##33 悲哀 |
説明 | ||
ここは2階、彼女の部屋の前だ 俺「もしもし、俺だけど」 ドアを軽くノックした 俺「さっきのことなら気にすることはないよ びしょ濡れだったし、見られたら嫌だし ちょっと機嫌が悪くなったんだよね」 真奈美「…すみません」 俺「気にしてないって それよりそのままだと風邪を引くよ」 様子、絹枝が言ったように元に戻っている。良かった 真奈美「あんなこといってしまって、何と言っていいか ごめんなさい。私は、あの時、自分のこと、嫌な部分 それが知られるのが怖くて、我を忘れてしまって 相手が貴方なのも抜けてしまって、あんな酷いことを...」 俺「詳しくは分らないし、詮索もしない でもね 自分のこと、そういう風に言うのはよくないよ 肉親同士だってちょっとした事で激しく揉めたり 酷い事言ったりするでしょう? 残りの滞在期間、楽しんでよ。明日ドライブ誘うって言ってたし」 するとドアのすぐ向こうから小さなくしゃみがした 「それじゃ俺は部屋に戻るから。髪とかべとべとでしょう。体も冷えてるだろうし お風呂入ったほうがいいかも。キヌにペンのシャンプーとドライヤー任してきたけど もう終わってるかな?」 俺が自室に戻ると、彼女が部屋から出て階段を下りる音が聞こえた でも、一体何が彼女をあそこまで駆り立てたのだろう あんな激昂した彼女を見るのも眼鏡の一件以来だし、理由もなくああなったのは 初めてのことだった 自分には分からない彼女の嫌な部分ってなんだろうか? そして それに対して自分は何かしてあげられるだろうか? 彼女と自分はただの同居人で、彼女の身の上もあって、この距離は縮まらないのだ それでも、自分にできる限りのことはしてあげたいと、強く思ったのだった |
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コメント | ||
>ふかやんさま ペンゴも彼女がお気に入りなんですよ!良くご存知で。ふかやんさんでしたら、彼女がどんなことになろうと、心から救えるのですが。更に運命は試そうとします。どうかお付き合いください。貴方のコメントは私にとって財産です。ありがとうございます(みらくる☆) やがて俺が自室を出ると、ペンゴが悲しそうな目をしながら立っていた。きっとペンゴも彼女の心配をしていたのだろう。俺はそう思いながらペンゴを抱き上げ、彼女をどう助ければいいか考える事にした…。(ふかやん) >thuleさま あぁアイツの口車に乗ると破滅してしまいますです。 今やってるのと旧作では若干中身違うのありますよねw (みらくる☆) >タクさん 私も偏頭痛持ちです。なんか遺伝なんかもあるようですね 彼女を落ち着かせるのにいい言葉ですね タクさんの優しいお人柄が見えます(みらくる☆) >IFZさま ワンコが喋った! 昔スパロボでゼクス好きなんで育てたら離脱された暖かい思い出が… いいです!コメント感謝です!(みらくる☆) >ヒノさま どんなに想っていても、壁は厚くて、主人公は無力なんですよね。でも、私はヒノさんが望むような世界が好きです。きっと明るい世界が皆さんの手で作られると祈ってます(みらくる☆) (。-`ω-)つ『ココロのスキマ、?お埋めします。喪黒 福造 「オーッホッホッホッホッ…」 』(thule) あれですな、雨の日だと頭痛が酷くてつらい体質だからあの時イライラしてたのかもしれない(片頭痛持ち)(タクさん) ペンゴ「ばばっう。ヴぁう!(少年よ。私には守るものを持つ資格がない。だが、お前にはある。絹枝に言わせれば、この考えこそが甘いのだろう。 美意識を気取った体裁など必要ない。そんな戦いしかできないのであれば、私はここで舞子に倒されるだけのこと。これは戦争なのだ。命をかけても学ばなければならないものがある。それだけだ)」←何故この台詞か(ry(IFZ) もし居候が家の都合で嫁ぐ事になっていて、それが自分達では絶対にどうにもならない事で、そんな人に対して何かしたいと思ったとき、貴方ならどうしますか?これを見た瞬間、読んだ瞬間、そんな事を思わず皆さんに問いたくなりました。俺だったら取り敢えずは同居している間を良い思い出としてその人に残るよう勤める…かな?(ヒノ) |
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