英雄伝説〜灰の軌跡〜 閃V篇
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〜アインヘル小要塞〜

 

「……みんな、止まれ。」

セレーネ達と共に先を進んでいたリィンは魔獣を見つけるとセレーネ達を制止した。

「ま、魔獣……!」

「……さっそく現れたか。」

リィンの警告を聞いて魔獣を確認したユウナは驚き、クルトは表情を引き締めた。

「ああもう、ホントに魔獣を放ってるなんて……!」

「というかそれ以前にシュミット博士はどのような手段で魔獣を捕縛してこの小要塞に放ったのでしょうね……」

「リィン教官、指示をお願いします。」

魔獣を確認したユウナが呆れ、セレーネが苦笑している中アルティナはリィンに指示を仰ぎ

「そうだな……まずは現時点での戦力を確かめておきたい。―――各自、戦闘準備を!」

アルティナの言葉に頷いたリィンは眼鏡を外して懐にしまった後号令をかけ、リィンの号令を合図にその場にいる全員はそれぞれの武装を構えた。

「ちょっ、ほんとにこの子も戦わせていいんですか!?」

「……?特に問題は感じませんが。」

「アハハ……まあ、普通に考えたらユウナさんの反応が当然なんですけどね……」

「大丈夫だ、俺とセレーネもサポートする。このまま仕掛ける……君達も気を引き締めてくれ!」

「っ……わかりました!」

「お手並み、拝見させてもらいます。」

そしてリィン達は魔獣との戦闘を開始した。

 

「ハァァァァ……クロスブレイク!!」

リィン達と共に戦闘を開始したユウナは電撃を流したトンファーによる一撃―――クロスブレイクで魔獣達を攻撃した。すると電撃が流れるトンファーの一撃を受けた事によって魔獣達は気絶し

「緋空斬!!」

「ブリューナク起動、照射。」

「――――!」

リィンは炎の斬撃波を、アルティナはクラウ=ソラスにレーザーを放つ指示をしてそれぞれ遠距離から追撃を叩き込み

「ヤアッ!」

「ハアッ!」

セレーネとクルトが止めの一撃を叩き込んで魔獣達を撃破した。

 

「敵性魔獣、撃破しました。」

「ふう……初戦としてはまずまずだな。」

「皆さん、怪我はありませんか?」

魔獣の撃破を確認したアルティナは静かな表情で呟き、リィンは安堵の溜息を吐き、セレーネはユウナ達に怪我の有無を訊ねた。

「……ええ、問題ありません。」

「って、あたしたちはともかく………えっと……アルティナ、だったわね。その、大丈夫……みたいね?」

「?何がでしょうか?」

ユウナの確認の言葉の意味がわからないアルティナは不思議そうな表情でユウナを見つめた後クラウ=ソラスをその場で消した。

「っ……はあ、滅茶苦茶ね。」

「”戦術殻”……こんなものが存在するとは。それに、彼女自身かなりの場数を踏んでいるみたいですね?」

「ああ、否定はしない。だがまあ、それでも君達より年下の女の子なのは確かだ。2人とも実戦は問題なさそうだし、上手くフォローしてやってくれ。」

クルトの推測にリィンは苦笑しながら答えた後アルティナのフォローを二人に頼んだ。

「い、言われなくても最初からそのつもりです。」

「……まあ、魔獣の手応えもそこまえは無そうだし大丈夫だろう。君のクロスベルの最新武装とやらもそのうち実力を見せてくれるだろうしね。」

(むっ……)

お互いに睨んでそっぽを向いたユウナとクルトの様子にリィン達は冷や汗をかき

「前途多難ですね。」

「あの………お二人のクラスメイトであるアルティナさんも他人事ではない事はわかっていますわよね?」

「ハア……とにかく先に進むとしよう。」

ジト目で呟いたアルティナにセレーネは表情を引き攣らせて指摘し、リィンは溜息を吐いた後気を取り直して先に進むように促した。その後先へと進んでいたリィン達は新たな魔獣を見つけた。

 

「昆虫系の魔獣か……固くて厄介そうね。」

「ええ、それになかなかすばしっこそうです。」

「―――ああいった魔獣はアーツか魔術で対処するのが無難だろうな。」

「はは、よくわかっているじゃないか。」

「それでは戦闘準備をした後、気を引き締めて挑みましょう。」

新たな魔獣を見て分析しているユウナとアルティナの話を聞いたクルトが対策を答え、クルトの答えにリィンは感心し、セレーネはユウナ達に声をかけ、そして戦闘準備を終えたリィン達は魔獣達に戦闘を仕掛けた。

 

「「アークス駆動――――」」

「「……………」」

「(へえ……?まさかユウナまで魔術を扱えるなんて、驚いたな。)――――下がれ!!」

戦闘開始時クルトとセレーネはアーツを発動させる為に戦術オーブメントを駆動させ、アルティナとユウナは魔術を放つ為にそれぞれ詠唱を開始し、アルティナ同様魔術の詠唱をしている様子のユウナを見て内心驚いていたリィンは仲間達の詠唱時間を稼ぐために魔獣達に太刀で孤を描く八葉一刀流の剣技の一つ―――弧月一閃でダメージを与えて魔獣の注意を自分へと惹きつけた。

「えいっ!アクアブリード!!」

「ハッ!エアストライク!!」

そしてオーブメントの駆動を終えたセレーネは水のエネルギーをぶつけるアーツを、クルトは風の刃を解き放つアーツを放ってそれぞれ魔獣達に攻撃を叩き込み

「漆黒の魔槍よ――――封印王の槍!!」

「大地の槍よ―――岩槍撃!!」

アルティナは魔術によって自身の頭上に発生した暗黒の槍を解き放ち、ユウナは魔術で魔獣の足元から岩の槍を発生させてそれぞれ追撃を叩き込んで止めを刺した。

 

「……2戦目も問題なく終わったな。それにしてもユウナまで魔術を扱えた事には驚いたよ。」

「一体どなたに魔術を教わったのですか?わたくし達―――メンフィル帝国の本国があるディル=リフィーナはともかく、元々魔術の存在があまり知られていなかったゼムリア大陸の方が魔術を習得する為にはわたくし達のような魔術の使い手に教わるしかないと思うのですが……」

魔獣の撃破を確認したリィンは感心した様子でユウナに声をかけ、セレーネは自身の疑問をユウナに訊ねた。

「警察学校のカリキュラムであたしを含めた警察学校に通っている人達はみんな、魔術習得のカリキュラムを受けさせられましたから、その時にエルファティシア先ぱ―――いえ、エルファティシア教官に教えて貰って、魔術を習得しました。」

「クロスベルの警察学校は異世界の魔術まで教えているのか………」

「まあ……エルファティシアさんが。」

「ハハ、元エルフ族の女王で、しかもエルフ族の中でも相当な魔術の使い手の彼女に魔術の指南をしてもらえるなんて、今のクロスベルの警察学校は凄く恵まれた環境なんだろうな。」

ユウナの説明を聞いたクルトが驚いている中セレーネは目を丸くし、リィンは苦笑していた。

「ユウナさんが先程放った魔術は岩の槍を発生させる魔術である事を考えるとユウナさんは地脈属性―――地属性の魔術に適性があるのでしょうか?」

「うん。エルファティシア教官の話によるとその人が扱える魔術の適性属性と戦術オーブメントの個体属性と関係しているらしいから、アークスの個体属性で”空属性”もあるあたしは空―――光の魔術である神聖魔術や治癒魔術にも適性があると思うよ?実際、エルファティシア教官からもエルファティシア教官の適性魔術でもある神聖魔術と治癒魔術、どちらの魔術もあたしなら習得できるって言われた事があるし。」

「まあ……という事はユウナさんは地属性に加えて、空属性の魔術や治癒の魔術まで扱えるのですか。」

アルティナの質問に答えたユウナの答えを聞いてある事に気づいたセレーネは目を丸くしてユウナが扱える魔術を推測を口にしたが

「いえ……お恥ずかしながら確かに神聖魔術や治癒魔術の適性はあるそうですけど、魔術師としての腕前はクロスベル帝国で5本の指に入ると言われているエルファティシア教官みたいにあたしには魔力はそんなにたくさんありませんし、魔術一つを完璧に扱いこなす事にも凄く手こずりましたから一番適性がある地脈属性の魔術をいくつか扱えるだけです。」

「ハハ、それでも十分凄いじゃないか。地脈属性魔術は攻撃だけでなく、支援や回復もあるから、あらゆる場面で役に立つぞ。」

謙遜している様子のユウナにリィンは高評価の指摘をし

「?その口ぶりですと、異世界の魔術もアーツのように属性によって、扱える種類も異なるのですか?」

リィンの話を聞いてある事が気になったクルトは不思議そうな表情でリィンに訊ねた。

 

「ああ。例えば俺は火炎属性―――火属性の魔術を扱えるけど、火属性の魔術の種類は攻撃しかないから、俺は攻撃魔術しか扱えないんだ。」

「ちなみにわたくしは魔術の種類で”攻撃”と”治癒”がある水と空属性の魔術を扱えますから、攻撃だけでなく、治癒の魔術も扱えますわ。」

「そうなんですか………そう言えば魔術で思い出したけど……アルティナも魔術を扱っていたけど、アルティナは誰に魔術を教えて貰ったの?」

「リィン教官―――次期”シュバルツァー公爵”の使用人を務める上でわたし自身の戦力の増強も必要と判断した所、私の判断を察していたリィン教官の婚約者の方々にして使い魔――――ベルフェゴール様達に指南してもらい、魔術を習得しました。」

(というか私はともかく、”魔神”のベルフェゴール様や”精霊女王”のリザイラ様、それに”古神”のアイドス様に魔術の指南をして貰えたアルティナさんの方が常識で考えれば凄く恵まれた環境で指南してもらった事は自覚しているのでしょうか……?)

(ふふっ、多分自分が凄く運が良くて恵まれている事はリィンが自分を引き取った件で自覚はしていると思うわよ。)

リィンとセレーネの話を聞いた後あるを思い出したユウナの質問に答えたアルティナの答えにユウナを含めたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中リィンの身体の中や太刀から状況を見守っていたメサイアとアイドスは苦笑していた。

「こ、”婚約者にして使い魔”って、もしかしてルファディエル警視長やメヒーシャさん達みたいにリィン教官には契約している”異種族”がいて、しかもその人達まで婚約者なんですか!?」

「ハハ……まあ、そうなるな。今はオリエンテーションの最中だから紹介する時間はないが、いつか機会があったら紹介するよ。―――それよりも今は先に進もう。」

驚きの表情をしているユウナの問いかけにリィンは苦笑しながら答えた後先に進むように促した。その後先へと進みながら道の途中にいる魔獣達を撃破し続けたリィン達は一際大きい魔獣を見つけた。

 

「あれは………」

「あの魔獣……他のより一回り大きいけど。」

「大きさからして、手配魔獣クラスでしょうね。」

「現有戦力では若干手こずりそうですね。」

「ふう、まさかあんなものまで徘徊しているとはな……」

「……迂回して別ルートを探しますか?」

それぞれが新たな魔獣を警戒している中クルトはリィンに提案をした。

「いや―――ここは正面から仕掛けよう。」

「正面からって……ちょっと無謀すぎません?」

リィンの意外な答えにユウナは目を丸くしてリィンに問いかけた。

「そうとも限らないさ。こちらは5人―――今なら戦術リンクの連携も可能だ。ここまでの基本を押さえていれば必ずや撃破できるはずだ。」

「あ……」

「お兄様……」

「……いいでしょう。自分も異論はありません。」

「了解―――戦闘態勢に移行します。」

そして準備を整えたリィン達は魔獣に戦闘を仕掛けた。

 

「ハァァァァ……!斬ッ!!―――崩したぞ!」

「!?」

魔獣との戦闘を開始したクルトは先制攻撃代わりに双剣による乱舞攻撃―――レインスラッシュを魔獣に叩き込んだ。すると魔獣の態勢は崩れ

「頂き!」

態勢が崩れた事によってできた隙を逃さないかのようにクルトと戦術リンクを結んでいるユウナが自身の得物であるガンブレイカーの銃の部分を使って銃弾を連射して追撃を叩き込んだ。

「四の型――――紅葉切り!―――崩れた!」

「追撃します!」

二人の攻撃が終わるとリィンが刀を鞘に収めて疾走し、抜刀して魔獣に更なるダメージを与えると共に再び魔獣の態勢を崩し、魔獣の態勢が崩れるとリィンと戦術リンクを結んでいるアルティナがクラウ=ソラスに追撃を叩き込ませた。

「…………!」

「クッ……!」

「!」

魔獣は反撃に触手を周囲に振り回し、魔獣の近くにいたクルトは咄嗟に武器で防御して自分へのダメージを軽減し、リィンは後ろに跳躍して回避した。

「七色の光の矢よ――――プリズミックミサイル!!」

「!?」

魔獣の攻撃が終わると魔術の詠唱を終えたセレーネが両手から七色の光の矢を放ってダメージを与えた。すると魔獣はダメージの蓄積によって一時的に動けなくなる”ブレイク”状態になり

「やあっ!」

「えいっ!」

一時的に魔獣が動けなくなる様子を見たユウナとアルティナはそれぞれ左右から攻撃を仕掛けて魔獣に更なるダメージを与え

「遅い!」

「そこだっ!」

それぞれと戦術リンクを結んでいるクルトとリィンは二人の攻撃が終わると続くように追撃を叩き込み

「―――止めです!光よ、我が刃に力を―――――ホーリーインパクト!!」

そしてセレーネが力と魔力を細剣に溜め込んだ事によって光の魔力刃で伸長した細剣で薙ぎ払い攻撃を放つと、それが止めとなり、魔獣は動かなくなった。

 

「敵性魔獣の沈黙を確認。」

「はああ〜……けっこう手こずったけど………」

(……思っていたほど大した相手じゃなかったか。)

魔獣の沈黙を確認したアルティナ達生徒3人はそれぞれ武装を収め、ユウナとクルトが魔獣に背を向けたその時何と魔獣の目に光が戻った。

「いけない―――!」

「―――まだだ、二人とも!」

魔獣の様子に逸早く気づいたセレーネとリィンが警告をしたその時、二人の警告を聞いたユウナとクルトが振り返ると魔獣は起き上がった。

「………え。」

「しまっ――――」

咄嗟の出来事にユウナとクルトは反応が遅れ

「クラウ=ソラス!!」

「光の盾よ――――!」

「ッ――――――うおおおっ!」

反応が遅れた二人をフォローする為にアルティナはクラウ=ソラスに指示を、セレーネはユウナとクルトの前に光の魔力によってできた簡易障壁を展開し、リィンは自身に眠る”鬼”の力を僅かに解放して魔獣に向かって突撃した。するとユウナとクルトの前にクラウ=ソラスが現れた後転移で自分ごと二人を移動させて魔獣から距離を取り、突撃したリィンは魔獣にダメージを与えて自分へと注意を惹きつけた後止めに大技を放った!

「明鏡止水――――我が太刀は生。見えた!――――うおおおおおっ!斬!!」

リィンは縦横無尽にかけながら魔獣に何度も斬撃を叩き込んだ後強烈な威力の回転斬りを放った。

「七ノ太刀――――落葉!!」

そしてリィンが太刀を鞘に収めた瞬間、鎌鼬が発生して魔獣に襲い掛かり、魔獣に止めを刺した!

 

「ぁ…………」

(今のは……?)

リィンが魔獣に止めを刺した様子を見守っていたユウナは呆け、クルトはリィンが見せた”力”の一端に不思議そうな表情をしていた。

「ふう………ユウナ、クルト……アルティナも大丈夫か?」

「皆さん、怪我はありませんか?」

「は、はい……」

「……なんとか。」

「こちらも損傷無し―――問題ありません。」

「そうか……アルティナとセレーネ、咄嗟によく動いてくれた。ユウナとクルトは、敵の目の前で武装を解いたのはまずかったな?敵の沈黙が完全に確認できるまで気を抜かない―――実戦での基本だ。」

「それと魔獣や人形兵器等は種類によっては沈黙と同時に自爆をするタイプもいますから、接近戦で止めを刺す時は気を付けてくださいね。」

生徒達に怪我がない事に安堵の溜息を吐いたリィンとセレーネはユウナとクルトに指摘をした。

「………はい。」

「……すみません、完全に油断していました。」

リィンとセレーネの指摘をユウナとクルトは素直に受け取り

「いや……偉そうには言ったが今のはどちらかといえば指導者である俺とセレーネのミスだな。やっぱり俺達も、教官としてはまだまだ未熟ってことだろう。」

「そうですわね………”教官”としてはわたくしとお兄様の二人がかりでも、”一人前”に届くかどうかですものね。」

注意をした二人はそれぞれ自分に対する反省の言葉を口にした。

「だが、それでも今は”俺達”が君達の教官だ。この実戦テストで、君達と同じく試される立場にある、な。だから君達も、君達自身の目で、俺達を見極めてくれ。本当に俺達が―――――”Z組(きみたち)”の教官に相応しいのかどうかを。」

「わたくし達に対する意見や注意して欲しい事があれば、遠慮なく言ってくださいね。」

「…………あ………」

「それは………」

「………判断………?」

「このテストの終了後、君達が望むなら”転科”という選択肢も無い訳じゃない。その時は、俺とセレーネから直接分校長に掛け合うと約束する。――――そんなところでどうだ?」

「「「………………」」」

リィンの問いかけに生徒達3人はそれぞれ黙り込んだ。

「―――何を立ち止まっている?時間を無駄にするんじゃない。とっととテストを再開するがいい。」

「終点も近づいています―――気を付けて進んでくださいっ。」

するとその時シュミット博士の先を急かす声と娘の助言の声が聞こえてきた。

「ふふっ、少し長話をし過ぎたみたいですわね。」

「ああ。――探索を再開する。最後まで気を抜かずに行くとしよう。」

「了解しました。」

そしてリィンの号令を合図にアルティナはクルトとユウナと共に頷いた後リィンとセレーネと共に先へと進み

「………な、何よっ。わかったような事を言ってくれちゃって。それに……………”また”…………」

「また?」

リィン達の後ろ姿を見つめながら呟いたユウナの独り言の内容が気になったクルトは不思議そうな表情をしてユウナを見つめた。

「………なんでもない。でも……見極める、か。」

「ああ………どうやら少し思いあがっていたらしい。……こんなことじゃ、父や兄に顔向けできないな。」

「うん、あたしも………これじゃ何の為に一念発起してエレボニア帝国に来たんだか。―――とにかく行きましょ、クルト君!これ以上、あの人達にばかりいい格好はさせないんだから!」

「フッ、そうだね。彼女(アルティナ)にも後れをとれない。もう終点は近いみたいだが……行くとしよう!」

そしてそれぞれ自分に対する反省をしたユウナとクルトはリィン達の後を追って行った――――

 

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今回の話で気づいたと思いますが、ユウナとアルティナはメンフィルorクロスベル……じゃなくてエウシュリーキャラ達によってブーストされているので魔術を習得済みです。ところで書いていて気づきましたがエウシュリーの地脈属性、しかも魔術の出番ってあんまりないですよね(汗)軌跡シリーズ同様エウシュリーシリーズもなぜか地属性は不遇の立場の気が(酷っ!)

説明
第3話
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コメント
本郷 刃様 クルトのブースト化も考えてはいます、後装備も(ぇ)(sorano)
ユウナはクロスベル帝国によりブースト済みですか、クルトは頑張り所ですね〜(本郷 刃)
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