真・恋姫ログ・ホライズン第一話 |
気付けば俺は、アキバに居た
試しに足元の草や土に触れてみる
カズト「この感触・・・マジですよね〜。現実にコレとはファンタジーな外史に逝ってきたがコレは初体験」
早速目の前に俺のステータス画面が出て来た、ログアウトは勿論駄目だった
ので所持品やステータス値、レベルの確認も行う
名前 カズト(北郷・一刀)
種族 ハーフアルヴ(エルダーアルヴ)
レベル 90
職業 武士(サムライ)・(神祇官・かんなぎ)
サブ職業 見習い徒弟(アプレンティス)・刀鍛冶(匠)・(神職者)・(探究者)
ギルド 無双の恋姫 ギルドマスター
武装 焔刀紅葉 雪刀白波
防具 極東鎧 楯無(たてなし)
装備品 ダザネックの魔法の鞄
カズト「ステータスに武装その他。所持金にカバンの中身と問題無いな・・・・ん?コール?師匠からか」
ピロン♪
カズト『はいはいどうしましたか?師匠?俺は早速ハローニューワールドしようと思っていたんですが』
シロエ『相変わらず君は魔法使いの弟子とは思えないねカズト。今大樹と小さな泉のところで直継と合流したんだけどカズトは今どこに?』
カズト『パンツ男復帰してたんだ。俺は今ビルっぽい廃墟にいます・・・っと見えましたすぐそちらに向かいます』
シロエ『いつも思うけどギルマスとは思えない身軽さだね。ギルドメンバーには連絡は?』
カズト『全員こっちに来ちゃってるよ、一言連絡飛ばしてからそちらに行きます。ではまた後で』
シロエ師匠にパンツもヤッパリコッチに来ていたな、俺は華琳に念話を飛ばし予定通りギルドホールで待機してもらって俺は師匠達の待つ場所へ向かった
泉近くの木の下にて
カズト「ついさっき振りですシロエ師匠、久しぶりだなパン継」
シロエ「さっき振り、カズト」
直継「久しぶりだなカズ、久々にログインしてみたらとんでもねぇのな」
カズト「何度も言いますがカナミさんにも耳のタコが潰れるくらい行ってきましたがカズって呼び名止めろや!失明したり手足が片方欠損しそうで恐いんだよ!」
頭部以外全身鎧の直継さん、体育会系さわやか?パンツ中毒者。殆どリアルと同じ体格で剣を収められる盾を装備しているガーディアン、俺の武士とは違って前衛で敵の攻撃を受け止める壁役として人気が高い、体力防御力共に高い
もう一人はシロエさん、白いローブに長杖を持つ秀才風の三白眼。見たまんま神経質そうな魔法使い。後衛魔法職の付与魔術師(エンチャンター)一パーティに一人は絶対に欲しい二人だ
カズト「情報収集がしたいでしょうが家はギルド会館で待機してもらっています、この世界に関しては殆んど解かっていません、ステータスやアイテムはゲーム時代のままです。ギルドメンバーにはアイテム系とスキル系の調査をお願いしています、そして最後にこの身体での戦闘方法に問題が出るかと」
直継「さすが腹黒眼鏡の愛弟子だな」
カズト「シロエ師匠の足元にも及びませんよ、コレ、ちょっと考えればソウジロウにも出来るでしょうしナズナも来ているっぽいです。サキはフレンドリストを見ましたがログインしてなかったっぽいです。今の所ギルドメンバーとシロエ師匠以外とは念話通信していません」
シロエ「カズトもこの世界での戦い方が気になっているんだね」
直継「コマンド操作とか考えただけでめんどくさい事に成りそうだな」
カズト「その他にも不安要素が多々あるので下手に動かない様に頼んでいます。師匠達はコレからどうするのですか?」
シロエ「ちょっとアキバを見て回ろうと思って、カズトも一緒に来てくれない?」
カズト「オトモします師匠」
直継「うっしゃ、決まりだな」
師匠とパン継と三人で少しアキバを見た後人気のないエリアに来た
シロエ「うわっ!とと」
コツン
カズト「大丈夫ですか師匠?」
シロエ「大丈夫だよ、直継とカズトは身長どれくらい?リアルで」
コツン
直継「この体と同じ位だが?」
カズト「俺もそうですが、師匠盛りました?」
シロエ「うん。リアルよりちょっとね」
コツン
直継「見栄を張るから兎も角」
シロエ「ゲームの身体に現実の体感とのズレがある、コレは慣れなきゃミスがでそうだ」
カズト「そうですね、日常生活では兎も角戦闘時にはこれ以上ない弱点とかしまってぇ!?」
ドオポ〜ン♪
さっきまでは小石だった物が今は岩クラスに成って近くの水場に投げ込まれた。投げられた場所を見ると廃墟の中に長身の暗殺者、アサシンの男性が居た
カズト「さっきから付けられていると思ったらアカツキさんですよ、師匠」
直継「知り合いか二人とも」
シロエ「ああ、レベル90の無口な暗殺者、腕のいいアサシンだよ」
そして俺達三人はアカツキさんがいる廃墟へ入って行く
何か動きがぎこちないって言うか・・・ああ、シロエ師匠と同じでリアルと体格が違って動きづらいのか
ゲーム内では一言も喋らない位アサシンに成りきっているこの人とシロエ師匠とパン継が挨拶して
カズト「ちょっとぶりですアカツキ、見た感じゲームの身体に馴染めてないっぽいんですがその事で?」
アカツキ「うむ・・・シロエ殿を探していた・・・ポーションを。外観再設定ポーションを売ってほしい」
シロエ「あっ・・・アカツキさん女だったの!?」
・・・・うん、ビックリ!
てなわけでシロエ師匠が前に一度だけ配られたアイテムを渡して俺はパン継が覗かない様に襟首を掴んでいたら・・・・なんかゴキャバキメキャって人の身体から鳴っちゃいけないような音と悲鳴が聞こえ光の向こうでアカツキの身体が鳴っちゃマズイ音な感じの影が見えた・・・・グ△ロイ!
光りが収まり出て来たのは・・・小学生、どう頑張っても中学生くらいに見える長髪の少女だった
場所は移動して夜空の下
リアルと同じ体格にしたアカツキと共に色々と設定をしている
王道と言うかなんというかリアルでは味わえないからゲームは楽しいのだろうと言う正論の元。男性で長身手足も長いアサシン向きの姿にしたのだとかで
っで。話しはシロエ師匠から貰ったポーションの代金はって話しが何が如何してそうなったのか、シロエ師匠を主君と仰ぐ忍娘が出来た
その途中途中でパン継が蹴り技喰らいまくったけど
カズトがシロエ・直継・アカツキと外で夜を過ごしている頃
ギルド会館 無双の恋姫所有ゾーン
華琳「さて、近い内に一刀の師匠、放蕩者の茶会が参謀から招集がかかるまではこのギルド会館に缶詰に成る訳だけど・・・・みんなの方はどうかしら?」
雪蓮「こっちは演習場で戦闘訓練を行ってみたけど案の定コマンド操作しながら戦うのは無理ね。そして実際に体を動かしてスキルや魔法が発動するわ。私達にとってはコッチの方が楽ね」
華琳「想定通りね。桃花達の方は?」
桃花「はいは〜い♪ログアウトやフィールドに出た時に使うミニマップとかの一部のシステム以外は一刀さんが思った通り使えるよ」
華琳「そう、私達の方でもサブ職業やアイテムを見てみたけど。生産系は思った通りシステムを使えば一定の品質を量産出来。自分達の手で作れば品質の向上や新しい物を作る事も可能よ・・・料理はシステム通りに作ったら食べられた物じゃないわ」
鈴々「アレは美味しくないのだぁ〜」
シャオ「蓮華御姉様の料理を無害にしたらああなるのかしら?」
蓮華「小蓮?どういう事かしら(笑▽顔#)」
美羽「ピィ!?恐いのじゃぁ〜ななの〜!」
七乃「さすが雪蓮さまの妹って感じですね〜」
華琳「はいはい静かに、後衛職の軍師陣営の方はどうかしら?」
風「・・・・ぐぅ」
華琳「風?おきなさい」
風「おおぅ?!思わず睡魔が襲ってきました・・・・そうですね〜魔法攻撃系や回復系職業はゲームと違って現実ですからまさに魔法と言う感じでゲーム時代との変化はその職業や魔法等スキル系統でも少々変わっており工夫が更にしやすくなりました」
華琳「それは上々、他には?」
桂花「稟と共にサブ職業を調べてみた所。やはり調合などはゲーム時代より砂粒一つの差程の調整が可能となっております。また。鍛冶師や料理人同様、新たな魔法を創る事も可能かと」
華琳「一刀が言っていた筆写師の作る『契約書』・・・か」
冥琳「私の方でも幾つか作って見たが、なかなかどうして楽しい物だ。今の所書類作成用に筆写師の皆で紙とインクを量産している、如何にもこの異世界はゲーム時代より少し下に見た方が良さそうだ」
朱理「私も雛理ちゃんと契約書・・・と言うよりゲーム時代に無かったものや新しい魔法作成を進めています、幸いにも一刀様とレイドを組んで休みなく戦い続けた御蔭でゲーム時代から最高位の装備とアイテムそして莫大な資金が私たちの元にあります」
雛理「この世界の身体に馴染むよう訓練をした後にならこの周囲の低レベルモンスターに遅れをとる事は先ずないかと、私達は最高レベルの冒険者ですから後衛職の紙装甲でもそう簡単に死に戻りは無いかと」
詠「死に戻り、ゲーム時代同様、HPがゼロに成ったら回復職の蘇生呪文か最後に立ち寄った街の神殿で蘇る。全く笑えないわね自害も出来ない、でも死んだら少しづつ記憶が消えてうつ病に成るような思いをしなくちゃならないなんて」
音々「恋殿や私達が死ななければ問題無いのです。ですがやはりノウアスフィアの開墾がねっくに成るのです」
華琳「新たなゾーンに新たなモンスターに新たなクエスト。過去のゲーム時代より強化されているうえに生息地や新しい物があっちこっちに、調べる事が多いわね」
稟「その事でですが既に大手の戦闘系ギルドがレベル90越えを目指して戦闘訓練を始めているとの情報が」
華琳「DDDや黒剣、後はシルバーソード辺りね、西風の娘達とは連絡は?」
沙和「結構な人数コッチき来ちゃってるっぽいの〜。あとあと、ナズナさんとギルマスは一緒だけどサキちゃんは巻き込まれてないっぽいの〜」
華琳「そう、生産系や小中規模ギルドはどんな感じかしら?」
真桜「ミチタカはんに聞いたんやが物資の買い取りや貯蓄が主で今も既に商売始める気やな。素材の買い取りにも積極的になっとる」
凪「逆に戦闘系から生産系に成るソロやパーティが多いですね、コレは大規模ギルドにも当て嵌まるのですがギルドの勧誘が早速始まっています、近い内に華琳様達が予測していた狩場の独占が始まるかと」
穏「それと〜質が悪いギルドも近い内に浮彫になるかと〜、あとPKの気配が既に現れ始めていまして」
焔弥「愚か者共が!」
桔梗「エリアマップが無くなったせいで奇襲の成功率がグンと跳ね上がっておる、既に何人か犠牲者が出ておるだろう」
祭「全く近頃の小童共は軟弱極まりない」
紫苑「そうねぇ、璃々?そう言う人達が居たら」
璃々「うん!射抜くね♪」
翠「コッチで騎馬できればいいんだけどな〜」
蒲公英「召喚笛じゃぁどうしても時間制限が付きまとっちゃうもんね〜」
華琳「今後もアキバを中心とした周囲の情報集とこの世界での職業・スキル・魔法の調査を続行。解散」
深夜
カリン『とまぁこんな感じね。他のヤマトサーバーについては後回し。真桜達は既に何か作り始めているわ、アナタに頼まれている物も』
カズト『了解だよ、調査の為にちょっと街に出るのは構わないけどなるべく接触は避けてね』
カリン『分かっているわ、それじゃぁまた』
カズト『うん、お休みカリン』
カリン『お休みカズト』
カズト「ん〜」
アカツキ「いかがした将?」
カズト「いや、ギルメンから念話があってね、腹は空くが食べ物は素材アイテム以外食えたものじゃないって愚痴聞かされてたんだよ」
アカツキ「それは・・・マズイですね」
カズト「ああ、メッチャヤヴァイ。シロエ師匠とパン継は?」
アカツキ「主君とバカ継ならグッスリだ。だが私は忍、主君に将を蔭ながらお守りしなくては」
カズト「此処は一応街の中だからプレイヤーもモンスターは襲ってこないよ。だがまぁありがと。警備も程々にキチンと休めよ?明日は忙しい」
アカツキ「承知」フッ・・・
カズト「アサシンで追跡者、明命並みに風も音も感じなかったな。本当に腕がいい、アレでギルド無所属ってんだから勿体ない」
確実にトッププレイヤーの仲間に成れるのに・・・・ティーパーティに居た時知っていたら絶対誘いたかったな
さて、貂蝉からアニメ版ではあるが予備知識は幾つか貰っていたから良かったがコレは相当に応える塩気の無い湿った(しけてる)せんべえの味しかしない見た目だけは上手そうな無臭料理しか無く、安宿でも殆どゲーム内通貨である金貨が十枚から二十枚も有れば生きていける・・・トドメに雑魚モンスター数体を倒せば手に入るってんだから笑えない
このままではこのアキバは悪い方向に進む・・・だから
カズト「頑張ってくださいよ、師匠。俺達は今は動けませんから」
・・・続く
あとがき
どうもアサシンです
勢いとノリで始めたログ・ホライズンの外史。何とか恋姫を出せる作品を考えた末にこれがあって嵌ったので書き始めたのですが・・・・まだ五月の後半だと言うのに三十度近い気温ってふざけんなぁああああああ!!!(執△筆当時#)
御蔭で扇風機を出す事になりそれが無いとPCがアッチッチですよ
この後夏にかけて更に暑くなるのだとしたら冷房を付けないとヤヴァイデスね
基本この外史での一刀達の立ち位置は補助と言うか悪い流れを良い流に変えようとしたりと。シロエの補佐みたいな感じですね
では次回予告へ、ハグ魔で賑やかなギルドマスターとの出会いと旅路に成ります
次回 真・恋姫ログ・ホライズン第二話
欠けた三日月を探しに
ではでは
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げんぶさんへ1・2、一刀「アンタはそれ以外にコメント無いのかぁ!?」(アサシン) 黒鉄さんへ、ん〜公式チート級の力は持っていますね・・・・・・あの二人は必ず!(アサシン) ここの一刀もチート?、そしてミノリとトウヤ……(´・ω・`)(黒鉄 刃) |
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