SAO~黒を冠する戦士たち~ 英雄外伝 第7話 ゼウスの実力
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第7話 ゼウスの実力

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「だ・・誰だ!」

 

1人がそういうと3人はそれぞれ身構え辺りを見渡した。すると岩陰から1人の男が現れた。

 

「いや〜まさか、あんたら3人組が<棺桶>に加入しているとは・・俺も予想外だってハナシだ。」

 

「てめぇ・・昼の時の。」

 

1人が怒りをあらわにする。現れたのは昼間にネックレスを盗んで3人から逃げっ切ったゼウスだった。

 

「それにしても、か弱い女の子1人に対して大の大人が3人がかりで恐喝とは・・・その意志は否定しないが関心とは言えないな。」

 

「貴様ッ、どこまで知っている?」

 

「そうだね〜そちらのお2人さんの喧嘩から、エンブレムを見せるまできっちりと見せてもらいましたよ。」

 

どこか余裕に話すゼウスにこれを聞いたリーダー的な男は虫を噛み潰したように、苦々しい顔をするがすぐに余裕の表情に戻った。

 

「そうか、見られたらしかたがない・・ならば消すまでだ!」

 

リーダー的な男が腰から剣を抜いた。それを見た2人の男も剣を抜いた。リーダー的な男には勝てるという自信があった。何故ならゼウスが壁を背に立っていたからだ。当然背を向けて逃げることはできない。そして自分たち3人は前に阻むように立っている。つまりゼウスは背水の陣に立たされているのだ。それに・・・

 

「こいつは中層辺りで活動している、レベルも中層辺りと同じはずだ!」

 

「それに比べ俺達3人は、攻略組と同等に並べるくらい上げている。」

 

「勝てないわけがない、このまま追いつめて切り刻んでやる。」

 

それぞれ鼓舞するかのように1人ひとりが言葉を発していく、それをキョトンとした顔で聞いていたゼウスは深いため息をはいて「やれやれ」と言いたくなるように額に手をあてた。

 

「たしかに俺の活動は中層辺りだが、だからと言って・・・・」

 

「「「うわああああああーー!!」」」

 

ゼウスの話しを聞いているのか聞いてないのか定かではないが3人の男は剣を構えて突っ込んできた。切りかかろうとすぐに迫って来るがゼウスはそれでも落ち着いていた。そして一言こういった・・。

 

「俺のレベルが中層辺りの連中と同じレベルとは.......かぎらないだろうが。」

 

 

ビュッ、、  バキィ、   ガキィ、  バリィ、

 

 

「「「なっ...」」」

 

素早くゼウスが左から右へ横切ると同時に何かが割れるような音がした。ゼウスを目で追う前に音がした方を見るとなんと、男達が持っていた剣が折られていたのだった。男達が驚くなか、当の本人は顔色変えずに右手で器用に剣を回していたのだった。

 

「クソッ・・」

 

1人がアイテムストレージを開いて予備の武器を取ろうとしたが、それよりも早くゼウスが動いた。回していた剣を止めて右手で逆手持ちをすると、

 

ビュッ、、  ザシュッ、  バシュッ、  ザシュッ、

 

「「うわぁ、腕が!!」」

 

「うそだろ・・・。」

 

右から左へと素早く動き3人の右手首を切り落としたのだった。3人中2人が驚くなか、1人は冷静にゼウスが持っている剣を見た。大きさは片手剣くらいあり、特徴は黒刀の刀身に「く」の字のような型、俗に言うククリ剣と呼ばれる剣の1種である。

 

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ゼウスはまたもや右手で剣を回しており三人を見つめていた。そして手首を切られてうろたえていた1人が落ち着きを取り戻してゼウスに問いかけた。

 

「武器を破壊だなんて、これが出来るのは黒の剣士とその一味の者だけだと聞く・・おまえ、もしやビータ? いや、黒衣衆!?」

 

「残念ながら俺はビーターでもなければ、黒衣衆でもない・・あっ、昔、「黒衣衆に入ったZE!」と冗談まかいなこと言ってひどい目にあったことはあるけど・・。」

 

昔、あった騒動を思い出すようにつぶやくと、うろたえていた1人が左手を握りしめて迫ってきた。

 

「せめて1発だけでも!! 「残念だったね〜。」何っ!?」

 

突然殴りかかってきた男の首元に何かが刺さり地面に倒れた。

 

「なんだ・・・これは・・からだが、動かぬ。」

 

「あれは、くっ。」

 

「しまっ・・た、マヒか・・!」

 

続けて2人の男にも何かが刺さり地面に倒れた。3人のパラメータにはマヒの表示がされていた。

 

「勢いは良いけど、もっと周りを見ないとゲームオーバーになっちまうぜ。」

 

最初に倒れた男にそう告げると、前をむいて話しかけた。

 

「どうしたエド? 別に来なくても良かったのに。」

 

「なに、おもしろい情報が入ったからな。おまえの耳に入れておこうと思ってな・・さっきのピックはついでだ。」

 

現れたのは白いフードで顔を隠したエドだった。さきほどの3人のマヒはピックにマヒ作用があり、それを投げつけたのだった。

 

「ところで、俺が頼んでいた人達は来るのか?」

 

「ああ、そろそろ来る・・おっ、来たみたいだな。」

 

ゼウスとエドは何かに気づいて安全地帯の出入り口を見た。すると、7人くらいのプレイヤーが入ってき、その中にひと際目立つ者が先頭を歩いており、髪で顔が隠れたがたいの良い男だった。ゼウスはその男に声をかけた。

 

「よぅ、カンベーさん。」

 

 

 

 

Tobecom...

 

 

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あとがき

 

 

第7話はどうでしたか? この小説が始まって初めての戦闘シーンです。 

うまく表現できているのかな? 今後戦闘シーンの表現は避けても通れぬ道。

頑張っていきたいです。さて、本編の北郷 刃さんの小説でもゼウスは活躍しています。

この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

さて、次回はゼウスが言ったカンベーと呼ばれる人物の登場です。

一体何者なのか、それがわかって来るとおもいます。 

 

 

それではまた次回で・・・。

 

 

説明
どうも、グルメ96です。
最近、盲腸になって手術して退院したばかりです。仕事は休んでいいますのでこの間にも小説のスットクを増やしたいものです。

それでは、どうぞ。
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コメント
本郷さん 戦闘は当分ないんですよね、あるとしたら75 層のボス戦ですかね。(グルメ96)
武器破壊はキリト達の得意技ではあるが誰もキリト達だけしか出来ないとは言ってないですからねw 戦闘シーンとかに関してはもう書いて慣れるしかないですよ、自分も最初は大変でしたから(本郷 刃)
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