チャナ | 次 |
説明 | ||
ミサナにお茶でも淹れてもらおうかと思ってミサナの部屋に行くと、抹茶色の長い髪に、深緑のすらっとした長いマズルのアフガンハウンド系の犬娘がいるのに気付いた。誰だっけな? 「みゃ…」 「あ!?」 アフガンハウンドの犬娘は、私に気付くと目を丸くしてミサナの隣で固まる。 「大丈夫ですよチャナ。私の友達ですから」 ミサナは小さい子どもに接するように、アフガンハウンドの犬娘の頭を優しく撫でて落ち着かせる。 「私の従姉妹の茶囲 茶菜(チャイ チャナ)です。ミドラ以上に内向的な娘だからあまり人に会わせたりしないんですよ。ミドラは会うの初めてでしたっけ?」 「んみゃ」 私がチャナに向かって軽く頭を下げると、「んっ」 とチャナも私に向かって頭を下げる。 「髪が伸びてきたからカットしてあげてるんですよ。後ろ髪や背中は自分じゃ難しいですから」 ミサナはチャナの長い癖毛をスプレーで濡らして櫛でとかす。チャナはされるがままじっとしている。 「ミドラもやってみます? バリカン使えないし、私よりちょっと手間がかかりますけど」 「うん」 チャナの髪にハサミを入れる。 「あっ、垂れ耳を切らないように気をつけてくださいね。それから、一度にたくさん切らずに少しずつですよ……短くし過ぎると嫌がりますから」 「…分かってるみゃ」 ミサナと私はチャナの長い癖毛の髪や体毛を少しずつ慎重にカットしていく。ミサナのプードルカットみたいにバリカン使えれば一気に刈れて楽なのにな……。 「んんんっ!」 カットし始めて数分後、じっとしていたチャナはだんだんと不機嫌になって、ハサミを持った私とミサナの手をはね除けようとする。カット中に動かれると危ないみゃ。 「みゃあっ!?」 「ああっ、もう嫌なんですか? ……前髪もうちょっと整えさせてくださいね」 「…むぅ…」 軽い落書きhttp://www.tinami.com/view/821723のつもりが、気に入ったのが出来たので名前を付けてと (=^人^=)φ |
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