恋姫外史医伝・華陀と一刀 五斗米道の光と影 第23話
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「最近、俺は男が好きなんじゃないかという噂が流れているらしい・・・・・・」

 

定期的にやっている華琳の肩こり治療をしつつ、一刀は華琳に言った。

 

「そのようね。私も小耳に挟んだわ」

 

「誰がそんな噂を流したかはさておいて、おかげで貂蝉が俺の愛人だという話まで出て来る始末だ。貂蝉は噂を本当にしちゃいましょうとか言って迫ってくるし・・・・・・」

 

苦虫を噛み潰したような表情になる一刀。

 

「この噂を信じている人間も少なくないようだ。俺はそんなそぶりを見せた覚えは無いんだがな」

 

「理由が知りたい?」

 

「知ってるのか?」

 

「知っているわけではないけど、予想はつくわ」

 

「是非教えてもらいたいな」

 

「貴方が女性に対して下心のある様子を見せないからだと思うわ」

 

「見せられるか。エロ医者の烙印を押されでもしたら仕事に支障が出るだろうが」

 

「もっともね。それにしても、貴方本当に理性的よね。女達からいやらしい視線を感じたと言う話すら一度も聞いた事が無いし(桂花がわめいていた事があるのだが、数には含めない)」

 

「そうでもないさ。俺も男だ。本当なら性欲だって普通にあるだろう」

 

「本当ならって・・・・・・去勢でもしたの?」

 

「当たらずとも遠からずと言った所だな。俺の場合は鍼医術で性的な欲望の大半を抑え込んでいる。医療行為には基本邪魔だからな」

 

「そうだったの。辛くはないの?」

 

「別に。むしろ助かるくらいだ」

 

強がりではなく本気で言っている一刀。

 

「まあそういうことだ。治療を受ける際に変な心配はしなくていいから安心してくれ」

 

「分かったわ」

 

「さて、治療も終わりだ。俺は医務室に戻らせてもらう」

 

「お疲れ様」

 

 

 

 

一刀は華琳の部屋を後にした・・・・・・

 

 

 

 

 

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ちなみに、今回の噂の主犯はというと・・・・・・

 

 

 

 

「こんなに噂になるなんて思ってなかったの・・・・・・」

 

 

 

 

面白半分で適当に言っただけだったのに、すっかり広まってしまった噂に後ろめたさを感じる沙和だったとさ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

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どうも、忘れられた頃にやってくるアキナスです。

 

今回はまあ、補足のようなものです。

 

華陀みたいな天然でもなければ患者と完全に割り切る事も出来ないと思うので。

 

ではまた次回・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
変な噂が流れています
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コメント
アベシさん:噂話とか好きそうですし(アキナス)
沙和〜〜お前かwwww(アベシ)
はじめまして。この外史の一刀君なら医者としての理性で抑えきりそうな気がします(D.A)
ミヅキさん:可能でしょうが、その前に抑えていたものを解放するだけで十分だと思います(アキナス)
アストラナガンXDさん:えらいことになるでしょう。間違いなく(アキナス)
mokiti1976-2010さん:医者としては間違った事はしてないんですけどね(アキナス)
劉邦柾棟さん:まあ、あっちの一刀は真性のたらしですし(アキナス)
Jack Tlamさん:確かに(アキナス)
未奈兎さん:桂花ならやりそうですけどね・・・・・・(アキナス)
抑える事が可能なら、増大する事も可能なんですよね(ミヅキ)
この外史の一刀の“男の本能・大覚醒(煩悩覚醒、性欲解放とも)”したら、どうなることやら……(アストラナガンXD)
噂の最初は適当だったのかもしれないけど、一刀の普段の行いがその噂に説得力を持たせたのは間違いない。(mokiti1976-2010)
これが『原作』外史の凪にバレたら沙和の命は無いな。(笑)(劉邦柾棟)
うん、沙和や真桜あたりなら面白半分(面白全部?)でやりかねないと思った。(Jack Tlam)
猫耳かと思ったらお前かーいw(未奈兎)
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外史 恋姫†無双 真・恋姫†無双 北郷一刀 

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