Triangle Goddess! 第5話「初めての依頼」 |
冒険者になるため、ジャンヌ達はマーベルから依頼を受ける事になりました。
その依頼内容は、ファルベベルク山からファニア草を積む事。
ファルベベルク山に強い魔物はあまり多くないため、
初心者の冒険者が挑むには打ってつけの地となっています。
「ここがファルベベルク山ですか」
「ああ、そうだぞ」
「そんなに強い魔物は、多くなさそうですしね」
「せいぜいゴブリンやオークくらいだな」
「ちゃちゃっとやっちゃおうね!」
バイオレットはやる気満々の様子です。
「風よ、吹け! エアリアルブラスト!」
ジャンヌは能力を使って、迫りくる魔物達に次々と風を叩き付けて倒していきました。
「やるな」
「これもわたくしの力です」
「ほぅ、お前は風の力を操れるのか」
「はい!」
「ならば、俺も剣で魔物達を払わせてもらうぞ」
「私はあなた達をサポートします」
エルダーは剣、ジャンヌは風、バイオレットは影を操る事によって魔物を倒しました。
ゲールは回復魔法を使って彼らの傷を癒しました。
「ここは、とっても綺麗な山ですね」
「ああ、そうだな」
ゲールの言う通り、ファルベベルク山は自然豊かで緑が生い茂っています。
木の実もたくさんあり、動物達も元気に動き回っています。
「……でも」
「どうした?」
「なんか、山の様子がおかしいですね……」
「何?」
しかし、今はジャンヌの言う通り、山はやけに静かです。
動物達もどこか、元気がなさそうです。
「何事もなければいいのですが……」
「そうだな……」
その頃、神界では。
「あの三女神が行方不明だと!?」
「はい、黒い空間に呑み込まれてしまいまして……」
結界の神ラシュートが、上位神に叱責されていました。
ジャンヌ、ゲール、バイオレットら三女神が、黒い空間に呑み込まれてしまったからです。
「いくら神とはいえ、見習いで力も弱い。危険な場所に行くのは神として失格だ!」
「し、しかし……」
「よいか、ラシュート! 一刻も早く三女神を神界に連れ戻せ!」
「は、はいっ……!」
ラシュートは上級神に怯え、そそくさとジャンヌ達の行方を追う事にしました。
神界も神界で、大変な事になっているようです。
ジャンヌ達は、一体どうなるのでしょうか?
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色々と溜まっていたため執筆が遅くなりました。 | ||
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