英雄伝説〜焔の軌跡〜 リメイク 改訂版 |
〜アクシスピラー第五層・外〜
「みんな!ユウナの相手はあたしとヨシュアに任せて、みんなはパテル=マテルの相手をお願い!」
「わかりました!」
「う、うん!」
「うふふ、レンに任せて♪」
「気を付けろよ、エステル!」
戦闘を開始したエステルの指示に仲間達は頷いてパテル=マテルに向かい
「ヨシュア、行くわよ!」
「了解!」
エステルはヨシュアと共にユウナに向かった。
「秘技―――裏疾風!斬!!」
「も、燃えちゃえ!バーニングフォース!!」
パテル=マテルに向かったルークが電光石火の速さで攻撃するとティータも続くように導力砲から炎のエネルギー砲弾を放って追撃した。
「―――――」
しかし通常の人形兵器よりも遥かに頑丈なパテル=マテルには一切怯まずパテル=マテルは振り向いてルークに攻撃した。
「あぶねっ!?」
パテル=マテルの剛腕をルークは間一髪側面に跳躍して回避し
「うふふ、身体は頑丈なようだけどここはどうかしら!?ミスティアーク!!」
ルークに攻撃した為自身に背中を向けたパテル=マテルを見たレンは軽やかな動きでパテル=マテルの機体を利用してパテル=マテルの頭の部分まで移動した後双銃でパテル=マテルの瞳の部分を銃撃した。
「―――――」
瞳の部分を攻撃されたパテル=マテルは両腕でレンを捕まえようとし
「!!ま、あんまり期待はしていなかったから、別にショックでもないけどね。」
パテル=マテルの反撃に気づいたレンはすぐにパテル=マテルから降りてパテル=マテルから距離を取った後冷静な様子で傷一つついていないパテル=マテルの瞳の部分を見つめて攻撃の機会を練り始めた。
「恐慌たる烈風、還れ!虚無の彼方!フィアフルストーム!!」
その時譜術の詠唱を終えたイオンが高火力の譜術を発動し、イオンの譜術によってパテル=マテルに強烈な竜巻が襲い掛かった。
「弧影斬!!」
「行っけ〜!エアブレイド!!」
「二の型・改―――双波洸破斬!!」
竜巻に飲み込まれたパテル=マテル目がけてルーク達はそれぞれ遠距離攻撃のクラフトを放って追撃していたが
「――――――!」
「おわっ!?」
「!!」
「危ない、ティータ!」
「はわわっ!?」
パテル=マテルは竜巻から現れてルーク達を踏み潰すかのように突進し、パテル=マテルが現れるとルークとイオンは左右に散開して回避し、レンは一瞬で双剣を鞘に収めると素早い動きでティータを抱き上げてパテル=マテルから距離を取った。
「吹き飛びな!紅蓮襲撃!雷神剣!受けろ雷撃!襲爪雷斬!!」
「オーブメント駆動………」
回避を終えたルークはパテル=マテルに技を連携させて攻撃し、イオンはオーブメントを駆動させた後譜術の詠唱を開始した。
「―――――」
「やべっ!?」
ルークの連携攻撃を受けてもパテル=マテルは怯まず腕を振るい、ルークは咄嗟に剣でガードしようとしたその時
「結界弾、発射!二の型・改―――疾風追連!!」
「サンキュー、レン!秘技―――裏疾風!斬!!」
レンが防御結界を展開する特殊な弾丸――――シールドバレットをルークに放ってパテル=マテルの攻撃からルークを守った後双剣に武器を持ち替えて電光石火の速さでパテル=マテルに攻撃し、ルークはクラフトを放ってパテル=マテルに追撃すると共にパテル=マテルから距離を取った。
「えいっ!ダークマター!!」
ティータはアーツでパテル=マテルの動きを封じ込めようとし、重力によって敵にダメージを与えると共に敵の動きを一時的に封じ込める空属性のアーツはパテル=マテルにダメージを与えると共にパテル=マテルをその場から動けないようにしていた。
「母なる大地よ その大いなる怒りを示せ―――グランドダッシャー!!―――アトラスハンマー!!」
そこにオーブメントの駆動と譜術の詠唱を終えたイオンがアーツと譜術でパテル=マテルの頭上と足元をそれぞれ攻撃し
「そこだっ!スパイラルフレア!!」
「えいっ!ロストメビウス!!」
そしてルークとレンも続くようにアーツを放ってパテル=マテルに追撃した。
「―――――――!」
ルーク達の攻撃が一旦途切れるとパテル=マテルは何と両肩に装着されてある砲口をルーク達に向けてエネルギーをチャージし
「やべっ!?」
「砲口からできる限り横にそれるように散開して回避してください!」
「また失礼するわよ、ティータ!」
「はわっ!?あ、ありがとう、レンちゃん。」
パテル=マテルの行動を見たルークは慌ててイオンと共に大きく側面に跳躍し、レンは再びティータを抱き上げてルーク達とは逆側に大きく側面に跳躍した。
「―――――!!」
するとその時パテル=マテルは主砲――――ダブルバスターキャノンを放ったが、パテル=マテルがエネルギーをチャージしている間にルーク達は攻撃範囲外に逃れていた為パテル=マテルの主砲はルーク達に命中しなかった。
「うふふ、今度はこっちの番ね♪風巻く光よ、レンが綺麗に咲かせてあげる!ヤァァァァァァァ………!」
そしてレンは二振りの小太刀を一旦収めて抜刀したレンは全身に風を纏ってパテル=マテルに飛び込んで一瞬で無数の斬撃をパテル=マテルに叩き込んだ後、二振りの小太刀に凄まじい闘気と風を纏わせながら一瞬でパテル=マテルの背後へと駆け抜けると同時に斬撃を叩き込むと、風の刃による一輪の華がパテル=マテルを中心に咲いた!
「咲き誇れ―――風神烈華!!」
「―――!?」
二振りの小太刀で風神の如き剣気を纏った、圧倒的な超高速居合い攻撃を放つ事で風の刃による一輪の華を咲かせるレンのSクラフト―――風神烈華を受けたパテル=マテルは怯んだ。
「イオン!左右から同時に俺の”超振動”とお前の”ダアト式譜術”を叩き込むぞ!」
「はい!」
「が、がんばらなくっちゃ!ふんふふんふふ〜ん♪」
その隙を逃さないかのようにルークとイオンはパテル=マテルの左右に分かれて同時に突撃し、ティータは携帯端末を取り出して操作をし始めた。
「やってやるぜ!うぉぉぉぉっ!レイディアント―――ハウル!!」
「これで決めます!はぁぁぁぁっ!アカシック―――トーメント!!」
「――――――!!??」
ルークの”超振動”とイオンのルーク達の世界―――”オールドラント”唯一の宗教、”ローレライ教団”の最高指導者”導師”のみが扱える術である『ダアト式譜術』を受けたパテル=マテルは大ダメージを受けてしまい、更に怯んだ。
「よぉし!サテライトビーム発射!!」
そこに端末の操作を終えたティータによって宇宙空間にある人口天体から凄まじい威力の光線が解き放たれ、パテル=マテルに命中した!
「――――――――!!??」
ラッセル家が開発し、宇宙空間に打ち上げた人口天体に指示を与えて光線を解き放って戦場を薙ぎ払うティータのSクラフト―――サテライトビームを受けた事によってついにダメージに耐えきれなくなったパテル=マテルは戦闘不能になり、地面に跪いた!
「うふふ、わざわざ殺されに来るなんて手間が省けたわ♪死んじゃえ――ッ!!」
ルーク達がパテル=マテルとの戦闘を開始した同じ頃ユウナは自分に向かってきたエステルとヨシュア目がけて大鎌を投擲し
「!!」
「朧!」
エステルは側面に跳躍して回避し、ヨシュアはクラフトで回避すると共にユウナの背後を取って奇襲をした。
「甘いわよ!」
ヨシュアの奇襲に気づいたユウナは前に跳躍して回避すると共に戻って来た大鎌を手に取り
「ハァァァァァ……金剛撃!!」
「えいっ!」
エステルの強烈な一撃を大鎌で受け止めた。
「それっ!」
エステルの攻撃を受け止めたユウナは反撃し
「!!」
「絶影!!」
「きゃっ!?」
ユウナの反撃をエステルはバックステップで回避し、ヨシュアは凄まじい速さによるクラフトで奇襲してユウナにダメージを与え
「せいっ!!」
「いたっ!?」
ユウナから距離を取ったエステルはクラフト―――捻糸棍で追撃した。
「やあっ!」
「ふっ!」
エステルとヨシュアはレンの左右から同時に突撃して武器を振るって攻撃したが
「うふふ、これでも喰らえッ!!」
「キャッ!?」
「っ!?」
ユウナは大鎌にエネルギーを纏わせて薙ぎ払うクラフト―――アークシックルで反撃して二人をふっ飛ばした。
「クスクス、死んじゃえ!」
「!!」
二人をふっ飛ばしたユウナは続けてクラフト―――ゲイルエッジをヨシュアに放ち、ヨシュアは襲い掛かる鎌鼬を側面に跳躍して回避し
「えいっ!!」
エステルにはクラフト―――クレセントエッジで襲い掛かった。
「翔舞煌爆破!!」
「いたっ!?」
ユウナの強襲をエステルは跳躍して回避すると共に反撃し
「せいっ!シャドウスピア!!」
「!!」
ユウナの注意がエステルに向かっている隙にオーブメントの駆動を終えたヨシュアはアーツを放ち、上空から襲い掛かって来た暗黒の槍に気づいたユウナはバックステップで回避してエステルから距離を取った。
「鷹爪!落瀑蹴!!」
「ウフフ、甘いわよ!これで殺してあげるわ!」
自分から距離を取ったユウナの行動を見たエステルは跳躍して上空からユウナに強襲しようとしたが、ユウナはエステルの攻撃を側面に跳躍して回避した後エステルにSクラフトを叩き込もうとしたが
「おぉぉぉぉ……!」
「っ!?こんなの、すぐに……!」
ヨシュアの魔眼によって動きが封じ込められた為エステルにSクラフトを放つ事ができず、ユウナは魔眼による拘束を解こうとした。
「とっておきを見せてあげるっ!はっ!とりゃあぁぁぁぁ!せいっ!まだまだぁっ!はぁぁぁぁ!奥義、太・極・輪!!」
するとその時全身に闘気を纏ったエステルが回転しながら跳躍してユウナの前に飛び込んだ後のユウナ周りを回転するように駆け抜けながら攻撃し、エステルの回転によってユウナの周りは巨大な竜巻が出来た!
「キャアアアアアッ!?よくもやってくれたわね……!パテル=マテル、レン達は後回しにしてまずはエステルを―――――え。」
回転が生み出すあらゆるエネルギーを打撃に応用したエステルの奥義にしてSクラフト――太極輪を受けた事によって大ダメージを喰らってしまったユウナはエステルを睨んだ後パテル=マテルに視線を向けると、パテル=マテルはルーク達との戦闘によって戦闘不能になっており、それを見たユウナは呆け
「パテル=マテル!?」
すぐにパテル=マテルがルーク達に敗北した事を悟ると血相を変えてパテル=マテルに駆け寄った。
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第101話 | ||
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