真†恋姫無双 天からの御遣い 2話目 |
第二話「天からの御遣い」
陳留-
・・・「流れ星?こんな昼間なのに、不吉ね」
・・・「華琳様、どうかなさいましたか」
華琳「今流れ星が見えたのよ 昼間だったから何か不吉と思ってね」
・・・「左様でしたか、ひとまず様子を見て捜索を見送りますか?」
華琳「いえ 必要ないわ、とらえ方は人それぞれよ 総員貴重な遺産を盗んだ無知なるものを追うわよ」
・・・「総員騎乗、騎乗!」
幽州-
・・・「あれ? こんな昼間に流れ星?」
・・・「桃香様 どうかなさいましたか?」
桃香「愛紗ちゃん、今ね流れ星が見えたの」
愛紗「流れ星?桃香様 それはあの予言のことなのでは?」
桃香{予言?」
愛紗「占い師の管路が「天よりの御遣い天からの星に乗りこの世にその武と智をもって泰平へと導かん」という予言が出回っているのです」
桃香「そんな予言があるんだね、もしかしてその御遣いさん私たちに力を貸してくれるかもしれないよ?」
愛紗「そんな、危険すぎます」
桃香「大丈夫だよ 天よりの御遣いっていうんだから優しい人に決まってるよ」
・・・「にゃ〜 お姉ちゃん 探すにしてもその人どこに居るんだにゃ?」
桃香「あ・・・」
江夏・・・
・・・「はぁ・・・最近退屈だな、祭、何か面白いことってないのか?」
祭「そういわれましても・・・そういえば最近巷である噂が広まっていますな」
・・・「へぇ〜・・・その噂って何なんだ?」
祭「占い師の管路の予言で「天よりの御遣い天からの星に乗りこの世に武と智をもって泰平へと導かん」というものです」
・・・「なんだ?その胡散臭い予言は」
祭「されど今の世が荒れているのは事実 民たちもその予言を信じるのも無理ないかと」
・・・「そうだな・・・む 流れ星か・・・はっ「天からの星に乗り」ってまさか」
祭「堅殿 いかがなされますか?」
孫堅「おもしろそうじゃないか 偵察を出して調べさせよ」
一華が乗ってきた流れ星はちょうど浅い水辺に落ちた
一華「うっぷ 水!? ・・・ぷはぁ ってここ・・・どこ?」
一華は今の自分の現状がよく分かっていなかった なぜならなぜ自分が水の中にいてそしてなぜ森の中にいるのか分からないからだ
そう考えていると一華と同じくらいの大きな虎がこちらへと歩いてきた
一華「と、虎!? と、とりあえず何か身を守るもの・・・」
と一華が何かを探しているとそばに村正が落ちているのを見つけてそれを取ろうとした瞬間
虎「ガオ」
虎は一華が立ち上がろうとした瞬間一華を押し倒してそのまま
一華「うわ 何なんだ!? こら くすぐったいって」
一華の顔を舐め始めた
虎「ガオ」
虎が鳴くと後ろから大虎の子供たちが出てきて一華のほうにお腹を向け始めた
一華「うわー 可愛いなぁ 撫でろってことなのかな・・・?」
一華は子供の一匹を撫で始めるとその子は目を細めて気持ちよさそうにしていたが
一華「いてっ・・・ あれ痛くない?」
もう一匹の虎は一華を甘噛みして「僕も撫でて」というようにお腹を向けた
一華「ごめんね よしよし」
大虎は一華が自分の子供を撫でているのを見て一華を囲むように寝そべり始めた
数分間一華は撫でていると子供たちはすやすやと寝始め一華は一旦撫でるのをやめたとき大虎は一華の背中を鼻でつついて背中のほうへむけた
一華「乗るの? ありがとね」
一華は子供を抱きかかえ大虎の指示通り背中に乗ると大虎はそのまま山道を歩いて行った
数十分ほど大虎の背中に乗っていると前の方に開けた場所が見えてきた
一華「あ 抜けた」
一華は大虎の背中を降りて走って開けた場所にでると目の前には小さい村が見えていた しかしそこは焼けたような跡があった村だった
一華「うっぷ 何なのこの生臭い臭いは・・・」
一華は虎の子供たちを一旦地面に優しく置いて下の村へと歩いて行った
一華「・・・・・・ひどい どうしてこんなことに」
一華がみたのは住民がすでに全滅して火を放たれた後の死骸の山だった
一華「一先ずここがどこなのか分からないと でもここって日本なのかな?」
一華が独り言を話していると目の前から数十人の男たちが歩いてきた
男1「おや まだ生き残りが居たのか? どうしやす? 頭」
頭「そんなの決まってんだろ 殺して身ぐるみ全部売るだけさ さてと小僧 こんなところに鉢合わせた自分を恨むんだな」
そういって頭は剣を抜いて一華の方へと歩いて行った
一華(な、何なの? この人たち 頭に黄色い布・・・ 今では珍しい剣なんかを使ってる・・・ これってまさか)
一華が色々と試行錯誤していると頭は一華に剣が届く距離まで近づいてきていた
頭「そんじゃぁまぁ死ねや」
頭は剣を振り下ろそうとしたその瞬間
虎「ガオ」
大虎が頭の腕にかみつきそのまま腕を引き千切ったのだ
頭「ひいいいいいいいいいいいいいいいい 虎!? て、てめぇらまずこの虎を殺せ!」
頭はなくなった腕からの血を流しながら部下たちに指示をだして虎を殺そうとしたが大虎は一華の目の前にたってまるで我が子を守るかのような態勢になった
すると男たちはそれを目にしたのか虎の恐怖からなのか我先にと逃げ始めた
頭「お、おいてめぇら逃げるな ひいいいいいいいいいいい」
頭が叫んでいると大虎が頭に近づいてそのまま頭を噛もうとしたとき、
一華「やめて そこまででいいよ あとは僕がやるから」
と一華は大虎の背中を撫で、大虎は落ち着きを取り戻し一華の後ろに控えるように座り込んだ
一華「・・・さておじさん もういいよね こんだけ人を殺したんだから自分も殺されることも分かってたよね(ヒュン」
頭「え?」
一華は言葉をいった瞬間村正を抜き放ち頭の頭と体を別れさせたのだった
一華「・・・・・・うぇぇぇ」
一華はそのまま人を殺したという罪悪感にさいなまれたのか吐き出し気絶してしまった
あれから何時間たったんだろうか 一華が吐いてそのまま気絶してから相当な時間がたったとき
「ぺろぺろ」
虎の子供たちが一華の顔を舐めて一華はそれのおかげで目を覚ました
一華「うぅん 僕どれくらい気を失ったんだろ・・・」
そういって一華は周囲を見渡すと一華の足元には骸となった男がいた
一華「そっか 僕が殺したんだね・・・」
一華は自分がしたことを確認するとそのまま立ち上がったが大虎が一華の背中をつついて再度乗るように催促した
一華「ありがとう 虎さん そういえば名前がわかんないね・・・う〜ん どうしたらいいんだろ」
一華が考え出すこととは真逆に大虎は一華に再度乗るように催促した
一華「あ そうだね 乗りながらでも考えれるもんね」
一華はそういって子供を抱きかかえ虎の背中に乗りそのまま考え始めた 虎も考える一華を乗せてそのまま歩き出した
一華「・・・う〜ん 虎・・・虎・・・ あ この模様なんか炎にみえるね・・・ そうだ 炎虎って名前にしよう いいかな炎虎さん」
一華は大虎のことを炎虎とよぶよ虎は「ガオ」と鳴きそのまま一華を乗せて歩いて行った。
はづきです 2話目ですが新キャラを出してみました
孫堅さんですね ここでなのですが皆様に孫堅の真名を募集したいと思います
一個も出なければ自分で適当に決めたいと思います
では次回作までお待ちください
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はづきです 投稿が遅れてしまい申し訳ありません | ||
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1854 | 1666 | 6 |
コメント | ||
候補としては「煌蓮(ふぁんれん)・橙蓮(とうれん)・蓮彪(れんひょう)・蓮e(れんしゅう)」かな〜?(劉邦柾棟) 孫家の人だから、やはり蓮はついた方が良いですよね(炎梨) 劉邦柾棟さん<コメントありがとうございます みなさんの案でよいのがあれば採用していきたいですね(はづき) 敢えて、文台さんの真名を「炎蓮」ではない物にするとは・・・・・良いですね!(劉邦柾棟) |
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