―この場合最後に笑うのはやっぱり多額の保険金の受取人でしょう。最初は保険金をかけられている相手ばかり某接客業の売れっ子に大接近させて刺客代金を浮かせて他人に手を汚させ、一日も早く保険金受取人が保険金を受け取り、その後前々からのお金さえあれば何処までも一緒について来てくれそうなお目当ての美形の相手と高飛びしようと必死になるだろうからそう思います―

そして、アブノーマル趣味がある、たとえば近親相姦じみた面もあったりで、あるいはそのようなジャンルの作品を手がけている美形の作家に囲まれて多種多様な心理誘導や、悪霊召喚、美貌によっていいなりにされてしまい、作品と同じ成り行きの行動を取るように促進しされ続け、そのように動くとご褒美を与えられるようにたまにデートをしてもらえるという工程を何度も繰り返しされた結果、アブノーマル・近親相姦趣味、傾向があると思われる人物が美形作家―他にも仕事しているかもですが―の虜になり多くのアブノーマル作品の代役を手伝わされて行くということも実際にあるように思います。

上記の場合、元々がアブノーマル趣味では無かったとしてもそれらの作品の作家である美形作家に心底魅了されて陶酔し切ってしまったためにどうしてもお別れしたくないからと、いいなりになって作品の代用品を買ってでる“恋の奴隷”と化してしまった哀れな人も結構多いかもしれませんね。

そのせいでその美形作家と別れたくないあまりに家族に近親相姦染みた発言を連打したり、あるいはその逆に日頃からそういう趣味があるから特定の作家の作品を買い漁っていたら、その作家から目に留まって声をかけられ、色々とその道のお手伝いをされる、アブノーマル関係成立の支援を多大に受けて行くようになる―つまりアブノーマル作品のお得意様なのでお膳立てを美形作家本人から集中的に受けることもきっとあると思います―その一人がうちの父かもしれませんね―ということも実際にあるように思うし、同時にそういう趣味はまったくありません。自分はノーマルですからとその話を突っぱねてしまうとそれと同じタイミングでその美形作家とも縁が切れてしまうことは火を見るより明らかなので、本心はそんなにそういう趣味があるわけでなくても、必死でその毛を見せようとするということもありのような気がします。

―なので、上記にも書いた、万引きや窃盗事件を引起してしまったエリヤではその結末は当然のことであるのにそのエリヤ内で必死に仕事を探そうとしていること自体が大変不可思議な現象といった状況が必然的に引起されてしまっているのでしょう―つまり、アブノーマル作品の美形作家に近隣で頻繁に遭遇してしまったために一目惚れしてしまい忘れられなくて恋わずらいをしてしまってその土地を離れる決断が中々出来なくなってしまったためだと思われます―