真・恋姫の軌跡 白隼の守り人 最終話 |
グランセル城のテラスにて
満月が昇った其処に世間では床に伏せっていると思われているこの国の女王、アリシア陛下が月を眺めていた
静寂が支配する神聖なその空間に、彼が降り立った事によりその世界は四散した
彼はリベールの軍服を模した服装に東方の着物を羽織り。簪は外され髪を降ろし。顔にうたわれ、友に全てを託した彼の仮面をかぶった姿で現れた
それを世間一般ではおばあちゃんと言われる年齢でありながら凛とした佇まいと王族の気高さと美しさを纏う女王陛下が微笑み問うた
アリシア「あら?御客人かしら」
ヴェル「このような形での謁見、御許し下さい、陛下」
アリシア「そのような事を御気になさらないで。こんな所にまで私に会いに来たのですか?」
ヴェル「陛下の身に起きている事を確かめる為ならば」
アリシア「・・・・・そう、アナタはこの国で何が起きているのか知っていますか?」
ヴェル「愛国心の暴走、国を思うが故の極端な行動と愚考しました」
アリシア「大よそアナタが考えた通りの状況です、既にモルガン将軍を始め多くの将校が身動きが取れない状態です・・・・この私も」
ヴェル「クローディア姫様ですね」
アリシア「ええ、それにモルガン将軍のお孫さん達を含め数名が情報部の手中です、此処も入り口に二名付いています。アナタは何処から?」
ヴェル「アルバート・ラッセルが試作した生体探知機無効化装置を用いて水中より近づき、登って来ました」
アリシア「まぁ、アルバート博士の。博士は御無事ですか?」
ヴェル「お孫さんと護衛と共に、追手を逆襲する程にはご健勝であります」
アリシア「まぁ!うふふ、そう。お元気そうで何よりです」
ヴェル「・・・・・・今宵此処に来た理由がもう一つあります、陛下が御持ちになっている鍵を御貸し頂きたい」
アリシア「鍵、ですか?」
ヴェル「はい、この国の紋章が刻まれし開かずの扉に御座います」
アリシア「その先にある物を、アナタは知っているのですか?」
ヴェル「知っているが故に傍観者ではいらない、だから私は今ここにいるのです」
アリシア「・・・・・あそこには何があると言うのです?」
ヴェル「かつて空の女神が人々に与え、リベール王家の祖先達に封印を施された物。それを解除出来る最初の鍵に御座います」
アリシア「・・・・・まさか」
ヴェル「陛下がご想像した物です。此処にあるが故情報部達の愛国心を利用した者達はどうしても手が出せなかった、ですが」
アリシア「リシャール大佐の愛国心を逆手に取り、今状況を作り出したと言うのですか」
ヴェル「肯定です、女王陛下」
アリシア「私ですら知らなかった事を大佐が、いえ。アナタが言う所の黒幕とアナタが如何してそのような事を知っているのですか?」
流石に色々な事を知っている、この国の王族で現女王である自分ですら知らない事を知っているこの客人に警戒を抱いた陛下に、彼は改め作って置いた物語を聞かせた
曰く、彼は元を辿れば貴方達と同じ血筋である事。彼等は王家とは完全に離れ歴史の影に潜み。今回のような有事の際にだけ王家と接触、彼等の祖先が封じた物を解放させない為に存在する者である事等を話した
アリシア「・・・・・そのような事」
ヴェル「信じられないのも無理はありません。たとえ口伝であろうとも存在を悟らせてはならなかったのです。何より我々はアナタ方王家とは、祖先がこの地に降り立った日より、今宵この時まで会う事は一度としてありませんでしたから」
アリシア「・・・・・解かりました。籠の鳥である私には何もできません、信頼に足る人々も側に居ない状況です、アナタに託しましょう。どうか彼と彼等を止めて下さい」
ヴェル「白き隼の翼に賭けて」
リベール王国王城、グランセル城地下、輝く環へと至る空中回廊にて、アラン・リシャールと副官のカノーネ。傭兵から引き抜いたロランス少尉と情報部特務兵の大部隊が此処にたどり着き・・・・・皆一様に不穏な気配を感じている
情報部特務兵A「こちら先遣隊、進路予定地クリア」
情報部特務兵B「調査隊ただいま戻りました、トラップ・魔獣共に皆無です」
人がいないのは勿論だが、魔獣や、此処を守る何かが居る筈なのに、その陰も形も無いのだ
ロランス「・・・・・おかしい、少尉、大佐。此処まで昇降機を使って来ましたが我々意外に此処に降りた先に誰か行きましたか?」
リシャール「いや、此処には情報部の中でも極限られ者しか知らなかった、勿論此処に来たのは今の私達だけだ。カノーネくん、君は?」
カノーネ「いえ、私も今日初めて此処に来ました。入り口に昇降機共に勝手に使われた痕跡は一切ありません」
リシャール「ふむ・・・・・コノ手の稼働しているアーティファクトには魔獣か、当時の技術で作られたゴーレム成る存在が闊歩している筈なのだよね?ロランス少尉」
ロランス「ええ、傭兵時代に他の国で幾つか稼働していた遺跡に入ってしまい、多くの部下が犠牲になりました、此処は其処とは違い完全に遮断された空間にあります・・・・・・・・『此処には何かいます』」
カノーネ「なんですかその曖昧な言葉は!?もっと具体的に言いなさい!」
ロランス「コレは自分の経験則としての答えです、これほど完璧と言っていい状態で残っている場所には何かがあります。それなのにこれ程何もないのはハッキリ言って異常です、かつて戦場で森に潜んでいた時。虫や鳥たち、獣に魔獣たちですら気配を殺し。森の中が耳鳴りが痛いほどの静寂に包まれたあの時によく似た状況です」
リシャール「ちなみにその時は何が起きたのか聞いても?」
ロランス「・・・・・巨大な『魔物』に率いられた『魔物の群れ』が周囲の人口密集地、戦場、自然の全てを喰らい尽くした。自分を含む幾つかの敵味方が異常に気付いた時、即座に荷物に成る物を放棄し何とか逃げ延びた」
リシャール「・・・・・解かっていた事だが今まで以上に気を引き締めて進もう。カノーネくん」
カノーネ「はっ、総員第一種戦時体制を維持!異常が起こり次第直ちに全部隊に連絡!最小で三人一組で行動するように!」
情報部特務兵達『『『『『イエス、マム!』』』』』
その後彼等は万が一に備えて常にお互いが見え援護可能な位置取りをし各個撃破にも警戒し進んで行った
その道中は進めば進むほど彼等の精神を削り蝕んだ
何故ならば一つ下の階層、第二空中回廊である物が発見されるようになったからだ
それは特務兵隊長を務めるロランス(レオンハルト)が始め警戒していたゴーレムである。様々な種類のゴーレムが無残な姿で彼方此方に散らばっており、まるで自分達以外の侵入者を排除しようとしてその者の道筋へと成り果てているかのように打ち捨てられているのだ
巨大な斧の様な物で叩き斬られた飛行型、心臓部を刺し貫かれた大型、切り捨てられた小型等々。敵を利用しての攻撃や防御。徒手格闘の痕跡があり、ロランスとリシャールはコレをたった一人の人間が行った事に気が付いてしまい盛大に冷静を装っていた表情が崩れた
戦った後を見つけてから進めば進むほど、その痕跡が大きく、新しくなっている
彼等は巨大な迷宮のようなこの場所を一つ一つ確認マッピングしつつ奥へと進んで行くと、最奥一日手前の広大な空間へ、辿り着き。出会ってしまった
ヴェル「・・・・・・来たか」
ヤレヤレ、思ったより遅かったな、此処の敵は粗方俺が倒したからもっと早くここまで来ると思っていたんだが
黒い軍服と戦闘服に身を包んだ連中の中で、隊長格の三人が前に出て来たので俺は腰かけにしていた環の守護者、トロイメライの残骸から腰を上げ。身の丈をかなり越えているデカくて無骨なハルバートを片手に残骸から降りた
ヴェル「さて、此処に居ると言う事はお前達は輝く環、オーリオールを手に入れようとしているって認識で良いのか?」
リシャール「そういう君こそどうして此処に居るのかね?遊撃士、ヴェル・ファーゼくん」
ヴェル「アンタみたいな人に君付けされるような歳じゃねぇよ。リベール王国軍、情報部、アラン・リシャール大佐、カノーネ大尉、ロランス少尉に特務兵諸君?」
カノーネ「貴様・・・私達の事を!」
ヴェル「アレだけ派手に動かれればバカだって解かるわ。まぁ此処まで強行な手段と行為をするとは流石に思わなかったがな。遊撃士二人にクレイジーだが民間人のじいさんと譲ちゃん相手に人狩り専用装備満載の飛行艇まで使って来るとかマジで殺意が湧いたぜ?」
カノーネ「そう、貴様が大佐の大義を邪魔した賊か」
ヴェル「ぶふぅ!?アッハッハッハッハ賊!言うに事欠いて自分達のやって来た事を大義で誤魔化して俺の事を賊と呼ぶか!?ブァッハハハハハハハ♪腹イテェwwwwww」
カノーネ「貴様ぁ・・・#」
ヴェル「笑わせるなよ子狐が」
カノーネ「・・・・・・!」
ヴェル「大義と言う免罪符を手に空賊を傀儡にして遊撃士や正規軍が梃子摺った事件を自分達が乗り出した事により解決に導いたマッチポンプを皮切りに支持と権力を手にして、王国内にて地位を確固とした足場を作り王城を制圧・・・・・あまつさえ女王陛下を籠の鳥が如く幽閉したその罪。万死に値する」
リシャール「それでも私は成さねばならない、決して負けない、何物にも屈しない国を作る為に」
ヴェル「本当にお前等は国を想ってこんな事を仕出かしたのか?」
リシャール「そうだ、かつての百日戦役において。この国が帝国に負けても可笑しくなかった。彼が居なければこの国は消えていた」
ヴェル「リベール王国影の英雄、カシウス・ブライト准将か」
リシャール「そうだ、彼の作戦と当時まだ世界には無かった警備飛行艇が無ければ戦局を逆転する事等出来はしなかった」
ヴェル「・・・・・・ああ、思い出した。アンタおっさんの部下だったな」
リシャール「君はカシウスさんと親しいらしいね。君の記憶と居る筈の家族を奪ったあの戦争の後。カシウスさんが君の面倒を見ていると君を調べている時に知った時は驚いたよ」
ヴェル「・・・・・それで?アンタは英雄に後の事を託されたってのに未だにその背中を見ているのか」
リシャール「そうかもしれない・・・・・彼の様に強くあるべきなのだろうが人は弱い、私のようにね」
ヴェル「だから此処に眠る女神が人に与えた至宝の一つを目覚めさせようってのか?アレは一国家が、イヤ。人間が手にする様な物じゃない」
カノーネ「・・・・・・貴様は彼の至宝に付いて良く知っているようね。詳しく教えてくれれば痛い目に会わずにすむのだけれど?それ以前に遊撃士が国家に対して干渉するのは君達の法に反するんじゃないかしら?」
ヴェル「・・・・・はぁ。お前も剣を抜くのか?」
ロランス「フッ、言わなければ解からないか?」
ヴェル「解かっているから言わなくていい」
リシャール「おや、君は彼と知り合いなのかね?」
ヴェル「お前達相手に派手なドンパチやってりゃ嫌でも関わるわボケ。ここから先は通行止めだ。何人たりとも通すつもりは・・・・・・ない」
カツン!と踵を鳴らし。奥へと続く扉と背後の狭い通路に幾重もの障壁を張りいかなる手段を用いても侵入できないようにする
片手にぶら下げていたハルバートを一振り回して肩に担ぎ構え。空いている片手を指を曲げて掌底を叩き込む構えでリシャール以下情報部のほぼ全員、精鋭部隊に向け腰を落とす
ヴェル「ああそれと言い忘れていたが俺はもう遊撃士じゃない。まぁ遊撃士だったとしても既に民間人が関わっている時点でお前達は遊撃士協会に目を付けられるがな」
リシャール「最後に今一度聞こう。矛を収めるつもりはないか?」
ヴェル「解かっている事を聞くな」
リシャール「・・・・そうか、残念だ」
カノーネ「特務兵総員、大佐の悲願の邪魔を、我々の障害を殲滅しなさい!」
特務兵達『『『『『イエス、マム!』』』』』
鉤爪を導力小銃を剣斧を装備した者達が俺を狩りに・・・・イヤ滅殺せんと襲って来た
ヴェル「ヴェル・ファーゼ。抜槍」
時は少し遡り
場所は変わり王都では空中回廊に向かったリシャール達以外の情報部の者達と、準・正遊撃士と無実の罪で反逆罪を被せられていた王王室衛隊と+α(オリビエ)達が情報部が人質を軟禁しているエルベ離宮に強襲、人質を奪還し。その中に居たクローディア姫を救出
救出したクローディア姫ことクローゼ・リンツからの依頼で遊撃士協会(とオリビエ)並びに王室親衛隊達が王都奪還・並びに女王陛下救出作戦を計画し翌日決行
親衛隊が直接王都に殴り込み残っている情報部と戦闘をし、遊撃士の少数精鋭の二班の内一班が王城の秘密通路を介して王城に侵入、閉まっている城門の開閉装置がある部屋を確保し門を解放
その作戦に合わせてクローディア姫(クローゼ)が操作する鹵獲した情報部の飛行艇を使い遊撃士たちと共に王城に空から直接乗り込み、王族のプライベートスペースであるエリアにてデュナン・フォン・アウスレーゼとその護衛の特務兵を撃破(しばき倒した)しテラスに居た女王陛下を保護した所より
王城会議室にて
救出・奪還作戦後に合流した王国軍・ラッセル一家も席に付いている
ユリア「輝く環(オーリオール)ですって?!」
アリシア「ええ、大佐はそれに至るべき場所に行くためにクーデターを起こしたのです。ヒルダから彼等がそれに関する資料を持って行ったと聞いた時は半信半疑でしたが」
シード「そのような事が起こっていたのですか。しかしそれならばすぐにでも彼を止めに行かなくては」
モルガン「そうであるな、問題はヤツ等がどこに行ったのか」
アリシア「ああ、それならばこの城の地下深くらしいですよ」
会議に参加している人達「「「「「・・・・・・はい?」」」」」
アリシア女王陛下からの説明で場が騒がしくなる
何故ならばアウスレーゼ以外に王国の祖先の血筋があった事、その血筋がこの事態の収束の為に動いている事。そして何より既に女王陛下から鍵を預かり先回りして情報部相手に一人で戦っていると言うのだ
すぐさまモルガン将軍とシード少佐、ユリア・シュバルツ親衛隊隊長。クローゼ、アルバート・ラッセル、オリビエ・レンハイム。そして王都に終結した遊撃士全員でグランセル城の地下、空中回廊へと向かった
空中回廊が、アーティファクトが稼働している事に驚きつつも集団で固まりつつ進行して行くと、先にここを通った情報部が見た物を彼等もまた見るのである
エステル「うわぁ、なんかメカメカしいのがボロボロ」
ヨシュア「殆ど一撃で破壊されているね。魔獣にも鋼殻な種類が居るけど、鋼鉄よりも堅い相手をここまで」
ティータ「はわわぁ・・・!?」
ジン「ふむ、徒手格闘の後も見受けられるな」
ラッセル「ふむ?この傷痕最近よく見た様な?おおそうじゃヴェルに作ったハルバートの残痕じゃ」
アガット「ああ。コレをやったのファーゼだな。アイツに狩られた魔獣と同じ傷痕だ」
エステル「えっ?てことはファーゼが女王様から鍵を貰った人なの?!」
モルガン「・・・・・・・」
クローゼ「どうかなさいましたか?将軍」
モルガン「いえ、王家と同じ血筋でハルバートを得物として使っていると聞いて。王子の事を思い出しまして・・・・・・カシウスのお気に入りも似たような名前を持っていたなと」
クローゼ「お兄様、ファーゼさんですか」
シード「クローディア姫の兄君、と言うと」
ユリア「リーヴェルト王子ですね」
モルガン「姫様の兄君は、畏れ多くもワシの事を祖父と呼び師として慕ってくださった。今も昨日の事の様に思い出せます。王族とは思えない、普通の少年の様に溌剌とし良くワシに訓練用のハルバートを持って襲い掛かって来たモノに御座います」
クローゼ「ふふ、何度聞いてもお兄様はやんちゃだったのですね」
エステル「へぇ〜クローゼにお兄さんいたんだ」
クローゼ「ええ、と言っても私がまだ赤ん坊だったころ、両親と共に他国で起きた事故で亡くなったので兄妹と言う物はエステルさんとヨシュアさんの様な姿なんだろうな〜って思いました」
エステル「そうだったんだ、ごめんね?」
クローゼ「いえ、もう昔の事ですし。会った事は勿論記憶も写真も絵も何も残って無かったので居なくて寂しいと思った事は無かったので。逆に将軍には勝手に居なくなった愚兄が御迷惑をかけて申し訳ないです」
モルガン「姫様」
アガット「イイ話しをしている所わりぃがもうすぐ追いつきそうだ」
ヨシュア「この先で剣戟と銃撃の音が聞こえます」
先行する二人が終点が近い事を聞き、今一度気を引き締めて奥へと進んだ彼等が見たのは
時はヴェルと情報部が開戦した所へ戻り
ヴェルは時間差で左右斜め前から襲って来る最初の相手の攻撃を外側に滑る様に移動し避け。すぐ次に襲いかかって来た特務兵の攻撃を姿勢を低くして相手の懐に入って回避し回避不能なゼロ距離から掌底を心臓のある位置に叩き込み動きが止まった所で浮き出ている腕を掴み真後ろから音も無く近づいていた三人目に投げた
薙げた勢いでゴロゴロと転がる二人目と三人目を通り越せば一瞬前まで俺が居た所にどう見ても殺傷性マシマシな弾丸が空間制圧並の弾幕が張られていた
ヴェル「オイオイオイ、マジで殺りに来てるな」
慈悲も容赦もありゃしない、しかも連中、と言うよりロランスと名乗っているレーヴェが俺がゴスペルを持っている事を教えたのだろう。俺から情報を聞き出すよりも殺してでもアルバートから預かったゴスペルを取り返せって言ってるもん、カノーネとか言う女狐もいい笑顔で指揮してるし
デカイ剣斧の振り降ろしを救い上げで迎撃し相手を後退させたところで。死角から襲って来る特務兵まで下がった所で。ヤツ等の後方とフレンドリーファイヤしない立ち位置から弾幕を切らせない一斉射が放たれた
確か十字砲火だったか?だがその程度で俺を狩れるとでも?
ヴェル「随分と舐められたモノだな」
銃弾による空間制圧射撃には以外にも回避、攻略方法がある
ヴェル「アクセルギア、駆動」
自己暗示と自分の中でスイッチを切り替えて。歯車を噛みあわせるイメージが出来た瞬間、俺は加速した
五感全てが働き俺と俺の周囲の空間を理屈抜きで感じ理解し把握する。後は簡単だ
銃撃は散弾であっても完璧な面制圧は出来ない、何故なら必ず隙間が生まれるからだ、弾丸と弾丸の間だったり。連射された弾丸が通り過ぎた後の空間に入り込んだり
弾丸を逸らし弾き跳弾させればいいだけの話だ、うまく弾丸同士や敵に弾道が行くようにするのが難しいが、この戦技(クラフト)使用中ならば未熟な俺でも二桁以上の人数が行う十字砲火であっても潜り抜けられ
特務兵達『『『『『・・・・・嘘だろ?』』』』』
ヴェル「事実だ」
撃って来た特務兵達の真正面、銃剣で対処可能な間合いのさらに奥、相手の領域に侵略し無防備な所へ
ヴェル「ちぇすと」
ハルバートの持ち手の位置を逆に短く持ち手斧の様に振るい、あまりに余った柄を体に組み全身を使って、超近距離でありながら人を簡単を宙へ簡単に吹き飛ばす威力を叩き込んだ
隊列が崩れた所を更に一歩踏み込み開いた領地を柄の端ギリギリで持ち。遠心力と踏み込み自身の体を固定し震脚で産まれた力を脚から身体を経由してハルバートの先端へ集め。振るえば更に領地を占領し領主たちを戦闘不能に追い込む
アクセルギアを駆動してから此処までたった十五秒の出来事である
十字砲火の片方を潰し、もう片方が目の前でたった一人に一つの部隊が殲滅された衝撃から再起動する前に
ヴェル「ちぇ〜っすとぉ〜!」
ハルバートを槍投げよろしく投擲した。しかも強度・威力・速度等々の補助・支援系アーツをノータイムで複数重ね掛けされたそれは、たった一投で十字砲火を完全に破壊した
描写こそされてないが(メタい?)トロイメライとの戦いですら傷らしい傷がつかなかった空中回廊にクレータを作ったハルバートが一瞬煌き。突き刺さった状態から引き抜け中を鋭角に飛びながら手元に戻って来た所で一回廻して肩に担ぐ
ヴェル「駆動解除・・・・・ハァ、やっぱキツイな。心臓と頭がイテェ」
アクセルギア、思考と反射神経、身体能力を一時的に大幅に上げる事が出来るが反動がどうしてもキツイのだ。本来ならもっと時間と準備を懸けたり、おっさんみたいな格上相手との一騎打ちでの駆け引きでなら良くこの状態にはなるのだが
今回の様にエンジンがかかるのが遅かったり。戦局があまりよろしくななく。スポーツで例えるならば体が温まって居ない状況なんかが今の俺の状態だ、そう言う時にはどうしても使わざるを得ない、トロイメライとの戦いではギアを入れず自然とこの状態になったのだが。戦闘が終わってから時間が経ち過ぎてしまい体が冷えてしまっている状態で彼等と戦闘を開始したと想像してくれ、え?道中?普通に戦って普通に殲滅しましたが?
銃火器装備した連中は今のでほぼ全員倒せた、後は重装特務兵に身軽な連中・・・・・まだレーヴェ達が無傷で待ち構えてるんだよなぁ
ヴェル「っと、再起動早いな」
馬鹿デカイ剣斧を装備している重装特務兵達と鉤爪を装備している特務兵共が連携して襲い掛かって来た
コレはアレだ、さっきのが銃弾の豪雨なら。こっちは斬撃の瀑布だ
点による攻撃なら点の位置から避ければいいが。線は点とは違い攻撃の範囲が長いのだ
まぁ相手の太刀筋を読めれば対処するのは難しくないが。連携して一呼吸の隙間も無く絶える事の無い斬撃の嵐の中は居心地は良くないがな?
逸らし・弾き・受け流し、隙を見せた所に蹴りや掌底を叩き込み、武具の弱点と言える場所を狙って破壊し、文字通り相手から武器を奪い戦力を大幅に下げ奪った武器を叩き込む
だが戦線離脱した連中が救護担当の特務兵に治療され、味方には治療と支援、敵の俺には攻撃系アーツを展開している。おまけに予備の武器を持ち込んで来たのか治療された特務兵の内八割近く戻ってきやがる。おまけに潰した導力銃火器が復活した
ヴェル「このままじゃ限が無いな」
俺個人はコイツ等をなるべく殺さず無力化出来るから問題無いが。そのうちリベール側が体勢を整えてやって来るだろうし。何よりレーヴェ「達」が黙っていないだろう、おまけに女狐と金玉ねぎの二人も居る、のんびり戦い続けているとデメリット達がやって来るで御座る
ヴェル「あまり時間を掛ける訳にはいかなくなったな」
許せとは請わぬ、恨んでくれて構わない
ヴェル「貴君らの愛国心に、敬意を表する」
愛国者達の命。散らせてもらう
異変に気が付いたのは遊撃士として経験が豊富なアガット、ジンでは無く。かといって年不相応なまでにとある技術と知識が高いブライト家の兄(弟)でも無い、彼の百日戦役の最前線で戦っていた二人だった
シード「・・・!この空気は、将軍」
モルガン「この国でもう一度感じる日が来ようとは」
二人の表情が険しくなり、他の人達が何事か?と脚を止めた所で気が付いた、イヤ、嗅いでしまった
血と硝煙が香る、等しく命が軽い戦場の匂いを
それに気が付いた他の面々は青ざめたり無表情になったり怒りを顔に浮かべたり。悲しむ者など様々な反応をする
反対する女子供を無理やり後衛に押しやり男性陣、特に軍属の二人が先頭に出てゆっくりと最奥手前の部屋へと入ると
クローゼ「・・・・・酷い」
モルガン「!?姫様!見てはなりませぬ!ユリア!」
ユリア「いけません姫様!ティータ達も見ちゃダメです!」
其処は血の海だった
いや、大きな水たまりから流が出来ているから小さな池とでも言えばいいだろうか
欠損こそないが情報部の特務兵は誰一人として立って居らず、皆血の中に倒れている
生きているのは重症を負いつつも息があるカノーネを腕に抱き、抜き身の刀をこの惨劇の元凶となった男に向けている軍服と体の量に傷が無い所が無いと言っていいほど満身創痍なリシャール。そして防具の所々にヒビが入っているロランス事レーヴェの三人だけだ
この惨状を創り出した本人は、髪を纏めていた簪は無く、解けた水色の長髪は一部が断髪され左右非対称な髪形に・・・・赤黒く固まっている
髪だけでは無い、その服も肌もこの場で多くの命を奪い喰らったハルバートも全てが命で染まっている
そんな彼は感情を感じさせない無症状で、だが片目から今も涙が溢れ頬を伝って顎先から血の湖に零れ落ちている。鋼の様に冷たい瞳から
そんな彼と彼に相対する二人はリベール組に気付いていない
ヴェル「情報部はコレで再起は不可能だろう、特にそこの副官。死んではいないがその傷では現場には出れまい。お前もこれ以上戦うと言うならその女と共にクソババアの御許に送ってやるがどうする?」
リシャール「・・・・・これ以上の犠牲は・・・・・無意味だ、彼等の命をこれ以上使えない」
ヴェル「この状況を作った『余』が言うのは間違いかもしれないが。貴公達の国を想い行動した事、そして状況を正しく理解し、刃を鞘に納めた事。汝の英断に敬意を・・・・・・っで?お前はどうする?」
ロランス「元より『殿下』と刃を交わすは必然、戦わない理由に成り得ません」
ヴェル「お前でいいて行っているだろう『獅子』よ。それはお前個人の判断か?それとも」
ロランス「両方ですよ。『教授』や『結社』にとってもここまで当初の予定を狂わされるとは夢にも思っていなかったらしい。先槍として自分が志願した。現状、この国では自分以外は武力的介入はしないと約束しよう。そして修羅へと成り果てようとも自分も武人、本気の貴方と戦わない理由は・・・無い」
ヴェル「『聖女』や『魔人』相手に戦い生き残るアンタに目を付けられるとか。おっさんに此処に呼び出された中で一番の不幸だ」
何時の間にか表情と瞳に生気が戻り、気安い相手、知古の友人との会話が血の湖の真ん中へ向かいつつ行われた
お互いにあと五歩も進めば目と鼻の先と言える程に近い距離で一度止まった
お互いに得物を構え直し、ヴェルは戦術オーブメントを。ロランス(レーヴェ)は顔と頭を隠し守っていたヘルメットを捨てた
レーヴェ「身食らう蛇所属、執行者gU。剣帝レオンハルト」
ヴェル「元遊撃士協会所属、ヴェル・ファーゼ・・・・・・否。コレは違うよな」
レーヴェ「御心の儘に」
ヴェル「ありがとう、名乗り直そう。元リベール王国王家。かつて失われたアリシア女王陛下が王妃と皇子とその忘れ形見。クローディア・フォン・アウスレーゼが兄。『リーヴェルト・フォン・アウスレーゼ』」
クローゼ「・・・・・・ぇ」
モルガン「ヴェ・・・る?」
レーヴェ「盟主より賜った。理より外れし御業を持って鍛えられし魔剣。ケルンバイター」
ヴェル「リベール王国一の技術者、大陸の名を持つ軌跡の鉱石を持ってアルバート・ラッセルが傑作せし王斧槍(ハルバート)リヴェルオール(輝く翼)」
レーヴェ『抜剣』
ヴェル『抜槍』
刀剣に黄金のオーラと白銀の闘気が溢れ渦巻き纏う
外部パーツが全て外れ穢れ無き本来の姿が現れ。黄金と蒼のオーラがハルバートから溢れ荒れ狂い纏う
二人の武器と元々相性がいい七曜の属性の輝きが互いの領域が。侵略を許さず。侵略せんと力場がぶつかり合いただ建っているだけで周囲に衝撃波が入り乱れさながら嵐そのモノ
その嵐が一瞬で元々無かったかのように消失した瞬間、本当に一瞬の音も無い空間が生まれた瞬間
二人の姿が消え・・・・・・世界が震えた
とある大陸の、とある国の穏やかな場所から始まった小さな事件。後にこの国のみならず大陸全土を巻き込む巨大な運命が動き出す始まりであった
そして後に起こる百日戦役の再来に。かつて起きた百日戦役をも凌駕する国家級の大事件に関わり、王国を守り続けた騎士が愛国者達が起こしたクーデターで産まれた
今は無き両親に生まれ故郷の名を与えられた空の翼をその背で羽ばたく、かつて失われ、文字通り奈落の底より這い上がって彼の事件に関わり彼の国を守り続ける王子
王族の血筋を引いている為か、水のアーツに大きな適正を持ち。地獄を味わいその背に刻まれた聖痕を持って現代にアーティファクトを蘇らせた大陸唯一の軌跡の創り手
味方には癒しと安寧を、敵には天地開闢をも超える力を振るう騎士
幼き日より軍神に教えられたハルバートを持って外敵を屠り民を今なお守り続ける人の器を捨てた青年
リベール王国元王位継承権第一位兼、王国守護騎士団団長にしてアルテリア法国名誉司祭兼、自由星杯騎士の称号を持つ
祖の名は、リーヴェルト・フォン・アウスレーゼ
後に大陸に轟き、かつて敵として戦った剣の皇帝と共に多くの困難に立ち向かい。後々の歴史に置いてうたわれる『白隼の守り人』と蒼穹の空に刻まれた、英雄達の軌跡。その物語の始まりである
・・・完結
(長い)おまけ
アサシン『白隼の守り人!これにて完結でs』
ヴェル「させるかバカ野郎!」
アサシン『ヒューマンブロー!?』ボゴッ♪
ヴェル「てめぇ原作フルボッコにしてくれやがってどうすんだよ!?この外史どうするんだよ!?大局の流が滅茶苦茶だぞ!?」
アサシン『知ったこっちゃありません!』
ヴェル「開き直るな!最後の最期辺りとかアレは何なんだ!!俺滅せられてもおかしくない事やってたのに何で名誉司祭なんだよ!神に祈らないって設定何処行きやがった!」
アサシン『奈落の底に』
ヴェル「一度堕ちて見るか?」
アサシン『おちるの字がおかしい!』
ヴェル「喧しい!原作知らない人もいるから大まかにでもいいからオリジナルとそれとこの外史での流を説明しやがれこのバカ!」
アサシン『最近のカズさん口調が酷いですねぇ・・・・・憤怒・・・ですかっ!?』
ヴェル「テメェは何処の大罪司教がコラ。間違ってもあんな外史逝かないからな」
アサシン『その逝かないも久しぶりですね』
ヴェル「うるさい!とにかくさっさと説明しろ」
アサシン『はいはい解かりましたよ。まずは原作ですがSCやthirdの一部も居れて本来の流を幾つか説明しますね』
アサシン『まずは今回カズさんが転生したリーヴェルト・フォン・アウスレーゼ、愛称ヴェルですが、オリジナルにはいません、妹と成っているクローディア姫様は一人っ子で物心付く前に両親がカルバート共和国で起きた事故で亡くなっています』
ヴェル「俺は記憶が戻るまで結構やんちゃしてたみたいでな、何時だったか王城に来ていたモルガン将軍に懐いて見稽古やちょっとした基礎だけだが将軍直伝のハルバートを教えてもらった・・・・それ以外は王室親衛隊大隊長だったフィリップさんやヒルダ夫人やメイドと・・・・・色んな人に迷惑かけちゃってたなぁ」
アサシン『オリジナルではカシウスさんはクローゼの両親、父親の皇子と友人だったとかで、その繋がりで実は幼少期カズさんと接触していて確か八葉でしたっけ?その剣技を教えようとしたんですがヤダの一言でまだ軍属だったカシウスさんはガチでへこんでしまうんですよね』
ヴェル「まぁそんなこんなで元気に暮らしていたんだが・・・・カルバートで起こった事故から俺は地獄を見る羽目に成ったんだよな」
アサシン『SCで登場する結社、身食らう蛇の執行者、殲滅天使レン、本名はレン・ヘインズワース。彼女の両親が莫大な負債を抱えてしまい身ぎれいに成って迎えに来るまでカルバートの知り合いの家に預けたんですが』
ヴェル「放火&誘拐が多発していたんだ、俺とレンはその犯罪組織。空の女神を否定し悪魔を崇拝するイカレタ連中に他の年端もいかない少年少女に誘拐された。レンは楽園とか言う連中の拠点、ロッジと呼ばれていた場所の中でも俺が居た所並かそれ以上に行かれた環境に置かれていた」
アサシン『D∴G教団、生贄・薬漬け・アーティファクト等々を用いた非人道的行為オンパレードな人体実験をしている連中ですね、カズさんは当時何処のロッジとも全く違う独特な場所に連れていかれました。連中曰く、子供の方がナニかと都合が良かった故に少年少女が当時誘拐されている』
ヴェル「あそこでは連中が言う儀式に必ず用いられる、叡智へと至る為の水色の薬品の研究改良強化魔改造を中心に他のロッジでも行われた事の中でも効果的でまさに悪魔的な行いが呼吸の様に行われていた」
アサシン『レンちゃんや零のヒロインの一人等は大陸中の国家・警察・軍隊・遊撃士。トドメに身食らう蛇たちまで参加した作戦でほぼ殲滅・・・・・したんですけどねぇ』
ヴェル「俺の所は外部と完全に遮断された場所にあったために他のD∴G教団に知られていなかった。グノーシスと呼ばれている蒼い劇薬漬けにされた俺は其処である種覚醒する事に成る」
アサシン『続きが書けないかもしれないので此処で書いちゃいますけど、ぶっちゃけ零のラスボスの様に理屈や理論すっ飛ばして真実を知った、某鋼の錬金術師の真理の扉の向こう側みたいなものです。それともう一つ』
ヴェル「記憶とは別に七曜教会の星杯騎士と呼ばれる者に成る為の絶対条件、聖痕が発現したんだ」
アサシン『SCに登場した星杯騎士、外法狩りのケビン・グラハムと同様。絶望を知った事により聖痕が発現する条件を当時彼は偶然にも満たしていたんです』
ヴェル「之がきっかけでリベール王国の成り立ちと、空の女神が人々に与えたと言う七つの至宝、七至宝(セプトテリオン)が一つ、輝く環(オーリオール)に付いて俺は知り行動した。ロッジの連中は一匹残らず駆除、俺と同じ境遇の子供達を弔い何とかリベールにたどり着いた頃には既に百日戦役と呼ばれるエレポニア帝国によるリベール王国を侵略した戦争は終結した。そこで知っていてなのかいまだに分からないが髪と瞳の色が変わったガリガリでボロボロな俺を奥さんを失ったカシウスが面倒を見てくれて遊撃士協会預かりに成った。本当はそういった案件は七曜教会の領分だったんだがその当時既に俺は宗教に憎悪を抱いていたからな」
アサシン『この戦争の発端は帝国の後が無い何があっても困らないような連中を蛇の使徒、ゲオルグ・ワイスマンがとある傭兵団の名前と戦争の口実の為に生贄にされた帝国南部の村ハーメルの住人の虐殺と凌辱を行った傭兵団の装備がリベール王国の物である事を大義名分にし帝国は王国に侵略、王都を除いてほぼ占領した所を当時まだ無かった警備飛行艇を使っての電撃作戦で奪還し、帝国も事の始まりを知って王国に戦争止めない?と言い、自国では村は土砂崩れで無くなり地図上からも抹消された』
ヴェル「当時作戦を指揮したのがカシウス・ブライト。だがラヴェンヌとロレントで最後にして唯一の戦死者。奥さんが亡くなったのをきっかけにおっさん軍を止めては遊撃士に成った。当時そこに居たのがモルガン将軍であり部下だったアラン・リシャール。ちなみにその村の生き残りがレオンハルトとヨシュアの二人だ、俺が償えていないと言ったのは一応王族であり、事の真実を知りつつも王国が停戦した事だ」
アサシン『原作では終盤になって陛下と接触、たしかレーヴェにあなたに同情や哀れみを向ける資格は無いとかそんな感じの事を言っていましたね』
ヴェル「っで、その後は俺が王族の生き残りである事や聖痕持ちである事。そして輝く環の事を知っている事を隠して来た訳だ・・・・まぁ結社には結構色々ばれていたんだが」
アサシン『作中では語られてませんがヴェルはリベール以外にもいろんな所に行っていたのと面倒事に巻き込まれる主人公体質の所為で接触&目を付けられてしまったのです』
ヴェル「・・・・・なぁ、なぁ、やっぱ殴る」
アサシン『質疑応答も放棄しますか、原作開始前には近代化する前のクロスベル自治州で当時まだ風の剣聖が居る前の遊撃士協会で零の軌跡前だと言うのにブラック企業並みの仕事を日常としていたのでした』
ヴェル「そこにおっさんから依頼と言うか呼び出しを貰ってリベールに帰還したって所から物語が始まったんだ」
アサシン『当初の予定ではヴェルには輝く環の守護者的ポジションにしようと思っていました、もっとぶっちゃけるとオーリオールの全てを手に入れてオリジナルを保護、原作の様に盟主の手に渡らない様に、本物では無い様に色々頑張ってもらい、閃の軌跡二作で登場した騎神を彼の聖痕、黄金の隼の紋章を模して輝く騎神的存在として付くちゃおうかな〜って思っていました』
ヴェル「チートじゃねぇか」
アサシン『敵が公式チートなかこっちは公式バグチートです』
ヴェル「バグなんて言葉まで使い始めたぞコイツ」
アサシン『それで輝く環を異次元に封じ込めているデバイスタワー。四輪の塔という作中登場するどう見ても物語に関わってるだろと言うそれを調べていたアルバ教授ことワイスマンと接触させず、序盤はなるべく原作主人公のエステルとヨシュアに頑張ってもらい。ルーアン辺りでヴェルがヒャッハーしちゃって完璧なほどに原作崩壊へと爆走したのですハイ』
ヴェル「さらっと俺の所為にするな。王都での出来事とか一部を端折ったり改変したりしたが大体こんな所は。原作(リメイク版?)をやった事無い人はウィキペディア先生に聞いてくれ」
アサシン『私(作者)の様な説明が下手くそで良く分からない人は手をあげて〜♪』
ヴェル「ヒューマンレクイエム!」
アサシン『私は星に成る!?』ゴシュ!?
ヴェル「次の外史候補はまだ決まっていないが、その時は駄神がそのうち何とかするだろう」
アサシン『本当に説明下手でスイマセンでした。何時かまた新たな外史の扉が開くまで』
あとがき
どうもアサシンです
まずは皆さま、特に軌跡シリーズ大好きな読者様に一言・・・・・誠に申し訳ありませんでしたぁああああああああああああああああああああああああ(土△下座!)orz
嘗ての如く書いている内に修正不可能な程の原作ブレイクその他情緒釈明言い訳不可能な内容、コレは極刑モノですね解かっています(号△泣!)
・・・・・これにて空の軌跡。と言うより英雄伝説の軌跡シリーズは完結デス。と言うより書けません(原△作崩壊)
もし書くとするならこの外史と似て非なる道を歩んだヴェル・ファーゼの物語。零〜碧・閃〜閃Uと別々の外史としてなら執筆可能です・・・・・今回書いた外史ではSC・thirdともに執筆不可であります(涙△腺決壊)
さて次回作を!・・・・・と考えては見たんですが以前のアンケート発表で言ったようにするか全く別にこちらで、あ。之なら書けそう。と思った作品を書くか迷っています・・・・・と言うよ恋姫が最近全く出せていない!?どうしてこうなった!?です!
以前の予定通りなら『この双子に爆焔を!』『真・恋姫vivid〜strike』の順に
恋姫登場優先又はこれなら書けそう?な候補なら『真・恋姫vivid strike』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』『真・恋姫GOD・EATER』『真・恋姫ガールズ&パンツァー♪』『この二人の冒険者に祝福を!2』『真・恋姫のタンデライオン』
今考え付く限りはこんな所ですね、GEはアニメを最近見ましていい加減に書きたいと思いまして、ガルパンは良い物です、城下町のタンデライオンは日常系なので書いて見たいな〜と。俺ガイルは最近主人公がクロスしている作品をいくつか見たり最近に成ってやっと第二期を最後まで見れたら色々と想像しました
ぶっちゃけちゃいますと絶対書ける!と言えるのはGE・爆焔・冒険者ですね、他のは例えばガルパンなら他校の戦車の知識が足りない、城下町はアニメ登場キャラクターの性格や口調を把握できていない、俺ガイルはアニメだけですが濃密な人の心理や思考、感情の表現や描写が難しいです
残るヴィヴィストですが・・・・・・コレはなのは?シリーズとは別物として執筆するので愚考と試行錯誤に少々時間が掛かりますハイ
それとIS(インフィニットストラトス)な外史なのですが、思い出してチラッと読んだのですが、境界線上並に我ながら酷いと思い、別の外史で今度はキチンと書きたいと思っています
他にも書いて見たい外史が多々あるのですが・・・・・自分に文才が無いのが恨めしいです
・・・・・アレ?私オリジナルと言うか原点である真・恋姫無双を一度も執筆していない・・・・・!?
恋姫と言えば(公式の)また新たな外史の扉が二か所で開いているとか・・・・・やりたい(血_涙)
何時の間にかあとがきが謝罪から愚痴に成っていたでござります(不△思議?)
では長々としたあとがきはこの辺にしておきましょう
ここまで私の駄作を読んでいただきありがとうございました
ではでは
空で・・・待つ
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リーヴェルト・フォン・アウスレーゼ | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1868 | 1740 | 5 |
コメント | ||
スネークさんへ、ヴェル「ははは♪・・・・・・俺今回ヒロインいなかったのにコレってorz」(アサシン) おつかれさまです!ところで一刀くんよ、蜀の軍(嫉妬)神からお呼びがかかっているぞ?ちょっと行ってくるといい(銅鏡の力発動)(スネーク) 黒鉄さんへ、ヴェル「いや・・・・・・まだまだ問題が残って・・・・・問題しか残って無ぇ!!」(アサシン) 俊さんへ、アサシン『今回は弁明も酌量の余地も無く私の執筆力不足でただオリジナルに沿いつつも大局に抗うよう描写・・・・・・したつもりでしたorz。そう言えばヒロインが一人もいなかった・・・・・orz』(アサシン) ……一刀お疲れ(黒鉄 刃) ・・・結局、この外史って如何いう話だったんだろうか? 個人的には一刀が生き別れていた妹と感動の再会をして、イチャイチャしてくれれば良かったんですけどね。(俊) |
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