優しき修羅 #13 |
麗羽を滅ぼしてから華琳たちはそれから後北方の異民族を討伐し中原を制覇一年かけて北方の地方を平定した
その間に南方では劉備が蜀入りし、孫策が袁紹が討たれたことをきっかけに袁術を攻めて江東の地を手に入れた
一刀「北方の治安はだいぶ良くなったな これで南方に目を向けることになるんだが…(こんこん) 空いてますよ〜」
華琳「一刀 今から軍議をおこなうから一緒に来て頂戴」
一刀「分かった …… じゃ行こうか」
………
華琳「全員集まったわね それじゃ始めましょうか まずは蜀と孫呉にたいすることね」
桂花「はい 今のところ両国とも治安は以前とは比べ物にならないほどよくなっており強国といっても過言ではないでしょう」
詠「それに馬騰たちからの報告によると最近漢中付近で蜀の兵たちを目撃したとのことです」
華琳「なるほどね 馬騰が私たちに対して嘘なんて言うわけないでしょうし本当だとしたら蜀は私たちへの攻撃を計画してるとみて間違いないでしょう」
一刀「一先ず漢中には誰かを派遣して様子見するしかないだろうな 攻められてもいいようにそれなりの将軍がいいな」
華琳「そうね…孫呉の孫策は一刀が一応にらみを利かせているけど蜀まで手を回させるわけにはいかないしね」
一刀「あぁ… 今のところ孫呉は動きなんてないが少し不穏な空気はながれていると俺の忍びはいってるしな」
華琳「蜀への派遣は…秋蘭 大丈夫かしら?」
秋蘭「はい 私でよければいくらでも」
一刀「一応報告すると劉備は蜀にはいるときに弓神こうげいといわれている黄忠、喧嘩屋厳顔、その弟子の魏延ってやつが仲間になったらしいから秋蘭気を付けてな」
秋蘭「あぁ 分かった ありがとう 一刀」
華琳「それじゃ流琉を副官としてつけて漢中へと向かって頂戴 流琉もいいわね?」
流琉「はい! 秋蘭様 よろしくお願いします」
そうして秋蘭は流琉をつれて漢中へと向かっていった。
翌日一刀は一人で庭園で考え事をしていた
一刀「それにしても蜀がいきなりこんな策を展開するとはな… まぁおそらく諸葛亮当たりの策だと思うけどな…」
そう言いながら一刀はそのまま昼飯に行こうとしたとき
一刀(少し待てよ…? 蜀の黄忠、魏の夏侯淵…漢中…まさか!?)
そう一刀が考えたとき突然激しい痛みがきて途端に一刀はうずくまりだした
一刀(くそっ…このままじゃ秋蘭が…くそが)
そう思っていると一刀は頭の痛みのせいで気を失ってしまった
…「……と!…ずと! かずと!」
一刀(誰かが呼んでいる 誰だ?)
そう思って一刀は目を覚ますと
華琳「一刀…よかった あなたなぜか庭園で倒れていて恋が見つけてくれたのよ!?」
一刀「そうか 恋が… そういえば恋が見つけてからどれくらいたったんだ?」
華琳「3時間よ それにしても一刀 どうしてあんなところに倒れていたの?」
一刀「そうだ! 華琳 今すぐ俺を秋蘭のところへ行かせてくれ! このままじゃ秋蘭が!秋蘭が!」
一刀は涙ながらに懇願し始めた
華琳「ちょ、ちょっと落ち着きなさい 一体どうしたの? 秋蘭に何かあるの?」
一刀「俺の世界では秋蘭いや夏侯淵は漢中の定軍山で討たれてしまうんだ だから誰かが助けに行かないといけないんだ!」
華琳「分かったわ 一刀馬小屋に最近かった暴れ馬がいるわ 足ははやいけど暴れて手に負えないけどあなたになら懐くかもしれないから連れてって頂戴」
一刀「分かった すまないが俺が向かっている間誰かほかの者に俺の代わりをさせてくれ」
華琳「それは私がやっておくわ ……秋蘭を頼むわね」
一刀「あぁ すぐに向かう」
そういって一刀は急ぎ武器を持って馬小屋にいる暴れ馬を覇気によって落ち着かせそのまま乗りすぐさま漢中へと走っていった
一刀が漢中へ向かって走り始めた頃
秋蘭「来たはいいものの街の者たちに聞いても最近はそんなことはないみたいだな」
流琉「そうですね 一先ず森の奥にも確か村はあったのでそこでも情報を聞いてみますか?秋蘭様」
秋蘭「そうだな あそこは森だからもしかしたら蜀の兵などを確認しているかもしれないしな」
そういって秋蘭と流琉は50名ほどの兵を引き連れて森の中にある村へと向かっていった。
………
秋蘭「聞いたはいいものの最近はほとんど見かけることは少なくなったか…取りあえず偵察は終わらせて元居た街に戻ろうか」
流琉「そうですね」
そういって秋蘭と流琉は最初にいた街へと戻るために森の中に入ったとき
秋蘭「それにしても黄忠に会えると思っていたがいささか希望をもちすぎたか…」
流琉「そんなこと言わないでください 秋蘭様 今回のは一応偵察って名目…」
秋蘭と流琉が話しているといきなり流琉の右腕に矢が刺さった
秋蘭「流琉! 敵襲か… 総員散開しながら敵に備えろ!」
秋蘭が指示すると兵たちは秋蘭と流琉を囲むように散開し敵に備え始めた
秋蘭「流琉 大丈夫か しっかりしろ!」
流琉「大丈夫です 秋蘭様 幸いそこまでけがはひどくありません」
秋蘭「そうか よかった 一先ず「ぐああああああああ」っく敵が攻撃し始めたか」
兵士「夏侯淵将軍 ひとまず撤退をここは我らが抑えますので!」
秋蘭「すまない! 後は頼むぞ!」
そういって秋蘭は流琉を担いで樹の陰に隠れながら残りの兵士が待つ街へとむかっていったが
秋蘭「……囲まれたみたいだな」
流琉「秋蘭様 私を置いて逃げてください このままじゃ二人とも…」
秋蘭「心配するな 私に任せておけ・・・・・そこか!」
そういって秋蘭は矢を樹へと放ち上にいたものを落とした
…「あらあら 見つかってしまうなんてね あなたは夏侯淵かしら?」
秋蘭「そういう自分は誰なんだ? まぁ一人しか思い当たらないがな 黄忠」
黄忠「あら あなたほどの人物に知られているとは」
秋蘭「貴様ほどの弓の腕の持ち主が知られてないと思っているのか?」
黄忠「褒め言葉として受け取っておきましょうか でも私だけだと思っているとは…」
秋蘭「なに!?「秋蘭様!」ぐっ」
厳顔「おいおい 紫苑 お前が言ったから気づかれてしまったではないか」
紫苑「それでも少々あなたならあてれたでしょう?」
秋蘭「っく 黄忠とこっちは厳顔か… 厄介な」
厳顔「ほう 儂のことも知っているとはな これはこれは」
紫苑「さて桔梗 そろそろ終わりにしましょうか このまま返すわけにもいかないですし」
桔梗「そうだな さて覚悟してもらおうか」
秋蘭「っく「秋蘭様」流琉 私はここまでのようだ お前だけでも逃げろ!」
紫苑「逃がすと思っているのですか?」
そういって紫苑が秋蘭に対して矢を放った瞬間
「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおん」
という轟音とともに木々か一気に倒れ始めた
紫苑「な、 一体何が起こっているの!?」
桔梗「分からん ただただ事ではないことは確かだ」
そう紫苑と桔梗がいっていると轟音の正体であるものがあらわれた
秋蘭、流琉「一刀!(兄様)」
一刀「間に合ったか 無事か 秋蘭 流琉 ……」
一刀はすぐに秋蘭と流琉を見たが二人がけがをしているのを見て言葉を失った
一刀「誰がやった… 貴様らか 俺の大切な仲間に傷つけたのは」
そういった瞬間一刀から恋の時以上の殺気と覇気があふれだし見る見るうちに武器が断絶へと変わっていった
一刀「貴様ら許さんぞ 生きて帰れると思うなよ」
そういって一刀は馬から降りて紫苑と桔梗に相対した
紫苑(この人が修羅:北郷一刀なの なんて殺気・・・このままじゃ)
桔梗「紫苑お前は引け! ここは儂に任せろ!」
紫苑「そ、そんな 桔梗あなた一人で倒せる相手ではないわ ここは協力して「協力してでも倒せると思っているのか!」で、でも」
桔梗「紫苑お前には璃々がいるだろう! こんなところで死んでどうするつもりじゃ!」
紫苑「・・・桔梗 戻ったら一緒に酒でも飲みましょう」
桔梗「おう お前のおごりでな」
そういって紫苑はそのまま急ぎ撤退しだした
一刀「話は済んだか? まぁお前もあいつも死ぬことには変わりはないがな」
桔梗「ほざけ小僧が!」
そういうち桔梗は豪天砲で一刀に対して攻撃を始めたが一刀は飛んでくる砲弾をいともたやすく切り裂きだした
桔梗(っく このままではただ弾切れになるだけだ)
一刀「考え事ですか? じゃさっさと逝け」
そういった瞬間一刀は氣を足に集中爆発させ桔梗との間合いと一瞬に着けて首に対して断絶を斬りつけようとしたその瞬間
秋蘭「まて!一刀そこまでだ!」
一刀「・・・・・秋蘭?」
秋蘭「そこまでにしてくれ… その者たちとは私がもう一度戦ってそして倒して見せる だから生かしてやってくれ」
一刀「分かった 秋蘭に命を任せるよ じゃぁな厳顔 命拾いしたな」
そう言って一刀は断絶を元の姿双頭牙狼に戻し秋蘭と流琉を馬に乗せてそのまま帰っていった。
桔梗(敵に助けられたのか… ふふふ 儂も衰えたものだな)
桔梗はそう思ってそのまま蜀へ向かう道を戻っていった
はづきです 今回は歴史の改変をおこなって秋蘭と流琉を助けました
敵でもある紫苑と桔梗ですがやっぱし殺すには忍びないと思ってこういった展開をとってみました
さてもうすぐこの話も終了にしようと思いますが次回作も一応は考えておりますので
では次の話までお待ちください
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はづきです これからは作品ができ次第上げていこうと思います | ||
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次回作!?楽しみです!(雪月花) | ||
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