真・恋姫ログ・ホライズン第五話
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ススキノからの大脱出祭りby直継。から数時間、海峡をグリフォンで渡りセララさん救出作戦の九割は完了だ、後はアキバに期間するのみだ

 

今はセララさんが三日月同盟に念話で無事を知らせている

 

その後のんびりと帰路に着く俺達は日が暮れて来たので野営の準備を始める

 

シロエ師匠達がテントを張っている中、俺はにゃん太師匠とセララさんと一緒に牧を拾いに森の中に来ている

 

オマケに姿を現した野生のシカっぽい動物を捕まえて解体している

 

 

カズト「それにしてもにゃん太師匠。現実の様に料理すれば味がする御飯を作れるって良く気が付きましたね?アキバや他の所でも誰も気が付いてませんよ。俺達冒険者どころか大地人の間でも料理は見た目だけで味無しでした」

 

にゃん太「それは少し考えればわかる事にゃ、サブ職業の料理人のスキルレベルは必要ですがにゃぁ」

 

カズト「でもっと、こんな風に動物を捕まえて食糧を確保するなんて・・・・ゲームシステムで手に入れようとするとメッチャ少なくなりますね」

 

にゃん太「直継っち風に言うのであれば変な所だけゲームなんですにゃぁ」

 

 

 

何て話しつつ、焚き木をしてにゃん太師匠は串焼きを、俺は骨や内臓等を煮込みスープを作っているとセララさんが話しかけて来た

 

 

 

セララ「あっあの!カズトさんとにゃん太さんはお知り合いなんですか?」

 

カズト「そうだな〜、昔にゃん太師匠を師事していたんだ、サブ職業の見習い徒弟と剣技に着いて」

 

にゃん太「御蔭で吾輩の料理を手伝ってくれるので大助かりにゃのです」

 

セララ「そうだったんですか〜・・・・アレ?カズトさんはサムライで刀を使っていて。にゃん太さんはレイピアですよね?」

 

カズト「まぁねぇ、ちょっとこのゲームでは対人戦闘なんて殆ど無いからその辺の所をお願いしていたんだ。それに俺の周りにはレイピア二刀流なんて人はいなかったからっとにゃん太師匠、出来ました味見を」

 

にゃん太「ん〜いい香りですにゃぁ・・・・・美味しいですにゃぁ」

 

カズト「よかったです、現実ならともかくこの世界では初めて作りましたからっと。来たみたいです」

 

 

 

串焼きとスープの匂いにつられてシロエ師匠達がやって来た

 

何やら匂いが良くても味がしn(パクッ)・・・・・・固まった

 

 

直継「う・・うんめぇえええええええええええ!!!」

 

 

あっ、再起動した

 

シロエ師匠やアカツキもパン継と一緒にグルメリポーター並みのコメントをしながら既に三本も串焼きを平らげた・・・・うん、この世界で味の無い料理しか食べてなかったから反動がね?

 

 

直継「?!おいカズト!お前の作ってるのは」

 

カズト「ああ、その串焼きの肉になったヤツから作っているスープです、まだ具が完成してないので串焼きくっててくださいな」

 

シロエ「カズト!あとどれくらいかかる!?」

 

アカツキ「将!忍の携帯食も作れますか!?」

 

カズト「落ち着きなさい」

 

 

串焼きに使わなかった肉と自生していた山菜等を入れて煮込んだら完成だ

 

直、完成した後シロエ師匠達が凄い勢いで食べ尽くしたのは言うまでもない・・・うん、美味い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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皆、特にシロエ師匠達が満足するまでガッツリ食べまくった後食休みとなった・・・・ダメ継が漫画みたいにポヨポヨになっている

 

俺は残っている肉を保存が効く様に塩胡椒などを擦り込む、スープの方は容器に入れて魔法の鞄に入れて置く

 

川で串や食器なんかを洗っていると、焚き木の方で懐かしい話しが聞こえてきた。セララさんやアカツキがシロエ師匠達とにゃん太師匠の昔話を聞いている・・・一応直継も入っているんだが

 

放蕩者の茶会の話しなようだ

 

使った道具類を洗い終えて戻ったところで俺の話しになった

 

 

 

アカツキ「将、将は見習い徒弟で名刀を鍛えたとは本当なのか?」

 

カズト「ああ、アレね。ティーパーティ時代に色んなレイド攻略したんだけど中々合うモノが手に入らなくて鍛冶師のサブを持っている人に師事したんだよ、ティーパーティに居た人や海洋機構のミチタカさん。後は俺のギルメンと一緒にだけどゲーム時代作れるものは一通り作ったかな?」

 

アカツキ「将!私にも将が鍛えた刀をいただけないだろうか!?無論金子が必要なら出せるだけ出そう!」

 

カズト「あ〜うん、アキバに帰ったら見てみるよ。アカツキが十全に扱うとなると・・・うん、時間が出来たら色々と見てみるか?」

 

アカツキ「承知!して将。茶会の双刀と呼ばれているのを聞いたのだが」

 

カズト「あぁ〜もう一人、元ティーパーティ所属のアキバに居るソウジロウって言う西風の旅団ってギルドのギルマスと色んなところが似ていたからなぁ、俺もアイツも前衛バカな所があって職業が一緒で得物も俺が剛でアイツが柔で。戦闘スタイルとかその他諸々。対みたいな感じでな、俺とアイツもかなり仲が良いしそんな色々あってそんな風に呼ばれるように成ったんだと思う」

 

シロエ「確かに二人って結構似ているって言うかパズルのピースみたいにピッタリ填まるって言うのかなぁ」

 

直継「参謀のシロエに特攻野郎の二人だったな」

 

にゃん太「ソウジっちとカズっちは、吾輩の同じ型のレイピアとは違い二つで一つの刀、二刀流と言うより双刀がシックリするにゃぁ。故に茶会の双刀と呼ばれる所以ともなったのかもしれないにゃ」

 

カズト「・・・なんかレイド地獄を味わっている間に色んな噂に成っていたで御座る」

 

 

 

何と言うか。俺ってそんなに話題豊富な人間だったっけ?

 

後でソウジロウに聞いて見よう

 

何て色々と話している内によるも遅くなってきたので皆寝床に着いた

 

俺はアカツキと交代制で見張り役をしている・・・ん?噂をすれば念話だ

 

 

 

カズト『はいはいこちらカズト。久しぶりだなソウ』

 

ソウジロウ『お久しぶりですカズ。元気にしてますか?』

 

カズト『元気だぞって頼むからお前だけでも師匠と同じようにカズって呼ばないでくれ。マジで失明したり手足の片方欠損しそうで恐いんだが』

 

ソウジロウ『ごめんごめん、それでカズトの方はどうなっているの?家の娘がサワさんからコッチに来ているって聞いたんだけど』

 

カズト『ああ、家はフルメンバーこっちに来ている。コッチも少しだがそっちの事を聞いているんだが、そっちの行動方針はどうしてるんだ?』

 

ソウジロウ『ウチは戦闘系が多いですからね、初心者の娘達にはホームにいてもらっている。高レベルの皆でアキバの周辺で狩りをしている感じ。そっちは?』

 

カズト『こっちも似た感じだな。軍師勢にはこの世界でゲーム時代との差違と変化した事象の観測。後はリアルの戦闘その他諸々の検証をしている・・・がどうにも冒険者のよろしくない気配が多い。特にススキノがよろしくない』

 

ソウジロウ『ススキノ?どういう事?』

 

 

 

俺は三日月同盟からの依頼から今までの事を話した

 

 

 

ソウジロウ『ウチの娘達が同じ目に会おうものなら一人残らず斬り捨てる所です』

 

カズト『マジで落ち着け、コッチは一応解決したし五寸釘をキッチリ藁人形よろしく打ち付けて来たから。少なくてもコッチに来ることは無い・・・が。ススキノ程ではないがアキバにもその手の気配があるか?』

 

ソウジロウ『家は被害にこそあっていませんがギルド間での縄張りが決まって、ギルド勧誘が落ち着いた感じだね』

 

カズト『そうか』

 

ソウジロウ『ただ、黒剣がレベル91を目指しているそうです。そして何処から手に入れたのかEXPポットを購入しているそうです』

 

カズト『・・・EXPポットだと?』

 

 

EXPポット、一定レベル以下の初心者に速く中堅、大体40レベルまで速くレベルアップ出来るよう運営側が一日一本レベル30以下のプレイヤーに配布される初心者救済システムだ。簡単に言うならコレを飲めば経験値が倍ほどに増加する・・・・そしてそれを手に入れるには

 

 

ソウジロウ『はい、他の大手戦闘系ギルドもそうですが。黒剣でしか確認できませんでしたが確かです、あと低レベルの品ですが幾つかの装備品の購入も確認されています。家の娘とカズトの所の鈴と黒猫が手に入れた情報ですから』

 

カズト『そうか・・・ありがとうソウジロウ。確認する事が出来て助かった』

 

ソウジロウ『こっちも話が聞けて良かったよそれじゃあ』

 

 

 

 

・・・さてと、ちょっと早いが準備を始めるか

 

 

カリンか?俺だ

 

 

 

 

 

 

 

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グリフォンに乗り空を移動する中

 

フレンドリストを見た俺は溜息を吐かずにいられなかった

 

ミノリとトーヤ、所属は・・・ハーメルン。全く上手く言ったもんだ、子供を連れ去った笛吹き男かっての

 

十中八九このギルドが殲滅対象に成るだろう

 

カリンには昨日念話で聞いたがやはり当たりと言うか丁度知った所だったらしい・・・手加減する必要は無いな

 

なんて俺一人物騒な事を考えているとちゃん太班長から進行方向の天候がよろしくないと念話が入った、シロエ師匠の記憶によるとこの直ぐ言った所に村があるとの事で俺達は其処へ向かいグリフォンから降りて歩きで村に向かう・・・グリフォンに乗って直だと家畜たちが大変な事に成るからな

 

なんて歩いている内に雨が降るまで秒読みだ

 

俺達は村長が居ると思われる建物に来た

 

 

 

 

 

カズト「すいませ〜ん!どなたかいらっしゃいませんか〜?」

 

直継「こんちわー」

 

シロエ「旅の者です、しばらく雨宿りさせていただきたいのですが?」

 

 

 

するとメガネをかけたおじさんがやって来た

 

 

村長「おやおや、これは冒険者様とは珍しい。ようこそアーブの村へ」

 

村長「私は村の世話役をしておりますヒョードルと申します」

 

 

直継「へぇ、名前あるんだ」

 

カズト「失礼にも程がありますよパン継、大地人に失礼です、大地に伏して謝れドアホ」

 

直継「そこまで言うか!?」

 

村長「ハッハッハ♪お気になさらず」

 

 

 

その後俺達は村長さんに案内され納屋に連れてこられた・・・普通に灯りが付いている。魔法パゥワァって事で片付けないと

 

俺は山の様にある干し草を取り合っているアカツキと直継を止めて。人数分の寝床を作る

 

先ずは某三国志の王が草鞋を編んだ様に俺はそれをちょっとばかり規模を大きくしてまずは干し草を入れる為の器・・・ぶっちゃけベッドを創る

 

竹籠の様に縄や干し草で編んで器を作りそこに干し草を積める。そして某アルプスの様に手持ちのシーツをかぶせた所で何やら視線を感じたので振り向くと

 

竈の方で食事の準備をしているにゃん太師匠とセララさんを除く皆が俺を見ていた・・・てかちっちゃい子が二人追加で

 

 

 

カズト「こんにちわ、俺はカズト、職業はサムライで見習い徒弟をしています。二人の名前は?」

 

女の子「ミーシャ///」

 

男の子「イワン!」

 

カズト「良い名前だね、大切にするんだよ・・・っと師匠達どうしたんですか?」

 

 

シロエ「いや、君は本当に魔法使いの弟子なのか疑わしいね」

 

カズト「何故に?!」

 

シロエ「ほんの十分くらいで人数分のベットを編んじゃう魔法使いの弟子を君は知っているかい?」

 

カズト「此処にいるぞ〜♪」

 

シロエ「・・・はぁ」

 

 

村長「ほほう!これはこれは中々の品ですな。よろしければ御教えいただきたいのですが」

 

カズト「ええもちろん、宿代代わりと言ってはなんですが」

 

村長「いえいえ、こういうのもまた良い物です、手先が器用なのですな」

 

 

なんて事があり俺は村長さんとそのお孫さんの二人分のベッドを作りながら教え、ついでに筆写師スキルで多めに複製し、編み方の見本と作業手順を解かりやすく書き込んだモノを渡した

 

なんてことをしているとセララさんがご近所を回って素材アイテム扱いの食材を貰って来て焼き菓子のクッキーを焼くとの事で

 

俺も料理人スキルは見習い徒弟で取れる物は全て取っているのでにゃん太師匠と一緒に夕食作りに参戦する。たぶん村長達も食べるだろうから多めに作っとくか・・・それにしても

 

想ったように見習い徒弟であっても十分にオリジナルな事が出来た、コレは後でカリンに報告だな

 

料理が出来たのでにゃん太師匠と一緒に持って行くとチビッ子二人が干し草ベッドで飛び跳ねていたが料理の匂いにつられて口から涎がwww

 

その後村長達を入れての夕食を取り、食後のデザートにセララさんが焼いたクッキーとにゃん太師匠十八番のリンゴの皮で更にいい香りになった紅茶で一息ついた

 

それにしても。味のする料理やお菓子を食べて飲んで表情豊かな顔をする村長達

 

 

 

大地と共に生きて大地へと帰る、故に大地人

 

 

名前があり、心があり、記憶があり、感情がある

 

 

故に彼等は生きている・・・そして俺達こそがこの世界では異質である。師匠はもうすでに気付いているんだろうな

 

 

そして翌日、なんか料理もそうだけど俺の作った干し草で編んだベッドの事をいたく感謝されて見送られた

 

そして後に、このアーブの村限定の名物兼特産品と成った

 

特に子供達に何故か人気があり、干し草の中にクナイや手裏剣を隠す風習が出来たとか・・・アカツキ何やったの?

 

そしてその日。俺達はグリフォンに乗り村を後にした

 

 

アキバへと帰還し、三日月同盟のクエストを無事クリアしたのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・続く

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あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

天候が不安定な事に悩まされる今日此の頃であります(執筆当時)

 

ログホラはこのまま第一期まで書き貯めしていく予定です。ゴブリン王の帰還からゴールデンレトリバー的な彼が救われた所まで概算で十話前後に収めたいところです

 

一部カズトが介入しない話しなんかはカットするので予定より短いかもしれません

 

そして余裕があればまたアンケートを実施するかもです

 

次回から彼等が動き出します

 

 

 

では次回予告へ

 

 

 

 

 

次回 真・恋姫ログ・ホライズン第六話

 

       ギルド・記録の地平線

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

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説明
大地と共に生きる人々
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コメント
げんぶさんへ、カズト「マジでスマン。本当にゃん太師匠は色々と凄い・・・・・・それ以上は行けない!」(アサシン)
黒鉄さんへ、アサシン『それは他の人にも移っちゃうので別のを考えましょう』(アサシン)
ハーメルンのう……ならば黒死病でも流行らしてやろうか……(゚ゞ゚)…クククッ(黒鉄 刃)
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