真・恋姫†無双 〜彼の見つめる先に何があるか〜 vol.16 |
前書き〜
おはこんばんわ『朝日の男』です
この度、皆様のおかげで16回目の【真・恋姫†無双】の二次創作を書けました。
文法おかしい所や時系列がおかしいところ(三国志 年表 で調べた程度)があると思いますが、軽い気持ちで読んでください
今回も台詞が多くて読みにくいかも
台本形式でいきま〜す
見事に策に嵌った【北】
降伏をするがただじゃあ降伏しないのが身上
相手に付け入る隙を与えさせないためボスがじきじきに交渉の場に赴いた
周りから武力的な圧力を感じながら、交渉用に張られた天幕の中に入る
劉備「始めまして、私の名前はご存知かと思いますが劉備といいます。まずは今回の武力行使で協力を持ちかけたことを謝らさせて下さい。」
ボス「今回はずいぶんと酷いやり方をしますね。これが平和を唱える【蜀】のやり方ですかな?」
劉備「グッ、ででも、平和にするには言葉で唱えるだけじゃ駄目だって判ったんです!だから心苦しいけど今回のことを・・・」
ボス「それはいい。ただ、純粋に質問させてくれ。俺は最初、張飛に[お金さえ払えば協力する]と言ったのになぜ払わずにこういうことをしたんだ?」
劉備「そ、それはうちの財源が苦しくて・・・」
ボス「ほう?確か【蜀】にはいい〜鉄が取れる鉱山があると聞きましたが?」
劉備「!」
ボス「その山での採掘権利をまるまる我々に譲るというなら協力できるかもしれない。」
劉備「そ、そんな!なんであなた達はそこまでお金に固執するんですか?」
ボス「愚問だね。戦に出てもし家族を持つものが死んだら何が残る?それはお金だ。お金があれば生活ができる。うちでは、毎回 給金から一部を引きそれを国で貯金・管理している。そして、そいつが戦で死ぬ又は兵士を辞めるときに本人か遺族に返して当面の生活ができるようにしているんだ。それに先立つものが無いとやる気が出ないというのもあるな。」
劉備「・・・わかりました。少しみんなと話し合って決めたいのでそれまで待ってもらえますか?」
ボス「いくらでも待つ。しかし、あくまで協力できるかもしれないだからな。うちでは傭兵依頼が来た時は希望者のみ参加させているから。」
そういい残すと天幕を出て華佗たちが待つ天幕までゆっくり『車輪付き椅子』を動かす
するとふいに動きが軽くなった
自分に気づかれることなく背後を取れる人間は限られている
首をひねり後ろを見ると孫策が居た
孫策「こうして顔を合わせるのは始めてよね?呉の王をしている孫策よ。袁術のときはありがとう。」
ボス「北刃だ。依頼があったから動いたまでだ。それに支払いもよかったしな。」
それから2人は天幕につくまでの間、密談のようにコソコソと話した
実を言うと、今回の戦は呉も乗り気じゃなかったがなにか自分の中の【勘】が参加をさせたらしい
【蜀】との交渉から2日後
蜀の使者がある書状を持ってきた
内容は『我が蜀内にある鉱山の採掘権利を永年約束する。』とあった
あらかじめ『み組』にその鉱山のことは調べさせておいたので生産率もわかる
それらを計算し何人が傭兵として参加可能かを出し【北】内で傭兵の募集をかけた
するとやはり、定員割れを起こすほど参加希望者が出た
ボス「ほらなこれが現実だ。」
劉備「はい・・・。それじゃあ今回の戦の協力を改めてお願いします。」
ボス「依頼金がでればちゃんと働くさ。まぁ、みてな。それと、董卓は?挨拶がしたい。」
劉備「月ちゃんですか?月ちゃんは今回はお留守番です。私達がいない間、国の内政をしてもらっています。」
ボス「あながち頭がお花畑じゃないみたいだな。」
劉備「???」
チビ(十分お花畑みたいでやんすけどね。)
蜀軍1「報告します!ここより50里のところに砂煙あり、【魏】の軍だと思われます!」
劉備「そ、そんな。朱里ちゃんの予想よりも早い。」
ボス「さぁ、大将。1つ開始の挨拶をしてもらおうか?おい、チビ。全軍を整列させな。大将からありがた〜いお言葉が聞けるぞと、つたえてな。」
チビ「合点でやんす!」
2時間ほどで綺麗に整列された3ヶ国の軍
それらの前方 中心に位置する場所に立ち台が置かれ劉備がその上に乗った
その姿はまるで生まれたての小鹿のようにプルプルと震えている
彼女の演説が始まった
それは甘い理想が大半を占めていたものだったが、後半はしっかり現実味を帯びたものを語っていて少し改善が見られた
これだけでも追加点だろう
3ヶ国の軍が進行しついに【魏】とぶつかった
華琳「さ〜て劉備はどんな策で私達を押さえ込むつもりかしら?」
桂花「ご安心ください、華琳様。例えいかなる策で攻撃されようとも柔軟に考えてすばやく対処して見せます!」
華琳「あら、頼もしいわね。」
魏軍1「報告します!前方に【蜀】【呉】【北】の旗を持った軍を確認しました!」
一刀「北刃さんのところも一緒か・・・。真桜、あの装置の準備を。」
真桜「わかったたで!」
沙和「隊長〜、こっちの兵の準備はおわったの〜。」
凪「こちらも準備完了しました。」
一刀「華琳、こっちの準備は済んだぞ。戦開始の号令を頼むよ。」
華琳「そう、わかったわ。聞け!魏の勇士たちよ!!これより我らは劉備率いる蜀へ侵攻する。超えるべきものは厳しく激戦となるだろう!だが我らはいくつもの戦に勝利し続けた!皆はそれらを潜り抜けた勇士である、慢心も油断してはならぬ。けれど、恐れを抱くことも無い!この疲弊しきった大陸を救えるのは孫策でも理想を唱えるだけの劉備でもない。この我らが曹魏 一国のみ!今こそすべてを飲み込み我らが大陸の守護者になるのだ!」
華琳の号令がかかり戦が始まった
その少し前【北】の天幕ではある男の叫び声とまばゆい光がこぼれる
そう、ボスがとっておいた華佗の『とっておき』を使ったのだ
ボスは減っていく氣を一時的に生産し続けるように鍼を打ってもらった
これは消えかけの火が消える瞬間、激しく燃える時を続くようにした物と認識していただければわかりやすい
ボス「あぁ、いい気分だ。生まれ変わったみたいな新鮮な感じだ。」
華佗「最初に言っとくがあくまで一時的だぞ。無理をしなければその治療は続くが、無理をしたらどんどん氣が減り最終的にはお陀仏だ。」
ボス「分かった。コホン、みんな聞いてくれ、今回の一件は俺の考えが浅はかでみんなを無償で働かせるところだった。今後はこうならないように気をつけていく。どうかみんなこれからも俺を支えてくれるか?」
北軍`S「『勿論です!』」
ボス「ありがとう!この戦が終わったら宴をしようと思う。デクたち『し組』に頼んで国に残っているみんなから食料を分けてもらっている、それに俺の秘蔵酒も開けよう!」
北軍`S「『うぉぉぉ!やる気出てきた!』」
ボス「全軍出撃!」
蜀・呉・北 vs 魏
数で言えば3ヶ国のほうが有利であるが、行き当たりばったりの連合のため息が合わず苦戦している
一方で魏のほうはしっかりと指示も行き届き、真桜の作った『投石機』が活躍し次々と兵力をそいできた
このままではまずいということで【北】も多いそぎで新兵器を投入する事に決定
その名も・・・
ガシャン ガシャ
魏軍1「うわ!何だあれは、化け物だ!」
魏軍5「潰されるぞ!退け退け!」
真「はっはは!娘ばかり良い思いはさせんぞ!これこそ新兵器((木歯車|ウッドギア))や!蒸気の力と義柔が生産する氣で動く最新のカラクリやで!」
魏side〜
桂花「なによあれは?!全身役立たず男!あれは何なのか説明しなさい!」
一刀「・・・メタルギア。」ボソ
桂花「はぁ?めたるぎあ?」
一刀「俺が居た世界で架空で遊ぶ遊具があるんだよ。それに出てくる最終的な悪の親玉が使うカラクリだよ。でもなんでそれがここに?」
・
春蘭「えぇい、構わん。矢をありったけ打ち込め!」
秋蘭「姉者、矢の無駄になりそうだから止めておこう。」
春蘭「なぜだ秋蘭!」
秋蘭「打ったところであの変なものは倒せやしないよ。少し頭を使ってだな・・・」
春蘭「頭をか・・・よし全軍あの変なものに頭突き開始!」
秋蘭「姉者・・・そういう意味じゃなくてだな。」
真が作った木歯車の破壊劇は凄かったが長くは続かなかった
桂花が木歯車の対策を考えていた時、春蘭の猪張りの猛攻撃が足の部分に辺り横転
それにより再起不能となってしまった
真「くそ〜、義柔だいじょうぶか?」
義柔「はっきり言おう、先の氣を放出する作業の所為でほとんど動けない!」ドーン
真「威張っていうことかいな!」ビシ
戦いが続き14日目の朝
魏の大使が蜀にとんでもないことを伝えに来た
それは
『このまま戦いが続けば両者とも兵は疲弊し第三者に付け入る隙を与えることになる。ここは一騎打ちで勝負をつけましょう。魏からは私、曹孟徳が出るわ。』
これに対し蜀からは関羽が出ようとしたがボスが待ったをかける
ボス「それは相手側に失礼なことになる。魏には曹操よりも強い夏侯惇がいるのに差し出さなかった。これは王同士の拳で語れという奴だな。」
元より形は違えど大陸に平和を夢見てお互いにここまできた
曹操は劉備の覚悟を見たかったのかもしれない
力量差がかなりあるはずなのに劉備と曹操の戦いはとても長かった
そして曹操は劉備の覚悟を聞いたのか攻撃を止めた
華琳「劉備に孫策。」
劉備「・・・はい。」
孫策「・・・私も?」
華琳「2人とも私に仕えてこの大陸を立て直す力を貸しなさい。」
劉備・孫策『「え?」』
ボス「・・・」
華琳「各自、各々が治めていた土地を預けるわ。そこを見事に発展させ我が【魏】よりも素晴らしい国を作って御覧なさい。」
ボス「それは彼女達の国は魏の属領になれということか?」
華琳「さぁ?形式は問わないわ。この2人が大陸の平和を乱さない限り私は干渉しないわ。」
ボス「フッ、実にあなたらしい考えだな。どうするおふた方?」
孫策「平和と自由が与えられるのなら矛を収めるわ。戦う必要も無いしね。でももし、裏切ったら?」
華琳「その時は私の見る目が無かっただけのこと。しかし、全力でやり返すわ。」
孫策「フフフ、怖いわね。劉備、あなたはどうするの?」
劉備「・・・曹操さん、私がここで負けを認めればみんなが笑って過ごせる国を作ってくれますか?」
華琳「私が願うのは、大陸全土の民の平穏と幸福。それがあなたの望む国の姿と同じなら、その願いは叶うでしょう。」
劉備「わかりました・・・私達の負けです。」
ボス「うちの国はどうすればいい?」
華琳「そうね・・・私達の『楔役』にでもなってもらいましょうか。」
ボス「またなんともめんどくさい役を・・・わかった、楔役になろう。だが、貰うもんはもらうぞ?」
華琳「いいわよ。多分、永久に無いから。それと、今回の戦で傷ついた兵士達の治療をしたいの。あなたの領地が一番近いから、城をかしてちょうだい。」
ボス「いいよ。【い組】に連絡しておこう。」
こうして長きに渡る【魏】【蜀】【呉】の戦いは幕を閉じた
to be continued ?
後書き〜
やっとここまでかけました
現実の仕事が忙しすぎてなかなかかけなかったな〜
あと2話で終わらせる予定です!
どうか最後まで見てってください
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mokiti1976-2010さん コメントありがとうございます! そうですね、量産できたらかなりヤバイことに ガクブル(朝日の男) 未奈兎さん コメント&誤字報告ありがとうございます! 終わりまであと少しなので気長に待ってくださいw(朝日の男) 木歯車が蒸気オンリーで動けば、量産化して最強の軍が出来そうですね。(mokiti1976-2010) 後誤字報告です、【勘】が【感】に、董卓が童卓になってます(未奈兎) 一応、やることはやったのか劉備、だが蒸気でからくり作るとか何というオーバーテクノロジーをw(未奈兎) |
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