機動戦士ガンダム Blue Planet 設定2(人物設定) |
[主要登場人物]
ハルマ・アカツキ
CV:千葉翔也
本物語の主人公。物語開始時点で17歳だが途中で18歳になる。背丈は175〜6p程で端正な容姿の持ち主。寡黙な性格で必要以上の事をあまり話さず周囲に対する態度も素っ気無い為、冷淡な人物だと誤解され易い。しかし本来は他者への気遣いや礼儀を忘れず、更に人だけでなく動物や虫をも思いやれる優しい人物である。MSパイロットアカデミア卒業後は少尉としてアルカディア隊に配属され、ガンダムα-1[センチュリオン]に搭乗する。
エリアL4のコロニー「コルトナ」の出身で、幼少期は現在とは正反対の明るい性格だった。しかし8歳の時に同盟軍の侵攻で故郷を蹂躙され、更に「コルトナの大虐殺」で母ソフィーを目の前で殺害された事で心に大きな傷を負い、その後親戚に引き取られた際には同盟への怒りと憎しみに染まっていた。そして彼等に復讐すべくネアポリス士官学校附属MSパイロット養成アカデミアに入学し、復讐のみを目標に訓練に明け暮れていた。それ故に同盟軍に対する憎しみと敵意は非常に強く、戦闘では敵機のコックピットを優先的に狙い、機体から脱出した敵パイロットさえ逃さず始末する等敵兵の殺害を徹底している。また相手の命乞いや断末魔の叫びに耳を傾ける事は殆ど無く、降伏すら受け入れる事は無い。しかし一方で復讐対象はあくまで「反連合同盟軍とそれに協力する勢力の戦闘員」に限定しており、無関係の非戦闘員を巻き込む作戦には拒否感を示す。
MSパイロットとしての適性は嘗てエースパイロットだった母親の遺伝故か非常に高く、特にGへの耐性が教官も驚く水準に達している。またとっさの判断力や応用力にも優れ、初めて乗った[センチュリオン]も「基本操作は練習機と変わらない」と難なく操って見せる等、新兵としては規格外の才能を持つ。しかしまだ経験不足は否めず、復讐心から敵の殲滅を優先しがちになる危うい面もある。
搭乗機であるガンダムα-1[センチュリオン]には愛着を持っている。またルチアに対しては「コルトナの虐殺」で亡くした初恋の少女「アイリス」に面影が酷似している事と戦いに巻き込んでしまった責任感から何かと気にかけている。
ルチア・エクシリア
CV:近藤玲奈
本物語のメインヒロインでありキーパーソン。年齢は18歳程。薄紫色の長髪が特徴の神秘的な雰囲気を纏った美少女。落ち着いた心優しい性格の持ち主で、理不尽や暴力に決して屈しない芯の強さを持つ。また他人の悪意・気配・嘘を見抜き、少し先の未来を「予感」という形で感じ取る特殊な能力を持っており、謎のペンダント型端末「ブルー・アース」を身に付けている。孤児院育ちだが、孤児院に預けられる以前の記憶の殆どを失っており、また理由は不明だが、身に付けている「ブルー・アース」と共にその身をミカイル等に狙われている。
勉学と自身の失われた記憶や出生の手掛かりを探すためコロニー「ネアポリス」を訪れた際にミカイルに雇われた宇宙万事屋一味に襲われたが、所をハルマに助けられた。その直後に起きた同盟軍による襲撃の最中、ハルマと共にガンダムα-1[センチュリオン]に同乗する事になる。戦闘後、民間人でありながら軍事機密であるガンダムに乗ってしまった事を理由に地球軍に身柄を拘束されたが、マティウスの計らいと戦乱の続く世界についてよく知りたいという本人の強い希望によりアルカディア隊に同行する事になる。
ハルマに対しては出会った時から強い興味を持ち、彼についてよく知りたいと考えている。そんな彼女の存在はハルマに大きな影響を与え、彼女自身もまた彼に惹かれていく事になる。
HARO
CV:東山奈央
戦役以前に一時期流行った球体型の愛玩用ロボット。フィアナが連れている水色の個体は特別に改造された物のようで、ある程度の自己判断が出来るAIを搭載している。またフィアナに危害を加えようとする者を判断して撃退する機能も有しており、相手に電気ショックを浴びせる為の射出式の電極を内蔵している。フィアナが孤児院に預けられた頃から既に一緒だったらしいが、製作者や何時から彼女と共にいるか等は不明。
アシュリー・シャロット
CV:竹達彩奈
本物語のもう一人のヒロイン。18歳。明るく積極的な性格だが少しお節介な所がある。咄嗟の行動力や身体能力に秀でており、特に生身での格闘では男女含めた同期の中で彼女に勝てる者はいない。MSパイロットの適性はハルマに及ばないが並々ならぬ努力で実技の成績ではハルマに次いで2位につけており、アルカディア隊再編成時における欠員補充の際ハルマ等と共に少尉に繰り上げ任官された。任官・配属後はレギオD型に搭乗する。
ハルマやランディとはMSパイロット養成アカデミアの同期であり、実機訓練では彼等とチームを組んでいた。なお当初は操縦実技の個人成績が自分より優れているハルマに対抗心を抱いており、また無愛想で素っ気無い態度を取る彼に対して良い感情を持っていなかった。しかし訓練中に搭乗機がシステムエラーで制御不能に陥り、命の危険に晒された際にハルマに助けられた。その際、彼が搭乗機のスラスター等にかけられていたリミッターを全て解除するという無茶をしていた事を知り、以来彼への対抗心が急速に薄れる一方で仄かな想いを寄せるようになった。またフィアナにはハルマを巡るライバルとして内心警戒する一方、親交を深める中で彼女と親友とも呼べる間柄になっていく。
なおルチアやシエラに比べて胸の大きさが控え目であるが彼女自身もこの事を密かに気にしており、その事に不用意に触れた者には回し蹴りか正拳突きの制裁が待っている。
[アルカディア隊関係者]
ランディ・A・ロバーツ
CV:村田大志
「アルカディア」MS部隊所属のMSパイロット。18歳。楽天的で陽気な性格であり部隊のムードメーカー的存在。異性に一途で外出先でナンパをしたり、初対面時にルチアを口説こうとしたり、一目惚れしたシエラに繰り返しアタックしたりしてはハルマやアシュリーに呆れられている。なお過去にアシュリーの事も口説こうとした事があり、その際に彼女の胸の事について不用意に触れた為回し蹴りを喰らわされた。
ハルマやアシュリーとはMSパイロット養成アカデミアの同期で、実機訓練では彼等とチームを組んでいた。またハルマとは寮のルームメイトでもあり、彼の大親友を自称している(ハルマの方もアカデミアに入学して初めて出来た友人である事もあり、満更でもないようだ)。MSパイロットの適性はチームの中で最も低いが、努力でカバーしていた。彼もまたアルカディア隊再編成時における欠員補充で少尉に繰り上げ任官され、レギオD型を搭乗機としてハルマ達と共に各地を転戦する事になる。
フランツ・フォン・ヴァンハインド
CV:中村悠一
「アルカディア」MS部隊長を務めるMSパイロット。26歳。少佐。現在はδ-0C型に搭乗する。「連合の蒼い鷹」の異名を持つ地球連合軍有数のエースパイロットであり、物語開始までにMS13機、大型MA1機、小型宇宙艦艇2隻を単独撃破している。特に初陣の際に「カルデアの勇者」の名で当時知られた同盟側のエース、ザァン・カッセル大尉を撃墜した事で一躍有名となった。なお異名になぞらえて彼の搭乗機はネイビーブルーに塗装されており、左肩には鷹のマーキングが施されている。MSパイロットとして天性の才能を持ち、左遷されるまで数々の戦場を経験した為に熟練度も非常に高い。
性格は厳格で真面目。また責任感が強く、部下を一人でも失わない事に強く拘っている。これは過去に無謀な作戦のせいとはいえ部下を全員失い、その責任を一方的に押し付けられた上に後方に左遷された経験に起因している。左遷後はδ-0の運用試験小隊の隊長を務め、アルカディア隊編成に伴い小隊ごと配属された。
エドガー・ブラン
CV:杉田智和
「アルカディア」MS部隊所属のMSパイロット。27歳。大尉。搭乗機はプロト・レギオストライカー。明るく面倒見の良い性格でハルマ達新米組の兄貴分を自称し、部隊でもサブリーダーとしてフランツを支える。フランツとは士官学校時代の同期で親友の関係にあり、真面目で堅物気味な彼のフォロー役に回っている。過去に大切な人を戦闘で失っており、それ故家族や故郷を奪われたハルマには共感しながらも復讐に突き進む彼を危惧している。
シエラ・ローリィ
CV:茅野愛衣
「アルカディア」MS部隊所属のMSパイロット。20歳。中尉。δ-0E型に搭乗する。気が強くさっぱりとした性格でハルマ達新米パイロットの先輩兼姉貴分として振る舞っている。アルカディア隊内一のスタイルを持っており、レオに一目惚れされて以来彼から何度もアタックを受けているが軽く流している。操縦難易度がやや高い可変MSを操れる程の才能を持っていた為、任官後まもなくδ-0の運用試験小隊に配属された。アルカディア隊配属後は偵察・索敵・精密射撃要員として活動している。
ロブ・ゴンザレス
CV:木村良平
「アルカディア」MS部隊所属のMSパイロット。中尉。24歳。δ-0A型に搭乗する。尊大でがさつな性格でハルマ達後輩パイロットをからかったり、フィアナにセクハラ紛いの発言をする等少し素行不良な所がある。それ故にエドワードから苦言を呈されたり、シエラに「デリカシーが無い」と呆れられている。またその性格故か戦闘でも猪突猛進な所がある為、フランツに注意される事も多い。しかしパイロットとしての腕は本物であり、また仲間想いな一面も持っている。
エドワルド・ビュコック
CV:大川透
「アルカディア」艦長。大佐。年齢は50歳程。温厚な性格だが軍人として冷徹な判断を下せるシビアな面も持つ。優れた戦術眼と柔軟な思考を持った優秀な指揮官であり融通も利く事から、乗員や部下からの信頼は非常に篤い。なおハルマの父であるフガクは士官学校時代の親友であり、彼の遺児であるハルマの事を気にかけている。
ナタリア・ボーウィン
CV:沢城みゆき
「アルカディア」副艦長。戦術指揮官も兼務している。階級は少佐。30代。生真面目な性格で戦術指揮官として優れた能力を持つ。
オスカー・L・ダグシア
CV:白石稔
「アルカディア」ブリッジクルーの一人。大尉。艦の操舵や航法を担当する。豪快で思い切りの良い性格をしており、ブリッジクルーの中でもリーダー的存在である。また操艦技術が非常に優れている。
クロエ・グリーンフィールド
CV:三森すず子
「アルカディア」ブリッジクルーの一人。中尉。索敵や電子戦を担当する。大らかな性格で初めての通信・オペレーター任務に緊張気味なミラーナの面倒を見ており、彼女の姉貴分となっている。また過去にサイバー部隊に在籍していた経歴があり、それ故ハッキング等のスキルが高い。
ジャン・D・クリストフ
CV:川田紳司
「アルカディア」ブリッジクルーの一人。中尉。艦内システム制御やダメージコントロールを担当する。
ケイン・ラオ
CV:山下大輝
「アルカディア」ブリッジクルーの一人。少尉。艦の兵装システム管制を担当する。
ミラーナ・ヨークタウン
CV:上坂すみれ
「アルカディア」ブリッジクルーの一人。19歳。伍長。通信や管制オペレーターを担当する。ブリッジクルーの中では最年少であり、一番の新人。真面目で何事にも一生懸命な性格だがそれ故に融通が利かない所がある。初めてのオペレーター任務に緊張しながらもやる気は十分だが、気合を入れ過ぎて空回りしてしまう事も少なくない。
ゲンブ・オオイシ
CV:手塚秀彰
「アルカディア」のMS整備士長。曹長。年齢は50代後半でアルカディア隊内では最年長。クルー達からは「おやっさん」の愛称で親しまれている。武骨で職人気質な性格で整備士としての誇りを持つ。軍医であるローランとは旧知の仲である他、アルカディア隊に配属される前はネアポリス基地でMSの整備に携わっており、パイロットアカデミアが保有する練習機の整備にも関わっていた事からハルマ達とも面識がある。新米整備士であるメイの事は厳しく教育しつつも娘のように感じている。
メイ・フローリアン
CV:久保ユリカ
「アルカディア」所属の新米MS整備士。年齢はハルマ達と同年代。人見知りで引っ込み思案であり普段はオドオドしているが、仕事には一生懸命に取り組む真面目な性格。また極度のMSオタクであり、ガンダムタイプ機やδ-0のような珍しい機体を前にすると人が変わったように興奮してしまい、話が止まらなくなる。その様子には無愛想気味なハルマや生真面目なフランツすら圧倒されてしまう程。センチュリオン整備班の一員であり、当初は無愛想で表情の険しいハルマに苦手意識を持っていたが、何度も顔を合わせる内に彼の本来の性格と優しさに触れ、次第に彼への好意を持つようになる。
レミーシュ・クリスター
CV:伊藤静
センチュリオンの試験運用とその運用データ収集の現場責任者としてMSE社から出向しているエンジニア。明るく陽気な性格。MS等のメカに関する知識が豊富であり、MSオタクであるメイとよくMS談議に花を咲かせている。
ローラン・マルキンズ
CV:うえだゆうじ
「アルカディア」に乗艦している軍医。腕利きの名医として軍内でも知られている。穏やかで人の良い性格をしており、空いた時間にはフィアナに勉強を教えたりしている。MS整備主任であるゲンブとは旧知の仲である。
エレノア・ベルモント
CV:井上麻里奈
「アルカディア」に乗艦している従軍看護師。ローランの補佐等を担当している。
ニルス・マルケッティ
CV:保志総一朗
艦内警備兵。階級は上等兵。フィアナの身辺警護を担当している。礼儀正しい性格で相手に関わらず敬語で話す事が多い。
キース・マクガイア
CV:梶裕貴
「アルカディア」MS部隊に新たに配属されたMSパイロット。物語後半より登場。搭乗機はセンチュリオンE先行量産型。
[地球連合陣営・関係者]
アイザック・フレッチャー
CV:藤原啓治
ネアポリス士官学校附属MSパイロット養成アカデミアの教官。大尉。教導仕様のレギオC型を乗機としており、ハルマ達の操縦指導を受け持っている。教官として責任感の強い性格で厳格に指導しながらも若者達を戦場に送り出す側として内心負い目を感じている。たまに無茶をするハルマに度々手を焼かされていたが、彼の持つ並々ならぬ潜在能力には気づいており、彼が[センチュリオン]を操縦しているのを目撃した際も「アイツならやりかねない」と内心納得していた。なお地球に美人な妻や娘がおり、彼女等を溺愛している。
レイナルド・バートレイ
CV:田中正彦
独立第13機動部隊司令。准将。独立第13機動部隊の創設者の一人であり、また「プロジェクトRG」にも関わっている。「軍は力無き民の為にあるべき」という信念を持って任務を行う良識的な軍人であり、地球軍上層部の腐敗には危機感を抱いているが、それ故に参謀本部等からは疎んじられている。
ナディン・ラセル
CV:大友龍三郎
ネアポリス基地司令。少将。ネアポリス士官学校の校長も兼務している。軍内では良識派でバートレイ准将とは旧知の仲である。
ノエル・オランド
CV:甲斐田裕子
独立第13機動部隊所属のシアリーズ級「エレクトラ」艦長。中佐。エドモントが教習艦で指導を行っていた時代の教え子の一人であり、彼を尊敬している。
アネット・ヒュース
CV:早見沙織
「エレクトラ」MS部隊長。少佐。グラディウスに搭乗する。フランツやエドワードの士官学校時代の同級生である。
ウィルバー・サーストン
CV:細谷佳正
「エレクトラ」MS部隊所属のパイロット。大尉。搭乗機はグラディウス。
チャールズ・カボット
CV:平川大輔
「エレクトラ」MS部隊所属のパイロット。大尉。クラウドとはパイロットアカデミアの同期。搭乗機はレギオストライカー。
ファン・リー
CV:下地紫野
「エレクトラ」MS部隊所属のパイロット。中尉。レギオD型に搭乗する。
カッシュ・ラング
CV:櫻井トオル
「エレクトラ」MS部隊所属のパイロット。少尉。レギオD型に搭乗する。
ジェイムス・マニンガー
CV:置鮎龍太郎
独立第13機動部隊第2遊撃隊指揮官。機動強襲艦「エリュシオン」艦長。中佐。仕事に対しては真面目だだがそれ以外は大雑把な性格。無類の酒好きでウイスキーを特に好む。
アキラ・リンドバーク
CV:花江夏樹
「エリュシオン」MS部隊所属のMSパイロット。少尉。ハルマ達の一年先輩に当たる。熱血で前向きな性格だが、無鉄砲で猪突猛進気味な所がある。搭乗機はガンダムα-5[キャバリエ]。
ルーク・フォレスト
CV:石川界人
「エリュシオン」MS部隊所属のMSパイロット。中尉。冷静沈着な性格。アキラやシェルティとは同期。搭乗機はガンダムα-4[サジタリウス]。
シェルティ・グロースター
CV:内田真礼
「エリュシオン」MS部隊所属のMSパイロット。少尉。快活な性格。同期のアキラに良く世話を焼いており、無鉄砲気味な彼に振り回されている。搭乗機はレギオキャノン((M|マグナ))。
ダグラス・モーガン
CV:小山力也
特殊部隊「SCAVENGERs」第211隊隊長。中佐。軍務に実直な軍人でありどんな任務も表情を変えずに淡々とこなす。しかし人としての真っ当な人間性は失っておらず、非人道的な任務では良心の呵責に苛まれる事も多い。アルカディア隊とは共同作戦を行う機会が多く、縁を感じている。
ジョナサン・マイルズ
CV:前野智昭
「SCAVENGERs」第211隊副長。少佐。ダグラスの右腕的存在で長年彼と共に様々な任務をこなしてきた。主にMSに搭乗して任務に当たる事が多い。搭乗機はウィーゼル、レギオD型SCAVENGERs仕様。
ガルフ・ダーダネルス
CV:大塚明夫
地球軌道方面艦隊司令。中将。白いカイゼル髭がトレードマークで「白髭のダーダネルス」の異名を持つ。豪快な性格と同時に冷静さや鋭い戦術眼を持ち合わせており、地球連合軍屈指の名将として反連合同盟側から警戒されている。また独立第13機動部隊の創設にも関わっており、部隊創設後も助言や物資の手配等を行っている。腐敗の進む軍上層部を「現場を知らぬ馬鹿共」・「能無し」と痛烈に批判しており、一政治家でありながら軍に大きな影響力を持つマティウスの事を警戒している。
ジェラルド・レイヴン
CV:中田譲治
月方面艦隊司令。大将。地球連合軍最高幕僚会議にも名を連ねる重鎮であり、彼を中心とする派閥は軍内でも最大勢力となっている。
ウィリアム・カリウス
CV:間島敦史
参謀本部所属の高級将校。レイヴン大将の派閥に属しており、少将の階級にある。権威主義や官僚主義に染まった無能な人物で目上の人間には媚びへつらう一方で自分より下位の人間には尊大な態度を取っており、良識派の将校や下士官達からは「地球連合の腐敗を体現したような奴」と陰口を叩かれ嫌われている。独立第13機動部隊の存在をよく思っておらず、邪魔者扱いしている。
チェスター・ゴードン
CV:家中宏
インド洋艦隊司令。中将。「オペレーション・スエズ」においては旗艦である空母「アークロイヤル」艦上で指揮を執る。
カマル・ナジリフ・サダート
CV:大塚芳忠
中東方面軍の作戦参謀。准将。冷静沈着で物腰の柔らかい性格だが食えない人物。地球軍の中でもトップレベルの知略家の一人として知られており、「オペレーション・スエズ」においても作戦指揮の中心人物の一人となる。「敵には最大限の損害を、味方には最小限の犠牲を」というポリシーを持ち、相手の補給拠点や通信施設等を優先的に破壊・制圧し、敵を分断・疲弊させる作戦を得意とする。また戦況によっては民間人が多数いる都市に対して戦略兵器を使用する事すら辞さない。一方で占領地には一早く水と食糧を供給する等民心掌握にも長けている。
アレク・マティウス
CV:櫻井孝宏
地球連合の政治家。非常に整った容姿を持ち、女性からの人気は高い。性格は紳士的で思慮深く、己の保身や利権の事ばかり考えている他の政治家とは異なり「戦乱を終わらせ、理不尽に人が死ぬ事の無い世界を実現する」という理想の下で政務に取り組んでいる。政治家としてはまだ若いが戦争が長引く中、自身の持つカリスマ性や明晰な頭脳、冷静な判断力を駆使して議会で頭角を現している。また地球連合軍の成立に嘗て尽力した名家「マティウス家」の出身である事から軍の人事にも介入出来る程の影響力を有しており、その力を使ってハルマを[センチュリオン]の専属パイロットに強く推薦したり、フィアナのアルカディア隊への同行を取り計らったりもした。
汚職等の噂も無く真面目に政務に取り組む姿から世論の支持は高いが、その一方で「プロジェクト・ブループラネット」という謎の計画を秘密裏に進めている。またハルマとフィアナの2人に関して特に興味を抱いているようだ。
ローズマリー・ブレンナー
CV:井口裕香
マティウスの側近。彼の秘書として常に彼と行動を共にしている。
メアリー・フローレンス
CV:島本須美
R.W.100年当時の地球連合大統領。「4月11日の惨劇」で側近と共に暗殺された。
[反連合同盟陣営・関係者]
ヴァン・クローゼ
CV:諏訪部順一
反連合同盟軍のMSパイロット。大佐。搭乗機は真っ赤に塗装された専用のイシュタール。「ギルガメシュ」MS部隊の隊長を務めているエースパイロットであり、物語開始までに多数のMSを撃破している事から「紅の流星」の異名で地球連合側から恐れられている。性格は至って冷静であり、高い空間認識能力と優れた戦術眼を持つ。なお普段はずっと仮面を被っており、部下や上官にすらその素顔を見せる事は殆ど無い。
エルフィア・ウォルコット
CV:水樹奈々
反連合同盟軍のMSパイロット。大尉。「ギルガメシュ」MS部隊所属でクローゼ直属の部下の一人。部隊の副隊長を務め、クローゼの右腕として活動している。搭乗機は紫色に塗装され、支援用の長砲身ビーム砲を装備した専用のマルドゥークMk.C。
ガティス・アドラー
CV:島崎信長
反連合同盟軍のMSパイロット。少尉。「ギルガメシュ」MS部隊所属でクローゼ直属の部下の一人。熱血で好戦的な性格であり、クローゼに心酔している。搭乗機はマルドゥークMk.Bクローゼ隊仕様。
ノール・ラザレフ
CV:田村睦心
反連合同盟軍のMSパイロット。少尉。「ギルガメシュ」MS部隊所属でクローゼ直属の部下の一人。ガティスとは反対に冷静で穏やかな性格。ガティスとは士官学校時代からの同期で熱くなりやすい彼を宥める役に回る事が多い。搭乗機はマルドゥークMk.Bクローゼ隊仕様。
崔玲美(ツィ・リンメイ)
CV:鬼頭明里
反連合同盟軍のMSパイロット。中尉。「ギルガメシュ」MS部隊所属でクローゼ直属の部下の一人。ガティスやノールの1年先輩に当たる。搭乗機はマルドゥークMk.Bクローゼ隊仕様。
ベルク・シュペーア
CV:山寺宏一
「ギルガメシュ」艦長。大佐。クローゼを信頼しており、MS部隊の指揮はクローゼに一任している。
イーニア・フランシェスカ
CV:宮本侑芽
「ギルガメシュ」通信・管制オペレーター。兵曹。
マクバス・ドレイド
CV:三木眞一郎
反連合同盟軍のMSパイロット。少佐。プライドの高い性格だが、部下想いではある。クローゼにライバル意識を持っており、また仮面で顔を隠している彼に胡散臭さを感じている。搭乗機はマルドゥークMk.C。
ネアポリス襲撃時に配下のMS部隊を率いてコロニー内に侵攻したが、守備隊の予想以上の激しい抵抗や破壊(もしくは鹵獲)対象だったセンチュリオンの思わぬ活躍といったイレギュラーな事態に翻弄されて部下を全員失い、自身は命からがら撤退した。
グウィン
CV:天崎滉平
反連合同盟軍のMSパイロット。少尉。マクバス率いるMS部隊の一員でマルドゥークMk.Bに搭乗する。ネアポリス事変でハルマの駆るガンダムα-1[センチュリオン]に乗機を撃破され、戦死した。
ダナン・ハールン
CV:稲田徹
反連合同盟軍のMSパイロット。大尉。ヘルマン艦隊所属。地球軍の事を「連合の犬共」と呼んでいる。ネルガルに搭乗する。
ローゼル・ヘルマン
CV:江川央生
反連合同盟軍「ヘルマン艦隊」指揮官。少将。ハンムラビ級「ネブカドネザルU世」に座乗している。
アブドル・ナビーユ
CV:白熊寛嗣
反連合同盟軍MSパイロット。中佐。中東方面部隊の所属で「ナビーユ旅団」を率いてエジプト方面を中心に活動している。人格高潔で仲間を非常に大切にしている事から部下からの人望は厚く、また隊員達とは家族に似た絆で結ばれている。MSの操縦技能は高く、高速機動で相手を翻弄しつつ得意の近接戦に持ち込む戦法を好む。これまでに地球軍のMSや戦車を多数撃破し、地球軍の攻撃を何度も退けてきた事から友軍からは「砂漠の英雄」と称されている。搭乗機はディザート・マルドゥーク。
リライナ・シュルツエラ
CV:藤井ゆきよ
反連合同盟軍MSパイロット。少佐。強い相手との「魂が踊る」戦いを求める好戦的な性格の持ち主で、インド洋方面部隊で水中MS部隊を率いている。自ら白く塗装されたティアマトを操り、地球軍の艦船やMSを多数破壊してきた事から「インド洋の白鯨」の名で地球軍から恐れられている。
ガムド・ブラーエ
CV:小西克幸
反連合同盟軍MSパイロット。中佐。空戦MSであるシームルグを運用する「シームルグ大隊」の指揮官。同盟軍に入る以前はフリーのMS乗りとして活動しており、嘗ては地球軍に雇われてMSパイロットの教官を務めていた事もあった。フランツやランディはその時の教え子である。
アドネル・ラ・ベルディゴ
CV:高山みなみ
反連合同盟軍のMSパイロット。中尉。搭乗機はサイコ・イシュタール。存在を秘匿されたプログレス研究所出身の改造人間であり、高い感応能力を持つ。性格は非常に尊大かつ傲慢で自らを人類の上に立つ「上位種」と称し、プログレスでない一般の人々を「下等種」と呼び蔑んでいる。その一方で「上位種」としてのプライドを傷つけられると冷静さを失って大きく取り乱し、傷付けた相手をしつこく粘着するようになる。
ザァン・カッセル
反連合同盟軍のMSパイロット。大尉。専用仕様にカスタマイズされたマルドゥークMk.Bを搭乗機としていた。「カルデアの勇者」の異名で知られるエースパイロットで多大な戦果を挙げた事から同盟軍内では英雄視されていた。しかしエリアL3-L5間での戦闘で所属部隊を壊滅させられた上、自身も当時まだ新米であったフランツに乗機を撃破され死亡した。彼の戦死は同盟側に大きな衝撃を与え、また彼を含む3機のMSを初陣で撃破したフランツは一躍その名を上げる事になった。
[その他]
ジャッカル・ストレイドッグ
CV:寺島拓篤
謎のMSパイロット。所属組織は不明。年齢はハルマと同い年か少し下ぐらい。搭乗機はガンダムγ-1[ベイオウルフ]。野性的で気性が荒く粗暴な性格だが、小動物や子供相手には優しい面もある。上司であるミカイルの事が気に入らないようで、彼に対していつも反抗的な態度を取っている。フィアナに執着しており、彼女を手に入れようと度々ハルマ達一向に襲撃を仕掛けてくる。
ミカイル・デバイン
CV:神谷浩史
白いスーツとシルクハット姿の謎の男。飄々とした掴み所のない性格で常に人を食った態度を取っている。ジャッカルを配下にしているが彼からは常に反抗されている。しかし当の本人は全く気にしておらず、何食わぬ顔で適当にあしらっている。フィアナと彼女の持つ「ブルーアース」を手に入れようとジャッカルや雇った宇宙万事屋一味をけしかけ、自身はその様子を見物して楽しんでいる。
ドミニカ・ブレンダ
CV:喜多村英梨
宇宙万事屋のリーダー兼戦闘要員。搭乗機はマルドゥーク・ルベウス。金にうるさい所があるが面倒見の良い姉御肌な性格。嘗ては反連合同盟軍のMSパイロットだったが、パイロット時代に参加したコロニー「コルトナ」攻撃作戦で友軍による非戦闘員虐殺を目撃し、それを止められなかった罪悪感と虐殺を正当化する自軍の在り方に耐えられなくなって搭乗機と共に逃亡。ジャンク屋業連の拠点である「ホームリング」に身を寄せた。其処でジョニーやアンソンと出会って意気投合し、三人で宇宙万事屋を結成した。ミカイルからフィアナと彼女の持つ「ブルーアース」の確保への協力を依頼され、その高額報酬に惹かれて承諾したが、ミカイルの事は内心胡散臭く感じている。なお軍のパイロットだった事もあってかMSの操縦練度は高く、改造機とはいえ旧式のマルドゥークMk.Aがベースの機体で地球軍や反連合同盟軍の新型機と互角以上に渡り合える実力を持つ。
ジョニー・トロンド
CV:平田広明
宇宙万事屋のメンバーの一人。メカニックとしてMSやMW、母船の整備を担当している。元はジャンク屋業連においてメカニックとして働いていたが、ドミニカと出会って彼女に一目惚れし、彼女やアンソンと共に宇宙万事屋を結成した。キャラクターモデルは「ヤッターマン」のボヤッキー。
アンソン・ジョブズ
CV:三宅健太
宇宙万事屋のメンバーの一人。普段は母船の操縦を担当しているが、大柄で筋骨隆々な体格を生かして力仕事や格闘も担当している。元はジャンク屋が保有する宇宙艇の操縦士として働いていたが、友人のジョニーやドミニカと共に宇宙万事屋を立ち上げた。キャラクターモデルは「ヤッターマン」のトンズラー。
フレデリック・ヤン
CV:小杉十郎太
エトルリア防衛軍第2艦隊指揮官。中将。嘗て「コルトナ」侵攻と虐殺を行った同盟軍を警戒しており、彼等に対抗すべく地球軍との協力態勢を強化すべきだと考えているが、未だに中立の理念に固執する一部の政治家達を苦々しく思っている。
モニカ・ルクレール
CV:Lynn
エトルリア防衛軍所属のMSパイロット。少尉。ストラット(エトルリア防衛軍仕様)に搭乗する。任官して間もない新米パイロットである為、戦場にまだ慣れておらず取り乱す事も少なくない。自身と同じ新兵でありながら臆する事無く戦場に身を投じるハルマに尊敬の念を抱いている。
ソフィー・アカツキ
CV:桑島法子
ハルマの母親。故人。優しく芯の通った性格で息子のハルマや夫のフガクを深く愛しており、家族仲も非常に良好だった。結婚以前は地球軍でMSパイロットを務めており、「((戦姫|ヴァナディース))」の異名で軍内でも有名だったという。結婚後軍を退役し、エトルリア連邦に属するコロニー「コルトナ」に移住して暫く後にハルマを出産。以後は子育てをしながら穏やかな日々を過ごしていた。しかしハルマが8歳になった年に反連合同盟軍によるコルトナ侵攻が起き、ハルマを連れてシェルターへと避難する途中で彼を庇い負傷。最早自力では歩けなくなった為、自身を助けようとするハルマを強引に逃がした直後、同盟軍のMSの攻撃を受けて命を落とした。彼女の死を目の当たりにした事が後のハルマの人生を決定付ける事となる。なおハルマの持つ高いパイロット適性はエースパイロットだった彼女の遺伝だとされている。
フガク・アカツキ
CV:東地宏樹
ハルマの父親。地球連合軍の軍人で生前の階級は中佐。戦役開始時点で在「コルトナ」駐留部隊に所属しており、2年後に起きた反連合同盟軍による「コルトナ」侵攻に対応している最中に攻撃に巻き込まれ生死不明となった(軍では戦死扱いになっており、二階級特進によって准将に昇進している)。妻のソフィーとの仲は良好で一人息子であるハルマの事を溺愛していたが、軍務で家に帰る機会が少ない為、彼の相手をする時間が少ない事を気にしていたという。またドナルドとは士官学校時代からの友人だった。
アイリス
CV:
ハルマが幼少期に出会った謎の少女。年齢はハルマと同年代ぐらいで大人しい性格。「コルトナ」の地球軍駐屯地で行われた軍関係者の家族等によるパーティに参加していたハルマと敷地内で遭遇した。当時のハルマの初恋の人であり、以降も数度逢瀬を重ねたが、同盟軍のコルトナ侵攻後の行方は不明(ハルマは死亡したと考えている)。なお薄紫色の髪等フィアナと共通する特徴が多い。
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