宇宙戦艦 龍姫
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説明
〜妄想戦線〜
すべての発端は、宇宙軍において新造戦艦の開発が企画されたことにある。
それ自体は別におかしな話ではなかったのだが、担当した責任者がアホ…もとい、深く物を考える人間ではなく、「見栄え良く(かっこよく)宇宙軍旗艦に恥じぬもの(強いやつ)」っという一言で設計士にすべてを丸投げしたところから話がおかしくなる。
実にアバウトかつ無茶苦茶な注文に、設計士が切れかけながらも作成したのが龍姫の設計図だった。
その見た目とスペック上とはいえ、性能の高さから問題なく採用されることになったが、これに一番驚きつつあせったのは当の設計士である。
理由は建造に入った段階で露見することになった。
確かに龍姫は見栄えもいいし性能も文句は無い・・・その建造費が高額すぎるという点を除いて・・・当然、設計士はそれを知っていた。
知ってはいたが、半ば以上は無茶な丸投げに対する皮肉をこめた異種返しだったため、まさか建造費の見積もりをろくに見ずにGOサインが出るとは思ってもいなかったのだ。
責任者と設計士には当然処分が下ったのだが、龍姫はすでに建造が進んでしまっていたため、中断しても損失を出すだけと続行されたのだが、本来三隻建造されるはずの予算のほとんどを一隻で消費するという結果をたたき出したため、龍姫が完成した時点で建造が終了、龍姫には同系艦も姉妹艦も存在しない唯一の艦となった。
しかも、建造費用だけでなく運用費と維持費用も高くつくことが露見しため、通常配備まで見送られることになる。
とはいえ、死蔵するにも難ありな代物であったため、とりあえず見た目はいいのだから式典などで短期間用いられる程度ならと儀礼艦扱いを受けることとなった不遇の戦艦である。
曰く、張りぼてドラゴンと揶揄される龍姫だが、その内に秘めた戦闘能力は採算度外視にふさわしいものがある。
某年某月某日・・・記念式典にかこつけたクーデターが勃発、付近に対処できる感がなかったため、苦肉の策として龍姫はその火器制限を解除され、咆哮を上げる。
初の戦闘において武装戦艦と12対1のキルレシオ、しかもほぼ無傷でという戦績をたたき出すことになると予想できたものはただの一人もいない。
ちなみに龍姫の名前は着陸時にはお座りした竜のように見え、飛行時には首長竜のように見えることと、船の名称としての験かつぎの女性名ということで龍(竜)姫となった。

ジャンクパーツとビルダーズパーツで宇宙戦艦を一船作りました。
スケールの戦艦のパーツセットも使いましたが、スケールモデルは値段が高い!!
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