ポケットモンスター トライメモリーズ 第47話
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第47話:トクサネシティ到着!

 

長い海をなんとかヒーンと越えたクウヤは、ようやくトクサネシティに到着した。

 

「ふぁー!

やぁっとついたぜー!」

  

適当な浜へあがりアクア団の服を脱ぎ捨てると海パン一丁になり身体を乾かす。

クウヤのポケモン達ものびのびと身体を休めている。

特にヒーンに至ってはずっと主を引っ張ってきたためくたくただ。

 

「おつかれ、ヒーン。

ジムは逃げねぇからゆっくり休めよ」

「ひーん、ひん」

 

海でパシャパシャと気持ちよさそうにするヒーン。

その様子を見て笑うクウヤ。

 

ずっと頑張ってもらっている・・・・

 

アクア団やマグマ団との戦闘、 トレーナーやジムリーダーとのバトル、 襲ってくる野生ポケモンとの戦い。

そういう状況を潜り抜けてこられたのも全てポケモン達がいてくれたからだ。

だから今この時だけ、今日一日だけはジム戦などのバトルを忘れてポケモン達を休ませてあげようと思っていたのだ。

ポケモン達もそんなクウヤの気遣いに甘えていた。

 

「ふぅー」

「すごい鍛えられたポケモン達ね、あなたの?」

「え、あぁ。そうだけど」

 

クウヤにそう話しかけてきたのは紺色の髪を団子型に纏めた、自分と年齢が近そうな女の子だった。

 

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彼女は明るくクウヤに話しかけてくる。

 

「わたしもポケモントレーナーなのよ、エスパーポケモンが特に大好きなんだっ」

「へぇー、お前エスパーポケモン専門のトレーナーなのか?」

「まぁ、そんなところね」

「うぉあー。

やっぱ色んなトレーナーがいるんだな。

・・・・えーと?」

「あ、わたしはラン。」

「ランか、オレはクウヤ。よろしくな!」

 

その後クウヤとランは色んなことを話した。  

どんなポケモンを育てているかとか、タイプのこだわりとか、今までどんなとこを見てきたとか・・・お互いがポケモントレーナーということで その話は盛り上がるが、ふいに少年のハラがなった。

 

「おなかすいたの?」

「・・・・・・ちょっとここまで来る途中でめちゃくちゃなドタバタがあって」

「へぇ・・・」

 

ふとランが何かを思いついた。

 

「ねぇ、折角だから今からうちに来てお昼ご飯一緒に食べない?」

「え、いいのかよ?」

「いいのいいの!

ママもきっと許してくれるわ」

「ほんと!じゃあよろしくたのむぜー!」

 

クウヤはポケモン達に呼びかける。

 

「もちろん、服はちゃんと着てね?」

「わかってるって」

 

ちゃんと服を着てランについていくクウヤ。

ポケモン達はモンスターボールの中だ。

 

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やがてついたランの家。

扉を開けると玄関にたくさんのエスパーポケモンが迎えに来て彼女に寄ってくる。

 

「うっひゃーたくさんだ! 

これ全部お前のポケモンか?」

「まぁ一応ね。

ママー、フウー!ただいまー!」

「おかえりラン、おつかいしてきてくれた?」

「もちろんよ!」

 

リビングから出てきた女性―ランの母親―に袋を渡すとクウヤの事を簡単に紹介した。

 

「あれ、フウは?」

「フウならまだトレーニングの真っ最中よ。

先にテーブルについて待ってましょう。

クウヤくんもいらっしゃい」

「さんきゅ」

 

テーブルにはそれなりの料理が並べてあり、クウヤの腹の虫が大きく鳴いた。

ポケモン達も餌を食べ始めている。

 

「どうかしら」

「どれもうまいぜ!」

「それはよかったわ」

 

しばらく待っていると、誰かが「ただいま」と言いながら家に入ってきた。

声からして少年のようだ。

リビングに入ってきた少年の顔を見てクウヤは驚く。

 

「えぇ!?ランにソックリだ・・・!」

「・・・だれ、キミ?」

 

少年はクウヤのことをいぶかしげな表情でみてきた。

 

「クウヤ、彼はフウ。私の双子の弟よ」

「双子・・・だからそっくりなんだな。

オレはクウヤ、ポケモンリーグに挑戦中のポケモントレーナーだ!」

「!ポケモントレーナー・・・!?

じゃあキミはこのトクサネジムにも挑戦するのかい?」

「もちろんだぜ、ほら見ろよ!バッジだってもう6つもそろえたんだ」

「なるほど」

 

クウヤのバッジをみたフウとランはにやりとわらった。

 

「ほら、早く昼ごはん食べちゃいなさい。

話はそれからでもいいでしょ?」

「ああ、そうするよ」

 

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――昼食後、クウヤはポケモン達を連れてフウとランについていった。

どうやら、案内したいところがあるらしい。

彼らについていくうちたどり着いたのは・・・

 

「ポケモンジム!?」

「ええ、ここがこのトクサネシティのトクサネジムよ」

「へぇ・・・会ったばかりなのに親切だなお前ら」

「そりゃあ、ね」

「挑戦者はしっかり導いてあげないとね」

「え、え、えぇ!!?」

 

驚くクウヤ。 

 

「じゃ、お前らが・・・?」

「そう、わたし達が」

「エスパーポケモンを操る」

 

「「トクサネシティジム ジムリーダー」」

  

「2人ともなのか?」

「ええ、そうよ」

「このジムのルールはダブルバトル・・君に出来るかな?」

 

それをききぷるぷる震える。

 

「怖気ついちゃった?」

「いや・・・めっちゃわくわくしてきた!

ダブルバトル、やってやろうじゃねーか!」

 

次の相手とバトル方式が分かり闘志を燃え上がらせるクウヤ。

姉弟が相手でも、構わない、戦いたい気持ちがある。

 

「でも今日はポケモン達の休みだから勝負は明日だな」

「「ずっこー!」」

 

 

説明
これは二次創作です(突然何!?)
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