ずっとみてたよ 第3章?一瞬の恋?
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【ずっとみてたよ】

 

プロローグ

 

彼女なし歴15年!!!

 

俺は生きてきた。

 

唯一、彼女なし歴15年の友達も昨日できたらしい。。

 

俺の周りはカップルだらけになっていた。

 

俺だってすぐに作ってやる!!!

 

って強がったりして。。

 

まず俺には「好きな女」ができない。

 

15年も恋しない男ってこの世にいるのだろうか…。

 

でも俺は今日、一瞬の恋をすることになる。

 

その頃の俺はまだ知らない。。

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【ずっとみてたよ】

 

第3章 一瞬の恋

 

「よろしくなぁ、1年。」

俺の胸ぐらをつかみながら、そいつは言った。

俺はその手を力強く振り払った。

「っるせぇ…」

俺はそう言い残し、屋上をでた。

 

授業は適当に聞いて、そして放課後。

俺は一人で帰っていた。

いつものように、中学校の前を通って帰る。

すると…

「もー遅いなぁー、お兄ちゃん…」

ドキ…

中学校の校門の前で女の子が一人たっていた。

中学生だろう。

俺はその子を見たとき胸にあついものを感じた。

それから目がはなせないでいた。

その子は特別可愛いってわけでもなく、ただ普通の女の子だった。

けど、俺は何故かその子に惹かれてしまった。

きがつけばポケットから携帯を取り出し、ピロリン…盗撮をしていた。

ずっとみていたい…そうひたすら思っていた。

これを「恋」なんだと、初めて実感したんだ。。

俺に、小さな小さな恋物語がはじまろうとしていた。

 

この一瞬の出来事をどう話したらいいのだろうか…。

簡単に言えば俺はその子に「恋」をしたんだ。一瞬で。

一瞬で君の事を好きになっていたんだ。。

 

その日から、登下校中必ずその子を目で探すようになった。

あんまりジロジロ見てたら変だから、中学校を通るたび歩きながら、ちろっとその子を探す。しかし、あの日からその子は見つからず…俺はガッカリする毎日を送っていた。

そして気がつけば、10月の秋になっていた。

あれから4ヶ月もたっている。

それなのに、その子を見る事はなくて…。。

4ヶ月もたってるのに、その子を諦められなくて、次会えるのをひたすら楽しみにしていた。なんて寂しい男なんだろうって自分でもあきれるほどだ。

そしてある日。

雨が激しく降っている朝。今日はテストでいつもよりか遅く登校になり、学校に向かっていた。

俺は雨が嫌いだった。

髪の毛のワックスとれちゃうし、服も靴も傘さしてるからってぬれるし。

本当うんざりする。

だらだらと歩いていると、後ろから何かぶつかってきた。それとともに「きゃっ」っと声が聞こえた。

俺は後ろを向いた。

後ろにはぶつかって地面にお尻をついている中学生の女子だった。

「大丈夫?」

俺はその子に声をかけた。

「……はい…」

その子はそう言いながら顔をあげた。

その瞬間がスローモーションのようだった。

顔を見た時、俺はビックリして、眠たかった目がいっきに覚めた。

その子は、あの日の子だったんだ。

あまりにもびっくりしすぎて、俺の手から傘が落ちた。

雨の音だけが激しく聞こえる。

「あの…すみません…大丈夫ですか……?」

女の子はゆっくり立ち上がり、俺の傘を拾ってくれた。

「あ…ゴメン…ありがとう…」

俺は傘を受け取った。

「あ、なんか私のせいでぬれちゃいましたね…本当にごめんなさい。。」

今でも泣き出しそうな顔をして、下を向いていた。

それがまた俺の心をあつくさせた。。

「いや…大丈夫」と言おうとした瞬間…

ふわ…

その子は鞄からタオルを出して俺の顔を拭いてくれた。

「ビショビショになっちゃいましたね…その制服は私の中学校のすぐ隣の高校ですよね?私その高校すっごく憧れてるんです。」

その子は喋りながら俺を拭いて、そして笑った。

その笑顔はすっごく奇麗だった。

またその子に惹かれていた。

「プッ」

俺は笑った。

「えっ?!どうしたんですか!?なんか私変な事言いましたか??」

その子はすっごく不安そうにしている。

「お前…ぬれてる…」

そう、この子は俺を拭こうと必死で自分の事を忘れていた。

「あ…」

その子は恥ずかしそうに下を向いた。

その子の傘を拾って、俺は拭いてくれてるタオルを手に取って拭いてあげた。

女の子は黙って下を向いたままだった。

そして小さな声で「…すみません…」そう、かすかに俺に聞こえるぐらいだった。

「じゃーそろそろ行かないと…色々ありがとうな。じゃーまた…」

タオルをその子に返すと、俺は学校に向かった。

 

 

これが「俺」と「私」の出会いでした。。

 

 

説明
第3章できました!
今回のお話は男の子を中心としたお話になっています。
2人の恋がはじまる瞬間を描いております。
どうか楽しんでください♪
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コメント
そうですねww2人にやっと恋がおとずれました! コメントありがとうございました!!!!!!(ミサ)
お互いに恋に落ちた瞬間ですね。(華詩)
タグ
初恋 小説 男の子 

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