メイドと主人
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「おはようございます。ご主人様。今日の天気は晴れですよ。」

 

「んん…後10分。」

 

 ご主人様は起きない。私はご主人様を起こそうと、手を伸ばす。

だけどできない。

 

「はい。かしこまりました。ご主人様。」

 

 階段を降りて私は朝食を作る。サプライズで何かしようと思った。でもできない。

 ご主人様は相変わらず寝ているのだろう。その間に、ご主人様の愛犬に餌をやり、ポストを確認しに行った。

 

 そんなこんなで10分はあっという間に経ち、私はすぐにご主人様の寝室へ向かう。

 

「おはようございます。ご主人様。今日の天気は晴れです。」

 

 ご主人様は渋々起きて、私の頭を撫でた。

 ご主人様の瞼はまだ下がっていて、眠そうなのは目に見えていた。だけど心配の声はかけられない。

 

「ご苦労さん。何か異常は?」

 

 頭を撫でられるのが気持ちいいと感じた。前にはこんなことはなかった。

 

「ありません。強いて言うならば、((私|わたくし))が情緒不安定ということでしょうか。」

 

「なるほど…少し見せて。」

 

「はい。ご主人様。」

 

 ご主人様が私の?を触り、次に後ろを向かせて背中を触る。

 

「喋ってみて。」

 

「は、い。ご主……じ…ん………さ………ぁ」

 

 声が出なくなった。驚きはしない。寧ろ落ち着いていた。

 

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「うん。原因は大体わかったよ。もう一度喋ってみて。」

 

 ご主人様が私の背中から手を離すと、私は元どおり喋れるようになった。

 

「かしこまりました。ご主人様。」

 

 不思議なほどスラスラと喋れる。でも驚かなかった。

 ご主人様なら当たり前だと思ったからだ。

 

 ご主人様は満足気にベッドから立ち上がった。

 

「よしよし。後でしっかりなおしてあげよう。」

 

 ご主人様はまた私の頭を撫でた。

 もっと撫でて欲しい。でも言えない。

 

「ありがとうございます。ご主人様。」

 

「うん。あー、今何時?」

 

 ご主人様は畳まれた服が置いてある、鏡の前へ向かい、パジャマを脱ぎながらそう訊いた。

 私は即座に時間を確認する。

 

「7時15分32秒です。ご主人様。」

 

「うん。ぴったりだね。」

 

 ご主人様は近くの時計をみてそう言う。

 「見る気なら訊かなくてもいいんじゃないですか?」と声をかけたかったが、それすらできなかった。笑うことすらできない。

 

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 ふと、昔のことを思い出してみた。昔の私は、思ったことはきちんと行動に移せていた。しかし今は、私の意思に関係なく、悲しいくらい何もできない。

 

「朝食なんだけど、こっちに持ってきてくれるかい?」

 

「かしこまりました。ご主人様。」

 

 本当は、「ダメですよ。きちんと下で食べないと。」というつもりだった。でもやっぱりできない。体が思うように動かないのだ。

 私は一礼して部屋を後にし、朝食をとりに行った。

 

「………」

 

 出るときに、一瞬だけご主人様が見えた。ニッコリと微笑んでいたのだが、どこか寂し気な表情だ。声をかけたい。なぜか聞きたい。やりたいことは山ほどあったが、体は思うように動かない。

 下の階に降りると、私が作った朝食が置いてあった。

 

 だけど、冷めている。こんなものをご主人様に食べさせるわけにはいかない。と思ったのだが、私の腕はお盆に食器を乗せて、上の階へ向かおうとしてしまう。

 

 やめさせることができない。

 

 でもとまらない。

 

「お持ちいたしました。ご主人様。」

 

「ありがと。」

 

 結局私はそのままご主人様に冷めた料理を食べさせてしまった。ご主人様は美味しそうに食べるけど、温かい方が美味しいに決まっている。

 

 ご主人様は片手にサンドイッチを持ちながら、もう片方の手に白衣の袖を通していた。

 

 私はご主人様の使用人。それならご主人様のお着替えは、手伝わないといけない。だけど、ご主人様が命令してくださらないせいで、体は動かない。

 

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「先に俺の仕事部屋行って、電源とか入れといて。」

 

「かしこまりました。ご主人様。」

 

 私の体はそのままご主人様の仕事部屋へ向かう。

 

 言われた通り、パソコンやその他の準備を整え、仕事の準備万端の状態にした。

 ご主人様は後から来た。

 

「えーと、まずは情緒不安定の方のをなおさないとね。」

 

「はい。ご主人様。」

 

 情緒不安定といった理由は分からない。だけど、何かおかしいと思ったのだろう。頭ではなく体が。

 ご主人様は固くて小さなベッドを出した。歯医者などにある椅子のような本当に小さいものだ。

 

「じゃあなおすから、一回横になって。」

 

「はい。ご主人様。」

 

 私は言われた通り横になった。ご主人様が器具を色々と取り出す。私の腹部をパカリと開け、回線をいじったり、油を注いだりと作業を開始した。

 

 なんでそんなことをするのだろうか。これではまるでロボットだ。

 

「後少しだな。」

 

 真剣に作業を進めるご主人様はとても魅力的だ。

 私はそのまま停止し、ご主人様になおしてもらっていた………END

 

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一年前。

 

 彼女は主人を想い続ける、1人のメイドだった。

 

「起きないとご飯抜きですよ!」

 

「困ったなあ。主人は俺なんだけど。」

 

 また、彼もメイドを想い続ける主人だった。

 メイドは、優しくて少し行動力のありすぎる静かな娘。主人は科学に没頭する変わり者の科学者。お互いがお互いを想う事になるとは、誰も思っていなかっただろう。

 

 しかし、メイドは知っていた。科学に没頭しているこの主人は、変わり者なのではなく、純粋に好奇心と科学への愛を注いでいる人間なのだと。

 主人も知っていた。メイドは行動力があるのではなく、ただ単に根がしっかりしているのだと。

 

 お互いがお互いを知っていたからこそ、2人は想いあっていたのだろう。

 

 いつしか2人は、お互いをかけがえのない人物としていた。主人とメイドの立場は変わらなかったが、勤務時間外では多少話が変わる。

 

 しかし、2人とも恥ずかしがりなところがあり、相手に「好き」の二文字を伝えることはできなかった。いや、それどころか、主人とメイドの関係を越えることはなかったのである。

 

「今度は何の研究ですか?ご主人様。」

 

 ある日、彼女は彼が熱心に取り組んでいる研究について知りたくなり、何気なく訊いてみた。

 

「記憶の研究。」

 

「記憶、とは?」

 

「うーん、例えば…。

『記憶』という名のデータがこのパソコンに入っていたとする。データというものは、消すこともできれば書き換えることもできる。その上、別のパソコンに移すこともできる。

 

そのパソコンを、人間の肉体として考えることは可能なのかという研究さ。これが可能なら、すごいと思わないかい?」

 

 彼は、比較的わかりやすいよう彼女へそう説明した。彼女はわかったつもりではいたものの、いまいち理解しきれていない。

 彼もその事に気付き、慌てて付け足した。

 

「もし、仮に余命を受けた患者さんがいたとする。その患者さんは、余命通り死にたいと思うだろうか?いいや、思わないだろう。つまり、肉体では限界だとしても、意思としては限界とは言えない。

 

そこで、意識がない、しかし健全な体を用意する。その体に、余命を宣告された患者の記憶を植え付けたらどうなるかわかるかい?」

 

 彼は一語一句間違えないよう、丁寧に、それでいて早口で話した。彼女は彼への問いに真剣に考えながらもメイドの仕事をやりこなしていた。

 

「うーん、患者さんの体が違うから、びっくりする?」

 

「言い方が悪かったね。記憶を何もない、そう、完全に患者そのものの容姿を持ったロボットか何かに記憶を植え付けるんだ。

そうすれば、その患者は永遠の命を手に入れるわけだ。記憶は魂といってもおかしくないのだからね。

 

問題は…実験をさせてくれる人がいないってことだなあ。」

 

 彼は必死に語り、なんとか彼女に伝えようとした。彼女も納得した様子でニコニコと笑うと、彼も同じ様に笑ったのだった。

 

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 その後、メイドという仕事を終えた彼女は、彼と共にドライブへ行く事になった。運転は彼だ。

 元々、彼女が彼にどこかへいこうと願い出たのが原因だった。車内では彼が研究の話をしながら、彼女がうんうんと頷くの繰り返しで、ドライブへ行っているのか、家にいるのかわからない状態だ。

 

 それでも2人はドライブを楽しんでいた。彼女は途中から海に行きたいと言い出したために、彼は予定していた道を外れて、あまり知られていない海辺へと向かった。

 

「ご主人様。」

 

「何?」

 

「雇ってくださって、ありがとうございました。」

 

 勤務時間外ではあったのだが、彼女はこの時だけ、彼の名を呼ばず、敬語でご主人様と呼んだ。

 彼はそんな彼女を見て、優しく微笑みかけ、「どういたしまして。」と返した。

 

 しばらく彼が研究の話をしていると、なぜか彼女は頷かなくなった。

 

「ごめんごめん。俺ばっかり話しちゃって。眠くなった?」

 

 どうやら彼女は眠っている様だった。彼は後ろの毛布を運転したまま左手でつかみ、そっと彼女にかけた。彼女は気持ちよさそうに寝ており、彼はそれを見ているだけで心が温かくなる。

 

「お疲れ様。メイドさん。」

 

 車のスピードは、眠っている彼女に合わせてか、徐々にゆっくりと落として行った。

 

 海に着くと、彼女を起こそうと揺すった。

 しかし、なぜか起きない。彼は何度か声をかけるが、彼女はビクともしない。

 

「海、着いたよ。おきな。」

 

 仕方なく車を降りて助手席側のドアを開けた。

 

 すると、彼女は息を荒げていた。

 

「ハア、ハア、ハア、ハア…」

 

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 彼は急いで彼女の額に手を当てたが、熱があるわけではない様だった。病院に向かおうと助手席のドアに手をかける。

 

「まって…。お願い…ここにいて。私、病気が……あるの。」

 

「なら病院にいかないと!」

 

「あなたの……研究を、きいたら…成功するかもって…私、思ったよ…」

 

 彼女は息を荒らげながらも精一杯笑顔をつくって彼に笑いかけた。彼の腕を弱々しい手で掴み、どこにもいかないよう懇願する。

 

「喋らないで!過呼吸になってるじゃないか。」

 

「記憶…。私が、なる。実験…成功させて。私の…病気…治らないって。だから、私が……実験台になれば…あなたの研究は…証明される。」

 

 彼の願いは聞き入れられず、彼女はなおも話し続けた。

 

「できれば…さ…書き換えて…くれないかな…。私が…病気だったって記憶を…消して…この会話も……」

 

「それって……」

 

「……この体には…寿命が、ない、の。」

 

「だけど、君は、君自身は死んでしまう。記憶を植え付けたとしても、それはコピーするのと同じことだ。クローンは所詮クローンで、君本体は…紛れもなく君なんだ…」

 

 自分でも何が言いたいのか、彼にはわからなかった。しかしながら彼女は、そんなことはわかっているとでも言いたげな顔で、握っている手に力をこめる。

 

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「悲しい…な。クローンも、私なんだよ…?だから…クローンのことも…愛して…あげて。私は、死んでしまうかも、しれない。それは紛れもない事実……でも…私が…消えることは…ないんだから…」

 

「だけど、だけど!!」

 

「月と、海…綺麗、だね。この光景だけは…消さないで…ね……」

 

 彼女の声は、弱々しく、聞こえなくなって行った。手の握力も次第になくなる。彼はハッと我に帰り、近くの病院へ向かった。

 だが、残念なことに、彼女は生きて帰らぬ人となった。

 

 彼はすぐに彼女の脳を取り出し、実験を始めた。

 

 実験はほぼ成功だった。ただ、問題は、ロボットと同じ様に、言われたことしかできないということだ。彼女の性格も、声も、記憶も彼女のままだと言うのに、彼女の一番の魅力である、行動力が欠けている。

 

 想像力もなにもなく、実験は、彼にとって失敗そのものだ。

 感情を表すことはできても、彼女の本心ではない。人間らしく見せるロボットは、所詮ロボットなのだから。

 

 失望を胸に秘めたまま、彼は今日も同じ様な生活を繰り返した。

 

「直ったよ。さあ、どうだい?」

 

「不明です。」

 

 メイドは無表情で主人の言われた質問に答えた。実に人間らしくない喋り方と、感情の表し方だ。彼は心が痛んだ。

 これでは、ただのメイドでしかない。

 

「失敗だな。」

 

 ポツリと飛び出た言葉には、たくさんの意味が込められていた。

 しかし、このロボットを責めることはできない。壊すことすらできない。その理由は、彼女が言い残した言葉が原因だ。

 

『クローンのことも愛してあげて。』

 

 この言葉が、彼の心をギシギシと締め付けるのだ。

 

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 実験を、彼女を蘇らせることを成功させるには、何かが足りない。

 

 その何かを見つければ、成功するはずだ。

 

「何を間違えたんだろうね、俺は。」

 

 ロボットには、彼女の記憶と、知恵、悲しみ、怒り、喜び、好奇心、学習能力をプログラムさせていた。

 彼なりに考えた人間に必要と思われるものだ。

 

「ご主人様、申し訳ございませんが、次の予定がございます。失礼させていただきます。」

 

 愛想のない言い方で、彼女は部屋を出ていった。

 

「…何が、足りないのだろうか。」

 

 彼は彼女との記憶を遡った。

 いつもニコニコと笑って、優しく、時には乱暴な手を使いながらも余計なお世話を繰り返し…母親のような素振りを見せながらも甘えてくる可愛い一面もある彼女。

 

 いつのことだっただろうか、彼女と仕事で海外へ行った時、彼女は人というものを語っていた。

 

『あのね、ご主人様。』

 

『ご主人様呼びとその友達言葉の組み合わせに違和感あるな。』

 

『まあそれはともかく、私、人ってなんだろうって思ってさぁ。』

 

 真剣そうに悩む彼女に、彼はいつもと違う感覚を覚えた。彼女はそんなに哲学的なことを話すことはなかったからだ。

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 顔をマフラーに埋め、鼻を温める様子はいたっていつもの彼女と変わりないが、目は少し哀しそうだった。今思えば、彼女は自分の病気の事を考えていたのかもしれない。

 

『そんなの簡単だよ。水とかタンパク質とか…』

 

『ああ、そういう事じゃなくて、もっと単純な…いや、ご主人様には文学的センスないから無理か。』

 

『じゃあ聞かないでね…。』

 

『ズバリ!人間っていうのは、愛でできてると思うの!』

 

 キラキラした目を彼に向けて、彼女はウィンクしてみせた。

 

『愛?』

 

『うん!もちろん変な意味とかじゃないよ?純粋に愛ってあるでしょ?子供への愛、好きな人への愛、ペットへの愛、恋愛対象とか関係なしに、人は愛で溢れてる。

 

私の場合は、好きな人への愛だけど、人ってやっぱり、愛でできてるんだよ。』

 

『どうかね。愛というものは、そもそも子孫を残すために植え付けられたものだろう?愛イコール生き物にとって一番幸福感を得られるものだと僕は思っている。

子供への愛もペットへの愛も、母性本能と父性本能から。子孫を残すというのは、子供を作るで終わりじゃない。赤ん坊の時に見放したら、人間は亀じゃないんだから生きられない。そのためのものなんだよ。

 

つまり、君のいう愛というものは、人類がこの世界で生き残りための必要なものであって、幻想的なものでもなんでもないんだよ。あくまでも俺の思想だけども。』

 

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『じゃあご主人様は、私のこと好きなんじゃなくて、人類が世界で生き残るための必要なものって思ってんの?』

 

『さあね。俺は人間という生き物を客観的に見て思っただけだ。俺個人は、そんないちいち考えた事ないよ。』

 

 この会話は、結局このまま終わったのだが…。

 今思えば、彼女のいっていたことには一理あった。ふと思い出した記憶ではあったが、彼はすぐにロボットの設計図を取り出した。

 

「愛…!そう、愛だ。それ故に……」

 

 彼はすかさずメイドを呼んだ。そのままメイドを寝かせ、電源をOFFにし、徹夜で作業を始めた。

 昔の彼ならば、このようなことは絶対に考えなかっただろう。しかし、彼女が今いないからこそ、彼は人間というものが何か考え直した。

 このロボットには、人間にとって一番大事な愛情というものが存在していなかった。愛の定義はいくらでもあるだろう。愛とは単純ながらも一番表現しにくいものだ。

 だが彼は、自分の今の気持ちをまっすぐに表すことだけに専念していた。

 

「後、少し。後少しで…!!」

 

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次の日。

 

「ご主人様!!起きないと布団剥がしちゃいますよ!!」

 

 朝日を浴びた彼女は、何事もなかったかのように自分の主人を起こし始めた。何事もなかったと言ったが、実際には全て彼女自身憶えている。彼はメイドの姿を見て、安心したかのように布団へ潜り、頭を枕で隠す。

 

「……後20分。」

 

「今何時だと思ってるんですか!?9時ですよ!?9時!!」

 

「……成功したんだから、少しくらい褒めてくれたって。」

 

「何言ってるんですか。成功するのは当たり前です。」

 

「当たり前?」

 

「なにせ、私のご主人様なんですから!」

説明
恋愛ものなのかなんなのかよくわからない小説ですが、テーマは愛です。
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 主人 メイド ロボット 悲しい 科学者 三人称視点あり 小説 オリジナル 使用人 

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