ラブライブ!サンシャイン(よしりこ)
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「みんなー!お疲れー!!」

 高海千歌は声を張り上げ、グループのみんなへねぎらいの言葉をかける。

「千歌ちゃんお疲れ!千歌ちゃん今日もすっごく頑張ってたね」

 幼なじみで、同じAqoursの渡辺曜は、優しい表情で千歌を見つめる。

「だって横浜だよ!すっごいよ!」

「そうずらー。おら、こんな都会でライブできるなんて、今でも夢見たいずら」

「花丸ちゃん、それは大げさだよー」

 国木田花丸の歓喜な声に対し黒澤ルビィは指摘を入れるが、汗が輝くその表情は達成感に溢れていて、ルビィも未だに興奮していることが分かる。

「でわ打ち上げデス!ぱーっとイきましょー!!」

「鞠莉さん、私たちは高校生なのですから、ちゃんと節度を考えてください!」

 普段より高いテンションを更にあげ、小原鞠莉はみんなとの打ち上げを提案する。対し黒澤ダイヤは未だ冷め止まぬ興奮を敢えて抑えて、鞠莉を制止する。

「打ち上げもしたいけど、今日は自分たちが思ってるより疲れているよ。明日ゆっくり観光の時間作ってあるし、打ち上げは明日でも良いんじゃ無いかな」

「Oh、打ち上げは今すぐしてこそデス!」

「はいはい」

 松浦果南の提案に鞠莉は食いつくが、当の果南はさっぱりと流す。

「私も、今日はもう休む方がいいかな」

「梨子ちゃん、もしかしてすごく辛い?」

 桜内梨子は少し弱気な声で呟く。それが気になり、千歌は梨子の方へと顔を向ける。

「千歌ちゃん、大丈夫。ただ、今日はしっかりと疲れを取って、明日みんなと思い切り楽しみたいなって」

「うん!そうだね!じゃあみんな、今日はちゃんとにホテルに戻って!そしてゆっくり休もう!」

「そういう千歌が、ちゃんとに休まないとね」

「もう果南ちゃーん!」

 千歌のいつもの調子に、みんながいつものように笑う。

 ライブが成功して、達成感と疲労感がどれだけあろうと、みんなは変わらない。

 それが、Aqours……。

 

「……やっと、着いた……」

 ホテルの部屋に入り、私は重い荷物から手を離して、ベッドへダイブした。

「やっぱり、荷物は減らしておくべきだったかしら」

 前々から、みんなには言われていた。でも、ヨハネである私が、ヨハネを現す衣装を手放すわけにはいかない……。

 けど……。

「うあぁぁぁぁ、腕が……。肩がぁ……」

 全身が悲鳴をあげるほどに痛い。どれだけこだわりを持とうとも、肉体疲労には逆らえなかった。

「今日は、もう寝よう……」

 そうだ、こういうときはすぐ寝るに限る。シャワーは起きてからでいい。

 身につけていた服をテキトーに脱ぎ捨て、ホテル備え付けの浴衣を身につける。

 だらしないとみんな、特にダイヤあたりに怒られそう。こういうとき個室って便利だと思う。

「髪もほどいて、っと。こんなもんで良いわよね」

 我ながらだらしないなと思うけど、たまにはいいだろう。

 あとはもう寝るだけ、と思っていると、ドアから小さなノックの音が聞こえてきた。

「……?」

「善子ちゃん、いい?」

「梨子?」

 小さくて聞こえにくかったけど、今の声は間違いなく梨子。

 なんでこんな時に?と思うものの、それ以上は何も思わず、私はドアを開けた。

「あ……。もう、寝るとこだった?」

「あ、うん。……でも、大丈夫」

「そう……。ありがと」

 小さな声で、少し俯きながら返事をする。けど、そんな態度とは裏腹に、私の了承も確認せず部屋に入ってきた。

「ちょっと、どうしたの?今日はもう休むって言ってたんじゃ?」

「うん。でも、善子ちゃんと二人で会いたくて」

「!?」

 ちょっと、いきなり何よ。普段はそんなこと言わないくせに。

「ほら、最近みんな練習頑張ってたでしょ。全然二人きりになれなかったし。それで……」

「……まあ、いいわ。このヨハネ、あなたのささやかな願いくらい聞き入れる事たやすいわ!」

 ちょっとぉぉぉ!自分何言ってんのよぉ!違うでしょ!

 本当は、私だって嬉しい!梨子と二人きりになれて、ドキドキする。

 けど、こういう時ほど素直になれない自分が憎い……。

「とりあえず、椅子でもベッドでも、好きな方に腰掛けなさい」

 なんとか冷静に言えた、と思えた。

 梨子が椅子に座る可能性を考えて、私はベッドの方へ腰をかけた。

 本来客人より先に座るのは失礼なのだろうけど、私だって疲れている。このくらいは、大目に見てほしい気持ちがあった。

「……」

「?梨子、どうしたの?」

 けど梨子は中々座ろうとせず。私をじっと見てくる。

「……善子ちゃん!」

「!?」

 次の瞬間、私の視界が急に変わった。

 同時に、ドスン、という鈍い音と、背中から後頭部にかけて柔らかい感触に包まれた。

「ふぇ!?」

「善子ちゃん、私もう我慢できない」

「ちょ、ちょっと!へ!?どういうこと!?」

「今すぐ善子ちゃんとえっちしたい」

「は、はいぃぃぃ!?」

 いきなり何を言っているの!?

 分からない。とりあえず分かったことは、私は梨子に押し倒されて、ベッドに倒れ込み、そして梨子の両腕でがっちりとホールドされていて。

 目の前、至近距離に、梨子の顔がある……。

「みんなライブに向けて頑張ってたから、我慢しなきゃって思ってたの。でも、いざ終わったらね、なんか、抑えがきかなくなっちゃった……」

「ちょ、ちょっと待ちなさい!いい、私たちはライブが終わった後!つまり、お互いもう疲れ切ってる!そんな状態で、えっと、そういうこと出来るわけ」

「善子ちゃんは、私としたくないの?」

「そういう問題じゃないー!!」

 したいか否かと言われたら、そりゃ……。

 じゃなくて!そもそも今の状態が、なんかもう色々おかしい!

「私、善子ちゃんとえっちしたい」

「だから!それは今じゃ無くても!」

「いや。今すぐしたいの」

「今日まで我慢できてたんだから、明日まで我慢しなさい!」

「いや。もう限界」

 ちょっと!なんで今日に限ってこんなに頑固なのよ!

 私はもう訳分からなくなってきた。

「……じゃあ、分かった」

「分かったって?」

「善子ちゃんの目の前で、一人でする」

 もう何をどう言えばいいの!?

 私の目の前で、その、つまり、自慰をするって、もうどういうこと?

「私と一緒にするのと、私が自分を慰めてるのを見るの、どっちがいい?」

「なんでその二択なのよ!?今日はもうおとなしく寝なさい!」

「だから、それはいや。善子ちゃんとえっちしたいの」

「ふえぇぇぇ」

 あまりにも引こうとしない。私はもう泣きそうになってくる。

 ……私だってしたい。けど、今日はだいぶ疲れている。

「梨子、あんただって、相当疲れているでしょ。今したら、明日に響くわよ……」

「うん……」

「だったら」

「でも今しないと、明日、爆発しそう」

「うっ……」

「いいの?目の前で、私が善子ちゃんを陵辱しても?」

「言葉を考えなさいー!」

 普段だったら絶対に言わない卑猥な言葉が、梨子の口から漏れている。

 いったいどうしたっていうのだろうか。もしかして疲れのせいで性欲が暴走しているのか?つまり、リミッターが壊れている?

「ねぇ、善子ちゃん……」

「うぅ……」

 そして、私を見つめる梨子が、妙に色っぽい。甘い吐息が顔に当たり、なんだかくらくらしてくる。

 こんなんじゃ、私もおかしくなりそう……。

「じゃあせめて、キスはさせて……」

「……だめ」

「善子ちゃん……」

「……キスだけじゃ、足りない」

「善子ちゃん!?」

 ああ、言ってしまった。

 もう、頭がおかしくなってしまった。

 けど、いいや。

 私の唇を激しく奪って、舌を絡ませる梨子の欲望に、勝てるわけがない……。

 

「ふわぁぁ!だ、だめぇぇ!」

 身につけていた浴衣を乱暴に脱がされた私は、梨子におっぱいを吸われると同時に、アソコを指で激しく刺激されていた。

 ここしばらくずっとしていなかった私の身体は、自分が思っている以上に敏感で、刺激される度に全身が痺れるような快感に襲われる。

「ねえ善子ちゃん、聞こえる。ここ、こんなにぐちょぐちょしてるわ」

「ひゃぁ!や、あぁぁぁん!」

「善子ちゃんだって、溜まってたんじゃない。ずるい、私だけ我慢させようとするなんて」

「そ、そんなつもり、じゃ、あぁぁぁぁぁ!」

 梨子の指先が、私の大事な箇所の出っ張りを摘まむ。

「ここがいいの?」

「ふぁぁ、だ、だめぇぇぇぇ!」

「ここ摘ままれるのと、奥を突かれるの、どっちがいい?」

「ひゃぁ!ふわぁぁぁ!」

「教えて?どっち?」

「ふぁぁ、……お、おく」

「ん、分かった」

「あぁぁぁぁぁぁ!!」

 梨子はまた私のアソコを指で突いてきた。

 さっきよりも更に激しく攻められて、アソコの刺激が全身に伝わってくるような感じがした。

「すごい、善子ちゃんのお汁、どんどん溢れてくるわ」

「い、いやぁぁ!言わないでぇ!」

「ねぇ、気持ちいい?

「あぁぁん!き、気持ちいいよぉぉぉ!」

「善子ちゃん、好き!大好き!」

「ふ、あぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!」

 一瞬、アソコの奥からの感覚が無くなったと思ったとき、私の腰は激しく仰け反っていて、全身の力が入ったかと思ったら、次の瞬間には全身の力が完全に抜けてしまっていた。

「うふ、善子ちゃん、イっちゃったね」

「はぁ、はぁ」

「可愛い……」

 目から涙が溢れていて、ちゃんとに梨子の顔を見れない。

「ふぃ!?い、ひゃぁぁぁぁぁぁ!!」

 梨子の顔が視界から無くなったと思ったら、また私のアソコに刺激が襲いかかってきた。

「い、ふぁぁぁぁ!だめーー!!」

 梨子は、今度は舌で攻めてきた。

 イったばかりの私は、全身が熱くて、アソコがヒリヒリしている。そんな状態で、舌で刺激されたら、壊れちゃいそう。

「だ、だめ!イク!もうイっちゃうよぉ!」

 我慢できない。さっきイったばかりなのに、気持ちよすぎて、またイきそう。

「だ、だめー!ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 アソコの奥から何かが絞り出されるような強い感覚が襲ってきて。

 私は、またイったんだと感じた。

「善子ちゃんすごい。こんなにもイっちゃうなんて」

「もぅ、ばかぁ……」

 梨子がイかせたくせに。

 そう思うと、少しずつ悔しさが私の中に溢れてきた。

 イったばかりで力が入りにくいけど、なんとか私は踏ん張って起き上がった。

「善子ちゃん?」

「そういう、梨子はどうなの?」

「へ?」

「私を押し倒すほど、溜まってたんでしょ?」

「う、うん……」

「じゃあ」

「きゃあ!」

 私は強引に、梨子のスカートに手を入れて、布越しから梨子のアソコに触れた。

「私を攻めながら、感じてたの?」

「そ、それは」

「梨子だって、ぐちょぐちょしてるわよ」

「い、いやぁぁぁぁ!」

 布越しからでも分かるほど、梨子のアソコは濡れていた。

 布と厭らしい汁がぶつかり合う音が響いて、それを聞くほどに私の中のえっちな気分が高まっていく。

「ほら、梨子も脱ぎなさい」

「で、でも……」

「……」

「あぁぁぁぁん!だ、だめぇぇぇぇ!」

 布の隙間から指を入れて、直接刺激を与える。

「わ、分かった。脱ぐ。脱ぐ、から、んぁぁぁ!」

「脱いで、どうするの?」

「い、いっぱい!いっぱい、してぇぇぇっ!!」

 既に梨子の息は乱れていて、目にも涙が滲んでいた。

 そういう私も、胸がドキドキしていた。

 早く、梨子を攻めたい。

 焦る気持ちを抑えながら、梨子が服を脱ぐのを待った。

「梨子……」

「よしこちゃ、んぁぁぁ!いきなり、だめーー!!」

 服を脱ぎ終わったのを確認して、私は梨子を押し倒した。

 すぐに胸へ口を当て、梨子の乳首を強く攻める。

「んあぁっ!あぁぁん!だ、めぇぇぇ!!」

 もう片方を指先で摘まんで攻める。

 その度に梨子は喘ぎ、乳首がどんどん硬くなっていく。

「梨子……」

「善子ちゃん……」

 おっぱいを両手で掴みながら、梨子へキスをする。

 甘い。

「梨子、良いわよね?」

「うん。めちゃくちゃに、して」

 梨子の甘い声を聞いて、私の中の何かが、吹っ飛んだような気がした。

 強く、乱暴に梨子の両足を広げる。

 梨子のアソコがヒクヒクしていて、今にも求めている感じがした。

 だから、私は思い切り口をやり、梨子のを舐め始めた。

「あぁぁぁぁっ!!激しぃ!ん、だめぇぇぇぇ!」

 舌の動きを激しくして、梨子のアソコをくまなく舐める。

 その度に梨子が暴れる。でも、止めない。

 私をあんなにもイかせたんだから。梨子にはそれ以上に感じてほしい。

「あぁん!ふぁぁ!んぁぁぁっ!す、ごぃよぉぉ!!」

 もっと感じて。

 私は口を離して、すかさず今度は指を入れた。

「はぁぁぁぁんっ!!だめ、だめー!」

 指を出し入れするだけじゃなく、ひねりを加えて、ねじ込むように梨子のアソコを刺激する。

「だめ!壊れちゃう!壊れちゃうよぉぉ!!」

 指を動かすほどに、ぐちょぐちょとした音が激しく響いて、愛液が飛び散る。

 もっと、もっと……!

「だめ!イク!ん、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 瞬間、梨子の腰が激しく仰け反った。

 それを見て、私は手の動きを止めた。

「はぁ、はぁ。善子ちゃん、いじわる……」

「なに、よ。梨子が、求めてきたんでしょ」

「うん。気持ちよかったよ」

 艶やかな声で言われ、更にどきどきが増すように感じた。

 もっとイかせたい。

 けど、これ以上はさすがに体力が持たない。

「ごめん、梨子。もう、へとへと……」

「うん」

 それは梨子も同じだったようで。私は力なく梨子の隣に寝転んだ。

「ちゃんとお布団しないと、風邪引くよ」

「じゃあ、かけて」

「うん」

 返事の後、梨子は布団を私にかけてくれた。

 一緒の布団に入っていることが、とても心地良い。

「善子ちゃん、大好き」

「梨子、好き」

 どちらからともなく、私たちはキスをした。

「明日、起きられるかしら」

「私が起こしてあげる。朝、強いよ」

「それじゃ私が弱いみたいじゃない」

「弱いでしょ。善子ちゃん、いつも夜更かししてるんだから」

「うぐっ」

「その代わり……」

「何よ」

「また、していい……?」

 朝からして、みんなとの観光が大丈夫なの?

 でも……。

 私は返事の代わりに、梨子へまたキスをした。

 

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