真・恋姫この双子に爆焔を! 第二話 |
俺は今まで世話に成って来たバイト先の人達に暇を貰う事を言って回った。そけっとさんはすこし残念そうにしていたが特に問題無く了承してくれた。他のバイト先の人達もだ
そして良く世話に成っているぶっころりーの実家の靴屋の叔父さん達に大量のエリス硬貨と紙幣を渡して、めぐみんとこめっこが食べるのに困ったりした時に使って欲しいと頼んだ。ウチに置いといたらひょいざぶろーとゆいゆいに溶かされるからな、魔道具とか魔道具とか魔道具とか
他にも良く分からない物やどうでもいい物とか兎に角無駄に消費したり浪費する所があるから家に置いて置けない預けて置けない等々と説明したらご理解いただけたようで。間違ってもあの二人とストーカーニートの息子には手出しさせないと言ってくれた
妹二人の部屋に手紙を置いといたし。自分の部屋から必要な物は全て持ち出した、コレで此処に留まって余計な時間を取られることも邪魔されることもない
俺は生まれ育った家を背に里の外れ。何時か使おうと族長と交渉して手に入れた土地へ向かった
里から北に向かった場所にある一帯が俺の土地と成る
此処までの道中には普通にモンスターが居たがアークウィザードに成った事により刻まれたステータスに物言わせて以前はかなり苦労した相手でも一撃で倒せるようになった、勿論倒したモンスターは回収してある
かずぴー「さてと、資材は其処ら辺にたっぷりとあるから問題無いが。こんな早期に始める予定は無かったんだがなぁ」
まぁ仕方がない
まさか初級魔法しか習得出来なかっただなんて
後は魔法兼スキルとして発現したのが二つ。初級とは別の戦闘には役に立たない魔法が一つ、こっちは平時でも普通に役に立つので既に重宝している
之に里で買ったり部屋に在った物を詰め込んでいる
因みに里の彼方此方に隠しておいた物はめぐみんとこめっこの手紙に入れてある、それぞれ別の隠し場所を記載してあるのでしばらく飽きはしないだろう
かずぴー「まずは基礎か」
某クラフトゲームの様に山や地中を掘ってそこを拠点と出来ればいいが普通に死ぬ、二重三重の意味で
なので普通に地上に拠点を作る。まずは此処を中心として周囲に人とモンスターが近寄らない魔道具と無意識に避けて通る魔道具を設置して拠点範囲内の安全を確保する、ただし普通の生き物や何故かカモネギには効果が無い
ある程度の安全を確保したら拠点予定地側にトイレと水場、仮設テントに即席の窯等を作る。水は初級魔法のクリエイト・ウォーターで魔力をタップリ使って貯める、竈は里近くの石切り場の端材とこれまた初級魔法、クリエイト・アースとクリエイトウォーターを混ぜて組んだ石の隙間を埋めて一気に焼いて出来上がり。テントや他諸々か持って来た物だ
それで仮説拠点を築いたら今度は本拠点の基礎に取り掛かった
この日の為に作った魔道具を駆使して日が昇る前に一気に仕上げる。既に日は落ち月が真上に登っているが問題無い、周囲に施した魔道具は空や地中まで浸透するのは既に実証済みだ。光源も今日は満月な御蔭で他に灯りが要らないくらいだ
対モンスター。そして東の方にある魔王城から魔王軍が里に来る事も想定して有事の際にも戦いやすい作りにする
プライベートスペース、試験場、鍛冶・魔道具製作等の為の工房、畑に泉、上下水道や灯り。ちょっとした城壁的な壁に堀へ水を入れ、その他諸々も以前から作って来た魔道具と自前の魔力のゴリ押しで一夜城成らぬ一夜家を組み上げた
後ろのかなり高く急な崖を背に左右前方に広く余裕を持って作った我が家、魔道具と言う魔道具で埋め尽くし日本の高級住宅並みかそれ以上のスペックを誇る家兼砦兼工房?が完成した、ただし家具等は全く無い
かずぴー「ヤバい、飯食わずに徹夜で家組むもんじゃないな・・・・zzzZZZ」
俺は防壁内に在る仮設テントで眠りについた
かずぴー「・・・・・腹減った」
目覚めは盛大な腹の虫から始まった
外に出て見ると既に昼に差し掛かっている。こんなに眠れたのはいつ以来だろうか?
テント近くの竈にマキを入れ初級魔法のティンダーで火をつけて鍋に水を入れ火にかける
その間にスープの素や具材等の自作インスタントを用意して湯が沸くのを待つついでにコレからの事に付いて考えを巡らせる
かずぴー「まずは魔道具製作と、このスキルと魔法の検証か」
冒険者カードのスキル覧で特に気になるのがスキル兼魔法が二つと、魔法が二つ
スキル兼魔法として発現した物の名前は
かずぴー「天動説に地動説か」
最早鈍器と化している書籍としても有名な境ホラの作品初期で登場した天体運航の再現術式
かずぴー「飛んでいる相手にも効果があるか解からないが今以上に戦術の幅が拡がるな。後は魔法で、初級魔法にファンタジーなら在るべきアイテムボックス。コレは今現在重宝しているから解かる・・・・だがこれじゃぁ」
魔法職としての火力が殆ど無い。初級魔法は戦闘時の駆け引きには十分に使えるが相手を倒しきれるかと言うと否としか答えられない
かずぴー「このスキルか魔道具に頼るしかないか」
魔力精密操作・魔力具現化・魔力放射・魔力拡散・魔力収束・魔力貯蓄。名前からどういったスキルなのかが解かる
コレから作る魔道具にも活躍してくれるだろう
かずぴー「そして魔道具・・・か」
予定通り戦闘に使えるモノを用意するつもりだったが。このスキル群と俺が持つ廃スペックなステータスを駆使して力技や魔力頼りなんて不安定でバカみたいな戦いをするつもりはない
かずぴー「魔法が使える魔道具・・・使い捨てのスクロールは何度か作ったけど、アレは持っている魔法を込めるような作業だからこの手は使えない・・・・・・如何すればいいんだってばよ」
マナタイトと言う魔法に使う魔力を肩代わりする使い捨ての宝石の原石みたいなのもあるがアレは魔力での効果上昇すると成るとかなり質の良い物を使わないといけない。何処の世界に取るだけスキルポイントの無駄と言われる初級魔法に一つで最低十数万エリスもする使い捨てアイテムを使うヤツがい・・・る?
かずぴー「そうだ、今までなんで作らなかったんだ?」
内部に保有する魔力を使い尽くしても壊れないマナタイトを、また魔力を込めて何度でも使える新しいマナタイトを!
このスキル群と、今まで里で培ってきた技術と知識があれば!
ぐぅぅぅぅぅぅ〜♪
かずぴー「・・・・・まずは食べよう、腹が減っては何とやらだ」
お湯の中にスープの素と具材を放り込み程よく煮たら器に盛りパンと一緒に胃に流し込む
使った食器を食器洗い魔道具に放り込み、建てたバカリの家へ向かう
コレからやるべき事を見つけた。邪魔は入らない、後顧の憂いは払った、後は万全に準備を整え挑むのみ
かずぴー「さぁて。始めるか」
家の内装を日が暮れる前に揃え、魔道具・鍛冶兼用工房も何時でも使える状態だ
灯りや上下水道に台所の火に他にも魔道具で電化製品や便利な物を再現した
建物は地下三階、地上五階建て、更に外壁の中には試験場に工房等も作ってあり建物同士を空中回廊?的な物で繋げている為移動や持ち運びが楽だ・・・・・・我ながらかなりデカイのを広く多く建てたな
地下は食材や素材、武具と魔道具、貴重品等の保管庫として使う
地上は最上階の五階がプライベートスペースだ、屋上にも登れるし屋根裏部屋もある。ちょっとした仕掛けを後々に施すつもりで広くスペースがある
四階から三階が地図やモンスターの分布。あとは武具と魔道具を置いてあり何時でも冒険に出られるように作った、三階から離れや鍛冶の工房へ通じる回廊がありここを通って本格的な整備などが出来る
二階は工房とは別にちょっとした魔道具製作や武具製作の設計や研究開発をする為に用意した、三・四階は実戦時を想定して。此処は開発を担当する予定だ
一階は来るかわからないが来客用に普通に暮らせる設備を用意した。特に何事も無ければ此処で暮らす予定だ。五階?上り下りが面倒だ
と言った感じだが絶対そう言う事に使うと言う事でもない、まぁ予定って所だ
外の簡易トイレや窯、テントなどを撤収させ中に入り道具はそれぞれの場所に置いて一階の台所で作り置きしといたスープでパスタを作って食べて風呂へ入る
かずぴー「くぁ〜・・・・!効くなぁ〜・・・・♪」
タダのお湯だが風呂はやはり良い物だ
かずぴー「なんとか一日で拠点は出来た、外壁もある程度はモンスター共の侵入を防いでくれるし。屋上と外壁の外側にも人払い(モンスターも可)の魔道具が常時発動中だから人・モンスター両方の侵入に気を取られなくて済むな。資源もこの辺一帯に眠っているし、武具は兎も角魔道具の方はしばらくは試行錯誤だな」
一端考えるのを止めて風呂を堪能する
明日は畑にタネを蒔いて。しばらく籠っても問題無い様にカロリ〇メイト的な物を量産して備えないと
しばらくは缶詰確定だから
かずぴー「この程度の事、乗り越えないとあの人に会わせる顔が無い」
初級魔法、基本属性に部類される魔法を詠唱無しで魔法名を唱えるだけで発動できる
火付けに使われるティンダー
水を生み出すクリエイト・ウォーター
風を吹かすウィンドブレス
土を生み出すクリエイト・アース
氷を発生させるフリーズ
火・水(氷)・風・土しか俺に魔法戦の手段は無い。それにコレから作る魔道具にバカリ頼るといざ手元に無かったり何らかの理由で使えなくなったとき俺はマシな戦闘手段が武具しかない・・・・・魔法攻撃手段より物理攻撃手段の方が強い上級魔法職って何なんだろうか?
かずぴー「いかん、また考えた・・・・・のぼせた」
兎に角、今持っている魔法を工夫して実戦でも使える何かを探し出そう。作り出そう
使い方を考えよう、工程を工夫しよう、組合せよう
結局コレからやる事と思いついた事等で頭の回転が絶好調で止まらない
風呂上りに作り置生きて冷やして置いた飲み物を一杯飲んで寝室で眠りについた
この外史に続きを!
あとがき
どうもアサシンです
之が元から考えていた設定と流と成ります、改め用意していたり便利アイテムを使いまくったとは言え一日で拠点を作り上げるとか、紅魔族は頭がオカシイ
私だったら落ち込んだりグレたり捻くれたりしてしまうのにかずぴーは前向きに頑張るのであります
天動説・地動説は元々予定にはなかったのですが入れて見ました、スキル兼魔法と思ってください
アイテムボックスはコレはあった方がいいだろうと思い予定通りであります、こちらの外史でも後々にアイテムポーチを出して行きたいと思っています
御風呂に入ってちゃんとした寝床でリフレッシュしたかずぴーは本格的に動き出します
では次回予告へ
次回 真・恋姫この双子に爆焔を! 第三話
紅い瞳の導力魔法使い
ではでは
この双子に爆炎を!
説明 | ||
開発者 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1017 | 947 | 4 |
コメント | ||
俊さんへ、かずぴー「ありがとう・・・・・ザマァ♪」アサシン『かずぴー!今主人公がしちゃいけない顔にってまただぁあああああああああ!!?』(アサシン) 挫けずに前を進み続けるかずぴーに幸運を。そしてアサシンさんにギャラクティカマグナム&リボルバーマグナム!!(俊) 黒鉄さんへ、かずぴー「だからなんで俺ばっかり〜!!!」アサシン『ペイン?知らない子ですね。導力魔法、オーバルアーツとも言います』(アサシン) かずぴーにexplosionを!、導力使い……ペイン?(黒鉄 刃) |
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真・恋姫この双子に爆焔を! この素晴しい世界に爆焔を! かずぴー | ||
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