真・恋姫†無双 愉快な殺し屋さん 閑話二の巻 後編 色々とはっちゃけちゃいましたwTake2
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投票結果同率2位 拠点√ 秋蘭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「昔々〜♪、久遠は〜♪助けた亀田(誰!?)に連れられて〜♪、竜宮城っぽいトコに行ってみれば〜♪鯛谷や鮃岡の復讐劇♪」

「どんな歌だ、ソレは?」

「ん?ちょっとした若気の至りで出来たつまらん出来事よ。俺を嵌めようとした阿呆どもはゲイバー『竜宮』で楽しい毎日を送ってるだろうよ♪」

「げいばー?」

「はっはっはっ、気にするな」

「うむ、そうしよう」

 

え〜、只今私こと桐生久遠は秋蘭と街の外の湖に出かけております。

 

何故かって?くっくっくっ、これから楽しく………釣りをするんだ〜い♪ちっ、健全だこと。

 

「しかし、よいのか?私なんかに付き合って」

「全く構わん。今日は新作の服とカラクリ人形の発売日らしくてな。人身御供は凪だけ充分だ」

「………………………鬼だな」

「まあな。否定はせんよ」

 

凪よ、二人の事(面倒事)は任せたぞ、フォ〜エバ〜♪

 

「さて、湖に着いたみたいだが、とっとと始めますか」

「うむ、ほれ。お前の分の釣竿だ」

「いらん」

「いらんって、お前は自分の分の釣竿を持っておらんではないか」

「大丈夫。代わりにMY網を持っているから♪」

「網…………………網!?」

 

よっしゃああああああああああああ!!!行くぜ〜〜〜〜!大漁じゃぁぁぁぁぁ!!!

 

「馬鹿か、貴様は?目的を見失ってないか?」

「目的?湖の魚を捕り尽くす事?」

「違う。まあ、目的など無く久しぶりの休みをゆっくりと過ごす為なんだが」

「ゆっくり?……………俺と真逆の考えだな」

「………お前は一体何しに来たんだ?」

 

何しに来たんだろうね?

 

「まあ、いいさ。兎に角、始めるとするか。釣竿貸して」

「うむ」

 

 

 

 

――――――――、一刻後、

 

「やはり、釣りはいいな。賑やかな場所から離れのんびりと水面に糸をたらして、人生の何たるかを考えてみるのも悪くは――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――――――フィィィィィィィィイイイイイイイイイイシュ!!!入れ食いじゃあああああああ!馬鹿食いじゃあああああああああ!!!ひゃっほう!今日は魚のフルコースだぜ!いやっはあ、これで46匹目!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………少し静かにしろ」

「んあ?悪い悪い、ちっと静かに―――――ぬおおおおおおおおおおおおおおっ!?重てええええええええ!!!ヌシか!?ヌシなのか!?しもべ達のリベンジってか!その挑戦受けたああああああああああああああ!!!」

「………………………………」

「何て野郎だ!この重さはでカジキの一本釣りの比じゃねえ!それでこそ王よ!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!俺は負けねええええええええええええ!!!」

「………………………………………………………………」

「最後の勝負じゃあああああああああああああああああああああ!!!必殺、ゴォォッドハンドォォオオオ!!!ハイパースクリューライジングゥゥゥゥウウウウ―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビシュ!………………プツンッ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャスティィィイイイン―――――って、イヤアアアアアア!!!糸が切れたぁぁぁあああ!?ってか、秋蘭!!!お前、今、俺の糸を射ったろ!?」

「……………………何の事だ?」

 

んまあ!?この娘ってば弓を堂々と構えておきながらよくもまあ!

 

「漢と漢(?)の一騎討ちに茶々を入れるたあ、どういう了見だ!?ああん!?」

「それは悪かったが、そもそも私は休暇に来たんだぞ?お前のせいで一向に気が休まない」

「うぐっ!………そいつは悪かった。てっきり、全く釣れないのが勘に触ったのかと思ったぜ」

「……………………………………………………………………………………………………………………何の事だ?」

 

うお〜い!?何、今の間!?当たりなの!?

 

「くすん……………まあいいや。新しい針と餌ちょうだい」

「そのまま糸だけでも、たらせておけばいいではないか」

「何、それ!?新しい拷問!?」

 

だけど、とりあえずチャレンジ〜♪

 

 

 

 

 

 

「…………………釣れねえ」

「当たり前だ。ほら、新しい針と餌だ」

 

何の!敵(?)の施しは受けねえ!

 

目を瞑り集中!糸に釣竿から気を通しそこから水中の中を探る!

 

…………………クワッ!見えたぁぁぁああああああああああああああ!!!

 

「桐生流弦術!螺旋蜘蛛!」

 

気を通した糸をスクリュー状に動かし、魚の周りを覆い一気に絡みつく。

 

更にフィィィィィィィィッシュ!

 

俺は天才だああああああああああああ!!!(才能の無駄遣いw)

 

爆釣王に俺はなる!(なってどうするw)

 

そして、更に不機嫌になる淵ちゃんの機嫌w

 

「お前はあれか?私の休暇を邪魔しにきたのか?」

「しゅいませ〜ん!静かにしま〜す!」

 

お口にチャックし、黙って糸を湖に投げ込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――OH!退屈になってきたヨ〜♪

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「………………………………暇だ」

 

釣れてはいるが俺に静かにしろなどと………めっちゃ拷問だ〜〜〜!!!

 

「こんな風にボ〜としてて楽しいかい?」

「……………お前はもう帰れ」

「だが、断る!帰って凪の怒りを買うぐらいなら、あえてこの苦行を選ぼう!」

「私と一緒にいる事が苦行なのか。なんて失礼な奴だ」

「今さらだな」

「全くだ」

 

さ〜て、釣りを再開するか。

 

 

 

 

 

 

 

2刻後、

 

「飽きたぁぁぁぁぁあああ!!!こうなったら素潜りでヌシを仕留めて――――ヴァルヴァトスッ!?」

 

ぬおおおおおおおおおおっ!?矢がぁぁぁぁあああああ!!!矢が額にぃぃぃいいい!!!

 

「安心しろ。矢じりは潰してある」

「何を安心しろと!?めっちゃ痛いわ!!!」

「黙れ、うるさい」

「人を射っておきながら、何その態度!?超理不尽!!!」

「静かにしろと言ってるだろうが。魚が散る」

「人よりも魚の心配!?本物の人でなしっすねえ!!!」

「…………………………お前は人なのか?」

「…………………………………………………当たり前だろうが!何を言ってるんだい、淵ちゃん。HAHAHA」

「これ以上突っ込むのは危険だから止めておこう」

 

うむ、そうしたまえ………って、俺の訴えは何一つ解決されてねえ!

 

「けっ!ヤメだヤメだ!釣りは止める!こうなったら寝て過ごすわ!」

「そうしてくれ、頼むから」

 

全く!釣りは性に合わねえな!昼寝じゃ昼寝じゃ!

 

そう言って俺は寝っ転がる

 

 

「………何をさも当然のように人の膝を枕にしている?」

 

スピ〜、スピ〜、グ〜グ〜、ZZZ♪(演技)

 

「おい、聞いているのか?寝たふりはやめてとっとと起き―――」

 

…………………………………………………ス〜ス〜。(本気)

 

「寝るのが早すぎだろ!?」

 

 

 

 

 

 

 

(秋蘭SIDE)

全く、これではゆっくりと釣りも楽しめん。………石でも持たせて沈めるべきか?

 

私が恐ろしい案を考えている時、桐生の口から寝言が聞こえる。

 

「やめろ〜、春蘭。そんな事したら10億の民の命が消えるぞ〜!」

 

桐生の夢の中で何をやってるんだ、姉者〜〜〜〜〜!?しかも民が多すぎだろ!

 

「やめるのか?それがいい。それで民達は救われる」

 

とりあえず、民達は救われたようだ。一体何が?

 

 

 

 

 

 

 

 

「春蘭。今後つまみ食いなんかするなよ」

 

姉者のつまみ食いのどこに10億の命の関連が!?

 

「そうだ。それでいい。事は大陸を揺るがす事件に発展しかねないからな」

 

そこまで大事なのか!?姉者のつまみ食いは!?

 

「春蘭の揉め事は終わったから、漫談でもするか。何々?『数年後、天より神の怒りが降り注ぎ、地は枯れ、人は病に侵され、あらゆる生命は絶滅し、人口は100万分の1まで減少するだろう』だって?」

 

明らかにそれは漫談ではないだろう!?

 

「それは本当かい?…………………秋蘭」

 

しかも言ってるのは私なのか!?

 

「何だって!?そんな世界で秋蘭が立ち上がり、人々を愚民とし、労働力として扱い天下統一するって!?」

 

何をする気なんだ!?私は!?それではただの圧政者ではないか!

 

「そんな………私は新世界の神になるだなんて………どこぞのラ○ト君じゃあるまいし………」

 

私はいつからそんな壮大な人間に!?って言うか、ライ○と云うのは誰だ!?

 

「分かったよ………もう止めやしないよ」

 

頼むから止めてくれ!

 

「だから世界の半分を俺にくれ」

 

人任せで美味しいとこを持っていくつもりか!?

 

「頼むぜ、秋ちゃん」

 

断る。と云うかお前の夢の中で私は何者なんだ?

 

「………それは誰も知らない」

 

本当に何者なんだ、私は!?と言うか、今私の心を読んだよな!?

 

「ぐ〜ぐ〜、………いくら姉妹とはいえ実の姉に金を投げつけるのは止めた方がいいぞ」

 

するか!お前完全に起きてるよな!?もう寝言の範疇ではないぞ!

 

「私は寝てますよ〜」

 

とても信じられない寝言が返って来た。それを信じるほど私は甘くは―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………………………寝具の下の一番奥の籠の、赤い表紙の本(ボソッ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――信じよう。人を信じられないというのは悲しい事だからな。ウム。

 

………………………………思いっきり不本意ではあるがな。

 

ちなみに後で聞くと本当にこの時、寝ていたらしい。……………どういう夢を見ていたのやら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれから長い事経つが、何もせず、ゆっくりとした時間を過ごす。あれから桐生は寝言を言う事無く静かに寝ている。

 

私と言えば、釣りが出来ないので持ってきた本を読んで時間を潰す。

 

だが、空が夕暮れに染まりつつあり、読書が難しくなった後、本を仕舞い、帰りの準備を始める。

 

「桐生、そろそろ帰――――――」

 

………………………( ゚д゚)?

 

これは何だ?ココにいるのは桐生のはずだよな?

 

(つд⊂)………………ゴシゴシ(;゚ Д゚)!?

 

カ……………カッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――可愛い?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッ!?落ちつけ夏候淵妙才!これは桐生なんだ!こいつに可愛い要素なぞ――――――

 

 

 

 

 

桐生=美少女の様な愛らしい外見+化け物並の強さ+なのに変態的かつ大馬鹿な言動=凄く残念な男

 

寝ている桐生=美少女の様な愛らしい外見+化け物並の強さ+変態的かつ大馬鹿な言動−寝ている為言動も無く、強さも関係ない=天使の寝顔

 

 

 

 

 

あった!………いや、待て!それがどうした!だからと言ってこれに心を奪われるなぞ―――――

 

「………………………んぅ……」

 

ん?起きたのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………姉ちゃん………好き………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザブシュ!(心を射抜かれた音)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この夏候淵妙才!生涯にて心を奪われる事三人目!………桐生済まない!今なら何故お前が季衣に過剰に興奮していたかが分かる気がする!

 

とりあえず私が今すべき事。――――――それは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出来る限り起こさないように頬っぺでも突いてみるか。……………あ〜、可愛いな〜♪姉者とは違った可愛さがあるな♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(桐生の夢の中)

『ようよう〜、霧村の『姉ちゃん』よ〜、それは俺の『好き』な焼き肉カルビチップスだ!返してもらおう!」

 

―――――などと、同僚相手の下らない夢を見ていた。

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(桐生SIDE)

あ〜、もう夜か?えっと、確か淵ちゃんと釣りに来て……………兎に角起きるか。

 

俺はゆっくりと眼を開けて――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――目と鼻の先に秋蘭の顔があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?」

「………………ちっ、起きたか」

 

舌打ち!?なんで!?

 

「おまっ!?ちょっ!?ええっ!?まさか俺の寝込みを襲おうとしたのか!?」

「まあな」

 

肯定!?

 

「あと、もう少しだったのに何故起きる?」

 

もう少しだったって何が!?俺何させられるとこだったの!?

 

「まあいい、機会ならいずれあるだろう」

 

機会ってなんのですかぁぁぁああああああ!?

 

「帰るぞ、桐生。あまり遅いと皆が心配する。それに夜盗が出んとも限らんしな」

 

ういっす!とっとと帰らせていただきます!寧ろ貴女の方が夜盗より怖いんで!

 

そして、俺は秋蘭を振り切って逃げる。

 

この時これで終わりだと思った俺が大甘でしたw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜――――

 

「季衣〜〜〜♪久しぶりに兄ちゃんと寝ようぜ〜♪」

「うん、いいよ〜♪」

 

きゃっほう!テンション上がってきたぁぁぁぁああああああ♪

 

…………………………………………おい、何君達、その目は?その犯罪者を見る目は!

 

「華琳さま、危険では?」

 

何がかな、惇ちゃん?

 

「大丈夫でしょ。あの男でも分別ぐらい弁えるでしょ………多分」

 

多分て、な〜に?華琳さん?

 

「ひっ!?こっち見た!あの眼は季衣を妊娠させる眼よ!」

 

どんな眼だ!貴様ぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!季衣を汚す訳があるかぁぁぁぁあああ!!!てんめ、桂花ぁぁ、お前を視線で妊娠させたろか!?

 

凪や真桜、沙和に至ってはかなり距離を取って微妙な顔をしている。泣いていいかしら?

 

兎に角、今夜はグッスリと気持ちよく寝れる予感が―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「季衣、私も一緒に寝ていいか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――、一瞬で消え去りました〜〜〜♪

 

「って、秋蘭!?アンタ、なんば言いよっとね!?」

「何か問題でも?」

 

大アリですがな〜〜〜!

 

「だが、こちとら赦す気はさらっさらねえ!兄妹の仲睦まじい一時を邪魔するなんざ神が赦しても俺が赦さねえ!」

「兄妹の仲睦まじい一時と言うよりも変質者のいかがわしい一時じゃない?」

 

はい、そこ〜、黙れ桂たん〜♪

 

「兎に角、邪魔するというならば、俺の屍を越えてみ―――――せるべりっちっ!?」

 

何の躊躇もなく殴りくさりやがったよ、この人!!!

 

「いいよな?」

「……………ういっす」

 

クスン………季衣を寝盗られた〜〜〜〜!!!あ、まだか。

 

「いいも〜ん、今日は涙で枕を濡らして寝るも〜ん」

「何を言ってるんだ?お前も一緒に寝るんだぞ?」

 

…………………………………なんで?

 

「じゃあ、納得したみたいなので行くぞ。何処で寝るんだ?桐生の部屋か?季衣の部屋か?」

「いやいやいやいや!納得してないから!そもそもなんで俺と季衣と一緒に?」

「いや、季衣はついでなんだ」

 

本命俺!?あれ、俺はいつの間に秋蘭フラグを立てたんだ!?

 

周りの皆も唖然としている。秋蘭らしくないモンな。

 

「すいません、なんか身の危険を感じるんで今回は見送らせて頂き――――」

「来い」

「…………………………うっす」

 

怖いよ〜、このお姉ちゃん〜。

 

とりあえず手を振ってサインを皆に送って助けを求める。

 

『タスケテ』

『ガンバレ』

 

即行で見捨てられた!?

 

失意のどん底に陥る俺。気付いたら季衣の部屋であった。

 

「あれ!?いつの間に!?」

「さあ、明日も早い。早く寝るぞ」

 

………………………神様、どうか今日の睡眠が永遠の眠りにならない事を願います。

 

気休め程度であるが神に祈っておきました。

 

「三人で寝る事だし川の字になってるか」

 

あ、そこは普通なんだ。

 

「まず、私が真ん中だな」

「おかしいよね?かなりおかしいよね?明らかにおかしいよね?一番背の高い秋蘭が真ん中じゃかなり歪な川の字が出来るぞ。普通、一番背の低い季衣だろうが」

「断る」

「なんで!?」

 

明らかに今日の秋蘭はおかしい。釣りの時まで普通だったのになんで?

 

「兄ちゃん、今日の秋蘭さま………」

「しっ!深入りするな!」

「う、うん………」

 

本当にどうしましょ?

 

「桐生、ならばお前が真ん中でいいな」

 

……………………おおっ!両手に花だ!片方が毒の粉を撒き散らせているけどな!

 

そして俺達はベッドに横たわる。右手に季衣、左手に秋蘭。左の方からもの凄い視線を感じているが気にしない。

 

季衣は横たわった後、すぐに寝入ってしまった。

 

「はっはっはっ、季衣は可愛い(ゴキャ)ひぎぃぃぃいいいいいい!!!」

「静かにしろ。季衣が起きてしまうだろう」

 

人の首を痛めつけた本人が何を言ってるの!?

 

「季衣の方を向いていたら犯罪に走りそうだな。よし、こっちを向いて寝ろ」

「何、その後付けの理由!?それ今考えたよね!?」

「しっ!静かにしろ」

 

アタイ、泣いちゃいそうw

 

兎に角、逆らえそうになかったので秋蘭の方を向く。普通なら男が悦びそうなシチュエーションであるが、全く喜べん。

 

大体、寝ろと言われてそう簡単に寝れる―――――――――――――――――――スピ〜………

 

俺ってば、とても寝つきの良い子でしたw

 

 

 

 

 

 

 

少しした後、なんとな〜く身の危険を感じたので目を開けてみる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――秋蘭さんが縄を持ってました〜w

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(うぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおい!?その縄で俺の首を絞める気か!?」

「(違う!誤解するな!ただこの縄でお前を縛って思う存分撫で回したかっただけだ!)」

 

誤解の方がましだったような!?

 

「(頼む!後生だから眠ってくれ!)」

「(この流れで了承するとでも!?)」

 

怖いよ、この人!

 

「(………………しょうがないか)」

 

そうだそうだ。とっとと諦めろ!

 

 

 

 

 

 

ブスリ♪

 

 

 

 

 

……………………………あ?

 

「(おまっ!……………その針は……俺の……武器……)」

「(ゆっくりと寝ていてくれ)」

 

俺とした事が…………油断…………した……ぜ……………クカ〜♪

 

「(とうとう寝たか。……………うむ、可愛い?では、頂くとするか♪)」

 

 

あ〜〜〜〜〜れ〜〜〜〜〜〜(被害者の心理的描写)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――拝啓、お母様、

私、桐生久遠は穢されてしまいました………

 

秋蘭が言うには最後の一線は越えてないそうですが、だと云うのに何故に俺だけ裸?

 

そして、鏡を見て気付いた大量のキスマークは何でしょうか…………?

 

僕は寝ている間に何をされたのでしょうか?

 

とりあえず、その日から秋蘭は俺にとってある種、恐怖の対象となりました。

 

あれ?秋蘭?その手の針と枕は?いやっ!待っ―――――

 

 

 

 

………………………………ア〜♪

 

…………………………ポトッ(椿の花が落ちる音w)チ〜〜ン♪

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投票結果4位 拠点√ 春蘭

 

 

 

 

 

 

私、桐生久遠は只今、国の政策に励んでおります。

 

華琳、秋蘭、桂花、他の文官達を交えて勤しんでおります。

 

え?一応重鎮であるあの馬鹿はどこに行ったのかって?文官でもなければ役立たず極まりないので当然呼んでません。

 

さって頑張るぞ〜っと、誰かが走ってきたな。やれやれ、会議を邪魔するのは誰であろうと駄目だぞ―――

 

「華琳さま〜!兄ちゃ〜ん!」

 

いやっほう♪季衣〜♪

 

「季衣、どうしたの?駄目よ、今会議中で―――」

「春蘭さまが………春蘭さまが!」

「どうした?あのアホがまた何かやったのか?例え、あの馬鹿が落ちたもん食って死にかけたり、突然変異して脱皮して羽が生えたり腕が六本に増えても俺は驚かんぞ」

「いや、そこは驚きなさいよ!」

「え〜、だって春蘭だぜ?」

「春蘭でも脱皮したら怖いわよ」

 

へ〜へ〜、そうかいそうかい。目からビームが出ても春蘭だからの理由で納得できるぞ。

 

「季衣、とりあえず、後でな?春蘭がレベルアップや通信によって進化(ポケ○ンw)して夏蘭や冬蘭にでもなったら教えてくれ。な?」

「貴方、時折訳の分からない事言うわよね」

 

そうかい、華琳さん?自分でも自覚はあるがね。

 

「それどころじゃないんだよ、兄ちゃん!春蘭さまが―――」

 

はいはい、卵でも産んだか?そろそろ排卵期だっけ?無論、口からピッコ○大魔王のようにw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「――――――――春蘭さまが風邪をひきました!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一大事だぁぁぁぁぁあああああ!!!天変地異の前触れだぁぁぁぁあああああ!!!天地崩壊は近いぞぉぉぉぉ!!!」

「貴方にとって春蘭の風邪は突然変異や進化よりも驚くことなの!?」

 

当たり前だ!春蘭だぞ!?史上最高レベルの馬鹿だぞ!?精神年齢一桁の女だぞ!?

 

「いったい何故アイツは風邪を!?馬鹿は風邪をひかないんだぞ!?それとも馬鹿が凄すぎて病原菌でもなんでも受け入れてしまうのか!?」

「お前は人の姉を何だと思っているんだ?」

「果てしないほどの馬鹿」

「…………………………否定は出来んが」

 

ですよね〜♪

 

「兎に角!いったい何故風邪なんか!?」

「…………………………心当たりはあるな」

「話してみなさい、秋蘭」

「はっ!まず昨日、華琳さまへの治まりきれない煩悩を断ち切るんだと滝に打たれに行きました」

 

いきなりアイツは何をやってるんだ!?ってか絶対無理だろ!

 

「私が止めるのも意味なく、長い間滝に打たれていました」

「それが原因か。アホらしいな」

「いや、多分原因は風呂上りの湯冷めだろう」

「じゃあ、なんで滝云々の話をするんだよ!?滝関係ないじゃん!しかも原因はもっと下らないな!?」

 

風呂上りの湯冷めって子供かよ!?

 

「見てたんなら注意してやれよ」

「いや、風呂上りの姉者もまた可愛くて………♪」

「こいつ風邪より性質が悪いよ!?」

「アンタも季衣に対して同じようなものでしょ!」

「それがどうしたぁぁぁぁぁぁああああああ!!!」

 

馬鹿ばっかで〜す♪サーセン♪

 

「兎に角、会議が終わり次第春蘭の元に向かわせていただくわ」

「はい、分かりました!」

 

そう言って季衣は去っていく。

 

「じゃあ、会議を進めましょ」

「流石、華琳さま♪どこかの変態と違って無様に慌てる事はないわね♪」

「そうか?よく見ろ、桂たん。華琳の持ってる書類上下逆だぞ。愛されてるね〜春蘭は―――――ぴかちゅうっ!?テメエ!照れ隠しに書類を投げるじゃねえ!子供か!?」

「うるさい!とっとと終わらせるわよ!」

「だから、いちいち物を投げるな〜〜〜〜!!!」

 

『(……………………今日も平和だな〜〜〜〜〜〜)』

 

文官達の心の声であったw

 

 

 

 

 

 

 

 

会議が終わって春蘭の部屋に駆け込む俺達。

 

「春蘭!大丈夫なの!?」

「ああ!華琳さま!」

 

部屋に入った時に見た、春蘭。それは俺たちの知る春蘭では無かった。皮と骨だけになった春蘭。その細い腕はかつての豪傑ぶりを欠片も見せな――――にょろもっ!?

 

「そこっ!ありもしない嘘を言わない!」

「人の心を読むなや!」

「口から言葉が出てたわよ!」

「なんとぉ!?くーちゃんもビックリだぜ!」

 

いや〜、失敬、失敬♪じゃあ、改めて―――

 

「部屋に入った時に見た、春蘭。相も変わらず間抜け面であった。熱があるのは見て分かるが、原因が原因なんで同情も出来ない。こりゃまいった♪」

「喧嘩売ってるのか貴様は!………あうっ、体がだるい」

「大丈夫か?あんまり興奮するなよ」

「誰のせいだ!?」

「俺のせいだ!文句あんのか、テメエは!?」

「あるわ!なんで喧嘩腰なんだ!?」

「俺が知るか!」

「…………………お前と喋っていたら頭がガンガンしてきたぞ……」

「お前の作戦、常に『ガンガンいこうぜ』だもんな♪」

「意味が分からんわぁぁぁぁぁぁあああああ!!!………………あぅ」

「春蘭!春蘭!?誰か早く医者を呼びなさい」

「やれやれ、まったく軟な――――――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――アヒィィィィィイイイイイイイイ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「興奮して高熱が出ただけですな、安静にしていれば大丈夫です」

「そう、よかったわ」

「それと……………アレは治療するべきでは―――」

「ほっといても構わないわ」

 

スイマセ〜ン、どう見ても僕の方が重体だと思うんですが?……………ガクッ!

 

本当に俺の事を放っておいて医者は去っていた。

 

「本当に大丈夫なの?春蘭?」

「はい、なんとか………ゴホッゴホッ!」

「春蘭!?あら、寝間着がグッショリしてるじゃない。誰か!直ぐに下着と寝間着の替えを!」

 

やれやれ、手間のかかるこった。

 

「ほらよ、春蘭。下着」

「ああ、すまん……………って、なんでお前が私の下着を持っているんだ!?」

 

ハッハッハッ!そんな事か。そんな事決まっているじゃないか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「懐で暖めときやしたぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!!!!」(実際はそこの箪笥から取っただけ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――ピギャァァァァァァアアアアアアアアアアアア!!!勘忍やぁぁぁぁあああああ!!!

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俺が塵屑の様に外で放置されている間、まだ、皆は政務が残っている為、それぞれの職場に帰る。

 

わりと春蘭が元気そうだった為、看病は侍女に任せて―――――ニヤリ。

 

「さてと………やりますか♪」

 

そうこう言ってる間に侍女がやって来た。

 

「ああ、ちょっと待って」

「あら?桐生さま、なんでございましょうか?」

「今から春蘭の看病?」

「はい、今から夏候惇将軍の看病を努めさせて頂き――――」

「代わって」

「…………………………はい?」

「代わって」

「いや、あの、ですが曹操さまから直々に―――」

「代わって」

「それに桐生さまを近づけるなと言われてるので―――」

「代わって」

「いや、ですから……その……」

「代わって」

「…………………………ふぇ〜ん!分かりました〜!」

 

誠意ある説得により役目を代わって頂きましたw

 

それじゃあ、さっそくいってみましょう!

 

「ドレスアァァァァァァァアアアアッップッ!!!www」(変身のポーズを決めながらw)

 

メイド服を身に纏い♪御奉仕しますよ、御主人様♪奉仕の天使、ここに見参♪

 

………べ、別に脳なんかやられてないんだからね!

 

ちなみにこれ、決めゼリフになってきてますwww。段々、戻れない道を歩いてきてるな〜、俺w

 

兎に角108の処世術 NO.9「久遠七変化」、今回はメイドさんです!

 

髪をおさげにして眼鏡を付けてメイド服を着てっと、………よしこれでいいかな。

 

後は――――この目撃者の始末だなw

 

俺は先程の侍女の方を向く。はっはっはっ。何を怯えているんだい?

 

「いいかい?この事は誰にも言ってはいけないよ?言ったら――――クスッ」

「ひぅ!?」

「いいね?」

「コクコク!」

 

うおっし!お楽しみの時間ですなあ♪

 

―――――――待っててね〜♪今、奉仕の『堕』天使がやってきますんで〜♪

-6ページ-

それでは、只今よりメイドの怒濤のラッシュが始まりま〜す♪

 

 

 

 

ドガッシャアアアアアアアン!

 

「な、なんだ!?」

「夏候惇さま!貴女を看病する娘がやってきましたよ〜!」

「なんで扉を蹴破って来る!?」

「今の流行なんです!」

「ええっ!?」

「夏候惇さまは流行に疎い方ですからね〜」

「そ、そうなのか?本当に流行なのか?」

「気にしたら負けです!兎に角、看病に来ました指名率NO.1メイド『空』です!よろしくおねがいします!」

「な、なんばーわん?め、めいど?」

「ナンバーワンとは一位、メイドとは天の言葉で侍女を示す言葉です!桐生さまに教わりました!ちなみにこの服はメイド服と言って天の世界の侍女服だそうです!」

「そ、そうか。兎に角看病に来たと云う解釈でいいんだよな?」

「はい、そうです!何か食べたいものはありませんか?どんな要望でも聞きますよ」

「本当か!それなら………肉がいいか、いや、ラーメンもいいな。いや、いっそ満漢全席――――は大げさだから麺類で―――」

「はい、ではお粥にしますね!」

「何一つ私の要望が受け入れられて無いではないか!?」

「いやですね、何を言ってるんですか?ちゃんと『聞いた』じゃないですか」

「聞くだけか!?」

「はい、そうです!それにもうお粥を用意するように頼んでますから」

「じゃあ、なんで聞いた!?」

「暇そうだったんで!」

「ふざけるな!」

「ふざけてません!真剣です!メイドを舐めないでください!」

「何故そうも自信満々に!?」

「兎に角、お粥を持ってきますね」

「そ、そうか。出来るだけゆっくりと来てくれ。いいか?ゆっくりだぞ?(この侍女の相手をするのも疲れるしな………)

「はい!可能な限り善処します!では!」

 

そう言って俺は壊れたドアを出来るだけ元通りに立て掛け部屋の外に出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

三秒後――――

 

ズガッシャアアアアアアアン!

 

「メイドがお粥を持ってやって来ましたよ〜!」

「早すぎだろ!しかも、何故いちいち壊してくる!?」

「迅速に行動するのがメイドの務めですから!あと、小さい事を気にしてはいけませんよ?」

「小さくないわ!大体ゆっくりはどうなった!?」

「善処しました!でも、無理でした!」

「何故そうも堂々と!?」

「兎に角、お粥をどうぞ!」

「あ、ああ。ではもらおうか………」

 

俺はお盆に載せたままお粥を手渡し、蓋を取る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グッツグッツ、ブクブクブクブク!

 

 

 

 

 

 

 

「熱すぎだろ!?こんな物食えるか!」

「あ、フーフーを忘れてました」

「いらん!」

「え〜?」

「え〜、じゃない!一人で食べさせろ!」

「は〜い」

 

 

 

 

 

――――――――く〜

 

春蘭がお粥を冷ましてるとき俺のお腹が鳴った。

 

「なんだ?お前もお腹が減ったのか?」

「はい、朝から何も食べてないんです〜」

「そうか。この粥、少しいるか?」

「いえいえ、それは夏候惇さまのものですんで………あ!自分のお弁当を持参してるんで一緒に食べても良いですか?」

「ん、ああ。それくらいは構わんぞ。好きに食べてくれ」

「は〜い。では食べさせていただきます。この―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――特盛り焼肉弁当を♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「病人の横で何を食べる気だ!?お前は!?」

「(無視)いただきま〜す♪」

 

バクバクガツガツムシャムシャ!

 

「うんま〜♪この特製タレに漬けて炭火で焼いた焼肉の旨い事旨い事!絶品を通り越して「じぇっぴん!」ですな!」

「(ダラリ)な、なあ、少しくれないか?」

「駄目です!夏候惇さまは病人なんですよ!」

「なら、その病人の前でこれ見よがしに旨そうなモノを食べるな!」

「あ、それは趣味なんで」

「趣味!?」

「ゲフ〜♪大変美味しゅうございました!あ、早くお粥を食べた方が良いですよ?」

「言われんでも食べるわ!くっそ〜〜〜〜!!!」

 

あらあら、あんなに急いで食べて。そんなにお腹が減ってたのかな?

 

「よく、食べましたね〜♪じゃあ、そろそろ解熱の為に用意したネギを使いますか」

「ネギ?何に使うんだ?」

「差すんです」

「……………………………どこに?」

「お尻に」

 

逃がすかぁぁぁぁぁあああああ!!!

 

「さあ、いきますよ〜!はい、力抜いて〜♪」

「やめろ、やめてくれ〜!」

 

下着に手をかけた所で手を引く。

 

「やだな〜、冗談ですよ〜」

「本当に冗談か!?」

「あ、やってほしいんですか?」

「断る!!!」

「チッ!」

「舌打ち!?」

「いえいえ〜、気のせいですよ〜」

 

さて、次は何で遊ぼうかな〜♪

 

「あ、夏候惇さま、汗を大量に掻かれてますね」

「どこかの誰かが変なことばっかりするせいでな!」

「(無視)それではこれに御着替えください」

 

そっと、俺は袋を春蘭に手渡す。

 

「……………………………これは?」

「桐生さまが持ってこられた寝間着です」

「いらんわ!」

「よろしいんですか?」

「いらん!捨てろ、どうせろくでもない物だ!焼いて捨て置け!」

「はあ、分かりました。桐生さまが夏候惇さまの為に自身で作られた物だそうですが―――」

 

ピクッ!

 

「では、捨て置きますね〜♪」

「い、いや待て!捨てる事はないだろう!うむ、見るだけもしようじゃないか!」

 

かかったな♪(ニヤリ)

 

「では、ご開帳〜♪」

 

そっと俺は袋から寝間着を取り出す。

 

ピンクのフリフリ、大きく胸に刺繍された猫、首の後ろに付けられたネコミミフード。とてもいい年をした女性が着る寝間着ではないだろう。

 

「即刻捨てろ!」

「はい、では、脱ぎ脱ぎしましょうね〜♪」

「んなっ!?止めろぉ〜〜〜〜〜!!!」

 

いや〜、熱があるから抵抗の弱い事弱い事!

 

はい、お着替え完了〜♪

 

「夏候惇さま〜♪毛布から出てきてくださいよ〜♪」

「いやだ!絶対に出るか!」

 

やれやれ………困った子猫ちゃんだ♪

 

ん?何やらブツブツ言ってるな。今度はどうやって楽しませてくれるのやら。

 

「な、なあ、空」

「はい〜♪なんでしょうか?」

「私はそろそろ寝たいんだが………」

「どうぞ、遠慮なくお休みになって下さい♪」

「いや、出てってもらえると嬉しいんだが」

 

なるほど〜、そう来たか。まだまだ甘いわぁ!

 

「そうですか〜、では夏候惇さまが御就寝になられたら出ていきますよ」

「そ、そうか。では、とっとと寝させてもらおう」

「はい〜、では私は羊の数を数えさせて頂きますね」

「羊の数を?」

「はい〜、そうすると寝やすくなるそうですよ♪」

 

他人が言うのを聞くのではなく、自分の頭の中で浮かべるものだがな。

 

「そうか、では任せる」

「はい。羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹、羊が4匹、羊が5匹………」

「んむ………むにゃ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「羊が11匹、羊が12匹……………羊毛さ〜ん!私が屠殺されて羊鍋になっても私を愛してくれる!?羊子さ〜ん!例えが君が屠殺されても、僕が屠殺されて焼肉になっても君を愛してるよ〜!羊毛さん!羊子さん!今度生まれ変わったら同じ鍋で食べられ――――――ギャアアアアアアアア!!!」

 

(BGMが流れる、というか歌ってるw 題名「何故私達は生まれて来たんだろう?」)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝れるかぁぁぁぁああああ!!!」

「あら?どうかなさいました?」

「とぼけるな!今、変な物語が始まったろ!」

「気のせいです♪」

「それで済ませると思っているのか!」

「思っています!と言うかさっさと寝てください!」

「だから寝れる訳が―――」

「また、数えますよ〜♪羊が1匹、羊が2匹、羊が3匹………」

「っ!全く………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「羊が48匹、羊が49匹、羊が50匹、とんで20947匹」

「飛びすきだろ!?」

「羊が20948匹、羊が20949匹、羊が20950匹」

「無視か!?」

「羊が20951匹、羊が20952匹、とんで羊が77777匹」

「だから飛びすぎだ!」

「羊が77778匹、羊が77779匹、羊が77779匹」

「あ〜、もういい!寝る!」

 

俺を無視してそっぽを向く春蘭。そうはさせると思うかい?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「とんで羊が99997匹、羊が99998匹、羊が99999匹、…………………………………フハハハハハハ!!!我等羊軍、とうとう10万匹が集結したぞ!我等はこれより人間に反旗を翻す!全軍突撃ぃぃぃぃぃぃいいいいいいいい!!!人間を抹殺しろぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「寝れるかボケェェェェエエエエエ!!!…………………ガッ!」

 

あ、ひきつけを起こした。大丈夫か?

 

とりあえず、処置を施し、部屋の掃除(証拠隠滅)をして外に出る。

 

さようなら夏候惇さま!フォ〜エバ〜♪

 

 

 

 

 

 

まだ、終わっていないがな(ニヤリ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「春蘭!春蘭!」

「姉者!姉者!」

「ここは?………華琳さま?秋蘭?」

「春蘭、起きたのね!」

「姉者、心配したぞ!痙攣を起こして倒れているから何事かと思ったぞ!」

「華琳さま!秋蘭!………そうか、悪魔は去ったんだな!」

 

そう言って春蘭はベッドから立ち上がる。

 

v( ̄ω ̄)これで、フィニッシュだw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………………春蘭、その格好は何?」

「……………………………え?」

 

そして、自分の格好を見つめ直す春蘭。

 

無論、俺の与えたファンシーパジャマだw

 

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

 

その叫びは天まで響き渡りましたとさ♪メデタシメデタシ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

余談ではあるが、あのパジャマを作った俺は追い掛け回され、春蘭はメイドの空を躍起に捜そうとしましたとさw

 

既に辞めた(そう云う事になってる)のにね♪

 

やはり、彼女は最高の相棒だねw

-7ページ-

あとがき

どうも、紅い月です。

そんなわけで『愉快な殺し屋さん 閑話二の巻 後編』お送りしました。

思いのほかキャラ壊れまくり〜!

だが、それがいい!(そうか?)

 

アンケートの集計ですが、

1位、凪 15票

2位、華琳、秋蘭 10票

4位、春蘭 8票

5位、張三姉妹 6票

6位、季衣 4票

7位、桂花、真桜 1票

9位、沙和 0票w

 

沙和〜〜〜〜!!!

 

コホン、兎に角次回はいよいよ反董卓連合編です。

 

とうとう彼女が久遠の前に――――久遠は正気を保てるのか!?と言うか瘴気にあてられた人間になるのかwww

 

とにかく、はっちゃけて、痛い目にあいそうだw

では、前回、読んでくれた方、支援してくれた方、コメントしてくれた方に感謝を。

そして、今回読んでくれた方にも感謝を。

誤字、変なところがあればお知らせください。

ではでは本当にありがとうございました!!

それでは、また次回にお会いしましょう!!

ではではー。

説明
どうも、紅い月です。
愉快な殺し屋さん、閑話二の巻 後編。

オリキャラ主人公なので、嫌いな方は戻ることをお勧めします。

しょうがない、読んでやるか。という変わった方wはお読みください♪

またしてもキャラ崩壊w
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コメント
jun様:賛辞ありがとうございます。あと、誤字修正を、クリオティではなく、クオリティです。(紅い月)
ゲスト様:おおう、それは豆知識をどうもっす。では焼きますか………炭化。……やったらんか〜いw(紅い月)
gesto様:目標は全員崩壊か?w(紅い月)
ブックマン様:強力なウイルスみたいな男ですんでw(紅い月)
YOROZU様:あの後、侍女から吊るし上げをくらいましたw(紅い月)
munimuni様:今、救急車を呼びますw(紅い月)
ストー様:はっはっはっw(紅い月)
韻様:主人公を褒めていただいて満足ですw(紅い月)
もっさん様:もとより完全崩壊っすw(紅い月)
タンデム様:崩壊崩壊大崩壊wそれも持ち味ですw(紅い月)
フィル様:腹筋を痛めすぎないようお願いしますw(紅い月)
クォーツ様:色んなモノがネタの宝庫ですw(紅い月)
蒼様:ありがとうございます。(紅い月)
sion様:どうもです。最高の誉め言葉です。(紅い月)
クリオティ高すぎだろww(jun)
久遠・・・ネギは軽く焼かないといけないぞwww(ゲスト)
久遠にかかわったキャラはみんな崩壊していきますねwww(ブックマン)
侍女がかわいそうだw(YOROZU)
久遠に魏の将たちが崩壊されていくww(裸エプロン閣下)
ライ○とラ○トで正体が一目瞭然っていうww(ストー)
魏の将がどんどん久遠の瘴気に当てられてww もう久遠さん好きすぎっすw(韻)
また久遠が壊れるのですね(もっさん)
崩壊しまっくってるwww て言うより秋蘭が崩壊激しいwwww(タンデム)
はははははw 駄目だ、読んでる最中ずっと笑い通した。゚(゚^Д^゚)゚。(フィル)
ポケモンネタやDQねたが・・・・っく(笑)・・・。(クォーツ)
レベル高ぇww 最高ですねw(蒼)
あぁ・・だめw声上げて笑ってしまったw(sion)
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真・恋姫†無双 オリキャラ  閑話 キャラ崩壊 秋蘭 春蘭 

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