#97 接近遭遇 |
説明 | ||
俺「ちょっと!服着てください」 慌てて掛けてあったコートを取る、振り返ると案の定 絹枝さんが見ていた 絹枝「少し聞いてたけどわからん こいつ誰?」 俺「舞子さんの債権支援の方の関係者だよ 支援者の息子さんが舞子さんを気に入ってしまって」 絹枝「で、あんたをこいつに寝取らせようって魂胆?」 俺「いや、ちょっと違…」 俺は慌ててコートを彼女に放ると、飛び出す絹枝さんを押さえ込んだ 彼女はこっちのやり取りも気づかず、虚ろな目で黙々と脱いでいる 「とにかくこれ着て!」 大声にはっとしてこっちを向いた彼女に、絹枝さんが雑誌をぶつけた 「さっさと帰れ!このストリップ女!私はそうやって金や物で解決しようとする 上から目線のカネゴン野郎が大嫌いなんだよ 金じゃ買えない物があることも知っときな!」 浅野「…」 俺「(ねぇ、彼女よく見て)」 彼女は震えていた、この部屋は寒いけど、そのせいでないのは 絹枝さんにもわかったのだろう。この女性も必死なのだ、決して許されることじゃないが 絹枝「旦那は?恋人に申し訳ないとか思わないのかよ」 浅野「…男の人はいません。彼の為になればと」 絹枝「それでも簡単に脱ぐな!女が男の前で簡単に肌を出すな!」 俺「あのさ、仮に好きな人がいてね、その人が他の女性に こんなことされたら嫌でしょう? だったらこんな無茶はするべきじゃない」 浅野さんは涙を流しながらしゃがみ込んだ。絹枝さんも落ち着いたようだ 俺「絹枝さん、彼女はどうしても自分の上司と舞子さんをくっつけたくて 自分の意思だけで来たんだ どうか怒らないであげて、いけないことだけど、思いやりが過ぎたというか」 絹枝「あ〜もう!何も無かったことにする! 少年もあんたも、いいね。忘れる!」 俺を居間に追い出すと、絹枝さんは話をしながら服を着せてあげているようだった しかしとんでもないハプニングだったな… |
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コメント | ||
>thuleさま でも東ジョーは挑発でお尻出してたようなw 寒がり設定、いただきます。thule さんによってどんどん強化されていく設定。ありがとうございます〜(みらくる☆) 絹枝さんは寒がりだから男の前で簡単に脱がない? これにより装甲がUPして足技、爆裂ハリケーンタイガーカカトを繰り出した!(thule) >ふかやん さま 浅野さん既出の誰かに惚れているようです。というかみんなに見抜かれていました。単純で分かりやすいのが私のお話w いつもお声掛けどうもありがとうございます(みらくる☆) >IFZ さま もう脇の子もすっかり阿部さんの標的にw それにしても随分お詳しいですね。ヤマジュンくらい絵が上手ければ…(みらくる☆) >青山悠希 さま まさにカネゴンですねw 主人公誰にでも優しいんですよね。一期では彼女も愛情と優しさのどちらかで迷うシーンがありました 社会的地位高い方って自分勝手な人が多い気しませんか?(みらくる☆) だが俺と絹枝さんは気づかなかった。この行動が浅野さんの心にきゅんと来ていた事に…(ふかやん) 高◯「良い少年だな。俺の為に青年の理性を守ってくれたのか。将来が楽しみだ♂」正◯「阿◯さん、その子女の子ですよ?」◯和「!?」(IFZ) まったくこの主人公は優しいことで。個人的にはどうしてもこの金持ち陣営が好きになれない。この女性もボンボンも自分達の都合ばかりで主人公たちのこと全く考えてないもの。(青山悠希) >タクさん 最後は樽に入って小さくなっていく絹枝さんの姿が・・・ カネゴンのオチって今思えば世にも奇妙な物語っぽいですよね(みらくる☆) うわあ、これはカネゴン野郎対ペギラ野郎対モットクレロン野郎ですね……(決戦!難解の怪ヒロイン)(タクさん) |
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