閑話１「それぞれの印象」

―――ｓｉｄｅ　桃香―――

まるで、太陽みたいに笑顔が素敵な人と月のように静かに落ち着いている感じの人　それが、私がご主人様の一刀様とその親友の雅樹さんに抱いた第一印象だった　今まで、何人もの人に笑われてきた私の理想を笑わずに真剣に聞いてくれて協力するといってくれた人たち　うん！ご主人様たちが協力してくれるんだもん頑張らないとね　それにしても、ご主人様の笑顔は本当に素敵だなぁｗ

ところで、雅樹さんが「ふむ、またか」って言っていたんだけどどういう意味なんだろう？

―――ｓｉｄｅ　愛紗―――

私は、最初ご主人様を見たときは正直に言って本当に天の御使いなのかと思った　野盗程度に剣を突きつけられているところを見たからからだ　助けに入って難なく野盗を切り捨てた雅樹殿のほうが天の御使いにふさわしいと思った　しかし、雅樹殿いわく「あいつは、確かに俺らみたいな武はないさ　だが、あいつは心のほうが強いさ　桃香みたいにな」ということらしい　確かに、桃香様の話を聞いているときはとても真剣で凛々しい顔をしていたが・・・べ、別に恋とかそういうことではない！とにかく、ご主人様は心が強く、桃香様のように民のことを思っておられるということだろう

雅樹殿とも仲良くやっていけそうだ・・・今度手合わせ願おうかな・・・

―――ｓｉｄｅ　鈴々―――

なんか、雅樹にーちゃんが難しいこと言ってたけど・・・とにかく桃香ねーちゃんの夢をかなえるために頑張れってことだよね？そんなこと言ったら雅樹にいーちゃんに頭なでられた・・・鈴々は子供じゃないのだ・・・　でも、一刀にーちゃんは「心」が強いって言ってたけどどういう意味か聞いたら桃香ねえちゃんと同じって愛紗が言っていた・・・とにかく今まで見たいに鈴々たちが桃香ねーちゃんの代わりに武を振るっていたから今までと変わらないって事か〜ｗ

雅樹にーちゃんも強そうだし戦ってみたいのだ〜♪・・・でも、たまに寂しそうにみんなを見ているのだ・・・どうしたんだろう？