真・恋姫ログ・ホライズン第十一話 |
アキバの冒険者達とイースタルの貴族達が姫様を中心(犠牲)に一丸となった後
アキバの街では祭りの準備が進められていた
事の発端は案の定書類仕事バカリしていたマリエールさんがお祭りしたいタコ焼き食べたい等々駄々を捏ね始めたのが始まりだった
警備は主に戦闘系ギルドが主体となり、出店やイベント等々は生産系の人達が目に隈を作って何やらヤヴァイ状態になりつつも笑いながら目をギラギラさせて作業をしている・・・大丈夫かコレ?
俺?俺はシロエ師匠やクラスティの所から送られてくる書類の山岳の整地作業に一睡も出来てない。腹減っても死なないってのが更に作業続行に拍車を掛け止めに眠気覚まし兼激ウマ栄養ドリンク的なのをロデリックが代表して俺の元に持ってくるのだ
もうね?死ねる。大陸で華琳の補佐したり呉で育児しつつ内政をやったりするよりもキツイ、蜀?イチャイチャ濃度が濃かったからある意味そんなに疲れはしなかった・・・・夜は襲われるから意味無いけど
そんなデスマーチを続けて何とか終えたその後二日ほど眠りについた。ああ、今回は大地人の商人たちもやって来るって事でアキバの外の警戒をしてもらっている。何人か・・・と言うよりウチのはわわとあわわがアレな本を・・・・・
そして気絶するように眠った後、起きた時には既に祭りが始まっておりしかも昼を回っていた
この状況について一言言おう
カズト「何たる失態!」
何か違うようなシックリと来ないが要するにしまった!?だぁああああああああああああ!!!
俺は顔を洗い服装も祭り用の浴衣に着替えて部屋を後にした
天秤祭、それは何時もの如くマリエールさんの我儘から始まり円卓会議にて受領されたアキバ初のお祭りである
もう十月やん?秋やん?お祭りや〜♪その後頭部を外側にグルグルと観覧車の様に周り駄々捏ねたマリエールさん発案の行事であったそれは
様々なギルドが出し物や出店その他諸々を開くために精力的に動く大義名分と成った
カラシン辺りがメッチャ張り切って準備をした出店で色々と買い食いをしている俺
カズト「こっちで綿飴食えるとは・・・食べるの何時ぶりだろう」
半分くらい埋まったスタンプカードを見ながら食べ終わった綿飴の棒を手元でクルクルと回していると
カズト「念話?シロエ師匠からか」
ピロリン♪
カズト『ハイ此方カズトです、何か問題でも起きました?』
シロエ『いいや、さっきアカツキさんとミノリに誘われたんだけど』
カズト『ああ、男女ペアで無料になるケーキバイキングですか』
シロエ『耳が速いね。カズトも一緒に如何?』
カズト『シロエ師匠が誘われたんでしょう?そこに俺が言っても野暮以外の何者でもありませんよ。大人しく女性二人をエスコートしてきてください、御用はそれだけですか?』
ギルド程の規模は無いパーティと思われる出店に置いてあるレイネシア姫のフィギュアを手に取り眺めながら念話を続ける。御姫様バージョンも戦乙女ヴァルキュリアバージョンもどっちも完成度高けぇなオイ
シロエ『今の所はこんな感じかな、それじゃぁお祭り楽しんで』
カズト『了解です』
念話を切りまた食べ歩きに戻る
今の所祭りの規模が予想より大きくなってはいるが書類の申請等手続きに関する所は統一している為問題は起こっていない・・・が
ピロリン♪
思春『一刀、アキバの港から約一日分離れている海域に船が来ている。かなり大きい上に無駄に装飾が為されている、恐らくは貴族の船だろう』
カズト『ん〜ウチにはソノ手の書類も報告・申請共に来てないな。招かれざる客か』
思春『おそらくな、西の連中は貴族を抱き込んだと聞いていたがこのような策。あの悪辣なソーサラーでもお前の師に御執心な妖狐でも無かろう、と成ると』
カズト『十中八九その貴族の独断専行、単独行動だろう、あの人もアイツもこんな下策は絶対に打たない。敵さんの貴族所有戦力は?』
思春『そこそこに高レベルな冒険者を複数名確認している。レベルは高いが少数、あの姫が手を出せない故にか?』
カズト『武官のしての視点から見てもそれで当たりだろう。その船十中八九魔導船と言うか普通じゃないだろうからね、それに名前は知らないがその貴族は無駄に爵位が高いと見て良いよ・・・はぁ』
思春『沈めるか?』
カズト『いや、痛くは無いが向こうに責められる材料や疑いの素材を与える必要は無い。むしろ来て貰おうじゃないか?あんまり今は目立ってないけどこっちにも愚者が紛れ込んで来た。円卓会議とその創設者はそれを傍観するほど暇じゃぁないよ』
思春『そうだな、雪蓮様たちにも話して置くが監視は続ける』
カズト『まぁ妥当だね、皆にもよろしく』
思春『ああ・・・・・蓮華さまたちの埋め合わせはキチンと儲けろよ?』
カズト『勿論、思春もね』
思春『ふん・・・///』
ブツッと念話が切れたので俺はケーキバイキングの下見に向かった・・・・オイ、ココカップルバカリジャマイカ
シロエ師匠此処に来るんだよな?ミノリとアカツキ連れて・・・・・・・師匠がどんな趣味でも弟子は気にしませんッス
朱里?雛理?アレでも成人してるからセーフ・・・・だよね?
その後は一通り祭りを見回った後、ギルド会館へまた缶詰・・・殺せぇ!
次の日、ハッキリ言ってヒデェ
先ず案の定シロエ師匠は二人を連れて行ったところ定番のあ〜ん♪をほぼ強制的にされ。店を出している方達からサービスと称してノルマで三種類ほどの切り分けられたケーキを食べる筈が・・・三ホール食べる事に成ったそうな
それをソウジロウの次に俺に教えてくれた・・・・・参加者野次馬達が殺気立っていたが納得だよ
そして
カズト「この祭りで起きた問題は小さい物が殆どだが既に三桁超えているだと?」
現場から上がってくる書類を整理しているんだが之が酷い
コッチが用意した書類に申請せずに来た商人(大地人)達には担当者を付け書き直させてこと無きを得ているが・・・・こいつ等マジワザとやってやがる
代筆する人までギルド会館から応援を読んでもらい何とか回しているが
カズト「すまないなミノリ、大好きなシロエ師匠とのデート兼祭りを楽しんでたのに」
ミノリ「いっいいいいいえ!もーまんたいです!問題ありません!私がやりたくてやっているので!」
カズト「否定はしないのな。トウヤも居てくれて助かったが・・・・カラシン!」
カラシン『はいは〜い!現場のこっちもちょっとよろしくないねぇ。商業に関する事だけとは言えここまでとは』
カズト『法則性は見えるか?』
カラシン『いえ、それが全く、さっきまでミノリちゃんが整理してくれたんだけどドレもコレも細かいちょっとしたミスバカリなんですよ』
カズト『そうか、黒剣にも連絡するがオーバーしないよう円滑に頼む。あと可能ならそれやった連中のリスト作ってくれ。自主的にこちらへの妨害工作をしたとしてセルジアッドの爺さんに渡すから』
カラシン『りょ・・・了解しました〜!』
カズト『こちらカズト、アイザック。そっちの状況の報告を』
アイザック『ああ、そっちにも報告行ってると思うが大地人の問題が主だな、腹黒も処理していたが店の商品と出店側とのトラブルが起きた、それも大声あげてな周りに聞こえるように』
カズト『そうか、ソイツの名前と容姿、その他アホやらかしている連中もリストアップして置け、他には?』
アイザック『こっちも商人どもなんだがアッチコッチで車輪が壊れたり外れたりして渋滞が起きてやがる。その中に大地人を軽視しているだろうって本人達が言ってやがる』
カズト『よし、生産系の連中呼んで来い。絶対外れない壊れない止まらない良く回ってブレーキも聞く車輪に作り替えやる、ロデリック当たりがその辺のを作ってたな。ついでに交通整理用に面が濃い連中出せ』
アイザック『お・・・・おぅ』
カズト『クラスティ、そっちは大地人の連中ナニしてやがる』
クラスティ『最早口調が・・・まぁいい、男女間の痴話喧嘩が酷い、問題解決の為に人員を割いているが僕達冒険者の大半は事色恋と異性の仲に関しては疎い。人が増えても問題は解決せずむしろ悪化と停滞が起きている』
カズト『リア充死スベシ慈悲ハ無イ』
・・・さて状況を整理しよう、連中は重大なヶ所を狙わずアッチコッチで無軌道に戦術・戦略性も何もなくゲリラ的に行動しているって感じだ・・・シロエ師匠辺りが地図と報告を見て聞いてブチ切れている頃だな
法則性もクソもないこの手的はシロエ師匠にとってはある意味天敵で大嫌いな相手だからなぁ〜
今頃ちゃぶ台返しの用量でやってられるかとか大っ嫌いだ〜!とか言っているんだろうな〜・・・・ん?ソウジロウから
カズト『おう、どうしたソウ?』
ソウジロウ『やぁカズト、シロエ先輩に教えてもらったケーキバイキング美味しかったですよ。あそこサービスイイですね〜ワンホールも食べきれなかったから他の娘達も読んだら更に色んなホールケーキを出してくれて。ドレもコレも綺麗で美味しかったですよ』
カズト『・・・・・・ソウジロウ、それシロエ師匠に言った?』
ソウジロウ『いいえ?あっ、見つけたんでコレからお礼を言いに行くよ。それじゃぁ』
カズト『ああ、また後で』
カズト『・・・・今度は誰?』
思春『私だ』
カズト『ああ、思春。どったの』
思春『大丈夫かお前・・・まぁいい、例の貴族、細身だが変えるのような目をして悪徳貴族を絵に書いたようなヤツだと言う事らしい、セルジアッド公からの情報だ名前はマルヴェスとか言うクズだ。プライドだけは高いギョロ目だ』
カズト『・・・・・・皆にも報告を。シロエ師匠達には俺から伝えて置く』
思春『ああ・・・体には気を付けてな?』
カズト「・・・・フッフッフッフッフ♪」
ミノリ「あの・・・カズトさん?」
カズト「ミノリ、今すぐシロエ師匠の所へ迎え。早急にこの下らん侵略者の駆逐を行う」
ミノリ「了解しました!」
ギルド会館を出てログ・ホライゾンのホームへ向かったミノリを見送り俺はレイネシア姫の警備を担当している他所のギルドへ念話で連絡を取った後。ミチタカさんとクラスティにイレギュラーについて迎撃準備をしてもらい
アイザックや今頃動き出している西風の娘達に愚者たちの駆逐作戦の概要を説明し。カラシンにも一声かけて一斉に駆除に掛かる
カズト「さぁ〜てと♪楽しみにしていた祭りを邪魔してくれた恨み?晴らさずにおくべきか#」
・・・続く
あとがき
どうもアサシンです
あと一話でやっと完結へと至れそうです!
気付けば八月の半ばを過ぎ、台風が三つも迫って来ると言うハチャメチャな事態に
次に執筆する作品はどうしようかな〜と思っております、第二期製作お祝いに候補は決まっていますが
アニメ版か原作か。個人的には原作で。駄女神と一緒に行って原作主人公と一緒にサポートに徹するか、駄女神を仲介せず文字通りの転生で某中二病患者が蔓延る里でオリジナルな感じにしようか悩んでます。いっそ両方をルート別に投降しちゃおうそうしよう!
次回を最終話になります
では次回予告へ
次回 真・恋姫ログ・ホライズン最終話
揺れ収まる天秤祭
ではでは
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げんぶさんへ1・2、一刀「青髭、ギョロ目・・・・・ウッ!?頭が。艦娘達は平常運転だな」アサシン元提督『古鷹さぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!』(アサシン) 南華老仙さんへ1・2、一刀「ちょっと待てってばよ!?それやったら今後の関係に傷が・・・・・止めろっつってんだろうがああああああああ!!?」(アサシン) 「ぶるぁぁぁ!!!」「ふんぬぅぅぅ!!!」「きらいじゃない、きらいじゃないわ!!」漢女がアップをはじめました。(南華老仙「再生(リボーン)」) 念話「もしもしカズト君?ロウセンです。愚者達の処分は私のギルドに任せて下さいね。漢女の花園総勢1000人で お相手させていただきますので(^-^)/」(南華老仙「再生(リボーン)」) |
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