オキナ(くれない天兵) |
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牧かずま著(「日の丸」連載、昭和33年)漫画「仙術少年 くれない天兵」に登場する仙術使いの少女「オキナ」。 おもにポリパテでのフルスクラッチ(全長約17cm)。 髪の一部はエポキシパテ、雪の地面はファンドなどで作っています。 配色は、本編カットの柄から想像しました。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「くれない天兵」は昭和33年の正月号の月刊誌「日の丸(「幼年ブック」から改題)」に当時は8頁掲載が主だったが31頁をもってかなり期待されて始まった作品だと思います。 ストーリーは秩父の山中。天兵は親の敵、悪仙術者「九破大鬼」に奪われた巻物を取り返すべく仙術の師「白ほう斉」の孫娘「オキナ」に仙術で助けられながら共に戦うが、大鬼の子供の「いたち丸(実はさらわれたオキナの弟)」との戦いがドラマの骨子です。 金龍の面、やもりのおばば、山の中での謎の少女の出現と話は広がって行くが、私の手元には1,3,5月号の日の丸本誌と2,4月号の付録の情報しかないのでその他の話があるのか分かりませんでした。(途中で終わっている?) もしも、その他の情報をお持ちの方がいたら教えて頂けると助かります。 「くれない天兵について」 ”仙術少年 くれない天兵”は、当時の漫画では他に無い特別な輝きがありました。 特に小学1〜4年を対象の少年誌には凄く新鮮だった。 その理由ですが 1.雪深い秩父の山奥、自然の力を使う仙術は忍術とはまた違う幻想的な世界持った作品であった。 2.天兵を助ける仙術少女は天兵より腕は一歩も上で、生意気なセリフもあるが、武士の天兵を立てた態度など好感度が高かった少女です。?当時の少年漫画では、この様な生き生きとした主人公格のヒロインは存在しなかった。少年漫画史に残るべき作品です。 ??3.その他も女性キャラは存在感があり、やはり生き生きとしていた。少女漫画の様でもあった。 参考に、作者が白土三平の紙芝居時代の先輩であり、手伝って貰っていた事もあるそうで、白土三平の初期作品と似たテイストがあるような気がする。 また作者は「赤い松葉づえ」など多数の少女漫画を描いている。 少女漫画家「赤松セツ子」の夫でもある。 それ故、少女漫画の雰囲気があるのかもしれない。 |
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フルスクラッチ 昭和 くれない天兵 オキナ 牧かずま | ||
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