アルスラーン戦記の世界と、現実のペルシャを比較
説明
アルスラーン戦記、第二期のアニメ放映が続いていますが、小説を見ると、意外と国と国の関係が複雑なので、筋の読解に苦労します。

そのため、前回は地図とあらすじを投稿しました。

今日は、架空世界と現実世界を比較してみます。

まず、第二部第一話で旅の楽士ギーヴと仮面戦士ヒルメスが宝剣ルクナバードをめぐって争う、デマヴァンド山ですが、これはイランの最高峰の山脈をモデルにしたものです。

ダマーヴァンド山と言いますが、標高5610kmなので、富士山よりもはるかに高く、巨大な山脈です。

そして、白い雪に包まれています(アニメだと、もっと暑そうな山の景色でしたが)。

パルスに攻めてくるトゥラーンのモデルは、モンゴル系の遊牧民族で、テュルクのモデルは、アフガニスタンなどの山岳の部族です。

アニメの攻防の地、ペシャワルがアフガニスタンの地名なのを見て、「あれっ」と思われた方もいるかもしれません。

昔、ペルシャの全盛期は、アフガニスタンまで領土にしていたので、東の果ての攻防の地は、このあたりになるのです。

今でも、このあたりはパキスタンとインドが領土をめぐってもめていますが、昔から戦のよく起きる場所でした。

で、第二部の要所、港町ギランですが、現実世界の「ギラン」はカスピ海に面したイラン北部の州の名前です。

アニメでは、これを逆転させて、アラビア海に似た海に面する港町の名前に転用したのでしょう。

パルスの首都エクバターナは、場所的には、今のテヘランのあたりをイメージしているのでしょうか。

しかし、テヘランは山に近いので、もう少し南の都かもしれませんね。

※東一旭サイト 

『アルスラーン戦記』関連作品一覧ページ
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電子書籍『アルスラーン戦記から見たペルシア入門』紹介ページ 
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コメント
コメントをくださり、ありがとうございます。文章で入っているワードをいつも機械的に入れていたので、タグを入れてしまいました。確かに、図解であればキャラタグはいらないかもしれません。以後、気を付けます。(東一旭)
地図の絵(図解)だけなのにタグにキャラの名前必要か?www(黒峰涼太郎)
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アル戦 ペルシャ パルス王国 ヒルメス ギーヴ アルスラーン アニメ 

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