##57 氷解 |
説明 | ||
俺「彼女に謝ってください! 真奈美さんは貴方を愛していました。嫌な婚約まで受けて それなのに貴方はッ!」 真奈美「お義父さん...」 俺「え?」 後ろに真奈美さんがいたのだ 真奈美「貴方が殴られたって聞いて、心配で追いかけてきたら、私の話をしていて 入るに入れなくて...ごめんなさい」 彼女の存在を茂昭氏は知っていたようだった。椅子から立ち上がるとそのまま 彼女に向かって土下座した 茂昭「私は、親として、人間として、大きな責任から逃げてしまった それがお前の心にも体にも、大きな傷をつけてしまった すまない」 大きな体に彼女が駆け寄る。はじめは殴るのかと思った 無理も無い。それだけのことをしたのだ。しかし... 彼の頭を上げると、優しく抱きしめた 真奈美「お義父さんは、私を学校に行かせてくれようとしたり、怒られると庇ってくれたり 滞在の件も、半ば強引に送り出してくれたよね だから彼にも会えた でも私と目が合うと逸らすから、嫌いなのかなってずっと思ってました」 茂昭「澄んだ瞳を向けられると、自分の心臓がつかまれるような気持ちだったよ 酷いことをしたのに、いつもお前は優しかった ずっと謝りたかったんだ、でも切り出せなくて」 彼女は下を向いたまま何も言わなかった 泣き続ける父親に対して、何を思うのか… しばらくの静寂、それを打ち払うように内線電話が鳴った 茂昭氏は受話器をとり、頷く 茂昭「みどりが真奈美に話があるそうだ、上の客間に来るようにと」 彼女は立ち上がった。俺はその手を握った 俺「一緒に行くよ」 覚悟を決めたような彼女の表情。それは今までに見たことがないものだった |
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コメント | ||
>ヒノさま 実の娘にはこのエピソード、聞かせたくなかったんですよ。悲惨すぎて。パパの決断は主人公である貴方が背中押してくれた結果でもあります。ママ以外はみんな感謝してるでしょう。優しいお言葉に感動いたしました。有難うございます(みらくる☆) 「わざわざ部屋に行かせる必要も無かったか」とか「彼も怒鳴るな〜気持ちは解るが」とか色々思う所はありますが一言…親父さん、漸く言えたね。(ヒノ) >ふかやんさま 貴方のお陰で本当の親子になれたってことですよね この人なしには貴方に会えなかったのですから。両者とも貴方に感謝しているはずです(みらくる☆) >タクさん ここまで打ちひしがれていると反撃は無理でしょうw ジャンプ系の漫画だと返り討ちにあってやられるパターンですねw(みらくる☆) 彼女自身、思う所があるのだろう。けれどそれにも拘らず、涙を流しながら許しを請う父親を抱きしめ、許そうとする真由美の姿に…俺は心の底から美しいと思った。(ふかやん) 悪人特有の土下座からの不意打ち……!(タクさん) >thuleさま 加齢臭大爆笑でした おっぱいの感触には勝てませんよね 主人公の憎しみもヒートアップしているのでしょうか!?(みらくる☆) IFZさま これから殴りに行くんですね!って、行きませんよw 確かに某所ではママの評判えらい悪いですねw 私も嫌いですがw(みらくる☆) >たこやきさま とっても優しい彼女でした 優しすぎるゆえ自分の意見をはっきり言えない部分もあったりします。(みらくる☆) O(≧∇≦)O イエイ!! 胸の感触を堪能するぞw おじさんは加齢臭くさかったw(thule) YAH♪YAHYAH♪YAH♪YAHYAHYAH♪(IFZ) 真奈美さん優しすぎる(涙)(たこやき) |
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