真・恋姫ログ・ホライズン第十話 |
グリフォンでマイハマの近くの砦に居る筈のマリエールさん達の元へ向かいつつシロエ師匠からの事の一端を聞いている
カズト『グアァアアアアアア!?メッチャその場に居たかったぁあああああ!!』
シロエ『僕も同じ立ち位置ならそう思うよ絶対、今回は姫様の暴走がいい感じに作用してくれて助かったよ。・・・それよりカズト。記憶の事なんだけど』
カズト『ああ、シロエ師匠もどっからか情報仕入れました?』
シロエ『城に隠れて暮しているリ・ガンって人、君と同じ純潔のアルヴ族でミラルレイクの賢者。名前だけなら君にも推測できると思うんだけど?』
カズト『ミラルレイクの賢者ですか?あのデカいクエストや物語の中枢や重要な所で名前が出てくる?』
シロエ『うん、それで色々と話しを聞いたんだ』
カズト『なるほどです、にしても魂魄理論ねぇ・・・頭が痛い』
詳しくはウィキペディア大先生に聞いて見よう♪
シロエ『それでも魔法使いの弟子かい?まぁさっきの会場入りにはビックリしたけど。それで君はこの後どうするんだい?妙に色々と手際が良かったけど?』
カズト『なんかクエスト関連で色々と忘れてた気がしたので色々と安全策と言うか対策を早めにやっといたんですよ・・・・それでここまでの大騒ぎになるとは思いませんでしたけど。コレからマリエールさんの所へ合流した後防衛線を潜って来た連中の相手を』
シロエ『コッチはカズトの根回しで準備が出来次第行けそうだよ、そっちはそっちで好きな様に動いて』
カズト『了解です』
念話を切り、次に明命・思春の二人に円卓会議で決まった事を教え、後は華琳達の指示に従ってと言って置いた
それも終わると既にマイハマの地が見え、その手前に天然の立地を利用した砦が見えて来た
さぁ〜てと、トウヤ達はどうしているかな?
マズイな、そろそろグリフォンの使用時間がギリギリだ。持つかな?
何て思っていたところで真桜印の砦が見えて来た・・・・んだが
カズト「どうしてこうなった」
モンスターか来る事を前提に作られた砦で、下級冒険者達が上級冒険者の指揮の元
ルンデルハウス「ナァーハッハ〜!燃えろ燃えろ!僕の炎に抱かれ灰となれぇえええ!」
イスズ「ルディのバカ!アホ!ナニ陣形無視して攻撃してるの?炎系統の魔法バッカリ使うと頭までホットになるの?ちゃんとミノリの指示通りにやりなさい!ステイ」
ルディ「わふん?!」
ミノリ「セララさん全体に継続回復を!トウヤは敵のヘイトを集めて予定ポイントに!」
トウヤ「応よ!」
セララ「回復行きます!」
この合宿に参加していた子達が以前とはレベルも戦い方も見違えたな
その他のギルドの腕利き達が突撃&離脱を繰り返して雑魚を集めさせず
避難して来た住民たちが砦に搭載されている対軍兵器群の使い方を教わりながら援護している
・・・俺来た意味あるかなぁ?ってもう時間が無い
グリフォン用の発着場に降りて砦の中で一番高い物見倉兼作戦会議室へと脚を向ける
しばらく進むと作戦本部と妙に達筆で書かれてある場所に着いた・・・この丸っこくて柔らかい感じ、マリエールさん?
とりあえずコンコンっとノックして中に入るとマリエールさんと数名の参謀職の冒険者と、大地人が数名、恰好から言って義勇兵や村長とかっぽい
カズト「どうも、戦況はどうなっていますか?」
マリエール「カズ坊!来てくれたんやな」
カズト「ええ、それで現状この砦の状況を聞きたいんですが」
マリエール「この砦の御蔭で休憩とか補給入れながらゴブちん狩るんは楽なんやけどさすがに疲労が全部は取れんけど、今ん所問題無いで?後一ヶ月はやれるでぇ」
カズト「そこまで掛かりませんよ。大地人の暮らしに支障が出まくりますから。それと今回の件についてイースタルの姫様からのオーダーを受け円卓会議発注クエストとして処理。現状こちらと海域へ向けて冒険者達が向かっています。後ろの陸路から来る部隊と海上から港に卸されるゴブリン殲滅部隊と、そのまま海域のサファギン殲滅部隊、あとは生産系ギルド筆頭冒険者集団による支援その他諸々、どんなに掛かっても三日以内に着きます」
おおお!とか、姫様ぁ!等々歓喜の声を上げる大地人の人達と。援軍に安堵する冒険者組
その後俺も戦列に加わり雑魚バカりのゴブ達を薙ぎ払いに向かった
その同時刻、念のために読んでいたソウジロウ達がイースタルの城に到着し。警護を
その翌日にはオキュペテイから降りた部隊が簡易迎撃陣を設置しつつ街からゴブリンを掃討、陸路から来た部隊と共にウチの恋姫達が待ち構えている場所へゴブ達を押し除けて街を奪還。迎撃防壁等を築き砦へ撤収
海域のサファギンも結構な数が上陸したがパーティを組んだ冒険者の集団に勝てる筈も無く殲滅され海域に居るサファギンもまたオキュペテイに搭載されている兵器群と冒険者達にウチの恋姫達と挟撃され殲滅・・・・俺いつの間に某グレモリーな人達みたいに殲滅っ子になったのだろうか?
この作戦に置いて指揮を執ったクラスティは自ら先槍を務め高ランクモンスターを討滅しつつレギオンレイドを指揮した、そんな彼等と共に従軍した姫様は後にアキバに設けられた大使館にて大使の任をイースタルの王、彼女の御爺さんに任せられ冒険者とイースタルに住む大地人たちとの懸け橋と成った
その後合宿組は待機・・・だがログホライズンと三日月同盟のメンバーが居るウチのパーティは現在進行形で正座(石抱きの刑)中である。何故かって?大地人の妖術師(ソーサラー)ルンデルハウス・コードの事を知っていながら戦い続けた事だ、こちらへ報告もせずに
冒険者はある程度の代償を払う代わりに強制的に生き返る・・・だが大地人は蘇生魔法が効かない
それを知っていなかったとしても。大地人は大神殿で復活できないのだから事は重大だ
といっても俺はあまり口出すつもりはない。今回師匠が契約書まで作って来たのだ、彼を冒険者へと生まれ変わらせるこの世界の新たな魔法を
これ等の多くの出来事がたった数日の間に起こった濃密な日々を終え。俺達は最低限の防衛要員を残しアキバへと帰還する者と、イースタルの城にて此度の戦いで起こった出来事を話し戦勝祝いをするのだった・・・まだゴブリン王の首級はあげていないんだがな?
そのパーティ会場にて
レイネシア『戦場へ・・・行きます!』
レイネシア?「うわぁああああああああああああああああああ!!?どういう事ですかこれはぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!?」
絶賛レイネシア姫(ヴァルキリーバージョン)inアキバ演説の映像を流している。いや〜良く撮れているな〜真桜にはあとで色々と御礼しないと
貴族の人達なんか姫さんの演説に目を丸くして、今のシーンからなんかジ〜ンとしている
冒険者達はいい笑顔で映像を見ている、俺もその一人だ
セルジアッド公も楽しそうにヒゲを撫でながら孫娘の演説を見ている
最初は冒険者達が地図や戦力等をキチンと理解し、更にその先を見ていた事に鈍い汗を掻いてシロエ師匠の所で冷汗を流していたが今はもう。トップアイドルや超有名俳優やオリンピック選手等の憧れの相手に向ける様な感じに成り
冒険者達と一緒に姫様コールが会場に巻き起こった
なんな姫さんはと言うと
レイネシア「・・・〜!?」
何と言うか雪の様な肌が一面真っ赤で顔を覆ってジタバタしている、なんかもごもごしているえっと?・・・もう許して?ヤダ♪
クラスティさんはニヤニヤとワイングラスを揺らし。御友達的な娘二人は何と言うか女子高生的なノリだ
こうしてゴブリン王の戴冠の始まりの序章は終わった
・・・続く
あとがき
どうもアサシンです
書けずに忘れる程時間が経ってみれば既に八月半ば・・・・どういう事でしょう?(執筆時)
今年もまた暑いですね〜ホント。コレを投稿した頃には一体いつに成っていることやら
今回はこんな感じでルディは安全に冒険者へと生まれ変わってもらいました。あんなギリギリな展開描写出来ませんから(オイ
さて残るはアキバでのお祭りだけですが・・・如何しましょう?
私事ながら英雄伝説の軌跡シリーズをFCから碧まで安かったので買っちゃいました♪。閃のプレイ動画を見た影響でした。そちらは想像ならともかく実際に執筆するのは難しいので無理っぽいですね(無念)
それと次回作ですが、アンケートは無しに成るかもです
個人的にアニメ第二期製作決定した某作品を記念して書きたいかな〜と思っている所です
場合によっては文庫本の方を参照にした原作側の執筆も可能ならばその後に書きたいですね
アニメの場合は主人公と一緒に駄女神と一緒に、原作ならば紅魔族の里でボッチかロリっこのどちらからか始めようかなと思っています
では少しだけ長くなりましたが次回予告へ
次回 真・恋姫ログ・ホライズン第十一話
祭りに潜む愚者の侵攻
ではでは
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