MUV-LUVALTERNATIVETOTALECLIPSE外伝 蒼炎の残火 第1章新たな世界 第1話偽りの平穏 |
MUV-LUVALTERNATIVETOTALECLIPSE外伝
蒼炎の残火
第1章
新たな世界
プロローグ
偽りの平穏
1998 7.5
???SIDE
『もう、2年も経つのか………早いもんだな……。』
京都の四条通りを歩く大柄な男が大きな荷物を持ちながら器用に額の汗を拭い呟いた。
『人間同士の戦争が無いのはいいが……まさか地球外生物の侵略とはね…。』
男は過去の経験を思い出しながら、この世界の戦争とかつての世界の戦争を比べていた。
『あ???伍長!こんな所にィ、早く戻りますよ!今日の買い出し当番は私と伍長何ですからね!』
伍長と呼ばれた男が振り向くと帝国軍の制服を着た少女が頬を膨らませ、腕を組んで仁王立ちをしていた。
『すいません瑠衣少尉、あまりに空が綺麗だったもので……。』
伍長と呼ばれた男は自部隊の上司でもあり戦場における相棒でもある榊 瑠衣少尉に頭を下げ謝罪する。
『もう!荷物は伍長が殆ど持ってるのですから勝手に何処かに行かれては困ります、さぁ!まだ買うものが残っているのですから行きますよ!今度は逸れないでくださいね、分かりましたか?』
瑠衣少尉が勝手にトコトコ歩いて行ってしまっただけなのだがそれを言及せず、苦笑しながら伍長は
『すいません気をつけます、では行きましょうか?次はネギでしたっけ?』
『あっ待って伍長!まだ話は終わって無いですよ!』
伍長を追いかける瑠衣少尉の姿は少なくとも軍人と言うよりは仲の良い兄妹がじゃれ合っているようにしか見えなかった。
『ネギより先に鳥ひき肉です!彼方のお店の方が良い物が安く買えますからね!』
得意顔で伍長に説明する瑠衣少尉を見ながら伍長は一言『了解。』と告げ瑠衣少尉のすぐ後ろを歩き出した。
歩き出した伍長の腰辺りから'カラン'という音がした、其処には古めかしいランタンが有り、付属のプレートには”901 ATT”と書かれていた。
説明 | ||
戦術機のプラモデル作ってたら書きたくなったので書いてみました。 写真は主人公の最終的な戦術機です、短いですので気が向いた方は読んでみて下さい。 プラモデルはかなりの量を投稿しておりますがアイディア先行で技術が着いて来ていないので造りが粗い物も有りますが…… |
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