真・恋姫の軌跡 白隼の守り人 第二話
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ヴェル「こんな所で奇遇だなクロスナー」

 

アガット「ずいぶん早い再開だな、お前らもルーアンか?」

 

ヴェル「そう言うことだ、っでこの二人があのおっさんの子供だ」

 

ヨシュア「僕は養子ですが」

 

アガット「ふ〜ん・・・・・なるほど娘はオッサン似か、色気の欠片もありゃしねぇ」

 

エステル「あんですってぇえええええええ!?」

 

 

 

次に向かう都市ルーアンに続く峠にある、関所。リベール王国軍の行為で夜の山道は危険だと言うので空いている部屋で一晩泊まらせてもらい食事も頂いた。さて寝ようかと言う所で軍人に連れられたクロスナーがやって来て同室で一晩開ける事に成った

 

 

 

ヴェル「そっちの(おっさんの)仕事はどんな感じだ?」

 

アガット「ダメだ、妙に鼻が利くのか直ぐに感づかれて逃げられちまう、罠も張ったが(待ち伏せして奇襲)まるで役に立たん(逃げられた)」

 

ヴェル「面倒な魔獣(黒頭巾)もいるもんだ」

 

アガット「ああ、お前の方(仕事)は?」

 

ヴェル「普通にやっている分には何ら問題は無いんだが。彼方此方(国中)で煙(良くない空気)が立っていて見通しは悪いわ(真犯人が解からない)火元が盛大に燃えてるわで(事件が起きて)火消し(事件解決)が大変だ」

 

アガット「そうか」

 

 

なんて普通に喋っていると、何故かヨシュアとエステルが感心したようにこちらを凝視する。何故だ?

 

その後すぐに眠りに付いたのだったが。眠って直ぐにベットから飛び起きる事に成った

 

 

ヴェル「剣戟に発砲音?クロスナー!」

 

アガット「ボース側だ!」

 

 

寝ぼけているエステルを、起きてすぐ得物を身に付けたヨシュアに任せ俺とクロスナーはボース側の入り口へ駆けだした

 

入り口から外に出ると其処には

 

 

 

ヴェル「犬系魔獣?それも群れが何故此処に?」

 

アガット「解からん、だがこれは自然や偶然じゃぁねぇだろうな。アンタ等手は足りているか?」

 

軍人「問題無い!この程度なら私達で十分だ、何よりアンタ等は客人で私達は此処を守るのが仕事だ。任せて中で休んでてくれ」

 

ヴェル「・・・・・そうもいかなそうだ、クロスナー。ルーアン側にも魔獣の反応、群れ一つ分だ」

 

アガット「チッ!行くぞ」

 

 

 

中に戻ってルーアン側に向かう所に仕度が整ったブライト兄妹が先に入り口の向こう側へ行っている

 

一呼吸程遅れて俺達も外に出るとこちら側を担当していた軍人が一人片膝を付きながらも銃を構えて、彼を庇うようにブライト兄妹が前衛を担当している

 

之なら十分立て直せるな

 

 

ヴェル「オーブメントで回復・援護する。叩き斬れ重剣」

 

アガット「ヘッ、いくぜぇ!」

 

ヴェル「ティアラ、フォルテ」

 

 

軍人を治療し魔獣を大上段から大剣を振り下ろす寸前に火系統オーバルアーツ、フォルテで攻撃力が更に上がった瞬間、刃を持つ鉄塊を振り降ろし魔獣を一刀のもとに両断した

 

 

ヴェル「クロスナー、連携を取らせるな。ブライト兄妹は各個撃破。兵士は回り込もうとするヤツを銃撃、三人を援護しろ。俺は回復と援護に専念する」

 

アガット「オラァッ!」

 

エステル「はぁああああ!」

 

ヨシュア「・・・ッフ!」

 

兵士「目標(魔獣)を狙い撃つ!」

 

ヴェル「それは止めとけ」

 

 

 

五人で連携して対処した御蔭かほんの十数分で片付いた

 

直ぐにルーアン側を担当した兵士は仲間と交代して軍医に身体を看てもらうと後遺症に成るケガは無く一日安静にしていればすぐに復帰可能らしく。犬系魔獣の群れも負い払われ、俺達は安心して眠りに付いた

 

 

 

 

 

 

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翌日夜明け前

 

 

 

アガット「っで?なんであの二人置いて俺と一緒にいる?」

 

ヴェル「二人が居ると話せなかったからな、それにどの道途中で別れる予定だった」

 

 

 

二人に書置きを残して一人静かに出て行こうとしたクロスナーと共に行動している、理由は既に言った通りだ

 

俺は峠を進みながらコッチが手に入れた情報をクロスナーに話した

 

 

 

アガット「あの黒頭巾共が絡んでたのか?」

 

ヴェル「ああ、丁寧に物的証拠を残さずに派手にやらかしてくれやがったよ。あの二人曰く、催眠だか暗示が掛けられた長兄の弟と妹が。ボスと思われる赤頭巾の男と話していたのをあの宿がある水辺で接触していたのを見たらしい」

 

アガット「チッ、お互いあのおっさんに関わると碌な事に成らねぇな」

 

ヴェル「違いない、流から言って恐らくルーアンでも面倒事になるだろうな」

 

アガット「勘弁してほしいぜ、ルーアンには悪役にピッタリの連中が居るから余計に達がわりぃ」

 

ヴェル「レイヴンの連中の事か?前にも寄った時見かけたがあいつ等殆ど準遊撃士一歩手前な感じだったぞ?」

 

アガット「マジか?」

 

 

互いに今までの事とコレから向かうルーアンの情報を互いに交換しつつ近寄って来た魔獣を討伐しつつ歩みを進める。途中にあるマノリアと言う村を経由して海岸沿いの街道を進み無事ルーアンへ辿り着いた

 

街中に水が流れており橋がそこらじゅうに設置されている、もうね?某ポケットなモンスターの水の都な劇場版に近い。しかも南側でいいのかな?そっちとはかなり離れており昔はボートで行き来していたらしいが今は導力式の巨大な跳ね橋があり人も船も行きかう場所に成っている

 

久しぶりにやってきたルーアンの街並みを見ていればいつの間にか遊撃士協会ルーアン支部の前に付いた

 

 

 

キィ・・・カランカラン♪

 

 

丸眼鏡をかけた青年「いらっしゃい・・・・おや?アガットにファーゼくんじゃないな」

 

アガット「ようジャン」

 

ヴェル「君付け止めろエロメガネ」

 

ジャン「エエエッエロくないし!僕はプラトニックなんだよ!」

 

ヴェル「なるほど、むっつりスケベか」

 

ジャン「よろしい、ならばお仕事斡旋だ」

 

ヴェル「あっ、この後来る期待のルーキー二人に付けといて」

 

アガット「はぁ」

 

 

彼はジャン、王都の次の次位に忙しい此処ルーアン支部を預かっている受付さんだ。なお弄ると超面白い

 

 

??「ジャンで遊ぶのはそのくらいにしときな。久しぶりだねアガット、ファーゼはいつ以来かね?」

 

ヴェル「約一年ぶりってとこじゃないですか?カルナさんもお元気そうで、今日はどんな以来をして来たんですか」

 

カルナ「なぁに、カラスの坊やたちを的に射撃訓練を付けてやったくらいさ」

 

アガット「おいファーゼ。俺の古巣が何だって?」

 

ヴェル「前言撤回するわ」

 

 

 

二階から降りて来たのはこれぞ姉さん!って感じのお姉さん、導力銃を扱うガンナーである正遊撃士のカルナさんだ・・・・・レイヴン達はどうやらバカらしいことを仕出かしてカルナさんのお仕置き(マジなヤツ)を頂いたようだ

 

 

 

 

 

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ヴェル「うわぁ〜こりゃヒデェ」

 

 

遊撃士教会を後にして俺はルーアンで何か起こるんじゃないかと調べて見たんだが、出て来たのはロクでも無い真っ黒々な情報ばかりだった

 

ルーアン市長のダルモア、貴族階級が無くなったリベールでは王族を除けば最後の貴族的な存在。その秘書をやっているギルバートとか言う此処に来る途中にある名門校の出なのだがこの二人、真っ黒だったのだ

 

先ずこのダルモアというおっさん、かなりルーアンの金を横領している。原因は他所の国で危険な何かの相場に手を出して大火傷を負った為だ、あの屋敷売り払えば借金・負債なんて返せるだろうに、無くなったとはいえ所詮は貴族か

 

ついでにこの秘書もおっさんの元で働いている所為か元が白かは知らないが今は黒だ。おっさんが計画している高級リゾート建設だか何かその他諸々の裏帳簿と言うか資料というかそう言った事も任されているらしい。全く、だから貴族は嫌いなんだ・・・・・止めよう、考え続けたらエレポニアに挨拶(武力的な)に行きたくなってしまう

 

 

ヴェル「あいつ等が考えそうな事、そしてそれに邪魔な存在は・・・・・・クソがっ!」

 

 

マノリア村からルーアンまでの周囲一帯の地図を取り出してクズ二人の思考と計画を読み取って見て見れば

 

 

ヴェル「孤児院を・・・・・そこまで落ちるのか人は・・・・・・!」

 

 

俺の推測でしかないが、マノリアの近くに高級な旅館なり施設なり建てるとする、だがそこに高級感に相応しくない存在が、物が在るとすれば?アイツ等はそれを躊躇いも無く破壊する気だろう

 

もう一つ、あの手の輩は今俺やアガットが追っている連中もそうだが自分達の手を汚さないように計画する。ではその手足足りえる存在は?バレタとしても無理やりにでも証拠を突きつければ疑いようがない状況を作れるのは

 

 

ヴェル「報告すれば多分感づかれるな、それにただの感だが」

 

 

もしクズ二人とヤツ等を裏から操る俺達の本命が居るとしたら今後身動きが取れない何かを起こしてくるだろう

 

 

ヴェル「ヤヴェ、このままじゃ俺動けない。下手に介入したら黒幕にマークされるし、介入しなかったらしなかったらで後でオッサンがウザい・・・・・・・まぁいいや、とりあえずお約束を済ませて行動開始だ」

 

 

俺の今の状況、木箱

 

 

ヴェル「こちらスネー・・・・・ヴェル・ファーゼ。之より目標に潜入する」

 

 

さてさて何が出て来るかな〜♪ダルモア(クズ貴族)の御宅へ単独潜入任務スタート

 

 

 

 

 

 

 

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ヴェル「・・・・で?なんでアンタが此処にいる?ダルモアの猫に小判なアレはもう盗み終わって無かったか?」

 

 

使用人風の男?「ファハハハハハ!久しいな美を創り出す物よ、また何か作ったら今度は貴公の元へ参じよう」

 

ヴェル「マジで来るな、いや本当に来ないでくださいお願いします、それよりもアンタはまた何か盗むのか?怪盗進士ブルブラン」

 

ブルブラン「此処では確かにちょっとした遊びを終えたので去ろうと思ったのだが、何やら面白いショーが見られそうでな。一観客として此処にいるのだよ」

 

ヴェル「はぁ。面倒事がまた一つ増えた」

 

 

 

この屋敷に昔から使えているのだろう使用人に化けていた怪盗進士ブルブラン、エレポニア帝国で活動している怪盗Bその人だ、某三世の如く予告状をだし必ず盗み出す。貴族だろうが軍が相手だろうが必ず盗み出す愉快犯だ

 

美の解放者?とかなんとか名乗っていたな初めて会った時は変な衣装に仮面を付けたヤツだと思ったが戦闘力も技術もバカみたいに強くて苦戦させられた

 

昔小遣い稼ぎに作った物に目を付けられて依頼時たま顔を合わせたり付きまとわれたりと俺の胃に風穴を開けようとする人間の一人だ。他にも居るのかって?聞くな、胃が痛い

 

屋敷に侵入して必要な証拠を一通り手に入れておさらばしようとした所にコレだ。やはり一定以上のとんでもない相手にはボスが愛用していた紙製じゃなきゃ効果が出ないのだろうか?

 

仕方がないので屋敷で人目に付かない場所で話している。俺は手に入れた資料の整理だ

 

 

ヴェル「まぁお前の相手をしないで済むだけ楽でいいか・・・・・うわ、デュナンって陛下の親類じゃねぇか」

 

ブルブラン「ふむ、アウスレーゼ王家唯一の汚点か、アレは面白い事に成るやもしれんがピエロには劣る」

 

ヴェル「当たり前だ、楽しく笑うのと失笑は別だ。はぁ、契約書や手続きなんかが一切行われる気配が無いだけマシか」

 

ブルブラン「ふふっ、貴公もまた随分と不幸と苦労の体質のレベルが上がっておるな、仔猫(キティ)が居たらさぞ楽しいひと時に成るだろう」

 

ヴェル「誰の所為だ誰の、あの子に今日とこれからの事で俺の事はなるべく話さないでくれよ?冗談抜きで彼女の悪戯(社会的死)は洒落に成らん。勿論お前らの所に居る道化師もだぞ?」

 

ブルブラン「では貴公が先日手に入れたグラン・シャリネの小瓶と貴公が作る肴で手を打とう、ああそれと昨年世に出た七曜ノ四葉は今度美術館から盗ませて頂こう」

 

ヴェル「チックショオオオオオオオオオオ!!!」

 

 

 

 

口止めと情報規制に多大な犠牲を払う事と成った

 

 

 

 

 

 

 

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多くの犠牲を払いながらもなんとかダルモアの屋敷から脱出した俺は、現在進行形であのクソ元貴族の下種野郎が標的にしている孤児院とその周辺を見張っている

 

しらべてみるとこの孤児院、元は夫婦がやっていたそうだが夫は先立ち、奥さんが子供達の面倒を見ているようだ。自分達で作ったのだろういいハーブが育っている、ああいう家を暖かいと言うのだろう

 

監視を続けていた時、何故かブライト兄妹が一人の子供を追い駆けまわしていた。いや何で?ってアレ?あんですって・ブライトの準遊撃士のバッチが・・・・・・・・今度ハーヴェイやクロスナー達ベテランを使って強化合宿に放り込んでやる、何ガキンチョにスられてるわけ?バカなの?バカな子程可愛いっていう法則に従ってバ可愛いの?おっさんとレンハイムに教えてやろう

 

ほかの子供達とヨシュアが二人の鬼ごっこを眺めていると空から白い隼がエステルに空襲し、孤児院から学生服に身を包んだ女生徒がレイピアを構えエステルを睨み警告を発した

 

彼女を見た俺は呼吸が止まった

 

深い藍色の瞳と髪に、ほんのわずかに溢れる育ちの良さ。そしてリベールの国鳥である元気に飛ぶ白隼

 

 

ヴェル「大きくなったな、クローディア。ジークもあんな自由に空を飛べるように成ったんだな」

 

 

ああ、本当にあの子も彼も大きく成ったんだ、強く美しく綺麗だ

 

あの小さかった命が、羽ばたく事をまだ知らなかった翼が

 

 

 

落ち着いた青年の声「会いに行かなくていいのか?お前はまだあそこに行く『資格』がある」

 

ヴェル「バカを言うな、アンタこそ彼に会わなくていいのか?」

 

落ち着いた青年の声「それこそ愚問だ、この身は既に修羅の道を歩むのみ。あそこに行く資格は俺には無い」

 

ヴェル「俺だってそうだ、もし七曜の狗に嗅ぎつけられようもんならいつ外法認定受けて滅せられても不思議じゃないんだからな」

 

落ち着いた青年の声「そんなお前が何故まだ人の器に収まっているのか教えて欲しいモノだ」

 

ヴェル「俺はまだオッサンや聖女さんは勿論だがアンタの域にすら脚を踏み入れてない弱者なんだが?それ嫌味か?」

 

落ち着いた青年の声「・・・・・・・何故お前はこちらに来なかった?レンがさびしがってたぞ?」

 

ヴェル「あの子も如何して俺みたいなやつに懐いたんだが、ヤッパリ御猫様の御心は察せないなぁ。特に仔猫様は自由気ままで、そこがまた愛おしい」

 

落ち着いた青年の声「貴方は・・・・・何故彼女達の誘いを断りあちら側にいるのですか」

 

ヴェル「お前でいいよ。簡単だよ、俺はたとえ人でなくなろうとも。地獄の下層、煉獄の更に底、奈落に落ちる咎人に成ろうとも成さねばならない事がある。たとえそれが多くの人々の成長を妨げようとも、たとえ世界と、国と言う名の巨大な導力器(オーブメント)を破壊しようとも」

 

落ち着いた青年の声「・・・・・・・・・」

 

ヴェル「アンタと同じだよ、小さな時の小さな約束、イヤ。アンタのはデカイ大事な約束だったな」

 

落ち着いた青年の声「それは貴方も」

 

ヴェル「だからお前でイイって。まぁ今は殆ど見守っているだけなんだけどな?今はまだ大局の流を変えられないのが歯がゆい事この上ない」

 

落ち着いた青年の声「故に『身食らう蛇』に単身で抗うと?」

 

ヴェル「絶対に俺はアンタ達・・・・・・いや、百日戦役の根源と成った人を惑わした『蛇』を殺す」

 

落ち着いた青年の声「惑わされた人間たちは?」

 

ヴェル「そんなことしたらあの国の人間半数は駆除せにゃならん。そんな面倒な事やってらんねぇわ」

 

落ち着いた青年の声「貴方なら容易い事では?」

 

ヴェル「だからお前でイイってば。まぁ蛇はお前さんか七曜の狗どちらが先に殺るかは知らないがな」

 

落ち着いた青年の声「・・・・・・・」

 

ヴェル「アンタも薄々感づいてるんだろう?しかも野郎はブライト兄妹と何度も接触している場所が場所だけに何やらかすのか大体解かっちまった・・・・・・・リベールでの一連の事件の根源、使徒が絡んでいるだろう?」

 

落ち着いた青年の声「ええ、ただアナタやカシウス・ブライトに依頼された遊撃士数名に俺も手を焼いています」

 

ヴェル「ヤッパリか、あの漆黒の導力器、古代の代物だな?」

 

落ち着いた青年の声「ええ、『教授』が主導で研究開発をしている、名はゴスペル」

 

ヴェル「福音ねぇ。神や宗教に関わると碌な事に成らん、しかも作っているのが野郎とかマジ泣きたい」

 

落ち着いた青年の声「どうしてそれらの事を知っているのか聞いても?」

 

ヴェル「言葉では表現するのは難しいっとなんか和解したっぽいな」

 

 

長々と話しているウチに向こうの問題は解決したようだ

 

皆で孤児院へ入って行った

 

 

落ち着いた青年の声「それでは俺はこの辺で、それと盟主と聖女からの言伝を預かっています」

 

ヴェル「ブルブランは兎も角、アンタから接触して来たから何かあるとは思っていたが。聞くだけ聞いとく」

 

落ち着いた青年の声「盟主からは私は何時でもアナタが来るのを歓迎します。聖女からは是非に私達と手合せをと」

 

ヴェル「そうか、なら俺からも言伝を頼む・・・『いかな理由があろうとも、我が故郷に戦火を放った事。万死に値する、これ以上の狼藉を重ねるならば。もう一度我が故郷に手を出すと言うのならば。たとえ相手がウロボロスであろうとも、たとえ煉獄の悪魔であろうとも、たとえ七至宝の守護者であろうとも、たとえ空の女神であろうとも関係ない、余の敵ならば関係無い。血も骨も灰も残る事叶わないと心得よ』・・・てな、聖女さんには『マジ勘弁してくださいorz』って。あとブルブランにはもう言ったがレンに俺の事話すなよ?まだ色んな意味で死にたくないし胃に穴開けたくない」

 

落ち着いた青年の声「・・・・・承知した、この先。殿下と相対する事が無い事を願います」

 

ヴェル「それはコッチのセリフだ、俺は・・・・・いや、俺達は未だに『お前達へすべき償いを全くやっていないのだから』・・・・・だから死ぬなよレオンハルト」

 

落ち着いた青年の声「・・・・・レーヴェと御呼びください、殿下」

 

ヴェル「リーヴェルトだ、偽名兼親しいヤツはヴェルと呼ぶ、それと俺はもう『王族じゃない』。今度からヴェルよ呼んでくれ。レーヴェ、敬語も無しだ」

 

レーヴェ「分かった。叶うならまた生きて会おう。ヴェル」

 

ヴェル「ああ、また会おう。レーヴェ」

 

 

 

 

 

 

 

 

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深夜、孤児院にて

 

 

ヴェル「チッ、マジで来やがった」

 

 

街道から孤児院へ向かう影が複数。服装は・・・・・レイヴンの連中じゃなさそうだ。だが

 

 

ヴェル「アレがブライト兄妹が見たって言うクロスナーが追っている黒頭巾共か」

 

 

全身黒ずくめで顔を見せないタイプの戦闘用ヘルメットをかぶっている、腰や手にはメリケンに刃を付けた奇剣に部類する近接武器に導力機銃を装備しているのが四人にポールアックスを持つ隊長格が一人

 

 

ヴェル「まるで傭兵みたいだな・・・・・・傭兵?」

 

 

おかしい、この国は傭兵の運営運用は禁止している、なのに何故それにしか見えない連中が堂々とこんな所に?

 

まぁ考えるのは後に使用か、俺は夜間迷彩戦闘服とマントを身に付け、顔もバレない様に某うたわれ友に全てを託して死した彼の仮面を模した物を付けヤツ等の前に姿を晒す

 

 

 

 

黒頭巾隊長格「何者だ」

 

ヴェル「それはこちらのセリフだ、その物騒な代物を何に向けるつもりだ?」

 

黒頭巾隊長「・・・・・見られた以上生かして還す訳にはいかん。悪く思うなよ?」

 

 

 

あらやだ、ちょっとお話ししたらお約束を決められてしまった

 

まぁ元々こうなるんだろうけど

 

 

 

黒頭巾隊長「我々はこの先に用がある通して貰おうか」

 

 

 

銃口を刃が、殺意と害意が俺に刺さるが・・・・・生ぬるい

 

 

 

ヴェル「雑種風情が、罪無き幼子たちにその凶刃をむけると?その行い。万死に値する」

 

 

 

雲に隠れてた月灯りが俺に差した事により夜でも俺の足元には影が生まれ。生者を奈落へ引きずり込む血潮に濡れた鎖と身の丈を越える柄と刃を持つ大鎌が現世に顕現した

 

先ほどまで鳴いていた虫たちの声は消え去り、不自然で不気味な静寂が支配する宵闇の中。触れても居ないのに動く鎖と紅く妖しく輝く鎌が月光を後光に俺の手に収まり腕に絡みつく

 

 

ヴェル「煉獄に灯る蒼き焔、ウィル・オ・ウィプスを持って鍛えられし最高傑作が一つ、万罪の捕え手にして断罪の断ち手。この世全ての幼子に害成す悪を捕え裁く生と死の境界より生まれし大悪魔にして死神の長にだけ振るう事を許された大鎖鎌」

 

 

俺や鎖鎌が其処に佇むだけで、息づくだけで。存在するだけで・・・・・・・命が悲鳴をあげる

 

生ある物は死に敏感だ、特に自然界に生きるモノは達は

 

それは人も例外では無い

 

その姿をただ目にするだけで、声を聴くだけで、近くにいるだけで。彼等は死を感じている

 

故に体は動かず寒くないのに大量の汗を掻き震え。呼吸も荒く目の焦点も合わなくなった彼等が最後に見たのは

 

蛇の如く蠢く鎖をその身に纏い。月光を浴びて尚紅く妖しく光る刃が振り降ろされる光景だった

 

 

 

 

 

 

 

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ヴェル「つぅことでこの不審者兼犯罪者を拘束したんだが。港に空いている倉庫無いか?あとカルナさんに見張っててほしいんだが」

 

ジャン「君は姿を見せないと思ったらまた妙な魚を釣って来たね」

 

ヴェル「しゃぁないだろ?まさか夜間の隠密行軍の練習してたら孤児院に武装した野郎が五人も向かっているとか遊撃士どころか軍も動きかねない案件だぞコレ?」

 

カルナ「それで?クズ共を見張るのは良いけど変な事した時はどうしたらいい?」

 

ヴェル「銃殺で」

 

カルナ「あいよ」

 

ジャン「軍に引き渡すまでは生かしてあげて・・・・・・まぁ情報を聞き出さなきゃいけないから色々やり過ぎても僕は黙殺するよ?」

 

ヴェル「ヤヴァイよカルナさん、ジャン真っ黒だ黒ジャンだよ」

 

カルナ「だろうね、この忙しい時期にふざけた事やらかそうとする連中相手に容赦する理由は無いからね」

 

ヴェル「だろうな、処でブライト兄妹は?」

 

ジャン「ああ、ジュニス学園に通っている女学生クローゼ・リンツさんからの依頼で学園祭のお手伝いに行ってるよ、住み込みでね・・・・・・・御蔭で他の仕事が・・・・依頼が!」

 

ヴェル「OK、七割俺に寄越せ、ただし魔獣やセピスや採取とかの素材系限定で」

 

ジャン「それじゃぁ早速お願いしようかな、手始めに手配魔獣とまでは行かないけど海に面した街道にかなりの数の魔獣が近づいているらしくてね。それの討伐を御願い、取り逃がした数の分報酬から引くからね」

 

ヴェル「くっ!殺せ!?」

 

ジャン「ふっふっふ♪楽にはさせないよ」

 

 

 

 

俺、しばらく社畜確定である

 

 

 

 

 

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ヴェル「ずいぶんと早い再開に成ったなレーヴェ」

 

レーヴェ「弟分が妹分に成ると聞いたのでな」

 

ヴェル「ヒデェ理由だ」

 

 

学園祭当日、さすがに一般人や現役軍人、ロレントやボースの市長にボンクラではあるが王族が来ている場所を襲うとは限らないので念のため見張っていたのだが

 

 

ヴェル「しかもレーヴェ小さい子供にあっさり見つかって弟に追い駆けられてたな」

 

レーヴェ「やはり下手な達人よりああいう全くの素人は予測できないから恐ろしい」

 

ヴェル「いい感じに言っているが誤魔化されんぞ」

 

 

いや本当どうなってんだ?孤児院の一番の御チビさんに見つかるわそれを聞いたブライト兄(弟?)がレーヴェを追って旧校舎の方に向かうわバレバレですわ

 

まぁその後ブライト兄を妹(姉?)とリンツが追い駆けて演劇会場まで連れ帰ったが

 

演劇は見たのかって?見たぞ?レーヴェと一緒に。感想?ノーコメントで、男女逆転で御姫様(ヨシュア)を庶民?の蒼(クローゼ・リンツ)と貴族?の紅(エステル)の騎士二人が求めて決闘したりして最後はハッピーエンドで終わり・・・・・・・ナニこの劇?マジで過去の出来事なの?

 

そして今は学園祭が終わり参加した人達が帰って行くところだ

 

 

 

ヴェル「さすがに此処で騒ぎは起こさなかったか」

 

レーヴェ「だが学園から離れればその限りでは無い」

 

ヴェル「ヤッパリお前が絡んでいるのかよ・・・・・・今までの状況から推測して、王国軍。それも情報部だな?」

 

レーヴェ「・・・・・」

 

ヴェル「沈黙は肯定として受け取る・・・が。なるほど、犯罪者の癖に悪意が無いと思ったらそうか、愛国者達(パトリオット)が絡んでいるのかよ」

 

 

真のテロリストとはその国を想う愛国者である。全くデカかったり強かったり純粋過ぎる愛は時に人を変えると言うが変わり過ぎだろうが

 

頼むからメタルでギアなのは出てくれるなよ?いやマジで

 

・・・・・来たな

 

 

 

ヴェル「隊長格の重装なのが三人に近接・遠距離装備のが十人。女子供を襲う為だけにここまでするか?この前に連中の御仲間を王都に送ったんだが?」

 

レーヴェ「大佐は見えないアナタを警戒している。特務兵の存在がバレる危険を冒してまであの男と秘書に彼等を貸し与えるとは俺も思わなかったが」

 

ヴェル「全くだ、概算ではあるがどう頑張っても百万程度の為だけに兵を使うとは。大馬鹿かドバカのどっちかが催促したんだろうよ」

 

レーヴェ「大佐も溜息を吐いているだろうな」

 

ヴェル「ざまぁ見ろってんだよ。そろそろヤバそうだ、また会おうレーヴェ」

 

レーヴェ「ええ、また会おう。ヴェル」

 

 

 

俺はすぐさまその場を後にし木々を足場に孤児院と彼等を送っているカルナさんの所へ向かう

 

ただしこの前みたいな恰好では無く遊撃士としての服装でだ

 

黒頭巾共は変装?ンな物しるか?!とバカリに真っ黒装備で身を固めカルナさん達の正面と後方に位置取り逃がさないつもりらしくスタン場っている

 

な・の・で

 

 

 

ヴェル「ダイナミックエントリィイイイイイイイイイイイイイイイ!!!」と言う名のアーツを纏った跳び蹴り

 

黒頭巾達『『『『『は?あぃええええええええええええ!?』』』』』ドンガラガッシャァアアアアアン♪

 

 

退路を確保しました

 

勢いと威力が高すぎたのかカルナさん達のスゴ横を土煙を上げて滑り、正面に陣取っている黒頭巾達との間でやっと止まった

 

派手にかましたからかカルナさん達と黒頭巾共は皆揃って口をあんぐりと開けて固まっている。あっ、レーヴェ見つけた御チビちゃんが喜んでる

 

蹴り飛ばした連中は街道の外れの自然や浜辺のダイブして行った、自然が好きなんだねぇ(棒▽読み)

 

 

ヴェル「カルナさん!賊です!そこの窪みの所にその人達を匿って防衛と援護射撃を。狙いは恐らく寄付金です!」

 

カルナ「オーケイ、背中は任せな」

 

 

マジカッコイイ、ホレちゃいそう

 

 

ヴェル「さてテメェら、せっかくの楽しい時間の余韻に浸ってたってのにつまらない真似してくれやがって・・・・・・・生まれて来た事を後悔させてやろう」

 

 

そして俺は自然に、普通に歩いて普通に呼吸するようにブチギレてた

 

 

 

 

 

 

 

 

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ヴェル「と言う事でコレからダルモアと秘書の野郎共をバカにしてキレさせたりして時間稼ぐ序に手を出されたら現行犯でしょっ引くぞ」

 

ヨシュア「すいません徹頭徹尾訳が分かりませんから、最初から詳細な説明をお願いします」

 

ヴェル「面倒な事にどうやら今回の件は国家に属している人間であるルーアン市長ダルモアと秘書が関わっている、俺達遊撃士は現行犯や民間人が関わってでも無ければ国家の問題に介入できない、故に俺達で野郎共の屋敷に乗り込んで軍が来る時間を稼ぎつつ逃げられない状況を作る。あの元クソ貴族共色々と叩けば埃がでるっぽくてな、ブライト兄妹にはこっちに知り合いの記者だっけ?ソイツを呼んで来て貰いたい。軍が来るまでの間。証拠と言う証拠を叩きつけて俺達に反撃して来た所をブッ飛ばしてとっ捕まえる」

 

ヨシュア「・・・・・・ジャンさん、コレ遊撃士協会としてアリですか?」

 

ジャン「勿論だよ?(黒▽笑顔♪)」

 

エステル「うわ〜黒い、さすがジャンさん黒い」

 

クローゼ「あははは、特に忙しい時は良くブラック・ジャンさんになるんですよ」

 

 

 

学園祭が終わった翌日、つまり昨日俺は黒頭巾達をブッ飛ばして港の空き倉庫に放り込んでレイヴンたちに見張ってもらい、カルナさんにはクロスナーと一緒に孤児院の防衛に付いてもらっている。手の空いたレイヴン達も加わり孤児院は賑やからしい

 

孤児院の人達が襲われたことはギルド経由でブライト兄妹からクローゼ・リンツに伝わり俺が調べた事も含めて今日此処に集まっている皆に説明(をすっ飛ばして)コレからやるべき事を説明した感じだ

 

 

 

っという訳で細かい事は置いといて

 

 

 

ヴェル「オラァアアアアアア責任者出て来いやぁああああああああ!?」

 

 

使用人(に化けているブルブランに良い笑顔で見送られ)を押しのけて二階へ上がり。ボンクラ王族と食事をしているクソ貴族とクズ秘書の居る部屋の扉を蹴り破った

 

蹴り飛ばされた扉はテーブルに乗っている料理達にはぶつからず。まことに、イヤマジで残念な事にクソ野郎共に誰一人として当たらなかった。精々がダルモアの野郎の顔のすぐ横を豪快な風切音を建てながら通り過ぎ後ろの壁にぶつかり粉々に砕け散り

 

耳鳴りがするほど静かでうるさい沈黙が降りる

 

いや、若干一名オーバルカメラで写真撮りまくっている。ついでにタバコ吸いながら超ハイテンションで記事まで書いている、マスコミパネェ、彼等をマスゴミと呼ぶ青春よ砕け散れと言った彼に感想を聞きたい

 

まぁそれは置いといて

 

 

ヴェル「食事中に邪魔する、ブライト兄妹はそこの変な髪形のおっさんを糸目の人を保護、リンツはナイアルと後ろに居ろ」

 

 

ダルモア「な・・・・何事か!?貴様等ココが何処で私達が誰か解かってこのような事をしているのか!」

 

 

ヴェル「知っているから行っているんだよ、ルーアン市長にしてクソ貴族の末裔に、元学園卒業者にして優秀だった男の秘書。貴様等には民間人への障害・器物破損・ルーアンの資金を横領。おまけにこの国に置いて運用が禁止されている傭兵を雇った事、その他諸々の容疑で貴様等を拘束する、国家に属しているからって俺達が手を出せないなんて思うなよ?既に二度に渡る民間人へ危害を加えようとした事実確認が出来ている。リベール通信の!」

 

ナイアル「アンタ相当この街の資金に手を付けているじゃねぇの、しかもそれがよその国の危険な相場に手を出して負った大火傷を直す為に使うとか、大陸でもトップクラスに良い軍であるリベールでも見逃せる様な事じゃぁねぇな。あっ、証拠はあるのかって言うだろうから先に入って置くぞ?とっくにこの嬢ちゃんが軍と遊撃士協会に提出したからな。そろそろ警備艇やコッチを飛んでいるアルセイユに乗った親衛隊の連中が顔を真っ赤にしてやって来るぜ?」

 

 

ダルモア「な・・・なぁ!?」

 

秘書「ちょっと待ちたまえ!僕は・・・・」

 

 

ヴェル「関係無いだなんて言うなよ、お前があの黒頭巾共とソイツとのメッセンジャーをやっていた証拠はバッチリ押さえてある。随分と生き生きとあの孤児院を潰した後に立てる高級リゾートの設計をしたっぽいな?」

 

クローゼ「先輩、ダルモア市長・・・・・・どうしてこのような事を。先生や子供達の大切な場所を壊そうとしたのです?この屋敷を売れば負債だってかなり返せるはずです」

 

ダルモア「私は貴族だ!先祖代々受け継いできたこの家を売る事等出来るか!!」

 

秘書「ふっ、リンツ君、僕はダルモア市長の元で理解したのだよ。この世界金と権力が全てだとね、友情?努力?そんな物なんの役にも経たないゴミ等とうの昔に捨てたよ」

 

クローゼ「・・・・・そう、ですか」

 

ヴェル「はぁ、それで?この状況で逃げられるとでも?」

 

ダルモア「試してみるか?ギルバート君!」

 

秘書「はい!」

 

 

あちゃぁ、ヤッパリこの部屋なんか仕掛けてあった

 

秘書の野郎が家具の一部を動かしたかと思ったらダルモアの野郎が壁に設置されている灯りの一つを操作したら・・・・・壁が動き中から二頭の狼系大型魔獣が出て来たので

 

 

ヴェル「座れ」

 

 

覇気を持って屈服させる・・・が、狼の魔獣故か背を低くし咆哮をあげ抵抗するので

 

 

ヴェル「跪け」

 

 

二丁の大型拳銃を素早く抜き、引き金を引く。脚を撃ち抜き二頭が倒れた所で。一頭の腹の上に乗りもう一頭の頭を踏み付け。二頭の首を銃剣で刎ねた

 

 

ヴェル「っで?この子犬がお前達の切り札か?子悪党共」

 

 

あれま?クソ野郎コンビちびってるよ、ヨシュアさんヨシュアさん?その眼はヤヴァイ、背に庇われている二人の表情もヤヴァイ、恋に目覚めた乙女その物。ラブコメの始まりか?チクショウめ!

・・・・・あ、変な髪形のおっさん泡吹いて倒れている、糸目の人がスッゴイ取り乱している

 

俺はとりあえず失禁コンビを縛り上げて家探しを開始した、ついでにメッチャテンション高いナイアルと一緒に色々と証拠を掘り出しまくった

 

そしたら今度は御禁制と言ってもいい稼働しているアーティファクト(古代の導力器)が出て来た、それも所有者以外の動きを止めると言う使い方次第で洒落に成らないヤツだ

 

御蔭で軍と遊撃士以外にも報告すべき所へ連絡しなくてはならない・・・・・・はぁあああああ〜

 

俺は諸々の事後処理を後から来た軍と後輩たちに任せお暇を頂いた

 

 

 

翌日、ブライト兄妹はジャンから正遊撃士推薦状を貰い。リベール最大の湖から流れる滝がある観光地兼ツァイスとルーアンの間にある関所をリンツとアルセイユに乗っていたツカな親衛隊隊長さんと白隼のジークに見送られてツァイスにつながる洞窟の様な場所に足を踏み入れた

 

 

この時はまだ、あの赤毛の妹?彼女?的ポジションを勝ち取る少女と出会う事に成るとは。俺達はまだ知らなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この軌跡は続く

-10ページ-

 

 

 

 

 

 

 

あとがき

 

 

どうもアサシンです

 

まず初めに言わせてください。カズトことヴェルが酷い口調に成ったのは相手が下郎というか下種というかとにかく絶対に許せない情緒酌量の余地ない相手だったからデスはい

 

それと貴族である事と子供達の家に手を出した事が止めに成ったんですハイ

 

そして何気に結社の連中が出て来ちゃいました・・・・・・・最初から最後まで書いている内にどうしてこうなったんでしょう?冗談抜きで

 

段々と昔の書き方に戻っている様な気さえしています

 

このままではthirdは勿論SC編を書けない位に原作崩壊と言うかバランスブレイク状態に成って行く事でしょう。その時はその時でキチンと完結出来るよう頑張りますハイ

 

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫の軌跡 白隼の守り人 第三話

 

       漆黒の導力器とクレイジー過ぎるラッセル一族

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

空で・・・待つ

 

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コメント
黒鉄さんへ、アサシン『原作さんの霊圧が消えちゃいました・・・・・・』(アサシン)
原作さんの霊圧が消えた……?(黒鉄 刃)
俊さんへ、アサシン『ヴェルは見えない所でこの外史の恋姫達とフラグを建てています』(アサシン)
・・・ここでも一刀はハーレムを築き上げそうですね。(俊)
タグ
真・恋姫の軌跡 白隼の守り人 英雄伝説 空の軌跡 ヴェル エステル ヨシュア クローゼ アガット ルーアン 

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