真・恋姫この双子に爆焔を! 第四話
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魔道具工房

 

 

 

かずぴー「コレを作ったヤツは絶対にあの人だな」

 

 

バイト先の一つ、服屋のちぇけらさんが愛用していた錆びない頑丈な物干し竿、として使われていたライフル、この世界の素材で作られたからかちょっとした近未来の武器の様な形状をしている

 

どうやらこの世界には時折俺と同じ世界、同じ国の若い人たちが何らかの強力な何かを手に現れる。殆どが黒髪黒目で偶に茶髪系が入っている、そして全員が神器等のチートを携えて一躍有名になり王都の最前線などで魔王軍とガチンコの殴り合いをしている

 

この事を知ったのは確か学校の雑務を終えて図書館を使っていた頃だ、今や誰にも読めない古代文字やどう見てもコンクリートで出来たとんでもない兵器が眠っていると伝えられている場所にあった入る為のパスワード。小並コマンドを入力して中に入ると結構古い世代のゲーム機、確かゲームガールだったか。小並コマンドと言いゲーマーじゃないと知らない知識だ、教えてくれた及川にはある意味感謝した

 

その中で回収した妙な銀色の蛇のような兵器と日本語で書かれた日記を見つけた

 

読んで見るとどうやらこの銀蛇は魔術師殺しと呼ばれる物で紅魔族の天敵らしい、名前の通り魔法が全く効かないが動かないらしい。何でもキメラとかに融合させて使えば稼働時間とかの問題は改善するらしいが

 

当時はそう言った改良が出来ず、お蔵入りに成っていたらしいのだが、対魔王に生み出された俺達紅魔族の祖先が之に対抗する物が欲しいと安全性を幾ら言っても聞かなかったらしく当時手元にあった物で無理やり組み上げたようだ。しかも上級魔法が全く効かない魔術師殺しを普通に破壊したが動かないと言う事で直して取って置いたのだとか・・・・・バカだろ御先祖さん?

 

それが魔力を圧縮して撃ちだすレールガン(仮名)だそうだ

 

コレを手に入れるためにちぇけらさんに紅魔族が好む意匠を何枚も書く事に

 

 

かずぴー「まぁそれいい、それよりもこっちだ」

 

 

構造把握の魔道具で見た所仕組みは意外と簡単だった。一定以上の魔法を込めれば圧縮された魔法を撃ちだす、ただしフルチャージしないと撃てない、撃つための必要魔法量がバカみたいに必要で有り合わせの素材で組んだ所為か後一発でも撃てば自壊するレベルの威力とか。恐らく俺みたいな転生では無く元の肉体を持っての異世界転移なのだろうか?まぁそっちはどうでもいい。とにかく御先祖さんを生み出した人の兵器二つの内レールガン(魔法)を解析する

 

 

かずぴー「このまま複製しても使い勝手が悪すぎる。と成るとコイツを元に色々手直しするか」

 

 

まずは試作品を作る事から始める、幸いにして資料が目の前にあるからな。最初は拳銃型から作って見よう

 

長銃タイプは後々に

 

 

 

作業中・・・♪

 

 

 

かずぴー「ん〜コレ導力銃に組み込めないかな?」

 

 

出来上がったのは某聖杯戦争で登場した単発式拳銃、コンテンダー

 

銃弾の出し入れの必要が無い為オリジナル以上に簡略化された代わりに魔道具的な仕掛けが組み込まれている

 

見た目はオリジナルより少し銃身が長い拳銃以上、長銃未満の中間くらいの長さに成った。銃身部分に魔法弾を撃ちだす為に色々と施している内に拳銃と言ってもかなり長い銃身を持つ物が出来上がった

 

仕組みは持ち手部分から魔力・魔法を吸収して本体で圧縮・貯蓄・待機の工程を踏み、引き金を引くとそれが撃ちだされ銃身でそれぞれの魔法属性に対応した機能が働き魔力・魔法の弾丸を撃ちだす

 

持ち手で親指の所に小銃等についている引き金を引けば三発や五発、引き続ければ自動的に弾丸を撃ちだす魔法版の機能も付けて見たかったんだが之が上手く言ったら取り付けよう

 

因みにこの魔導銃は試験的に作ったので初級魔法のどれか一つの属性弾のみ撃てる

 

早速試してみよう、試したい

 

 

 

試験場に移動中・・・♪

 

 

 

結論

 

 

かずぴー「これは・・・・ひど・・・いっ!」

 

 

正面には大きく穿たれた土壁、足元にはラッパの様な状態になった銃口。そして手から感じる痛み

 

試射は失敗だった。キチンと暴発に備えて普段は着ない物を着て、両手持ちで構えて初級魔法十回分程を込めて撃ってみればコレだ。あまりの衝撃と痛みに銃を手放した

 

 

かずぴー「キチンと命中はしたがっ!発射時の出力調整。そして発射時の反動軽減処理をしないと・・・!」

 

 

手が千切れる

 

 

 

 

 

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手が千切れそうに成った試射から数日、何とか出力調整と反動軽減の処置が出来た

 

照準は以前のをそのまま流用。使える魔力・魔法の種類は一つのまま、見た目も以前より無駄を削ぎ落とした機能美溢れる姿に

 

おまけで射撃に影響が出ない様に引き金の前から銃口を越える長さと、銃本体を隠せるくらいの厚さと幅広い銃剣を取り付けた。ちなみに切っ先諸刃に仕上げて見た、試射と案山子への試し切りも済ませてあるので今度戦術導力器、オーブメントの実地試験と一緒に消化しよう

 

 

かずぴー「御蔭でアレが出来る事が判った」

 

 

試験場で魔法銃の試射とは別の試験を行った。それは

 

 

かずぴー「クリエイト・アース・ウォーター、ブレスウィンド、フリーズを並列発動」

 

 

初級魔法全てを同時に発動させ

 

 

かずぴー「本体を形成・・・圧縮、硬化、纏い形成、纏わせ・・・圧縮・・・圧縮・・・凍結」

 

 

そのままなら決まった事象を顕現する魔法、その工程を変え

 

 

かずぴー「固定、収束、圧縮、操作・・・・・本体完成。バレル形成・・・・・ティンダー!」ジリッ。ガウンッ!?

 

 

新しい魔法が発動した

 

 

クリエイトアースで本体を形成しそれを圧縮して硬化で硬め、その工程を楽にするためにブレスウィンドの風で形を整え凹凸の少ない本体を形成。クリエイトウォーターで本体を包みコレもウィンドで波打ったり歪んだりしないように調整し水量を増やし無理やり圧縮した所にフリーズでガッチリと凍結させて出来たのは初級魔法で作ったフルメタルジャケット(魔法版)の銃弾の弾頭

 

それを撃ちだす為に収束と圧縮、操作を同時に行い銃身を形成し、クリエイトウォーター・フリーズ・ウィンドブレスの三つの初級魔法を同時に扱い、某魔法科高校の劣等生で生徒会長が使うドライアイスの銃弾、アレの原理も合わせて撃ちだす為の火薬替わりの推進剤を作り最後に火種として使われるティンダーで着火させ撃ちだす

 

加減が解からないが一定量で押さえて撃ち出した所、試射の的に用意した数枚の硬化土壁を貫通し試験場の土壁に着弾。穿たれた穴と今の発砲音、そして威力と結果。まるで対物狙撃銃が如くだ・・・コレは

 

 

かずぴー「魔法として発現している・・・・だと?!」

 

 

冒険者カードを見てみると新しい魔法が記載されてした、その名は魔弾

 

全て魔法で作られたが故にカードに現れたのだろうか?それにしても

 

 

かずぴー「こんなバカ火力下手に使えねぇじゃん・・・・!?」

 

 

魔弾魔法は取るとして、このままの威力で使って行くには問題があり過ぎる。コレも威力を押さえてアーツ以上に時間を掛ける訳にはいかない、せめて瞬時に必要な火力と数を生成して撃ち出す訓練をしないと

 

 

かずぴー「・・・・・はぁ、次はコッチか」

 

 

俺の足元に置いたケースに手を伸ばす

 

 

 

 

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ケースの中にはとある帝国の演奏家が愛用していた導力銃と全く同じデザインのそれを手に取り、装填し、撃ち出した

 

火薬式の銃ではありえない反動の少なさ、安定した弾道と射程距離。そしてジャム、薬莢排出の時に噛んでしまう事が全くなく発砲音もとても静かだ

 

柄尻?でいいのかな。グリップには飾り紐、拳銃などで弾丸を撃ち出す為の撃鉄がある場所には水晶やガラス玉の様な綺麗な物があり銃本体も、導力機構を入れている為か機能美を持ちつつも綺麗な装飾の様な姿をしている

 

しばらく撃ち続けた後、導力銃を少し整備して問題が起きてないか確認してケースに仕舞う

 

 

かずぴー「伊達に放蕩皇子が愛用していた導力銃じゃないな。かなり使い勝手がいい」

 

 

ラインフォルト社のを俺が模して作った贋作ではあるが使い心地がとても良い、利き手を選ばない所も中々

 

弾数、弾速、連射速度、発砲音、反動、命中精度。コレと言った欠陥も短所もない、いい。実にいい

 

 

かずぴー「コレで今ある魔道具は一通りのテストは終了だな」

 

 

後は準備を整えて里周辺の無駄にバカみたいに強いモンスターを駆逐して行けばいい・・・・・俺は自由の翼を背負ったり心臓を捧げるつもりはない、立体起動装置も作ろうとは思ったが。現状はまだちょっと難しい

 

話しが反れたが、今度モンスター相手にしばらく戦って問題点や必要な所が見つかれば改良しよう

 

 

 

かずぴー「今日の所はこれくらいにしておくか」

 

 

汗と土ぼこりまみれだ。風呂を沸かそう

 

そういえばめぐみんやこめっこ、あとついでにひょいざぶろーとゆいゆいは兎も角、ゆんゆんは大丈夫だろうか?友達になった次の日に俺が居なくなった事を知ったら色々と心中穏やかじゃないだろう

 

 

かずぴー「あぁ〜・・・!ったく。こんな小さなミスに今頃気付くとか、ヤッパリ身体に精神が引っ張られてるな」

 

 

十中八九俺の事を知ればめぐみんの元へ向かうだろう、一応めぐみんの手紙にゆんゆんの事を書いてそれとなく見て欲しいと書いたが・・・・・・ヤヴァイ、俺が居ない我が家が急に不安になって来たで御座る

 

 

かずぴー「・・・・・まずは風呂に入ろう」

 

 

俺はとある出来事で里に戻った時に色んな意味で大変な事に成る事を知らない

 

それを知ったのは、俺が十二歳に成った数年後だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この外史に続きを!

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あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

 

自重しなくなったかずぴーの魔道具が強力過ぎる件について。導力器があるなら導力銃もあります、そして何気に回収してあったレールガン(仮名?)を解析して自分専用の魔法銃を作りました

 

そして前々から考えていた初級魔法の魔改造www♪

 

試作の銃同様最初は強力な威力を誇ってしまいました。コレは某劣等生が通う高校の生徒会長のを見て考え付きました、あちらはドライアイスの弾丸でこちらは純100%初級魔法製の弾丸であります

 

未だに登場していない天動説と地動説。必要な場面で出したいな〜と思っています

 

次回から一気に爆焔を!の原作へ近づきます

 

もし書けそうならめぐみんやゆんゆん等の他の視点?で書いて見ようと思います

 

 

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫この双子に爆焔を! 第五話

 

       紅い瞳の悪魔狩り

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

この双子に爆焔を!

 

説明
紅い瞳の魔弾の射ち手
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コメント
アサシン『お知らせ、リアルの方で少々外せない用事が出来まして二日ごとの更新が出来なくなります、代わりに今日明日中に数話まとめて更新します』(アサシン)
黒鉄さんへ、かずぴー「ぷぎゃああああっ?!」アサシン『ここだけでも努力が報われて欲しい作者であります』(アサシン)
かずぴーにexplosionを!!、かずぴー強化され過ぎェェ……(−−;)(黒鉄 刃)
俊さんへ、アサシン『何故ですぅウウウウウウ!?』かずぴー「コレで十年は戦える!・・・・・お前が俺に絶望を(間接的に)与えたからだゴラァアアアアアア!!」(アサシン)
かずぴーは新しい魔法を習得したみたいですね。この魔法がかずぴーの未来を照らしてくれるといいんですけど。そしてアサシンさんに絶望を、ドラグスレイブ!!(俊)
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