最後の審判 シングの福音
説明
(データ)サイズB2、アクリル絵の具
(概要)
オリジナルの設定、ストーリー、キャラクターを作り、ポスター風の絵を描きました。
80年代のSFを意識したオリジナルの世界で色や構図など自分の絵として表現することを試みました。
未来を舞台に宇宙人の侵略と人類の進化を題材にしたSF物語です。

(ストーリー ※ダイジェスト版)
日本と中国の戦争の後、世界政府が樹立された。
戦争はショービジネスとなり、華麗な技を競い合うスター兵士は人々の憧れとなった。
ドローンが飛び交い、ネットは何を検索しても必ずショッピングサイトに繋がる便利で管理された社会となっている。
また新生児の4割が重大な先天異常を持って産まれ、人類は緩やかな衰退に向かっていると危惧する声もあった。

突如、地球の軌道上に全長400qの宇宙船が現れた。

「ヤマトタケルの生まれ変わりだって?」
元スター兵士で名誉日本人の杉本丈二は秘密の日本人バーで密命を受けた。
それは奇跡を起こし、現代の救世主と喧伝されている無脳症の聖人「ザ・シング」
彼を日本復権のシンボルとして保護せよというものであった。

宇宙船から一人の宇宙人が街に降り立った。
その宇宙人は人間を捕まえて食べ始めた。

「妻が聖地にいる?」
丈二の失踪した妻は息子と共にシングが活動する聖地「日本」にいるという。
人が住めなくなったとされる日本には現在、シングと数千万人の信者が住んでいた。
丈二は日本に向かう。

「待て!私は試食しているだけだ。」
インスペクターXと名乗る宇宙人は取り囲む警察隊に対して説明を始めた。
地球人は宇宙連邦によって生存不適格と判断された。
その為、インスペクターXが食肉としての地球人を調査に来たのだと言う。
世界政府は軍の出動を決めた。

世界ランカーである6人のスター兵士が人間ミサイルに搭乗する。
キャプテン・パワーズ
キラーエリート・シン
悠久の風・烈
エレクトロン
タフネス・アンリミテッド
プロフェッサー・キル
人類の誇る最強の戦士たちが出撃した。

「考えることをやめなさい。ひたすら感じているのです。」
再会した妻により丈二はザ・シングと直接面会することができた。
聖地は安らぎと優しさで満ち溢れている。丈二も聖地で生きることを決めた。
その時、世界政府の軍が聖地に侵攻してきた。

インスペクターXの強靭な肉体に対して人類最強戦士たちの攻撃は全く通用しない。
次々と敗れるスター兵士。平然と人間を食べ続けるインスペクターX。
「私への攻撃は減点対象になる。業務の遂行を邪魔してはいけない。」

信者たちの必死の抵抗もむなしく、ザ・シングは政府軍に捕らえられた。
人心を惑わせた罪として十字架に磔にされる姿が世界中に配信される。
嘆き悲しむ信者たち、しかしザ・シングは微笑むのみであった。

地球政府は大量の核ミサイルを間断なくインスペクターXに撃ち込み続ける。
インスペクターXは初めて怒りの表情を見せた。
「私への攻撃によって評価点数は−25460点となった。規定によって全ての地球人はただちにペースト状に加工して飼料として利用する。」

地球の軌道上の宇宙船は降下を始めた。
宇宙船が地上で活動を始めれば全ての人類は捕らえられ加工されてしまう。
人類滅亡のカウントダウンが始まった。
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タグ
アナログ SF アクリル 宇宙人 未来 進化 

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