真†恋姫無双 呉√ #2 |
第二話「出会い、そして」
雪蓮と祭が一華を自分たちの居城に連れてきた翌日
一華「う〜ん よく寝た〜 ・・・・・・・あれここどこだろ」
一華は自分の見慣れた風景とは違うことにすぐさま気づいて硬直してしまっていた。そんな時に
祭「おぉ〜 ようやく起きたか童よ」
扉を開けて祭が入ってきたが
一華「・・・・・・・・・」
一華は自分が今どんな立場にいるか理解できずに硬直したままだった
祭「おい・・・おい!「は、はい! 何でしょうか」 何でしょうかじゃないだろ さっきから呼んでいたじゃろう」
祭は一華に無視されて少しご立腹だったが、一華はいち早くそれに気づいて「ごめんなさい」と謝ったのだった
祭「まぁ良いわ 一応話しておくと昨日お主は空から降って来て、それを我らが保護したのだ」
一華「え・・・」
一華は祭の言ったことが意味が分からないと思ってまた硬直してしまったがすぐさまハッとした
祭「お主 いい度胸しておるな 一度答えておきながらまた私を無視するとは」
一華「ご、ごめんなさい さっき言われたことが少しわからなくて・・・」
祭「まぁ良い ところでお前の名はなんだ」
一華「あ、はい 北郷一華です」
祭「姓が北 名が郷 字が一華か 奇妙な名前じゃの」
一華「いえ 姓が北郷 名が一華です」
祭「字がないのか? ますます奇妙な名じゃの」
一華「あ、あのあなたの名前は何ですか?」
祭「儂か? 儂は黄蓋 字が公覆じゃ」
一華「え? 黄蓋さん? 黄蓋さんって黄色の黄に中蓋の蓋ですか?」
祭「そうじゃ お主小さいくせによくわかっておるな」
一華「一応お父さんが色々と教えてくれたので」
祭「まぁ良いわ、ところで北郷 お前の出身はどこだ?」
一華「えっと日本ってところです」
祭「日本とな? そんなところ聞いたこともないな どこの州に属するんだ?」
一華「日本を知らないんですか?」
祭「知らんわ そんな場所聞いたことすらないからの」
一華「え、えっとごめんなさい ここってどこなんですか?」
祭「ここは柴桑だ」
一華「柴桑ってことは中国ですよね?」
祭「中国?そんなところは知らんがここは漢帝国だぞ」
一華「漢帝国・・・てことは今って漢王朝ってことですか!?」
祭「そうじゃ」
一華「頭痛くなってきた・・・・・・・・・」
祭「まぁ後で来る、それまでに現状の確認をしておけ、腹が減ったり厠へ行きたいときは外に待機しておる兵士に一言言ってから出て行けよ ではまたあとでな」
そういうと祭は出ていった
一華「どうして僕は漢王朝の時代なんかにいるんだろ・・・ 聞いてる限りお父さんに聞いたことのある三国志みたいだったけれど・・・ あの小説では黄蓋さんって男の人だったよね・・・」
そう考えているとだんだんと眠気が襲い掛かってきた
一華「う〜ん 考えても仕方ない こうゆうときは寝るに限るかな」といって現実逃避のように眠りについたのだった
・・・「・・・・・・う・・・郷・・・おい北郷 起きんか えぇい!さっさと起きんか!!」
『バチン!」
一華「いった! あ おはようございます 黄蓋さん」
祭「おはようございますじゃないだろ この馬鹿者が」
・・・「祭〜 拾った子は起きたの?」
一華「えぇとはい ところであなたたちは誰でしょうか」
雪蓮「私は孫策 この柴桑の太守よ」
冥琳「周瑜だ 今からお前にいくつか質問するから答えてくれ」
一華「は、はい 分かりました」
冥琳「まず一つ目だ 祭殿からも聞いたが一応な お主の名前は」
一華「北郷一華です 姓が北郷 名が一華 字がないです」
冥琳「ふむ じゃ二つ目だ これも聞いたが出身は」
一華「日本です 正確には日本の東京の浅草ってところです」
冥琳「聞いたこともない場所だな では三つ目だ 「あ 少しその前に少し考えたことを言ってもいいですか?」何? 言ってみろ」
そう言われると一華は自分が未来から来た事などを話し始めた
冥琳「ふむ、北郷よそれを証明ができるか?」
一華「えっとそれじゃ孫策さんと周瑜さんの字を当ててみたいと思います 確か孫策さんが伯符で周瑜さんが公瑾じゃなかったですか?」
冥琳「確かに当たっているが・・・ほかに証明できるものはないか?」
一華「それじゃ・・・えっと確かここに・・・、あ、あった これって見たことありますか?」
そう言って一華は自分のそばに置いていたカバンの中から携帯電話を取り出した
冥琳「北郷よ これは何なんだ?」
一華「これは携帯電話って言って色々な機能が付いた道具なんです 例えば3人でそこに立ってもらってもいいですか?」
冥琳「??分かった」
一華にそう言われて冥琳たちは3人その場に立ち、一華は携帯のカメラ機能を起動するとシャッターを押した
冥琳「何をしたんだ?」
一華「これです これにはカメラ機能ってものがあってこうやって人を写しておけるものがあるんです」
冥琳「なるほど これは我らの時代にはないものだな 雪蓮 どう思う」
雪蓮「そうね まぁ妖ではないみたいだしいいんじゃないかな」
冥琳「そうか 北郷一個提案があるんだが聞いてみないか?」
一華「は、はい 何でしょうか?」
冥琳「ここで暮らしてみないか? 代わりにお前ができることで働いてもらうという条件付きだが」
一華「え、えっとそれはうれしいんですがいいんですか? 正直言って僕みたいな怪しいやつを置いておくと迷惑がかかるんじゃ・・・」
冥琳「気にするな 雪蓮が大丈夫って言ったんだ 雪蓮は人を見る目はあるからな 大丈夫だ」
一華「分かりました お言葉に甘えさせていただきます」
雪蓮「てことで決まりね それじゃ私の真名は雪蓮よ」
冥琳「冥琳だ これからよろしく頼むぞ 北郷」
祭「策殿が預けるのでしたら儂も預けないといけないですな 儂の真名は祭じゃ」
一華「あ、あの真名って何なんですか?」
一華が真名について聞くと3人とも驚いた表情をしたのだった
雪蓮「真名を知らないとはね 真名ってのはね・・・」
この後真名について教えてもらった一華だったが
一華「そんな大切な名前を・・・」
冥琳「そうだな これを預ける以上信頼を裏切っては困るのでな」
一華「そうですね・・・ 皆さんの真名お預かりしました」
祭「さてと、策殿、冥琳、そろそろ夜も遅いからの ここらで解散にするかの」
雪蓮「そうね そういえば一華は真名はないの?」
一華「僕が居たところでは真名ってものはないけれどこっちに合わせるなら一華が真名に当たると思います」
雪蓮「そうなの!? それじゃ私たちも一華と呼ばせてもらうわ」
一華「はい よろしくお願いします」
冥琳「それではな 一華」
祭「ではな 一華」
雪蓮「また明日ね〜 一華」
一華「はい おやすみなさい 雪蓮さん 祭さん 冥琳さん」
そう言って三人に向けて微笑んだ
三人「///////」
ここはやはりあの男の息子というべきか種馬スキルが発動し、三人とも一華の笑顔に魅了されたのだった。
翌日の朝議
雪蓮「そうゆうわけでこの子が今日から仲間に入る天の御遣いの北郷一華よ みんな仲良くしてやって頂戴」
そう言ったあと各々が自分の仕事に向かっていったが一人雪蓮たちに近づいてきた
・・・「昨日の夜に皆さんが集まっていたのはこの人のためだったんですね〜」
雪蓮「あら 穏じゃない どうしたの?」
穏「いえ〜 私も挨拶をと思いまして〜 はじめまして〜、私は陸遜といいます〜字は伯言・・・・・・真名は穏っていいます〜」
一華「あ、えっと、初めまして 北郷一華って言います 北郷でも一華でも呼びやすいほうで呼んでください」
穏「でしたら私は一華さんと呼ばせてもらいます〜 私のことも穏と呼んでください」
一華「え、えっといきなり真名とか預けても大丈夫なんですか?」
冥琳「心配いらんぞ一華 穏は確かにこんな物腰だが人を見る目は確かだからな。穏なりにお前を見て真名を預けていいと思ったんだろう」
と冥琳が口をはさんで、穏はえへへ〜と笑った。
穏「あ、そうでした〜 雪蓮様 袁術さんが呼んでましたよ〜」
穏の一言で場の空気が一変する。
このとき一華は、一抹の不安を感じていた。
今から自分にとって何か重大なことがおこると・・・
だがそれはまだ一華にとってどんなことなのかは分からなかった。
はづきです 呉√2話目ですね
ようやく孫呉の面々が乱世へと自ら望んで突入していくことになりましたね
あ、ちなみに前作と同じくらいの一華君なので悪しからず 強すぎても文句は言わないでくださいね
それでは次から黄巾の乱に突入していこうかと思いますのでご期待ください
ではではアデュー
説明 | ||
続編です やっぱし新作のほうが書きやすいって感じになってしまう;w; |
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コメント | ||
はこざき(仮)さん<コメントありがとうございます 一華君 まだ子供ですからねぇ〜(はづき) まだ雪蓮さんから子を成してほしいと言われてませんね。一華君言われたら卒倒しそう…w(はこざき(仮)) |
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