううう…」

「何を泣いているのですか？」

「私にも分かりません。ただ、夜空を見上げていたら一筋の流星が流れ、それを見たら涙が止まらなくなって」

「流星？何か災いの予兆でなければ良いのですが」

岬の修道院で修行を始めたばかりの少女は空を流れた流星を見て涙を流す。

その胸の中にはビスタ港で再会の約束をした少年の笑顔が浮かんでいた。

そして流星が流れて行った先には天に届くばかりの雄大さを誇るセントベレスと呼ばれる山があった。

そして誰も居なくなり静寂さが戻った此処、古代遺跡では………

「コ、コン……」（タ、タダオ……）

ようやく目を覚ましたタマモだが、既に其処には誰も居なくなっていた。

「コン、コンコンッ!?」（タダオ、タダオ何処!?）

辺りを見回しタダオの名を呼ぶタマモだが、当然の事ながら返事は無い。

代わりに見つけたのはジャミに殴り飛ばされた時にタダオの頭から外れた赤いスカーフだけだった。

そのスカーフに頭を潜り込ませ、首に引っ掛けるとタマモはタダオ達を探す為に走り出した。

「コンコンコン、コンッ！」（タダオ何処に行ったの、タダオ！）

タダオの匂いを嗅ぎ分けながらタマモは遺跡の中を駆け回る。

そんな彼女の頭の中には今までの思い出が巡っている。

『”ホイミ”』

『キュゥ？……コ〜ン』

『もうちょっとのしんぼうやで。すぐに助けに来てやるからな』

『コン…コン、コン』

体を包む暖かな癒しの光。

目を覚ました先の優しそうな笑顔。

「コン、コンコンコンッ！」（嫌、嫌だよ。タダオ何処！）

『わはははは！こら、くすぐったいやないか』

『コンコンコーーン♪』

レヌール城でのオバケ退治を終えて、約束通りに迎えに来たタダオ。

「コン、コン、コン！」（タダオ、タダオ、タダオ！）

『コン…コ〜〜ン』（寒い…タダオ、抱っこ）

『なんや、さむいんかタマモ。甘えんぼさんやな』

『お〜〜、あったかさんや♪』

『コンコン、コ〜〜ン♪』（えへへ、タダオもあったか〜い♪）

春が訪れず、寒さに震えていた時に優しく抱きしめてくれたタダオ。

「コンコン、コンッ！」（ねえ隠れてないで出て来てよ、タダオッ！）

『なあ、セイ姉ちゃん』

『…はい』

『ワイ、いい事をしたんかな？』

敵であった雪の女王の為にも涙を流す優しいタダオ。

「コンコン、コンコンッ！」（お願いだから、意地悪しないでよっ！）

「コン、コ…タ……タダオッ！」

タダオに隠れてしていた言葉の練習。

ようやく名前だけ呼べるようになっていた。

サンタローズに帰ったら驚かせようと内緒にしていた。

「タダオッ！タダオッ！タダオッーーー！」

タダオの名を呼びながら同じ所を駆け回るが、辿り着くのはやはり此処。

パパスが最後を向かえ、バシルーラによってタダオとキョウヤが連れ去られたこの場所。

「タダオ、タダオ、タダ…キャンッ！」

石畳の地面を駆け回った事でタマモの足はすでにボロボロになっていた。

駆けていた勢いのまま、タマモは倒れる。

もはや起き上がる力も無く、倒れたままの彼女の目線の先には唯一つ残されたパパスの剣が鈍く光っていた。

思い浮かぶのは優しげなタダオの笑顔。

その胸の中で感じた暖かな温もり。

共に笑いあったピエールとスラリン。

そして彼が名付けてくれた名前を呼んでくれたあの声。

『お前の名前はタマモや』

『バークの作ってくれたごはんは旨いやろ』

『今日はさむいから一緒に寝よな』

『はははは、こっちやタマモーー。早よ来んかーーい！』

「タダオ…タダオ……、イヤ…ダ。タダオ、タダオ」

その瞳から涙が零れる。

何度呼ぼうとも返事は返って来ない。

そしてようやく理解する、タダオは居ないと。

タダオが自分を置いて何処かに行く筈はない、ならばあの敵に攫われてしまったのだと。

「タダオ、タダオ、タダオ……タダオォーーーーーーーーッ！」

泣き叫ぶその呼び声はただ虚しく暗闇の中の遺跡に木霊する。

そしてこの日から、10年にも及ぶ暗い暗黒の日々が始まろうとしていた。

運命と呼ぶには余りにも残酷な日々が………

一の刻・少年期編　〜完〜

＝冒険の書に記録します＝

《次回予告》

これは何だ？

此処は何処だ？

あの人々の笑顔は何処へ行った？

煌く川面は？

心地よい草花の匂いは？

彼は？

友と呼んでくれた我が主は？

教えてくれ、何があったんだ？

友よ、スラリンよ！

次回・第十九話「目覚めし((騎士|ナイト))、二人の誓い」

護ってみせる！彼が、帰って来るその日まで。