にこまきバレンタイン
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「真姫ちゃん!はい、チョコだよ!」

 満面の笑みでにこはチョコが入った綺麗な包みを真姫へと渡す。

「……」

「もぉ〜、何々?言葉が出ないくらい嬉しいの―?そうだよね!なんたってにこが頑張って作った特性のチョコだもん!」

「……」

「……ちょっと、何か言ってよ!」

「いや、嬉しいけど、ちょっと腹立たしかった」

「!?な、なに?もしかして、いわゆるツンデレぇ?」

「にこちゃん」

「うっ、ご、ごめん」

 真姫の冷たい睨みに萎縮し、先程までの調子に乗った勢いは一気に消え失せた。あと、微かに震えている。

「まあ、お互い冗談はなしとして、……ありがとう。その、わざわざ、作ってくれて」

「あ、当たり前じゃない。その、好きな娘には、一生懸命なこと、したい」

「っ!?……ずるい」

「ふぇ?」

「そんなこと言われたら、う、嬉しいじゃない」

「……真姫ちゃんが喜んでくれるなら、にこも、その、嬉しい」

「……」

「……」

「……」

「もう!なにか言ってよ!」

「え?あ、ごめんね」

 にこを困らせるつもりではなかった。ただ、嬉しかった。

 これまで周りから近寄りがたいと思われ、親しい友人ができなかった。友人からプレゼントをもらうなど、経験したことがなかった。

 今日は、違う。大好きなにこが、自分のために頑張って用意してくれた。本当は嬉しくてたまらない。先程の態度も、真姫なりの照れ隠しだった。

「ねぇ、食べても、いい?」

「……できれば、家で、食べてほしい」

「どうして?」

「あ、アイドルからもらったものはすぐに手を出すんじゃなくて!その、家に帰ってそのアイドルのことをすっごく想いながら食べるものなの!」

「ふふ、分かった。そうするわ」

 恥ずかしさを隠すため、ちょっとムキになった態度が可愛いと思った。

 顔を少し赤らめたにこを眺めつつ、真姫はチョコをカバンに入れる。

「その、にこちゃん。私からも、あるの」

「へ?」

 その言葉と同時に、真姫はカバンから小さな包みを出す。

「もしにこちゃんが良いなら、今食べてほしいって、思うの」

「今?……まぁ、いいわよ」

 少しぶっきらぼうに受け取り、包みからそっと中の物を取り出す。

「……なに、これ?」

 手に持った物を見て、にこは疑問の目を真姫に向ける。

「何って、見ての通りよ。チョコのチューブ」

 そう、今にこが手にしているのは、ケーキをデコレーションするときなどに使う、チョコクリームが入った、チューブ……。

「なんで!?バレンタインでこれ!?ちょっ!?ありえないでしょ!」

「あら、中々美味しいわよ」

「だからなんでこれなのよ!?」

 今度は怒りと疑問で顔を真っ赤にして、強く抗議する。

「もう、ちょっと待って」

「何を待つのよ!……って、なんでいきなり服脱ぐの!?」

 真姫はブレザーを脱ぎ、リボンを外し、Yシャツのボタンを少しずつ外していく。

「だから、ね……」

「ふぇ?」

「ただ食べるんじゃ、つまらないでしょ?だから、私の身体を使って、食べて……」

「……っ。……うん」

 鼓動が急に高まる。興奮を隠せない。だから、にこはその言葉に従うことにした。

 

「今日は、白、なんだ……」

「に、似合わない?」

「ううん。真姫ちゃん、可愛い」

「嬉しい……。その、新調、したの」

「そう。でも、この間のも、には好きだった」

「この間の?」

「ほら、真姫ちゃんのお家に行った時に着けてたやつ」

「ああ、アレね。にこちゃん、興奮してたわよね」

「な、何よ!興奮させたのは真姫ちゃんでしょ!?」

「うん。嬉しかった。にこちゃん、あの後すごい感じてくれたし」

「も、もういいでしょ。は、恥ずかしい……」

「にこちゃん、可愛い」

 くす、と微笑むと、真姫は改めて手を動かした。

 ブラのホックを外して、その豊かな胸を露わにする。

 ショーツを脱ぎ、生まれたままの姿となった。

「にこちゃんも、早く脱いで……」

「う、うん」

 真姫に促され、にこもゆっくり服を脱ぎだす。

 脱ぎながら真姫の裸体と、身体を赤らめるのを見て、自分が益々興奮しているのを感じる。

「真姫ちゃん、脱いだわよ」

「うん……。じゃあ、早速」

 真姫はチューブのフタを外し、チョコを自分の舌へ流す。

「ひゃぁ、あまっ」

「えー、なんで、真姫ちゃんが?」

「まふは、ひうかあ」

「あー、うん……」

 まずはキスから。ちゃんと自分の言葉が伝わったと認識した真姫は、そっと目を閉じ、にこの唇を待つ。

 今まで見たことない真姫の姿が何だか余計嫌らしく思え、もっと見ていたい衝動に駆られる。けど、それ以上に、真姫とキスをしたい。にこは真姫の両肩に手を添え、唇に触れると同時に自分の舌を彼女の口へと挿れた。

「んぁ、んちゅ」

「ちゅ、んぁっ、真姫ちゃん、あまい」

 真姫の口からチョコ色の唾液が流れ、それに唇を這わせる。

「んんっ、にこちゃん、意地汚いわよ」

「だめ。真姫ちゃんのチョコ、残さない」

「分かった。じゃあ……」

 真姫は離れ、再びチューブを手に取り、今度は自分の胸へチョコを流した。

「にこちゃん、おっぱい好きでしょ。いっぱい舐めて」

「うん」

 顔を真姫の胸へと向け、吸い付くように唇を這わせ、舌で舐める。

「んぁつ。んんっ!にこ、ちゃん」

「んちゅ、んん」

「ん、はぁ、あぁ。にこちゃん、んぁぁ、いつもより、は、はげしい」

「ん、舐めると、肌に広がるわね」

「そ、そうなの?」

「うん。だから、ちゃんと綺麗にしないと」

「はぁつ!んん〜っ!そ、そんなに激しく舐めるの、は、っん!」

 左右交互に肌を、乳首を舐められ、這いずる舌の力はいつもより強くて。また、乳首を吸う勢いも強く、真姫は喘ぐ声を抑えられない。

「ん、やぁ、ぁぁ。そ、んな、激しく、吸わ、あぁぁぁ!!」

「ん、ちゅ。まきちゃん、すごく感じてるわね」

「だ、だって」

「ほら、乳首、こんなに勃ってる」

「ひやぁ!そ、そんなに強く摘まないでぇ!」

 今度は指先で乳首を攻める。いつもより強く、先程の口の動きに負けない勢いで摘む。

「いやぁ!はぁぁぁっ!んぁぁぁっぁぁっ!にこちゃ、はげしいぃ!」

「すごいね。ねぇ、また舐めたくなっちゃった」

「んんっ、うん、いっぱい、舐めて」

 にこはチョコのチューブを持ち、真姫の両乳首に少し垂らしてしゃぶりついた。

「はぁぁぁっ!んぁぁぁっ!にこ、ちゃぁん!そ、すごく、はげしぃ。ひゃぁぁ!歯、立てないでぇ!んぁぁぁ!ぃあぁぁっ!!」

 両方の乳首を交互に吸い、時に前歯を立て。引っ張るようにまた吸い付く。

 チョコの味が無くなっても激しさは止まらない。

「はぁぁん!あぁぁぁ!んぁぁぁ!すごい、感じる、かんじるよぉぉ!!だめ!このままじゃイッちゃう!あぁぁん!イく、イッちゃうぅぅぅっっ!!」

「っ!?」

 突然、ギュッと抱きしめられ、にこは真姫の胸に口を付けたまま顔が埋まる。

「あぁぁっぁぁっぁぁぁっぁぁっ!!」

 真姫の身体が何度か仰け反り、その度ににこを抱きしめる腕に力が入る。

 やがて少しずつ腕の力が弱まり、ようやくにこは真姫の身体から離れることができた。

「ぷはぁ!……真姫ちゃん、苦しかったわよ!」

「だ、だってしょうがないじゃない!にこちゃんが、イかすんだもん」

「そ、そうだけど……」

 それ以上は、何も言えなかった。

 真姫の顔は赤く、息がすごく乱れていた。

 自分の愛撫でイクほど感じてくれた事が嬉しい。

「真姫ちゃん、もっと、チョコほしい……」

「もっと、って。どこ、舐めるの?」

「そうね。四つん這いになって」

「え?そ、それは」

 だが、言葉では拒もうとも、身体はゆっくりと動き出し、白く艶のあるお尻をにこへと向けた。

「ふふ、真姫ちゃんのお尻、かわいい」

「そ、そんなに撫でないで……」

「あと、ここも」

「ひゃぁ!」

 にこは指先でそっと、お尻の間にある小さな穴に触れる。

「ま、待ってぇ!そ、お、お尻の穴ぁ!いや!やぁぁん!」

「でも真姫ちゃん、お尻の穴好きでしょ?」

「す、好きじゃないわよぉ!」

「この間、お尻の穴弄られてイッたのに?」

「あ、あれはぁ!」

「ねぇ、ほんとに気持ちよくないの?」

「ひゃぁぁぁぁ!いやぁぁぁl!ああぁぁぁぁん!!」

 くいくい、と、お尻の穴を回すように押し当てる。

「だ、だめぇ!あぁぁぁっぁんっ!!」

「真姫ちゃん、舐めて、いい?」

「だ、だめー!き、汚いからぁ!」

「真姫ちゃんのなら、汚くないわよ」

「そ、そんなことない!っltえ、チョコ、垂らさないでぇ!」

 真姫の制止も聞かず、にこはお尻へチョコを付け、お尻の谷間から穴へと向けて舌を這わした。

「はぁぁぁっぁん!ふぁぁぁぁ!!いや、だめぇぇぇ!あんっ!んんんっぅ!はぁっ!はげ、んんんっっっっ!あぁぁぁん!舌、おくに、あぁぁっ、だめぇぇぇっ!!」

 知りの肉を吸い付くようについばみ、穴の周りに舌を這わせ、真姫の喘ぎ声を聞くほどににこは興奮し、舌の先を穴の入り口へとやった。

「まきちゃん、やっぱり、お尻の穴、好きじゃない」

「もぅ!にこちゃんのばかぁ!」

「なによ、ばかって。こんなに濡れてるくせに」

 むすっとした顔で、少し強引に真姫の秘部の中に指を挿れる。

「あぁぁん!そ、いきなり、だめぇぇ!!」

 挿れた指を中で捻るように、ピストン運動をする。

「ほら、真姫ちゃん、どんな音してる?」

「いやぁ!そん、はずかしいこと」

「言って」

「んんっ!はぁ、はぁぁ!んぁぁぁ!くちゅ、くちゅして、あぁ、もぅ、ぐちょぐちょ、してるぅ」

「もっと、してほしい?」

「あぁぁぁん!にこ、ちゃぁぁん!はぁ、はぁ。もっと、もっとぉ」

「うん、もっと、激しくする」

 にこは挿れる指をもう一本加え、手首に力を入れて、先程以上の激しい動きをする。

「あぁぁぁぁぁっぁぁっ!!すごぉ、あぁぁぁぁん!ひゃぁぁぁ!んぁぁぁぁっぁぁぁぁっ!!」

 にこの激しさに身体が痺れる。上半身は既に力が入らなくなっており、両腕の上に頭を乗せる姿勢になり。腰ももう限界に近くて、膝が震える。

「だめ!イク!イッちゃう!あぁぁぁぁっ!!」

 再び絶頂を迎え、腰が激しく浮いて。

 程なく、にこの指が入っている隙間から、愛液が勢い良く溢れ出す。

「はぁ、はぁ……」

「真姫ちゃん、すごく感じたわね。すごい、今日は、潮、吹いた」

「はぁはぁ。うん、にこちゃんの指、すごく、濡れてるわね」

「うん」

 愛液が付いた自分の指をぺろっと舐め、艶やかな目で真姫を見る。

「ちょ、ちょっと、そんな。き、きたない、わよ」

「いいじゃない。いつも真姫ちゃんのここ舐めてるんだし、真姫ちゃんもにこの舐めるじゃない」

「そ、そうだけど……」

 イッたばかりでそんな艶めかしい行為を見せられたら、さすがに恥ずかしい。

「それはそうと」

 ようやく身体の力が戻り、ゆっくりと起こす。

「にこちゃん、私も食べていいわよね?」

「へ?家で食べるんじゃなかったの?」

「違うわよ」

 すっと近づき、にこの唇に自分のを重ねる。

「さっき私にしたように、私も、にこちゃんを食べたい」

「……」

 顔を赤らめ、けどどこか期待混じりの表情で、小さく頷いた。

 

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