[練習用HTMLゲーム]本編1話用小説[エミーリアとアセットのお出かけ]
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□オープニング□

『舞台:住宅街』

ナレーション「雑話1「エミーリアとアセットのお出かけ」」

ナレーション「よく晴れた夏の日の午前8時頃・・・」[アセット:フェードイン/通常]

エミーリア「おはようございまーす、アセットー!」[エミーリア:フェードイン/笑顔]

アセット「・・・ん、エミーリア来た・・・?」[アセット:少し反応(⇒通常2等)]

ナレーション「携帯ゲーム機から目線を横に向けてエミーリアの姿を確認するアセット」

エミーリア「今日はいい天気になって良かったですね」[エミーリア:通常]

アセット「・・・まあね、画面が日差しで反射して見えにくいけど」

エミーリア「相変わらず好きなんですね、ゲーム。面白いですか?」

アセット「・・・今度貸してあげる、本体込みで」[アセット:笑顔]

エミーリア「え・・・っと、私機械操作とか苦手で・・・」[エミーリア:困り顔]

アセット「大丈夫だよ・・・エミーリアの好きな動物ものもあるから」[アセット:通常]

エミーリア「動物もの!」[エミーリア:驚き顔]

エミーリア「そうですねー・・・じゃあちょっとだけ・・・」[エミーリア:照れ顔]

アセット「じゃあ今度エミーリアの家のプール使わせてね」

エミーリア「あ、そういうことですね。今度執事に連絡しておきますね」[エミーリア:通常]

アセット「ん、プール権ゲット。それじゃあ行こう」[アセット:笑顔]

エミーリア「はい!」[エミーリア:笑顔]

 

 

□駅前□

『舞台:駅前』

ナレーション「駅前に移動した二人は券売機の方に向かって歩いていた」

アセット「・・・最近さっくん忙しいんだね、今日も用事があるんだっけ」[アセット:通常]

エミーリア「さっくんですか? そうですね、お休みの日も部活があったりするみたいですし・・・」[エミーリア:通常]

アセット「ふーん、熱い青春送ってるんだね。熱い熱い・・・」

ナレーション「券売機前にたどり着いて切符を買う二人」

アセット「あ」

エミーリア「どうかしたんですか?」[エミーリア:首かしげ]

アセット「280円なのに間違えて下の段の560円押しちゃった・・・」[アセット:ムムム顔]

エミーリア「県外まで行けてしまいますね・・・」[エミーリア:苦笑]

アセット「・・・向こうの駅で清算機使わないといけなくなったよ」[アセット:落ち込み顔]

エミーリア「あ、肩車して二人分560円でお願いしますとかどうですか?」[エミーリア:笑顔]

アセット「どっちが下?」[アセット:汗顔]

エミーリア「・・・私は力とかないです」[エミーリア:困り顔]

アセット「・・・今度お姉さんに叱ってもらうことにしよう。やっぱり駅員さんところいってくる」[アセット:通常/フェードアウト]

エミーリア「あ、アセット!? それだけは駄目です! アセットー!」[エミーリア:驚き顔/フェードアウト]

 

 

□電車の中□

『舞台:電車の中』

ナレーション「二人は適度に人が込んだ休日の電車の中へ移動した」

アセット「・・・そういえばエミーリアってあんまり電車とか乗らないんじゃない? お金持ちだし」[アセット:通常]

エミーリア「乗らないというか乗れないというか・・・」[エミーリア:困り顔]

ナレーション「エミーリアはちらりと視線を横に向ける」

ナレーション「視線の先には気づかれて慌てて隠れる変装したエミーリアの家の使用人がいた」

アセット「どうかした?」

エミーリア「いえ、なんでもないです。それより向こうに着いたら何処からいきますか?」[エミーリア:苦笑]

アセット「・・・ん、じゃあまずはゲームセンターから行こう」[アセット:笑顔]

エミーリア「さっくんもいたら喜んだでしょうね、じゃあまずはそこから・・・」[エミーリア:通常]

ナレーション「」[さっくん:フェードイン/フェードアウト]

エミーリア「あれ、今・・・」[エミーリア:少し焦り顔]

アセット「・・・どうかした?」[アセット:疑問顔]

ナレーション「目をこらして窓の外をよく見るエミーリア」[エミーリア:目をこらす]

エミーリア「屋根の上を飛び移るさっく・・・いえ、気のせいだったみたいです」[エミーリア:通常]

アセット「? ・・・まあ天気もいいしちょっとお腹も減ったし、コンビニによってから行こう?」[アセット:通常]

エミーリア「そうですね」[エミーリア:笑顔]

 

 

□建物前□

『舞台:モール街の建物前』

ナレーション「二人は人の込み合うモール街の一部で3階がゲームセンター、4階がフードコート、5階がシアターになっている建物の前に着いた」

エミーリア「歩くとやっぱり暑いですねー・・・まだ午前中ですけど」[エミーリア:少しぐったり]

アセット「電車の冷房の後の熱気はこたえる・・・辛いよ」[アセット:疲れ顔]

エミーリア「こういう時は涼しい場所を考えて・・・水族館・・・南極」[エミーリア:悩み顔]

ナレーション「話している内に二人は建物の入り口のドアをくぐった」

アセット「・・・涼しい」エミーリア「涼しい!」[アセット:笑顔][エミーリア:笑顔]

アセット「・・・」

エミーリア「・・・」

アセット「・・・」

エミーリア「・・・」

アセット「・・・」

エミーリア「・・・そろそろ行きます?」[エミーリア:通常]

アセット「うん、今の間はどうしていいのかわかんなかった」[アセット:通常]

エミーリア「そういえばアセットはゲームセンターでさっくんと会ったり・・・」

ナレーション「」[さっくん:フェードイン/フェードアウト]

エミーリア「さっくん・・・!?」[エミーリア:驚き顔]

アセット「・・・びっくりした。何、さっくんも来てるの?」[アセット:焦り顔]

ナレーション「人ごみの中に見えた人影を探すエミーリア」[エミーリア:目をこらす]

エミーリア「あれ・・・?」

アセット「・・・まあこれだけ人がいれば似てる人がいるんじゃない?」

エミーリア「そう・・・ですよね。見間違いだったかも・・・しれません」[エミーリア:通常]

 

 

□飲食店□

『舞台:モール街の飲食店』

ナレーション「正午頃になって二人はゲームセンターからモール街内の飲食店へ入っていた」

アセット「このパスタいける・・・」[アセット:通常]

エミーリア「アセットはずるいです・・・手加減してくれるって言ったのに」[エミーリア:落ち込み顔]

アセット「ふふん・・・」[アセット:微笑]

アセット「・・・そういえばエミーリア、さっきのUFOキャッチャーのぬいぐるみどうしたの」[アセット:通常]

エミーリア「あれですか? 実は使用人がついてきていたので預かってもらうことにしました」[エミーリア:通常]

アセット「・・・さすがお嬢様だ」[アセット:汗エフェクト]

エミーリア「でも一人で行かせてくれるっていっていたのに・・・後で執事を怒っておきます」[エミーリア:拗ね顔]

アセット「そういえば来週の映画、いけるんだよね・・・何を見るの?」[アセット:笑顔]

エミーリア「あ、そうですね、この間もらったパンフレット持ってきてますよ」[エミーリア:通常]

エミーリア「私見たい映画があるとパンフレットだけたくさんもらっちゃいますので」[エミーリア:笑顔]

ナレーション「エミーリアがひろげたパンフレット枚数は25枚」

アセット「もらいすぎだよ・・・1本1時間だとしても全部見たら25時間だよ」[アセット:困り顔]

エミーリア「いいですよねーパンフレット♪ 製作者の想いがつまってるんですよ!」

アセット「いいけど・・・じゃあ本編もちゃんと見るんだよね」

エミーリア「一人で映画館に行く勇気がないんですっ」[エミーリア:涙顔]

アセット「分かった分かった、けど私はそんなに何度も行くお金ないよ」

エミーリア「えへん、私は少し持ってます。25本もギリギリ見られます」[エミーリア:得意げ顔]

アセット「知ってるよ、お金持ち! でも割と現実的な金額なんだね」[アセット:通常]

エミーリア「家はお金では甘やかさない方針だそうです。お小遣いも計算して出された日本の平均金額から決められてるんです」[エミーリア:通常]

アセット「お小遣いシステムのレベル高すぎる・・・」[アセット:疲れ顔]

エミーリア「でもだからこうして自由にお友達と遊びに出られますし・・・」

ナレーション「(窓の外に通り過ぎる人影)」[さっくん:フェードイン/フェードアウト]

エミーリア「!」[エミーリア:驚き顔]

アセット「? どーしたの、辛いのとか苦手だっけ」

エミーリア「え・・・と、今窓の外のお掃除の人がさっくんだったような気がしなくもないんですけど・・・」

アセット「やっぱりさっくんも来てたの? ・・・バイトでもしてるのか」[アセット:少し驚き顔]

ナレーション「辺りを見回すアセット」

アセット「・・・何処?」

エミーリア「あ、いえ、すぐに壁の向こうに行ってしまったのですけど」

アセット「・・・まあ何か理由があるのかもしれないし、見間違いかもしれないし」

アセット「それよりエミーリアのそれ、旗ついてるけどお子様ラン・・・」

エミーリア「そういう話はしない約束でしたよね・・・?」[エミーリア:怖いオーラ]

 

 

□エレベータの中□

『舞台:モール街のエレベーターの中』

ナレーション「午後2時頃、二人は次に中央施設屋上の展望台に向かうエレベーターにのっていた」

アセット「・・・さすがに高い」[アセット:緊張顔]

エミーリア「アセット?」[エミーリア:通常]

アセット「・・・ううん、なんでもない。ここの展望室は高いらしいね・・・」

エミーリア「屋上の景色は雑誌でも紹介されていました。ここは見逃せないですよね」[エミーリア:笑顔]

アセット「ん・・・外は上から見ればいいし・・・今はいい」

エミーリア「このちょっと外に出たエレベーターは少し迫力がありますね、でもここからの景色も結構いい感じ・・・」[エミーリア:通常]

ナレーション「(パラシュートで落ちていく人影)」

エミーリア「さっくん!?」[エミーリア:驚き顔]

アセット「うー高い・・・・ん、またさっくん?」[アセット:通常]

エミーリア「今パラシュートでさっくんが降りて行ったような・・・行かないような・・・」

アセット「パ・・・パラシュート・・・? それは妄想だ」[アセット:困り顔]

エミーリア「妄想じゃないです!じゃ、じゃあ私の頭をぱしっとハリセンで叩いてください!」[エミーリア:焦り顔]

エミーリア「きっと夢から覚めますから!」

アセット「ハリセンなんてないよ! ついでにいうと・・・他の人も乗ってるんだから恥ずかしいよ・・・」[アセット:照れ顔]

エミーリア「私も恥ずかしさと困惑で頭の中が疑問符でいっぱいです・・・」[エミーリア:涙目顔]

アセット「・・・言っておくけど聞いてる私の疲労度も相当だよ」

 

 

□電車の中2(帰り)□

『舞台:電車の中』

ナレーション「午後4時になって二人は帰りの電車にのっていた」

アセット「・・・スー」[アセット:寝顔]

エミーリア「・・・」[エミーリア:通常顔]

ナレーション「エミーリアが周囲をちらりと見ると、同じ様に遊びつかれて帰る人達なのかほとんどの人が座席に座って目を閉じていた」

エミーリア「(楽しかったです・・・来週の映画も楽しみです)」

アセット「・・・スー」

エミーリア「(でもそれまでに放送部の原稿だけは作っておかないと・・・)」

ナレーション「すぐ傍の車両間のドアが開いて人影が通り過ぎていく」[さっくん:フェードイン/フェードアウト]

エミーリア「また出ましたー!」

ナレーション「思わず座席から立ち上がりアセットの肩をゆするエミーリア」

エミーリア「さっくんが…、さっくんが!」[エミーリア:目グルグル]

アセット「ん・・・なに・・・?」[アセット:寝ぼけ顔]

エミーリア「さっくんが車掌さんで「切符拝見しまーす」って!」[エミーリア:笑顔]

エミーリア「言ったわけではないですけど!」[エミーリア:目グルグル/汗エフェクト]

アセット「・・・あれだよ、きっと夢・・・」[アセット:呆れ顔]

エミーリア「ちがうんです! 自分でもよくわからないですけど!」[エミーリア:汗エフェクト]

アセット「・・・分かった」[アセット:決意顔]

ナレーター「アセットはエミーリアの両肩に両手をぽんっと置いた」[エミーリア:不安顔]

アセット「・・・病院へ行こう」

エミーリア「違うんですー!」[エミーリア:目グルグル]

 

 

□最寄の駅に到着□

『舞台:駅前』

ナレーション「まだ明るい午後5時、二人は最寄駅の改札口から外に出た」

アセット「エミーリアは何処でも大声出せるんだね・・・尊敬したよ」[アセット:疲れ顔]

エミーリア「違いますー・・・見たはずなんですけどいつも見失って・・・」[エミーリア:疲れ顔]

アセット「まあでも楽しかった・・・来週の映画に向けてまた一週間がんばろう」[アセット:笑顔]

ナレーション「二人が自転車置き場の前に通りかかった時、向こうで小さく手を振る人影がいた」

アセット「誰か手振ってるよ・・・」

アセット「・・・あ、さっくんだ」[アセット:通常顔]

ナレーション「その言葉を聞いてエミーリアは咄嗟にアセットの後ろに隠れる」

ナレーション「二人はそのままゆっくり人影の方に歩き出した」[さっくん:フェードイン]

エミーリア「・・・本物ですか?」[エミーリア:不安顔]

アセット「偽者がいるわけないでしょ・・・」[アセット:呆れ顔]

さっくん「なに、本物って・・・」[さっくん:不思議顔]

アセット「・・・今日エミーリアとお出かけしてたんだけど、あちこちでさっくんがいたってエミーリアが騒いでたんだよ」[アセット:通常]

エミーリア「今日さっくんは何処にいたんですか?」[エミーリア:真面目顔/アセットの後ろから出る]

さっくん「今日って・・・今日は朝からばたばた走り回ってたから一言では言えないけど・・・」[さっくん:通常]

ナレーション「間を置いてさっくんはゆっくりと話し始めた」

さっくん「朝7時に起きるはずが起きたのが8時だったから急いで着替えて・・・」

アセット「・・・うん」[アセット:通常]

さっくん「自転車で走ってたら体格のいいおじさんが、」

さっくん「『へい、急いでんならもっといい乗り物があるぜボーイ』」[さっくん:外人お面]

さっくん「って言われて何故か屋根の上のスライダーに乗って・・・」[さっくん:通常顔]

アセット「・・・ん・・・?」[アセット:困り顔]

さっくん「よく分からないうちにバイト先についててそのまま掃除のアルバイトに・・・」

エミーリア「あれはさっくんで間違いなかったんですね! 良かった!」[エミーリア:涙笑顔]

さっくん「そしたらバイト先の店長が、」

さっくん「『今日は気合入ってるね! そんなYOUに頼みたい仕事があるぜボーイ』」[さっくん:外人お面]

さっくん「なんて言われて屋上に上がらされてパラシュートで屋根の上に降りて・・・」[さっくん:通常顔]

エミーリア「あのときのパラシュート!」[エミーリア:驚き顔]

アセット「・・・パラシュートで降りるバイトって何?」[アセット:怒り顔/汗エフェクト]

エミーリア「見間違いじゃなかったです・・・!」[エミーリア:涙笑顔]

アセット「・・・目を覚まして、そんなバイトあるわけない・・・!」[アセット:焦り顔]

さっくん「それでバイトの後,明日の演劇部の車掌っぽい服を譲ってもらって、試しに着たまま電車に乗って・・・」

エミーリア「私、妄想なんか見てませんでした! 私、おかしくなんかなっていませんでした!」[エミーリア:涙笑顔]

アセット「・・・それは悪かったけど・・・でも私、それ以上に真実の方を受け止めきれてないよ・・・?」[アセット:困り顔]

さっくん「それで電車を降りて自転車をとりに来たら二人にばったりってさ」

エミーリア「良かったです! 全てが解決しました!」[エミーリア:笑顔]

アセット「か・・・解決しちゃったんだ・・・?」[アセット:焦り顔]

エミーリア「さっくんも今から帰りですか?」[エミーリア:通常]

さっくん「そうだけど・・・何か問題ごとがあったの?」[さっくん:通常顔][アセット:少し暗い顔]

エミーリア「なんでもないですよ! それじゃあ私達も帰りましょう、アセット!」[エミーリア:笑顔][アセット:もう少し暗い顔]

アセット「・・・そんな」[アセット:暗い顔]

さっくん「え?」

エミーリア「アセット? どーしました?」[エミーリア:通常]

アセット「・・・こんな疑問符だらけでは帰れない! その『へいボーイ』外人今すぐここにさっくん! this place!」[アセット:怒り顔][エミーリア:驚き顔][さっくん:驚き顔]

エミーリア「アセットー!?」

さっくん「お、落ち着いて!」

アセット「『いい乗り物があるぜボーイ』とか意味が分からない! そんなので屋根の上をスライダーで走らせる人なんかいない!」

エミーリア「大丈夫アセット? お医者さんいきます!?」

アセット「二人が先に行く!」

ナレーション「こうして小一時間、さっくんとエミーリアはアセットをなだめ続けることになったのでした」

 

 

説明
pixiv「ゲーム製作研究グループ」で作成した[練習用HTMLゲーム]で本編1話に用いた小説です。
セリフ後ろの[]記述はHTML上のキャラクター動作設定です。

◆2017/6/29追記:ブラウザ[google chrome]に仮対応しました(レイアウトは崩れる可能性があります)
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[練習用HTMLゲーム]動作条件:InternetExplore11〜(2017/6/29 google chrome仮対応)
http://www.geocities.jp/hiyokoebi/stars/shortcomic.html
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